2015年1月4日日曜日

★搭載機関砲が当面使えないF-35ではA-10の代わりにならない



A-10を退役させるのはF-35で対地近接支援任務が可能だから、というのがこれまでの空軍の説明でしたが、この記事によればあと4年以上も銃が使えないまま投入することになりますね。これでは議会が懸念を示すのも当然。そもそもF-35にすべてを期待する(せざるを得ない)ことに無理があるのではないでしょうか。あらためて防衛力の空白が生じることに懸念を感じます。

A Tale of Two Gatling Guns: F-35 vs. A-10

by BRENDAN MCGARRY on JANUARY 2, 2015
F-35共用打撃戦闘機の機関砲はあと4年間は実用化されないと判明。
  1. 理由はガトリング銃の制御用ソフトウェアの完成が2019年にずれこんだせいだ。強力な機関銃はF-35で近接航空支援を実施するのに必須とされる。このソフトウェアブロック3Fの工程が遅れていることは空軍関係者が認めており、2019年の目標もどうなるかわからないという。
  2. もうひとつはF-35が搭載するジェネラル・ダイナミクス製機関銃と1970年代に製造されたA-10サンダーボルトIIのガトリング砲との比較だ。
  3. 4本の25mm機関砲をまとめたGAU-22/Aはすでに海兵隊のAV-8BハリアーIIに搭載実績があるが、これを空軍向けF-35Aに搭載し、弾薬182発を積む。海兵隊向けF-35Bと海軍のF-35C艦載型では外部搭載とし、220発の弾薬を積む。
GAU-22
  1. GAU-22/Aは軽量化しながら射撃が正確になったが、一分間3,300発と発射量は下げている。これだとF-35の機関砲は約4秒で弾薬を使い果たすか、目標に火災を一二回発生させるの関の山だ。
  2. これに対して GAU-8/A Avenger は30mm機関銃7本を束ね、A-10ワートホグの機首に搭載されているが、同機では1,174発を搭載。また毎分あたり発射弾数も3,900発だ。
It's just a phase they're going through
  1. ブロック3Fのソフトウェアが完成するとF-35は機体内部、外部に各種兵装としてGPS誘導式共用直接打撃弾、レーザー誘導式ペイブウェイII爆弾、高性能中距離空対空ミサイルや赤外線方式のサイドワインダーの運用が可能となる。.
  2. ただしF-35の機関砲が使用可能となるまで長く待つ必要があることで、しつこくA-10を退役させようとする空軍へ疑問が出てくる。議会は空軍2015年度予算原案を承認せず、同機の退役を差し止め、最低1年間は同機を運用する予算をつけている。
  3. 前線司令官レベルもA-10の長所を理解しており、実際にイラクで投入され米軍、イラク軍がイスラム国戦闘員と戦うのを支援している。
  4. だがペンタゴンは機関砲が使えなくてもF-35を作戦投入する考えで、ソフトウェアでも懸念が残りつつ今年中に実現する考えだ。F-35Bが初期作戦能力を獲得するのは今年末になりそうで、F-35Aが来年末、F-35Cが2019年2月というのが最新の予定である。■


2015年1月3日土曜日

★ボーイング・エアバス・大韓航空連合が韓国KF-X受注を狙う



しかし、なぜ大韓航空なのか。ナッツリターン事件で大きくイメージを傷つけたのに?実は同社はF-5の国産生産の実績があり、航空会社と言う側面だけでは理解できない企業のようです。しかし、ボーイングはこんな会社と組んで大丈夫なのかなあと思わざるを得ません。

