2024年11月16日土曜日

F-15Eパイロットが10月のイランからの攻撃への迎撃体験を語る。イランのドローンにミサイルを打ち尽くし、銃への切り替えを余儀なくされた(The War Zone)

 





F-15E Drone hunting Iranian attack  

Dawn M. Weber/U.S. Air Force


F-15Eの乗組員の話は、その夜、数時間のうちに70機以上のイランの無人偵察機を撃墜した乗組員多数の経験のひとつだ


F-15Eストライク・イーグルが搭載する空対空ミサイルを使い果たしてイスラエルに向かうイラン無人機を撃墜した後、乗組員はもう1機を狙うことにした。利用可能なあらゆる武器を使用するよう命じられ、パイロットのベンジャミン・"アイリッシュ"・コフィー少佐と武器システム士官(WSO)のレイシー・"ソニック"・ヘスター少佐は高度と速度を落として、低空でゆっくり飛行するドローンに接近した。コフィーとヘスターはドローンをほとんど見ることができなかったが、ストライク・イーグルの20mmガトリング砲を放った。

 発射速度は速いものの、ガトリングガンはドローンを取り逃がしたとコフィーはCNNに語った。

 「地形が突進してくるのを感じ、自分がどんどん地面に近づいていくのを感じた」とコフィーはCNNに語った。「再挑戦するにはリスクが高すぎた」。

 小さく、低く、ゆっくりと動く標的に対して搭載銃を撃つことは、多くの人が思っているよりもはるかに危険なのだ。スピードと交戦力学が関係するため、制御された飛行で下方の地面に突っ込むだけでなく、撃墜しようとしている対象そのものに突っ込んでしまうこともある。また、手榴弾のような弾が比較的広い範囲で地表に衝突し、罪のない人々を死に至らしめる危険性もある。夜間に行うのは、まったく別のレベルの危険性がある。

 コフィーとヘスターが銃に頼らざるを得なかったことは、F-15Eに搭載されているような高度なレーダーさえも回避できる、安価で洗練されたドローンに対して、大規模な空中攻撃を撃破し、数百万ドルの高度な兵器を使用することの難しさを物語っている。


2024年11月5日、米中央軍責任地域上空でKC-135ストラトタンカーの後方を飛行する米空軍F-15Eストライクイーグル。 (米空軍撮影)

 長距離飛行が可能な武装ドローンは、ウクライナや中東全域でどこにでもある存在になった。一方、イランの無人機を追い詰める戦闘機パイロットたちは、イランの猛攻を前に練習の時間があまりなかったと、ストライク・イーグルのパイロット、ティモシー・"ディーゼル"・コーシー中佐はCNNに語った。

 ドローンは「敵にとって低コスト、低リスクの兵器だ。「敵は大量のドローンを送り込むことができ、我々は民間人を守り、同盟国を守るためドローンと交戦しなければならない。我々はまだ大規模な練習を始めていなかった」。

 「私たちが『発見、固定、追跡、照準、交戦』と呼んでいるものです」とコフィーは説明する。「最高のレーダーは、私たちの後ろにあるこの飛行機に搭載されていますが、これらの(無人機を)見つけるための能力が存在するかどうかさえ、本当に誰にもわからなかったのです」。

 結局のところ、英国レイケンヒース空軍基地とノースカロライナ州のシーモア・ジョンソン空軍基地を拠点とする部隊から前方配備されたF-15Eが、4月13日と14日に70機以上のイランの無人機を撃墜する上で大きな役割を果たした。 

 イランとイエメンのフーシ支配地域から発射された300発のミサイルと無人機に対する防衛は、空軍が「ここ50年以上で最大の空対空敵交戦 」と呼ぶものとなった。連合軍とイスラエルは、飛来した武器のほぼ99%を破壊した。


米空軍写真/デヴィン・ランボー二等軍曹


 第494飛行隊の指揮官コーシーは、チームの成功を集中力の持続のおかげだと語った。

 「私たちは皆、コールし、撃ち、ターゲットが破壊されたことを確認してから、皆の安全を守るために達成しなければならない次のタスクに移るという実行リズムに入った」とコーシーは語った。

 イスラエルに向かう脅威を排除する努力の範囲と課題は、空軍の指導者たちにも理解されていた。

 今週初め、英国のレイケンヒース空軍で行われた表彰式で、コフィーとヘスターは、戦闘における勇猛果敢な行動に対して贈られる3番目に高い栄誉である銀星勲章を授与された。ヘスターは空軍で同賞を授与された初の女性となった。

 銀星章は、「イスラエルに対する前例のない大規模な攻撃において、連合軍を指揮する空挺任務指揮官としてイランの攻撃を撃退した勇敢な行動に基づいて授与された」と空軍は述べている。


 同チームは、「航空機に深刻な緊急事態が発生したにもかかわらず、また、敵からの敵対的な砲撃により遠征基地が被害を受けかねない状況下にもかかわらず、夜通し何度も敵と交戦した」と空軍は説明している。

