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ヘッドラインニュース 1月11日(水)


1月11日のヘッドライン

筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。



米海軍が接近するイラン警備艇に威嚇射撃
米海軍駆逐艦がホルムズ海峡付近で接近するイラン高速艇に警告弾を発射した。1月8日のこと。USSマハンはイラン革命防衛隊と交信を試みたが返答はなかった。艦載ヘリコプターも飛行し発煙弾を投下した。イラン警備艇は800メートルまで近づいたという。イランと米海軍のにらみ合いはこれまでも発生している。

超小型無人機の大量一括運用実証実験に成功
チャイナレイク上空を飛ぶ三機のスーパーホーネットが合計103機のPredix超小型UAVを放出する実証を昨年10月に行っていたことが国防総省から発表された。戦略性能整備室が海軍と協力して実施した。超小型UAVは群れを形成し、状況に応じ運用できる能力を実証した。Predixはマサチューセッツ工科大学が開発し、軍用投入を目指して改良が進んでいるが全て民生技術で構成している。

パキスタンが潜水艦発射巡航ミサイルのテストに成功
1月9日インド洋でバブール-3SLCMの発射テストにパキスタンが成功した。「水中移動体」から発射したと発表があり同国が運用するアゴスタ級潜水艦を言及している。同ミサイルの射程は450キロ。軍の発表からは巡航ミサイルを核運用し抑止戦力として運用する方針が見えてくる。インドを標的にしパキスタンは中国と共同開発でAIP大気非依存動力を装備した新型Hangor級潜水艦を開発中だ。


北朝鮮ICBMを迎撃するのはどんな場合か
米国は北朝鮮が発射するミサイルを米国同盟国への脅威と感じればこれを撃墜するとカーター国防長官が断言した。米領土あるいは同盟国に着弾する予測があれば破壊するという発言からはミサイルが発射されても太平洋に着水する予測なら米国は手を出さないという意味に取られる。NBCのMeet the Press番組での発言から。


イスラム国内部へ強襲作戦を実施、狙いはISIS指導部
国防総省はシリア内陸部Deir al-Zourに特殊部隊を投入し作戦を実施した。成果は非公表だがモスル攻略並びにゆくゆくのラッカ攻略に役立てる情報の収集が目的とし、IS指導層も標的とした。米軍に被害はなく、イスラム国に死傷者が発生したという。英NGOによればIS戦闘員25名が死亡したという。シリアへはイラク駐留の米特殊部隊200名が人質解放、情報収集、IS指導層の拉致に従事している。


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