Boeing, Airbus, Korean Air Join To Bid For KF-X

Dec 29, 2014Bradley Perrett | Aerospace Daily & Defense Report

Super Hornet: USAF

韓国が目指すKF-X国産戦闘機開発でエアバスボーイングロッキード・マーティンにみすみす落札させないよう、ヨーロッパでしか提供できない技術内容を提案する準備中と業界筋が明らかにした。
  1. 大韓航空を現地提携先として、ボーイングF/A-18E/Fスーパーホーネットを原型に機体を開発する構想だ。
  2. 韓国国防省の調達機関である国防事業庁 Defense Acquisition Program Agency (DAPA)から12月23日にKF-X開発の提案要求が発出されている。
  3. 国防省の国防開発庁Agency for Defense Development (ADD)は韓国航空宇宙工業にロッキード・マーティンからの技術支援で機体開発させる構想だが、ボーイング-エアバス組の提案は経済効果が高い代替策をめざすもの。
  4. 合衆国は自国企業に海外移転できる技術内容で制限をかけている。韓国には多くの分野で国産化できない技術があり、エアバスにはステルス性能のノウハウをボーイングが期待しているのだろう。
  5. 総費用8.6991兆ウォン(約79億ドル)が財務省から認可されてADDのKF-X開発に目処が着いたといえる。しかし韓国国会は正式開発を認めておらず、来年12月の時点でも見通しは暗い。そこで大韓航空が安上がりな代替案を提出し、DAPAが反応するのを期待する構図だ。
  6. 以前から業界筋からボーイングが高性能版スーパーホーネットを提案するとの話が出ていた。別の筋からはボーイングが大韓航空と手を組むとの話もあった。そこにエアバスも加わるとの観測がでたわけだ。
  7. ボーイングがアメリカ国外の技術を売り込むのは今回がはじめてではない。F-15発展型サイレントイーグルをF-Xフェイズ3で提案した際にイスラエル航空宇宙工業の技術を盛り込もうとした。この際はロッキード・マーティンが入札に成功しており、F-35販売の見返りにKF-Xの技術開発支援を求められることになった。■


2015年1月1日木曜日

DARPA:開発中の2015年注目案件


今年初の記事は夢のある内容です。DARPAはいつも奇想天外な技術開発を目指しているようですが、今回の各案件は意外にまともです。既成概念にとらわれないからこそ次世代の兵器が生まれるのでしょうね。今年もよろしくお願いします。


DARPA Projects to Watch in 2015

by BRENDAN MCGARRY on DECEMBER 30, 2014
ペンタゴンの専門研究開発部門DARPA国防高等研究プロジェクト庁が2014年に自ら注目技術10件のリストを公表した。ここではさらに厳選し5件を紹介する。いずれも武器開発に繋がる可能性があり、2015年に注目すべき内容と考える。
1. 垂直離着陸(VTOL)のXプレーン----高速・高性能ヘリコプターをめざせ、でも陸軍の新型ヘリとどこが違うの?
VTOL-X
シコルスキー等の民間企業や陸軍とは別個にDARPAが考えているのは400ノットの飛行速度で機体重量の4割相当のペイロードが可能となる新型ヘリコプターで2015年9月に初期設計を審査し、一案に絞り込み2017年の初飛行をめざす。

2. 再構成可能空中組み込みシステムAerial Reconfigurable Embedded System (ARES)----陸上輸送を空中輸送に切り替えれば道路脇の即席爆発装置の被害から開放されるはず
ARES
DARPAは無人補給機の実現を目指しており、危険な陸上輸送の代替となる。ロッキード・マーティンのスカンクワークスによる無人機案を昨年採択しており、陸上部隊が携帯電話や専門タブレットで操作可能とする。

3.新型無人車両Ground X-Vehicle Technology (GXV-T)----防御よりも迅速性を重視

GXV-T
DARPAは陸上でも新世代車両をめざす。機動性と生存性を引き上げるが、装甲は減らす。「攻撃兵器が進化する中で装甲は有効性が減っており、脚を引っ張る」ためだという。逆に車両寸法は小さく、ステルス性を向上させれば的に探知されにくくなり、攻撃を受けることも回避できるという。
4. Z-Man----ヤモリからヒントを得た吸着性能を見よ
ZMAN
2014年にDARPAが公開したのは体重200ポンドの男性が高さ25フィートのガラス壁面をよじ登る光景だった。弾性は50ポンドの荷物を背負っていた。秘密はヤモリの四肢が有する吸着性能からヒントを得たパドルだった。素材はポリマーマイクロ構造でDraper Laboratoryが開発したもの。