 「一方向攻撃型)ドローンが何機見えるか、情報によって予想される数は示されていたが、それでも全部見えたのは驚きだった」とヘスターは語った。

2024年11月12日、英国レイケンヒース空軍基地で行われた銀星章授与式で、銀星章を授与された米空軍第494戦闘飛行隊F-15E兵器システム・オペレーターのレイシー・ヘスター少佐は、同僚の勲章受章者から祝福を受けた。 (米空軍撮影:オリビア・ギブソン上等空兵)

 コフィーは、このミッションで判明した課題と、チームがどのように連動したかを説明した。

 「パイロットが空対空レーダーを作動させ、(彼らが)地面に激突せず、エレメント・リードにも激突しないようにし、(我々が)採用し、別のデータ・ポイント、また別のデータ・ポイント、また別のデータ・ポイントを取得し始める」と彼は説明した。


2024年11月12日、レイケンヒース空軍基地での式典で、第494戦闘中隊F-15Eパイロットのベンジャミン・コフィー少佐に銀星章を授与する在ヨーロッパ米空軍-アフリカ空軍司令官ジェームズ・ヘッカー米空軍大将。 (米空軍撮影:Seleena Muhammad-Ali 上等空兵)


 また、在ヨーロッパ米空軍(USAFE)、アフリカ空軍(AFAFRICA)、NATO連合空軍司令部の責任者であるジェームズ・ヘッカー空軍大将は、6つの勇士勲章付き殊勲飛行十字章、4つの戦闘章付き殊勲飛行十字章、4つの殊勲飛行十字章、2つの青銅星章、7つの航空・宇宙表彰メダル、7つの航空・宇宙功績メダルを授与した。

 式典で表彰された他の搭乗員は、「その夜、何度も活発な防空システムによる交戦や破片の落下に満ちた複雑で危険な空域をF-15Eで飛行し、任務に献身的に取り組んだ」として、殊勲十字章を授与されたと空軍は記している。

 弾道ミサイルやペイトリオット・エフェクターが頭上を飛び交い、破片が落下しているにもかかわらず、航空機を飛行させ続けた地上要員にも勲章が贈られた。

 空軍によれば、その夜、飛行士66人で代表される第494戦闘機発生中隊(FGS)は、「頭上の敵目標を破壊する活発な基地防衛を背景に、6機の警戒機スクランブルを含む14機のF-15Eを出撃させた」。

 クレイトン・ウィックス作戦監督官とティモシー・アダムス曹長は、その夜、第494FGSの監督主任として、戦闘における英雄的または功労的な軍人に授与される米軍の勲章である青銅星章を授与された。

 「チームがいかにうまく機能していたかを考えると、今でも寒気がする」とアダムスは言う。 「私はその要ではなかった。 無線を持っているだけで、作戦と整備をつなぐノードだった。それを実現させたのはチームです。 APG(航空機整備)ドライバー、武器チーム、POL(燃料)、全員が協力し合い、走らず、ホースを落とさず、ただパニックに陥らず、自分の命は心配しなかった。それを誇りに思わないわけがない」。

 「私たちの飛行士たちは、一方的に攻撃してくる無人航空機やミサイルの弾幕からイスラエルを守るため、連合軍パートナーと立ち向かった」とヘッカーは語った。「我々の航空兵の活躍は、米空軍が進化する脅威に対応し、打ち負かす準備ができているかを示している」。■


F-15E Pilot Recounts Having To Switch To Guns After Missiles Ran Dry During Iranian Drone Barrage

The F-15E crew's story is one of many that night, with the type swatting down over 70 Iranian drones in a matter of hours.

Howard Altman

https://www.twz.com/air/f-15e-pilot-recounts-having-to-switch-to-guns-after-missiles-ran-dry-during-iranian-drone-barrage


トランプ当選をボーイングや航空宇宙・防衛産業が手放しで喜べない理由(Forbes)

 (ターミナル1と共通記事です)

関税や貿易戦争の再燃は、苦境に立たされているボーイングのコストを押し上げ、海外販売を頓挫させかねない。一方で国防予算や武器輸出が脅かされる可能性もある

Donald Trump Visits S. Carolina Boeing Plant For Debut Of 787-10 Dreamliner

2017年2月17日、ボーイング社のサウスカロライナ工場で行われたドリームライナー787-10の打ち上げ式典で、演説するドナルド・トランプ大統領(当時)。Getty Images

ーイングの新CEOケリー・オルターグは、多忙な日々を送っている。シアトル地域の組立工たちは、同社に数十億ドルの損失をもたらした7週間のストライキから職場に戻り、顧客や規制当局はボーイングの民間航空機製造での品質問題を修正するよう迫っている。さらに、同社の防衛・宇宙部門は赤字に苦しんでいる。しかし、火曜日の選挙で有権者がドナルド・トランプ前大統領をホワイトハウスに返り咲かせたことで、オルターグは新たな問題に直面することになりそうだ。

