USAF in ‘Final Closing Phase’ of Bomber Contract
By Lara Seligman5:54 p.m. EDT October 6, 2015
WASHINGTON — 米空軍は次世代爆撃機の契約交付先選定の最終段階に入っており、結果発表は間近に迫っている。
「最終選定の段階にあり、順調に進んでいるので、結果はまもなくわかります」とウィリアム・ラプランテ空軍次官補がDefense One主催のイベント会場で述べている。
仮に空軍が一年間におよぶ削減措置延長を受けても、長距離打撃爆撃機(LRS-B)の契約交付は予定通り実施すると同次官補は発言。
業界は息を飲んで相当遅れた契約先発表結果を待っている。ペンタゴンはまず今年夏に結果を発表する予定だったが、それが初秋になった。直近ではある空軍関係者があと数ヶ月だと見ている。
ペンタゴンはノースロップ・グラマン案、ボーイング=ロッキード・マーティン案のいずれを選択すべきかを検討中だ。
ペンタゴンはマクダネル・ダグラス/ジェネラル・ダイナミクスのA-12アヴェンジャーII事案からの教訓を得ていると現在の調達トップ、フランク・ケンドール副長官は言う。同機は全天候艦載ステルス爆撃機として海軍、海兵隊向けに計画されたもので、費用超過と遅延を理由に1991年に計画が打ち切られた。
A-12は「ブラック」つまり極秘開発計画が失敗した例だとケンドールは見る。ペンタゴンが「事業段取りで失敗」したためだという。契約受注2社は開発を目的にチームを組み、製造契約であらためて競争するはずだった。同時に両社とも最先端機に必要な技術開発に懸命だった。
A-12の失敗で固定価格開発契約方式が封じられたとケンドールは解説する。
そこでペンタゴンはLRS-BがA-12の轍を踏まないよう、成熟技術を多様することで新規開発の途を選択肢なかった。ただし、同事業は設計、テストの点では既存事業より先を言っている。空軍は両陣営による試作機を受領している。■
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