5. 超精密命中弾薬 Extreme Accuracy Tasked Ordnance (EXACTO)----発射後に誘導して一発必中だ
DARPAは狙撃銃から撃った50口径弾丸を弾道途中で制御して標的に命中させる実験に成功している。特殊弾丸と誘導システムにより「気温、風力、標的自体の移動その他を補正し、弾丸を追尾誘導させて命中させた」という。


Defense.org


2014年12月30日火曜日

★年の瀬に今年の人気記事をご紹介



今年もあと僅か。そこで人気をよんだ今年の記事をあらためてご紹介しましょう。(一定の期間内に一定のアクセスがあった記事に★をつけています)

F-3につながる実証機の登場で一気に国産戦闘機へ期待が高まりました。課題はエンジンですね。国産戦闘機がこのまま開発に一気に進むかは2015年がひとつの勝負になるでしょうね。


★★★米海軍の考える2020年代のA2AD対抗としての航空戦のイメージF-35C, F/A-18E/F, ISR,NIFC-CA, TTNT, UCLASS, 空母打撃群
NIFC-CA(ニフカ)と言う概念が出てきました。機体はコンピュータネットワークの装置のひとつになっていくようですね。E-2Dが実は重要な役割を果たすことがわかります。日本も同機導入を決めましたが、ちと使い方がちがうようですね。


今年もF-35は一進一退、本当にこんな機体にこれからの防衛を依存して西側各国は大丈夫なんでしょうか。当ブログでは一貫して同機への疑問を表明しています。


★★★韓国KF-Xは双発仕様に決定KF-X, ステルス戦闘機, 韓国
あれやこれやとお騒がせなおとなりの国ですが、日本が仮想敵国だという国民の意識はなんとなかならないでしょうか。そもそも韓国の安全保障の課題は何でしょうか。よくわかりません。


一般市民が高性能カメラを手にすることが多くなり、この事件もたまたま写った機体が変だぞ、ということになったのですが、空軍はあわててB-2だったと発表しましたが、怪しいですね。ブラックの世界で開発中の次期戦略偵察機ではないでしょうか。今後は夜間飛行に切り替えて写らないようにするかもしれませんね。


潜水艦の話題が今年は多かったですね。海上自衛隊がこれまで努力を重ねてきた潜水艦開発が急に注目された格好ですね。さらに武器三原則の見直しで海外輸出の可能性が出てきたことも大きいですね。ただし国内向けも増備を図る中で完成品の輸出はまずむずかしいでしょうね。

★★★少しずつ見えてきた第六世代戦闘機の構想指向性エネルギー, 第六世代戦闘機, 米空軍
第五世代戦闘機(これもロッキードの造語なのですが)のF-35やF-22がもたもたしている間にもう先を見越した構想が出てきました。指向性エネルギーを導入したら光のスピードで勝負が決まりますが、どうなりますかね。

その第五世代戦闘機の一つ、F-22が初めて実戦に投入されましたが、対地攻撃機としてのミッションとなったのは皮肉な結果と言えましょう。さらに先のリビア紛争に投入しようとしたところ思わぬ障害(通信機能)が発覚し地上で待機となった悔しい背景もありました。ゲイツ元長官が同機調達縮小したことは正しかったのではないでしょうか。


選外


イスラエルも深刻な自国防衛を背景に地道に技術開発してきた結果、世界で類のない防空体制を構築していますが、その実現には米国の多大な支援があってこそのようです。



核融合の研究者からは完全に無視されていますが、一体ロッキードがこの段階で公表した背景はなんだったのでしょうか。実はブレイクスルーがあったのではないかと見ていますが防衛産業ナンバーワンのロッキードでもさすがに自社単独開発はリスクありと判断し投資を募っているのではないかと思います。急に再び話題が出てきそうで今後も注目ですね。