選挙戦中、トランプ氏は広範囲にわたる輸入品に関税を課し、貿易戦争を引き起こすと公約していた。次の戦争は、彼の最初の政権下で起こった貿易戦争など水鉄砲を使った戦いに見せてしまうかもしれない。アナリスト陣には、国防費や輸出が脅かされる可能性があると指摘している。また、連邦航空局(FAA)の抜本改革を望む保守派の野望が、FAAがボーイングの組織的な問題の診断と解決に深く関わっている中で混乱を引き起こす可能性もある。

トランプは、米国と貿易を行うすべての国に対して10%から20%の関税を課し、中国に対しては60%の関税を課すことを提案している。

トランプとその支持者たちは、そうすることで製造業を米国に戻すことができると主張している。業界が支援する団体で、貿易保護の強化を働きかけているCoalition for a Prosperous Americaは、一律10%の関税が280万人の雇用を生み出すと予測している。

2023年に470億ドルの貿易黒字を計上したボーイングやその他の米国の民生航空宇宙産業にとって、関税と報復措置は「計画通りに実施されれば、間違いなく壊滅的な打撃となる」と、AeroDynamic Advisoryのマネージングディレクター、リチャード・アブラフィアは述べた。「関税は相手が何もしないという前提なら機能するかもしれないが、歴史が示すように、それは最も愚かな想定である」。

中国との貿易戦争が再燃すれば、世界で最も利益率の高い航空機市場で販売を再開したいと願うボーイングにとって、大きな打撃となるだろう。2018年にトランプ政権が中国製品に幅広い関税を課したことで、航空機販売は事実上、ほぼ停止状態となった。その年、ボーイングの納入機数の24%は中国向けだった。しかし、2019年から2023年12月まで、ボーイングは中国向けに航空機を納入していない。

関税は、グローバルなサプライチェーンを持つボーイングにとって、部品価格の上昇を意味する。787型機では、230万点の部品のうち約30%が海外調達だった。その中には、日本や韓国の企業が製造した主翼の部品、中国製のラダー、英国製の降着装置やエンジンが含まれる。他国からの部品調達は、ボーイングが日本や中国を含む各国の航空会社と販売契約を結ぶのに役立っている。ボーイングは数十年にわたり、相互に有益なパートナーシップを築くことを目指してきた。中国企業は、ボーイングの民間航空機すべてに部品を供給している。

「トランプ大統領が望むことと、議会が大統領に許可する可能性があることの間には、深刻な不確実性の期間が訪れるでしょう」。

キャピタル・アルファ・パートナーズの航空宇宙・防衛アナリスト、バイロン・カラン

米国は、2018年にトランプ政権が鉄鋼輸入のほとんどに25%、アルミニウムに10%の関税を課したことで、関税がもたらす被害を目の当たりにした。米国国際貿易委員会ITCの調査によると、鉄鋼やアルミニウムを使用する企業が被った打撃は、米国の鉄鋼・アルミニウム生産者が得た利益を上回った。国内の鉄鋼およびアルミニウム生産は2021年までに23億ドル増加したが、関税により、工具、自動車部品、機械などの米国メーカーの生産高は35億ドル減少したことが、ITC調査で明らかになった。

それにあわせて2018年と2019年にトランプ政権が中国からの3500億ドル相当の輸入品に課したその他関税は、実際には米国の製造業の雇用を純減させた可能性があると経済学者は推定している。外国からの報復とコスト増が輸入障壁によって生じた雇用減少より多くの雇用を奪ったためである。

議会は関税を課す権限を行政機関に委任しており、トランプ大統領を抑制できる可能性がある。「少なくとも、トランプ大統領が望むことと、議会が大統領に許可する可能性があることの間には、深刻な不確実性の期間が訪れるでしょう」と、Capital Alpha Partnersの航空宇宙・防衛アナリスト、バイロン・キャランは述べた。

ボーイング含む防衛請負業者にとって、トランプ政権2期目が国防費にどのような影響を与えるかも不確実性の1つである。トランプ政権で国防長官を務めたクリストファー・ミラーは、国防予算が半減する可能性があると主張している。一方、トランプは連邦支出の削減を目的に、億万長者のイーロン・マスクを閣僚に迎えると公約している。「『共和党は国防に強い』というレトリックはさておき、人々が何を言っているのか現実を見ましょう」と、キャランは言う。「この2つの視点の間には、かなり大きな隔たりがあります。

Trump and Air Force One colors

トランプ当選がボーイングにさらなる損失をもたらす可能性があるのは、同社が製造しているエアフォースワンの機体塗装を変更した場合だ。2019年の写真で見るトランプ氏の当初の塗装計画は、濃紺が過熱につながるため冷却で変更が必要となり、バイデン政権により中止された。その費用はボーイングが負担することになるが、同社はすでに固定価格プログラムで20億ドル以上の損失を計上している。Getty Images

