2025年7月7日月曜日

米海軍の世界規模の演習にカナダ、日本、NATOも参加へ(Breaking Defense)


2025年の実施は、米海軍の大規模演習実施で3回目となる。

海軍の世界規模の大規模海上演習Large Scale Exerciseには、カナダ、日本、NATOからの参加者が初めて含まれる予定だ。これは、米海軍の指導部が艦隊に指揮系統の上下や同盟国やパートナーとのコミュニケーションを練習させることを目的としているためだ。

 今年の夏以降に予定されている大規模演習(LSE)2025は、海軍の世界的な海上演習の3回目の実施となる。LSEは厳密に海軍の演習であり、海軍と海兵隊が世界的な紛争に巻き込まれた場合、どのような事態に陥るかを確認するために、艦隊全体に同時に圧力をかけることに努めている点が特徴である。

 月曜に米艦隊司令部が記者団に語ったところによると、今年の演習を指揮する上級幹部は、2023年の演習が終了した直後から計画を練っていたという。

 この演習の主任計画者であるクリス・ナルドゥッチ少佐によると、LSE2025には、海軍の全艦隊(第2、第3、第4、第5、第6、第7、第10艦隊)と、3つ星、4つ星の作戦司令部(艦隊、欧州・アフリカ海軍、太平洋艦隊)、および海兵隊が参加する。

 NATO軍、カナダ軍、日本軍の参加は「複製」される、と関係者は言う。 これは事実上、各国とNATOが、シナリオの中でアメリカ軍司令官がコミュニケーションを取らなければならない関係者を演じる幕僚を提供することを意味する。同様に、アメリカ海軍は、十数名の退役将官や元将官、そしてアメリカ政府関係者が、国防長官、戦闘指揮官、紛争中に海軍や海兵隊とコミュニケーションを取る指導者たちとして命令や入力を再現することになる。

 しかし、軍艦部は、外国とNATOは演習に航空機や軍艦のような生きた資産を使用しないと述べた。

 海軍のLSEイベントでの重要な側面は、実戦部隊、仮想部隊、構成部隊の使用である。

 実動戦力とは、それぞれの責任範囲に物理的に存在し、与えられた任務を遂行する艦船、潜水艦、飛行機を指す。 仮想戦力とは、艦船のレーダーに敵機が映し出されるなど、物理的には存在しないがシミュレートされた戦力をさす。 構成部隊とは、その地域には存在しないが遠隔操作で参加している艦艇などの現実の戦力を指す。

 「この訓練全体から多くの人が学ぶべきことは、この訓練がいかに難しいかということだ。「水兵や海兵隊員たちは、これを簡単そうに見せている。だから私たちは、どんな場所であろうと、どんなシナリオであろうと、この能力を確保するため、練習の反復実施とセットを維持しなければならない」。■


Navy’s biennial global exercise to include Canadian, Japanese, NATO officials

2025 will be the third iteration of what the US Navy has dubbed its Large Scale Exercise.

By   Justin Katz

on July 02, 2025 at 10:30 AM

https://breakingdefense.com/2025/07/navys-biennial-global-exercise-to-include-canadian-japanese-nato-officials/


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