その他
  • 中国がかつてのソ連のように新装備、新思考をウォッチする対象になりましたね。問題はそれに対抗しようにも米国の国防予算ががんじがらめになっており、思うように手が打てないことです。技術優位性の回復ということでThird Offset戦略が出てきました。
  • ISISイスラム国関連はどうも読者の皆さんの関心とはずれているようですが、これから5年10年と続きそうな戦争で無視はできない話題だと思いますので、今後もご紹介していきます。
  • 北朝鮮、韓国ともに何かとお騒がせな国情ですね、とくにF-35関連で日本と張り合って導入、グローバルホークもそうですが、日本にFACOとともに点検整備ラインができることになりましたが、絶対利用しないと言わざるを得ないのは、感情が優先する国のなりたちのせいでしょうが、安全保障とはそんなものではないはずです。来年は韓国に新しい思考が生まれることを期待したいですね。


では皆様、良いお年をお迎えください。


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2014年12月28日日曜日

今年の軍事航空を振り返る



Military Aircraft In 2014

Dec 29, 2014
Graham Warwick | Aviation Week & Space Technology

F-22が実戦デビューし、議会がA-10退役にストップをかけ、F-35ではさらに就航が遅れる不具合が発生しましたが、以下今年の軍事航空での大きな出来事を御覧ください。(全12題)

AH-64E in A'stan US Army.jpg

1. AH-64E の実戦投入(3月)

ボーイングAH-64Eアパッチを米陸軍がアフガニスタンに投入し、無人機ジェネラルアトミックスMQ-1Cグレイイーグル編隊と連携運用した。
Credit: U.S. Army

UK F-25B BK-1 Lockheeed.jpg

2. F-35 が国際デビューに失敗(7月)

6月に発生したF-35Aのエンジン火災のため飛行停止となり、JSFは英国で予定していた国際航空ショー2つへの出展ができなくなった。
Credit: Lockheed Martin
Scorpion - Textron.jpg

3. スコーピオンが国際デビュー(7月)

初飛行から半年足らずでテキストロン・エアランドが自社開発したスコーピオン軽攻撃・偵察機のプロトタイプが大西洋横断しロイヤルエアタトゥーおよびファーンボロの国際航空ショーでお披露目された。
Credit: Textron
AHRLAC flies Paramount.jpg

4. 南アフリカ開発のAhrlacが初飛行(8月)
南アフリカの防衛産業企業パラマウントグループが設計、開発した発展型高性能偵察軽量航空機Advanced High Performance Reconnaissance Light Aircraft (Ahrlac) が初飛行した。
Credit: Paramount Group

F-22 night ISIS USAF.jpg

5. イラクへの回帰(8月)


アフガニスタンからの撤兵を続ける米国と英国は10月に同地での戦闘活動を停止したが、8月には米国主導の有志連合がイラク、シリア国内のイスラム国勢力への空爆を開始した。ステルス機F-22も対地攻撃で初めて実戦投入された。
Credit: U.S. Air Force

KF-16 South_Korean_Ministry_of_National_Defense.jpg

6. 韓国の調達決定と契約取り消し


韓国はF-35A導入を9月に正式に決定し、2018年から合計40機を調達する。しかし11月にBAEシステムズとのKF-16合計132機の改修契約を価格を理由に取り消している。
Credit: South Korea National Defense Ministry
A-29 Super Tucano US Air Force.jpg

7. 米空軍にスーパータカーノ納入(9月)

シエラネヴァダ社がすったもんだの末に契約を交付され、米国内で組み立てられたエンブラエルA-29スーパータカーノ軽量航空支援機の最初の20機が米空軍に納入され、パイロット訓練が始まった。同機はアフガニスタン空軍用に調達されたもの。
Credit: U.S. Air Force
Prev
Gripen Brazil Saab.jpg