ボーイングにとってのプラス面としては、業績不振の宇宙事業を含む非中核資産の売却を模索している中、第2期トランプ政権がM&Aやプライベート・エクイティ企業への課税に関する規制を緩和する可能性がある。「M&A環境が大幅に改善する可能性がある」とアブラフィアは述べた。

しかし、国防総省は競争を阻害する可能性のある大規模合併には依然として反対するだろうと、キャラハンは述べた。「ボーイングとノースロップ・グラマンが合併すると考えられますか?」と彼は尋ねた。

トランプは米国によるウクライナ支援を批判し、ロシアとの戦争を1日で終わらせることができると主張している。もしトランプが米国の武器供給を遮断し、キーウに停戦を受け入れさせれば、ヨーロッパは動員された状態のロシア軍に脅威にさらされることになる。そうなれば、ヨーロッパ各国政府は軍事費をさらに増やすことになるとキャランは言うが、自国の防衛請負業者との間で緊急性が高まる可能性が高い。「米国が防衛供給者としてどこまで信頼できるかについて、さまざまな疑問が生じるだろう」。

ボーイングにとってのもう一つの潜在的脅威は、米国メーカーによる海外販売に連邦政府の補助金による融資を行う輸出入銀行の廃止に向けた動きだ。同銀行への批判派は、融資の大部分がボーイングに流れているとして、輸出入銀行をボーイング銀行と呼んでいる。 ヘリテージ財団が作成した第2次トランプ政権構想「プロジェクト2025」では、同銀行の廃止を求めている。同銀行の議会による認可は2026年末に期限が切れる。

連邦航空局を根本的に改革しようという保守派の野望は、ボーイングの製造品質改善に深く関わっている同局に混乱をもたらす可能性がある。プロジェクト2025では、慢性的な資金不足に陥っている同局の資金調達のため、航空交通管制システムの民営化と利用料値上げを提案している。■

Trump’s Victory Could Be Costly For Boeing And Aerospace & Defense

Jeremy BogaiskyForbes Staff

Senior editor covering aerospace and defense


Nov 2, 2024,08:00am EDT

Updated Nov 6, 2024, 08:49am EST


https://www.forbes.com/sites/jeremybogaisky/2024/11/02/trump-boeing-tariffs-china/?ss=aerospace-defense


2024年11月15日金曜日

イスラエルが待望のF-15IAアドバンスド・イーグル戦闘機を購入(The War Zone)―これでボーイングはF-15生産ラインをさらに延命できる

 Israel will buy 25 F-15IA fighters, marking the first new Eagles that the country has acquired since November 1995, when it ordered F-15I Ra’am jets. This summer, Israel had been given U.S. approval to by as many as 50 F-15IAs, as well as upgrade its F-15Is. Whether more F-15s or upgrades are added, the current wars in the Middle East mean that further acquisitions of combat aircraft are likely.  

Boeing



イスラエルは、F-35ステルス戦闘機と並んで空軍の先陣を切るF-15を、ほぼ30年ぶりに追加発注した


スラエルはF-15IA戦闘機を25機購入する予定であり、1995年11月にF-15I Ra'amを発注して以来、同国がイーグルを新調することになる。 

 今年の夏、イスラエルはF-15IAを50機購入し、188億2000万ドル相当の全体パッケージの一部としてF-15Iをアップグレードすることを米国に承認されていた。 

 F-15の追加購入やアップグレードが行われるにせよ、中東における現在の戦争は、戦闘機のさらなる調達が行われる可能性が高いことを意味する。 

 イスラエル国防省は本日、F-15IAを25機、52億ドルで購入すると発表した。同省は昨日、ボーイングとの契約に署名し、25機を購入するオプションが残っていると述べた。 

 イスラエル国防省は、F-15IAの納入が2031年に始まり、毎年4機から6機が供給されることを確認した。 

イスラエル国防省はXで、「この調達は、地域の安全保障に対する相互のコミットメントを反映し、イスラエルと米国の防衛協力の深化における重要なマイルストーンとなる」と述べた。 

 イスラエル国防省は、「新型F-15IAは、イスラエルの最先端技術を含む最先端の兵器システムを装備する。「アップグレードされた航空機は、強化された航続距離能力、増加したペイロード容量、各種作戦シナリオにおける性能向上を特徴とする」。

 過去に議論したように、F-15IAは米空軍のF-15EXをベースにする。 ボーイングと米空軍は、この設計の主な特徴として、航続距離と搭載能力を大きく宣伝している。これは、広大な太平洋を横断する米空軍の作戦で特に価値があると考えられているが、イスラエルも、大量の兵器を積んで長距離攻撃する能力を持つイーグルを長い間珍重してきた。

 

A USAF F-15EX Eagle II armed with 12 AIM-120 AMRAAMs.

