1月3日のヘッドライン
筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。
T-X競合が正式にスタート
米空軍が次期練習機の情報提供要請を12月30日発表し、正式にT-X調達が始まった。業界からは5社から6社が回答を寄せ163億ドルの事業受注を狙う。高等パイロット養成事業では350機の調達をめざし、ノースロップT-38タロン(1961年~)と交替させる。性能要求水準は2015年発表の内容と変わらず、6Gの持続、瞬間で7.5Gだが超音速飛行の要求はない。T-Xは米空軍の費用性能解析事業の第一号となり、要求性能と機体価格のトレードオフを業界と情報公開しながら進めてきた。これにより開発コストの大幅削減を目指す。
T-X競合会社の陣容は?
ロッキード・マーティン、ボーイング、ノースロップ・グラマン、レイセオン、シエラ・ネヴァダとなりそう。選定は2017年中に決定する。低率初期生産をへて、初期作戦能力獲得は2024年度末の見込み。
B-21レイダーの予想性能
次世代ステルス技術と長距離航続能力で最先端の防空網も突破できると予測。情報は堅く秘匿されているが機体構造には排気管が全く見当たらないとの証言もある。ロシアがステルス対抗レーダーを開発したが米空軍は十分なステルス技術を発揮できる自信を示している。B-2も今後改良を行う。
トライデントII D-5発射実験に成功
USSメリーランドが大西洋で発射していたことが明らかになった。トライデントの発射実績はこれで159発目。試射用の弾頭には核爆弾は装着されていない。米英海軍が運用する戦略ミサイル原潜に搭載される。単価は30百万ドル。弾頭には100キロトンから455キロトンまでの選択が可能。今回試されたのはMk-5再突入体。ロシアとのSTART条約で米軍の核弾頭は7割が海軍潜水艦に搭載されている。
台湾の迎春編隊飛行
台湾空軍は恒例の初日の出編隊飛行を今年もF-16で花蓮県海岸でおこなった。
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