8.ブラジルがグリペンを選定(10月)

ブラジルはSaabのJAS39E/FグリペンNG36機の導入を10月に決定。納入は2019年から24年にかけてで、最終的に108機規模に増える可能性がある。ブラジルは複座型Fモデルの開発に参加し、自国ミサイルの搭載をめざす。
Credit: Saab

KC-390 rollout Embraer.jpg

9.KC-390がロールアウト(10月)

ブラジル空軍が予算を出し開発したエンブラエルKC-390が10月21日にロールアウトした。エンジンは国際開発IAEのV2500双発で輸送機とともに空中給油機にもなる同機は2015年早々に初飛行する。
Credit: Embraer
F-35C lands on carrier US Navy.jpg

10. F-35C着艦に成功(11月)

ロッキード・マーティンのF-35C 艦上運用型が海上公試を実施。テスト機が拘束フック着艦ととカタパルト発艦をUSSニミッツ艦上で実施した。
Credit: Lockheed Martin
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11. 日本がE-2D AEWを選定(12月)

日本がノースロップ・グラマンE-2Dホークアイ空中早期警戒機導入を決め、同機初の海外顧客となった。日本はあわせてベル・ボーイングV-22オスプレイ、ノースロップ・グラマンRQ-4Bグローバルホーク無人機の導入も決定。
Credit: U.S. Navy
A-10 US Air Force.jpg

12. A-10は健在

年末に2015年国防予算が議会を通過したが、一時的にせよ米空軍が予定していた近接地上支援機A-10の退役を阻止している。空軍はE-3とU-2の運航も取りやめる意向だ。A-10は11月から対イスラム国空爆に合流している。
Credit: U.S. Air Force

2014年12月27日土曜日

中国:尖閣諸島をにらんだ基地新設に日本は対応をどうすべきか


こういう報道が出てくる共同通信には敬意を表します。中国に独自の情報源があるのでしょうね。それにしても立場が反対なら自国近辺に物騒なものができたと大騒ぎするのに、いちいち目くじらを立てるなと取り合わない中国の態度はどうなんでしょうか。もっとも国内ではこの案件は全く報道されていないのでしょうね。

Report: China Building a Base 190 Miles from Contested Islands

By: Sam LaGrone
Published: December 23, 2014 10:05 AM • Updated: December 23, 2014 10:06 AM

An illustration of China’s contested Air Defense Identification Zone (ADIZ) from state run media. Xinhua Photo
物議を醸し出している中国による防空識別圏 (ADIZ) 国営新華社通信


中国が尖閣諸島から200マイル地点の島嶼に滑走路複数を建設中と共同通信が伝えた。


匿名中国筋を引用し数本の滑走路が南キ(鹿の下に几)Nanji 島に完成済みで、レーダー設備も補強しているという。

「戦略的に重要な立地だ。釣魚(尖閣)諸島に近く、東シナ海の防空圏を補強できるし、本国の沿海部の海上防衛でも重要な位置になる」と中国海軍研究所Chinese Naval Research Instituteの主任調査員Li JieがBloombergに語っている。「中国が該当地域の軍事プレゼンスを強化しているのは疑いようがない」

新設基地は尖閣諸島に近く、物議をかもしだしている東シナ海上空の防空識別圏(ADIZ)の航空作戦を支援できる。Bloombergは基地が尖閣諸島に沖縄の米軍基地よりも近い場所にあることを指摘している。

「基地整備は何ら異常なことではない」と発言し、「中国は戦略拠点ごとに軍事基地を設けており、今回の南ジもその一つにすぎない」と語るのはXu Guangyu退役中将(中国軍縮兵器管理協会China Arms Control and Disarmament Association顧問)。