12発のAIM-120 AMRAAMで武装した米空軍のF-15EXイーグルII。 

 

 イスラエルがF-15IAを武装させるために調達すると思われる兵器については、売却が承認された際の公式プレスリリースでは、AIM-120高性能中距離空対空ミサイル(AMRAAM)ランチャーと内蔵のM61Aバルカン砲のみが言及されている。 

 現在のF-15Iラアムは、イスラエル空軍の航空発射兵器のほぼ全種類を搭載しており、防衛用と攻撃用、米国製と国産がある。 

 これに対しF-15IAは、極超音速ミサイルを含む大型兵器やレガシー兵器を搭載できる可能性がある。 

 最近の対イラン作戦は、イスラエルが空中発射弾道ミサイルの使用を拡大していることを示している。 


空中発射弾道ミサイル「ランペイジ」で武装したイスラエル空軍のF-16I。 アメリカ空軍 


 イスラエル空軍にとって、25機のF-15IAはイーグル飛行隊の追加になり、攻撃に最適化されたF-15の機数が2倍になる。 

 現在、25機のF-15Iラアムジェットは、ハッツェリム空軍基地の69飛行隊「ハマーズ」に所属している。

 イスラエル空軍はまた、空対空と空対地で運用される旧式F-15A対Dバズを操縦する飛行隊も運用しているが、最初に戦闘を見たのは1979年と古く、今ではかなり年季が入っている。 

 これらの戦闘機は、1979年に初めて戦闘に投入されて以来、アップグレードを重ね、米空軍からの移管で強化され、テルノフ空軍基地に配備されている。 


イスラエル空軍106飛行隊のF-15A-to-Dバズ戦闘機 "Tip of the Spear" アミット・アグロノフ 


 イスラエルは、あらゆる種類の継続的な需要がF-15にあるため、現存するバズ戦闘機は第一線で活躍し続けるためにアップグレードされている。F-15IAが2つのバズ飛行隊のうちの1つに取って代わる可能性もあるが、現時点ではまだ不明だ。 

 また、F-15IラアムをF-15IAと同様の規格(F-15I+として知られる)にアップグレードするオプションもあるが、イスラエル国防省は発表の中でこの状況について触れていない。 


イスラエル空軍のF-15Iラーム。 イスラエル空軍 


 より一般的には、F-15IAの購入はイスラエルにとって長期的な戦略能力への投資とみなされている。結局のところ、F-15はイスラエルの主要な長距離攻撃兵器であり、今後もそうあり続けるだろう。 

 「イスラエル国防省は、国防軍の作戦能力を強化するための包括的な戦略を実行しています」と、イスラエル国防省長官のエヤル・ザミール空軍大将は語った。「戦争が始まって以来、我々は400億ドル近い調達契約を結んでいる」とザミール大将は、2023年10月7日にハマス過激派がイスラエルを奇襲攻撃した後に中東で始まった紛争について言及した。 

 また、軍事力強化という長期戦略の一環として、今年初めにF-35Iアディールステルス戦闘機の第3飛行隊を購入した。この契約は今年6月に調印され、 約30億ドル相当の25機のF-35Iが対象だ。 

 これにより、イスラエル空軍のアディール戦闘機は75機に拡大される。 

 最新のバッチは2028年に引き渡しが開始される。 


イスラエル空軍のF-35Iアディール。 


 イスラエル空軍はF-15IAとF-35Iを購入することで補完的なプラットフォーム2機種を運用することになる。

 特にF-15は、長距離作戦の管理に不可欠な前方ネットワーキングと指揮統制ノードにも使用されている。 

 一方、F-15IAもF-35Iも、ドローンの脅威を含む防空や、ガザやレバノンで進行中の紛争のようなイスラエルに近い空対地作戦に十二分に威力を発揮する。 


2023年10月27日、イスラエルとハマスとの戦闘の中、イスラエル南部のスデロット近郊のガザ地区との境界線を飛行するイスラエル空軍のF-15I。 Photo by JACK GUEZ/AFP via Getty Images 


 イスラエル国防省は、F-15IAとF-35Iの購入について、「我々の航空戦力と戦略的リーチを歴史的に強化するものだ」と述べている。

 この最後の声明は、イスラエル空軍が昨年10月26日に行ったイランへの報復攻撃に直接言及しているように見える。 

 イスラエル軍の攻撃には、F-15IとF-16Iの戦闘機が使用されたようで、イラン領空外からスタンドオフ攻撃を行った。 

 イスラエルがF-15戦闘機を買い増すことに関心を持ったのは何年も前にさかのぼるが、中東の安全保障情勢の進展が、最終的な決断を促したようだ。 

 25機のF-15IAの売却をボーイングが歓迎したのは明らかだ。「ボーイングはイスラエルとの長年のパートナーシップに誇りを持っており、その関係は建国以来続いている」とボーイング・イスラエル社のイド・ネフシュタン社長は語った。 

