海上自衛隊
米国が4年以上前にレイルガン技術の開発を中止したのに対し、日本はゲームチェンジになりそうな武装技術を追求し続けている。
レイルガンは電磁パルスで弾丸を発射するもので、速度はマッハ6.5以上に達する可能性がある。
米国防総省は2021年に2つの非機密プログラム(1つは地上軍向け、もう1つは海軍向け)を中止したが、日本の防衛省はこの技術を断念しておらず、先ごろ開催されたDSEIジャパン展示会のブースでレイルガンのモックアップとプログラムを宣伝するビデオを展示した。
一方、海上自衛隊は4月、試験艦JSあすかに搭載されたレイルガンの画像を公開した。砲身を製造する日本製鋼所が主契約者である。
防衛装備庁の伊藤和美装備政策課長は、展示会のパネルディスカッションで、日米がレイルガンに関する技術情報の交換を続けていることを認めた。また、フランス、ドイツとも情報交換協定を結んでいる、と防衛省は報告している。
開発は "進捗中"と伊藤は通訳を介して語ったが、"様々な課題がある "という。
レイルガンを実用化するハードルはよく知られている。砲身の過熱や磨耗、システムに電力を供給するのに十分なエナジーの確保、発射によって生じる余分な熱の除去などだ。高速に対応できる照準システムの開発も課題だ。
しかし、その見返りは非常に大きいと専門家は言う。
高エナジー・レーザーとは異なり、レイルガンは地平線を越えて発射でき、大気や悪天候の影響を受けない。
弾丸は高速で移動するため、運動エナジーだけで甚大な損害を与えることができ、弾薬は単純な金属スラグにかわる可能性がある。 防衛省ブースで上映されたアニメーションでは、弾丸が船体を貫通し、反対側に出ていく様子が実演されていた。
この技術は、極超音速兵器に対抗する手段としても注目されている。
伊藤は、米国との広範なパートナーシップの可能性を示唆し「配備に近づけば、協力の範囲は広がっていくと思います」と語った。■
Japan Soldiers On with Railgun Development
6/25/2025
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