「日本側報道が何ジで騒いでいるが、本質を捉えていない」■


2014年12月25日木曜日

★2015年の注目ポイントはこれ Aviation Week



Key Points To Keep An Eye On In 2015

Dec 29, 2014
| Aviation Week & Space Technology


冷戦の再来、航空運輸の安全性での懸念、商用航空・軍用航空、宇宙の各分野での案件ごとでの個別課題、と2015年は大変な年になりそうだ。以下の12題が話題の中心だろう。


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1.新型ナロウボディ機材
Cシリーズが目標どおりに路線就航を2015年下半期に開始しても、すでにこの目標は怪しくなっておいるが、ボンバルディアの優位性は消えている。エアバスのエンジン換装A320neoは2015年10月に就航の予定で、ボーイングの737MAX(2017 年)より先に行くが、各機が順調に増産されればCシリーズは受注が少なく一層影が細くなってしまうだろう。
Credit: Airbus


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2.中国の挑戦

中国製の商用機はエアバス、ボーイングに脅威となるはずだが、現状では張子の虎のようだ。2015年にはComacのARJ21リージョナルジェットが就航するが、予定から8年遅れでしかもすぐに重量軽減とエイビオニクス改修が必要となる。C919ナロウボディ機も2015年末に初飛行の予定だが、路線就航は2018年の予想で、開発は10年がかりとなる。
Credit: Comac


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3. あと一歩のところまで(やっと)来たF-35

開発開始から14年でロッキード・マーティンのF-35共用打撃戦闘機はついに2015年に作戦運用を米海兵隊で開始する。ただし機体改修とソフトウェアテストのため時期は12月になるとみるのが妥当で、目標の7月はムリだろう。米空軍の初期作戦能力獲得は2016年8月予定で、これもソフトウェアと点検整備の訓練により実施が危うくなっている。
Credit: U.S. Navy


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4. インドの野望


インド新首相は国防装備の半分を国産化したいと考えている。今後10年で2,500億ドル規模の事業となるが、本当に実現できるだろうか。純国産のヒンドゥスタン・エアロノーティクスのテジャスTejas マーク1軽量戦闘機が2015年に作戦運用認可されると、開発は20年かかったことになるが、総費用はわずか12億ドルだとインド政府は説明している。
Credit: Aeronautical Development Agency


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5. エンジン変更

ロシアがウクライナに軍事介入したことで米国は2015年に新型ロケットエンジンの開発に本腰を入れる。これまで数十年に渡り新型国産エンジン開発を躊躇しロシア製RD-180で情報収集衛星を打ち上げてきたのでひとつの踏ん切りができたといえる。だが米空軍は政府主導の開発にはしたくなく、予算は政府・民間共同事業体としてスペースX SpaceXとユナイテッドローンチアライアンスUnited Launch Allianceに投入する予定。後者はエンジン開発メーカーのブルーオリジンBlue Originと共同開発を進めている。
Credit: United Launch Alliance



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6.  ハイエンドの機材がそろう

ビジネス航空はゆっくりと金融危機による市場崩壊(2008年)から回復しつつある。ただし、大型機が脚光を浴びており、メーカー側も対応を迫られている。2015年には超長距離ボンバルディア・グローバル7000、ダッソーの拡大型ファルコン5X、長距離型ファルコン8X、ガルフストリームの大型キャビン仕様G500がそれぞれ初飛行する予定。
Credit: Bombardier


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7. 無人機運用の認可範囲はどうなるか

遅れていたFAAの民間空域内での無人機システム(UAS)の限定付き運行認可手続きが進行中だ。ただし、議会が求めるUASの安全な運行を全国的認可(期限2015年9月)をFAAがどう解釈するかは要注意だ。長く待たれていた小型UAS運行の規程は2014年末の予定だが、前例のないほどのパブリックコメントが寄せられ、最終決定は遅れる見込み。
Credit: Aerial-MOB