 ボーイングは現在、米空軍向けにF-15EXを製造しているが、同軍は現在98機の購入を検討している。 

 また、さらなる輸出受注の確保にもつながる可能性がある。 

 インドネシアは最大24機のアドバンスド・イーグルを購入することを正式に約束しているが、この契約はまだアメリカ政府によって承認されていない。 

 イスラエルがボーイングからAH-64攻撃ヘリコプターをさらに購入する用意があるとの憶測も高まっている。 2023年10月7日にイスラエル空軍のAH-64が介入したことが話題になったが、今後このような侵攻に対抗するためには、無人機よりも攻撃ヘリコプターが不可欠と見なされてきているようだ。 

 一方、アパッチはイスラエル領空への敵対的なドローン侵入に対処するための重要なツールにもなっている。10月7日以前から、イスラエル空軍は最新型AH-64Eをさらに40機取得するよう働きかけており、今年初めには、イスラエル国防省と米国防総省・米国務省の高官との間でAH-64E12機の売却が検討されていることが報じられた。 

 イスラエルからのAH-64E発注の可能性について最近質問され、ボーイング広報は本誌に対し、「イスラエルから対する追加要請が来るのではないかと見ている」と答えた。 

 当面はF-15IAがイスラエルに向かい、正式発注が発表される。 

 イスラエル空軍が中東で現在および将来の課題に直面している中、同国が同地域で戦術的優位性を維持するために、試行錯誤を重ねたイーグルが選ばれたことは驚くことではない。■



Israel Executes Long Awaited Buy Of F-15IA Advanced Eagle Fighters

After a break of almost three decades, Israel has ordered more F-15s, which will spearhead its air force alongside F-35 stealth fighters.

Thomas Newdick

Posted on Nov 7, 2024 12:54 PM EST



https://www.twz.com/air/israel-executes-long-awaited-buy-of-f-15ia-advanced-eagle-fighters


中国から大規模な対ドローン高出力マイクロ波兵器が登場(The War Zone)

   

CSCG/Norinco capture via X




今年の珠海航空ショーで複数の高出力マイクロ波システムが登場し、中国の指向性エナジー対ドローンへの取り組みが勢いを増している


ドローン能力に対する需要が世界的に爆発的に高まっている中で、マイクロ波・レーザー指向性エナジー兵器の開発、実戦配備、輸出における中国の着実な進展が目立つ。 

 正式には中国国際航空宇宙展覧会として知られる珠海航空ショーは、中国および外国の企業が地上および海上の製品を展示する機会も提供している。 

 来週の正式な開幕を前に、各種航空機やその他のシステムの写真や動画が着々と登場している。 

 珠海で準備が進む中、ネット上に出回っている画像には、国営企業である中国南方工業集団公司(CSGC)とノリンコのプロモーション・ビデオがあり、2つの高出力マイクロ波指向性エナジー兵器やその他の防空システムの映像が含まれている。 

 そのひとつは、8×8軽装甲車のシャーシの上に搭載された大型平面アレイからなるマイクロ波システムである。 

 このシステムには小型の回転レーダーも搭載されており、目標探知と追跡を目的としている。

 

基礎となる車両は、625E型自走式短距離防空システムで使用されているものと同じか、プロモーションビデオにも映っている


CSGC/Norincoの別の製品である、その変形または派生型のようだ。 軽装甲車のシャーシに搭載された高出力マイクロ波指向性エナジー兵器システムを示すCSCG/ノリンコ・ビデオの画面キャプチャ。


 中国のインターネット CSGC/Norincoのビデオには、さらに大型のマイクロ波システムも映っており、やはり平面アレイとレーダーを含むが、今回はシャックマンSX2400/2500シリーズ8×8トラックに搭載されている。 


CSCG/Norincoのキャプチャ via X 


 ビデオでは、CSGC/Norincoの高出力マイクロ波兵器システムの全機能や能力について、追加センサーの有無も含め、具体的な詳細は明らかにされていない。 

 最後のクリップでは、小型ドローンがシステムの1つによって撃墜され、赤外線カメラの映像も映っている。 

 電気光学カメラと赤外線カメラは、しばしば指向性エナジー対ドローンシステムと組み合わされ、標的の識別と追跡に役立っている。 CSCG/Norinco capture via X 


 シャックマンSX2400/2500シリーズトラックに搭載された第3の高出力マイクロ波指向性エナジー兵器システムの写真も公開された。このシステムは、車両後部の異なるスタイルの連結マウントにマイクロ波アレイを搭載しており、運転席側の伸縮可能なマストにはドーム内のレーダーらしきものも搭載されている。 

 珠海の準備についてネット上に出回っている画像には、様々なレーザー指向性エナジー・システムらしきものも写っている。これも主に対ドローン用と思われ、軽装甲車や乗員なしの地上プラットフォームに搭載されている。 

 対ドローン用を含む様々なタイプの指向性エナジー兵器に関する中国や世界中の他の場所での研究は、新しいものではない。 

 米軍は、地上や艦船をベースとした多くのシステムを積極的に追求している。 

 しかし、近年、米軍含む世界中の軍の間で、航空機を使用しない脅威に対する防衛能力を拡大しようという新たな動きが目立っている。 

 現在進行中のウクライナ戦争は、長距離攻撃から前線部隊への神風攻撃に至るまで、あらゆるレベルで双方によるドローンの使用によって大きく規定されるようになった。 

 中東やその周辺を含む他の紛争でも、搭乗員のいない航空機システムの使用が増加しており、それも一因となっている。 

 マイクロ波指向性エナジー兵器は、その出力レベルとともに、ビームをどのように集束させるかが、その最大有効射程距離と、一度にどれだけの数の脅威と交戦できるかに影響する。 

 しかし、マイクロ波指向性エナジー兵器は、レーザー指向性エナジー兵器に比べ、ビームが比較的広いのが一般的で、標的をより早く捉えることができる。 

 また、環境要因の影響も受けにくい。 

 このように、高出力のマイクロ波ベースのシステムは、完全にネットワーク化された群れの一部として動作するドローンを含む、大量の脅威を打ち負かすための特に魅力的なオプションを提示する。 

 マイクロ波エナジーは、さまざまな電子システムを混乱させ、あるいは破壊することができるため、巡航ミサイルを含む空中や下方の他の種類の標的にとっても脅威となる。 

 対ドローン戦線において、中国は、珠海でも展示されている様々な層の非搭乗型空中システム、および群れ飛行能力の開発・実戦配備への多額の投資を行い、現在も拡大していることから、脅威の生態系が拡大し続けていることを十分に認識している。 

 また、珠海では、既存の地上型も含め、指向性エナジー能力の開発も着実に進んでいる。 

 珠海で展示されるマイクロ波指向性エナジーやその他のシステムは、輸出の側面も強調している。 

 中国はすでに指向性エナジー対ドローンシステムを海外に販売している。 

 ちょうど10月、イランの首都テヘランでイランのアヤトラ・アリ・ハメネイが注目を集めた際、中国のレーザー指向性エナジー兵器が登場した。 

 イランの最高指導者を守るために、他にどのような兵器が配備されたのかは不明だが、本誌は当時、このイベントの画像に、マイクロ波ベースのシステムでよく見られるような平面アレイのようなものが写っていたと指摘している。 


2024年10月にテヘランに配備された中国のレーザー指向性エナジー対ドローンシステム(赤枠内がハイライト)を示す注釈付き画像。左側に平面アレイらしきシステムも見える。via X 


 ただし、これらの中国のシステムの実際の能力は不明であることを強調しておく。 

 同時に、米軍が伝統的な戦場の内外で著しく後れを取っている一方で、中国はこれらのシステムを少なくともある程度のレベルで運用できるようにするために着々と取り組んでいる。 

 国内のドローン防衛に関して言えば、米軍部隊は、指向性エナジー兵器や、地対空ミサイルや銃のような伝統的なキネティック・エフェクターには、現在まったく興味を持っていない。 

 一方、中国が続けている高出力マイクロ波とレーザーによる指向性エナジー開発は、今年の珠海航空ショーで特に重要な役割を果たすことになりそうだ。


Massive Chinese Anti-Drone High-Power Microwave Weapon Emerges

China's directed energy counter-drone efforts are building steam with multiple high-power microwave systems featured at this year's Zhuhai Airshow.

Joseph Trevithick

Posted on Nov 7, 2024 1:47 PM EST


https://www.twz.com/news-features/massive-chinese-anti-drone-high-power-microwave-weapon-emerges


F-35C海軍統合打撃戦闘機がイエメンでフーシ派に対する攻撃任務を遂行で実戦デビュー(The War Zone)

 U.S. Marine Corps F-35C Joint Strike Fighters took part in recent strikes on Iranian-backed Houthi militants in Yemen, the Pentagon has disclosed.  

CENTCOM capture



今回が空母運用型F-35Cの "戦闘デビュー"なのかは定かではないが、A型B型では実戦投入は実施済みだ


海兵隊のF-35C統合打撃戦闘機がUSSエイブラハム・リンカンの甲板から飛行し、イエメンでイランに支援されたフーシ派武装勢力に対する最近の作戦に参加したことを、国防総省が明らかにした。これは、海兵隊と米海軍のいずれかに所属するF-35の空母ベースのC型にとって、最初ではないにせよ、最初の戦闘出撃のひとつであるようだ。

「米中央軍(CENTCOM)部隊は11月9日から10日にかけて、イエメンのフーシ支配地域にある複数のフーシの武器貯蔵施設に対して、一連の精密空爆を実施した」と、国防総省報道官パトリック・ライダー空軍少将は本日の定例記者会見で述べた。「これらの施設には、イランに支援されたフーシが紅海とアデン湾の国際水域を航行する米軍および各国の軍用・民間船舶を標的にする各種最新通常兵器が保管されていた。