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8. 調達がピンチ?.
ペンタゴンが想定する機材調達の大型案件が2015年に動き出すが、その時点で予算矯正削減策がまだ有効なのか不明だ。契約交付がかかっているのは空軍向け長距離打撃爆撃機(LRS-B)、海軍の無人空母運用偵察攻撃機システム(UCLASS)、空軍のT-38C高等練習機の後継機、E-8共用監視目標補足レーダーシステム(Joint STARS)の後継機種である。
Credit: Boeing


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9. より安全なフライトへ

マレーシア航空370便の消失(3月)、同17便の撃墜(7月)からそれぞれ一周年となる機会に国際航空運輸協会(IATA)と国際民間航空機関(ICAO)の合同チームが2014年末までに提言を出し、安全な航空輸送にむけ紛争地帯のリスク情報共有で一定の前進が見られるはずだ。
Credit: Aireon


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10. 優位性回復へ

ペンタゴンが新しく打ち出した「第三相殺」戦略では研究開発を米国の技術優位性につながる分野に特化する考えで、2015年中に姿を現してくるだろう。詳細はまだ不明だが、退任が迫るチャック・平ゲル国防長官は高度生産技術、自律システム、ビッグデータ、縮小化技術、ロボット工学を掲げている。それ以外にサイバー戦、極超音速技術はそれぞれすでに認知されている。
Credit: Lockheed Martin


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11. 供給不安

2014年末現在で大手機体メーカーやエンジンメーカーがチタンの備蓄を進めている。これはロシア制裁が実現した場合にチタン価格が急騰するのを恐れてのこと。まだ現実になっていないが、2015年中にこの恐れは高まるだろう。ロシアのVSMPO-Avismaがエアバスのチタン需要の6割、ボーイングの4割を供給しており、tとくに新型A350や787は複合材製機体のためチタンが大量に必要だ。
Credit: MAKINO


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12. ロシア製RD-181への換装

10月に連続発生したヴァージン・ギャラクティックのスペースシップツーとオービタル・サイエンシズのアンタレスの事故で商用宇宙利用の信頼性が急落した。そこで2015年は再度勢いをつける必要がある。ヴァージンは年の中頃にテスト再開の予定で、オービタルは国際宇宙ステーションに別の打ち上げ手段を使って物資補給を実施する予定。アンタレスロケットのロシア製エンジンRD-180またはRD-193への換装は2016年末にならないと完成しない。
Credit: Chris Simundson/AW&ST


イスラム国がヨルダン空軍機を撃墜


イスラム国がどのように機体を撃墜したのかが問題です。おそらく地上からの一斉掃射など数にものを言わせる方法だったと見られますが、イスラム国がプロパガンダに本件を利用するのは間違いないところでしょう。イスラム国の動向には目が離せません。

Official: Jordanian Pilot Shot Down by Islamic State

By AWAD MUSTAFA2:17 p.m. EST December 24, 2014

SYRIA-US-IS-UNREST-KIDNAP(Photo: AFP)
DUBAI —.ヨルダン保安当局者がDefense Newsに対し同国所属の戦闘機が本日シリア領土内でイスラム国により撃墜されたと確認した。
  1. 同筋によるとムアト・アルカセアスバ大尉 1st Lt. Mu'ath Al-Kaseasba が捕獲された写真を家族が本人に間違いないと確認している。
  2. パイロットはF-16に搭乗していたと思われるが、同筋は確認していない。.
  3. ヨルダンは合衆国、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、バーレーンとともにイスラム国への空爆作戦を10月から実施中。
  4. ロイターによればシリアの人権監視団体が撃墜地点はイスラム国の拠点ラッカ市Raqqa city近郊であるという。
  5. イスラム国側は撃墜機パイロットが戦闘員により引き回される写真を広報の意図で公開しており、パイロットの国籍をヨルダン人だとしている。
  6. ラッカはトルコ国境近くでほぼイスラム国戦闘員が全域を占拠されている。■