「今回の作戦には、F-35C戦闘機を含む米空軍と米海軍の資産が関与していた」とライダー少将は付け加えた。

2024年8月、USSエイブラハム・リンカーンから発進する米海兵隊のF-35C。 米海軍

「国防総省:米海軍のF-35Cは、米空軍機とともに、イエメンのフーシの標的を狙った一連の作戦で11月9日から10日にかけて戦闘デビューを果たす」と、アビエーション・ウィークのペンタゴン担当編集者であるブライアン・エバースティンはXへの投稿で書いた。

ライダー少将は、問題のF-35Cが海軍のものであることを言い間違えたようだ。CENTCOMが本日公開したビデオには、F-35C、F/A-18Fスーパーホーネット戦闘機、EA-18Gグラウラー電子戦機が、11月9日から10日にかけて行われたフーシ派に対する攻撃の一環として、USSエイブラハム・リンカンから離陸する様子が映っている。現在リンカンに乗艦している唯一のF-35C部隊は、海兵戦闘攻撃飛行隊314(VMFA-314)、"ブラックナイツ "である。

今日のブリーフィングでライダー少将は、F-35Cが戦闘に採用されたのは今回が初めてとは明言しなかった。 海兵隊のC型が戦闘出撃したのは今回が初めてという可能性もある。 VMFA-314は、これまでにもこの地域で戦闘任務に就いていた可能性がある。空母リンカンは8月にCENTCOMの責任地域に到着した。

F-35Cが週末のフーシ派に対する出撃でどのような弾薬を使用したのかも不明だが、CENTCOMのビデオに映っているジェット機は外部には武器を搭載していないようだ。 F-35Cは現在、1,000ポンドおよび2,000ポンド級の統合直接攻撃弾(JDAM)GPS支援精密誘導爆弾、500ポンド級のペイブウェイ・シリーズ・レーザー誘導爆弾、AGM-154統合スタンドオフ・ウェポン(JSOW)精密滑空爆弾、およびAIM-120高度中距離空対空ミサイル(AMRAAM)を内部に搭載することができる。

本誌は、国防総省、中米中央司令部(CENTCOM)、海軍、海兵隊に問い合わせている。

2024年5月、USSエイブラハム・リンカーンの甲板上のVMFA-314所属の F-35C。 米海軍

ともあれ、F-35Cは現在、明らかに戦闘に投入されている。これは、2018年のアフガニスタンの標的に対する米軍F-35B(海兵隊機材)の戦闘デビューと、翌年のイラクの標的への攻撃における米空軍F-35Aの戦闘デビューに続くものである。 

2018年には、イスラエルのF-35Iアディールも、統合打撃戦闘機として初の実戦を行った。 

米軍が現在唯一運用しているF-35Cは、初期運用能力のマイルストーン(2019年)に最後に到達した機種であり、海軍空母に配備され始めたのは2021年である。 VMFA-314は、実際に空母に配備された最初の海兵隊F-35C飛行隊であり、翌年エイブラハム・リンカンでの初期配備を終えた。

2021年、USSエイブラハム・リンカンから発進する準備をするVMFA-314 F-35C。 米海軍

フーシ派に対する紅海周辺での米軍の作戦は、すでに多くの海軍航空史上初を生み出しているものの、残念ながら危機は収まる気配を見せていない。 週末にF-35Cや他の航空機が攻撃した後、フーシ派は対艦弾道ミサイルや巡航ミサイル、神風ドローンの弾幕を、USSエイブラハム・リンカン打撃群に配属されているアーレイ・バーク級駆逐艦2隻に対して発射した。

「11月11日、米中央軍部隊はバブ・アル・マンダブ海峡を通過中、イランに支援されたフーシ派の複数の攻撃を撃退することに成功した。通過中、アーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USSストックデールとUSSスプルーアンスは、少なくとも8発の一方向攻撃型無人航空機システム、5発の対艦弾道ミサイル、3発の対艦巡航ミサイルの攻撃を受けたが、迎撃に成功し、攻撃は撃退された」と、パトリック・ライダー少将は今日のブリーフィングで述べた。 「艦船に損傷はなかった。 人的被害はなかった。私の知る限り、エイブラハム・リンカンに対する攻撃はない」。

VMFA-314のF-35Cは、エイブラハム・リンカン空母打撃群の他の部隊と同様に、フーシ派との交戦を続けるようだ。■

F-35C Naval Joint Strike Fighters Fly Combat Missions Against Houthis In Yemen

It isn't clear if this is the 'combat debut' of the carrier-capable F-35C, but that milestone has already come for its A and B model counterparts.

Joseph Trevithick

Posted on Nov 12, 2024 7:48 PM EST


https://www.twz.com/air/f-35c-naval-joint-strike-fighters-fly-combat-missions-against-houthis-in-yemen