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ウクライナのねらいは「緩衝地帯」の創設だった―相変わらず虚報が相次ぐロシア、プーチンは追い詰められた格好―8月19日現在の現地情報(The War Zone)


セーム川の南側で複数の橋を落とした後、ウクライナが西へ押し進めば、国境沿いのロシア領土がさらに確保できる


Ukrainian troops are pushing westward in Russia's Kursk Oblast as part of an effort to crea

Twitterのスクリーンショット


境沿いに「緩衝地帯」を設ける計画の一環として、ウクライナはクルスク州で西進している。侵攻から14日目、ロシアのメディアや軍事ブロガーは、ウクライナが戦場のその部分にあるセイム川にかかる3つの橋のうち最後の1つを破壊したと伝えている。これにより、補給のために浮橋に頼らざるを得なくなったモスクワの部隊は孤立し、浮橋も設置されるやほぼ直ちに攻撃されている。

 ウクライナの最高司令官はオレクサンドル・シルスキーイ(Oleksandr Syrskyi)中将は、月曜日、Telegram上で「クルスクでは新たな成果を上げている」と述べたが、具体的な内容や証拠は示さなかった。

 「交換資金は補充済みだ」と述べたが、これはロシアが拘束しているウクライナ軍兵士と交換できるロシア人捕虜を指している。

 作戦の目標についてウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナはロシア国内に緩衝地帯を確立しようとしていると述べた。

 「これは現在、防衛作戦全体における我々の最優先課題です。すなわち、ロシアの戦争潜在力を可能な限り破壊し、最大限の反攻行動を行うことです」と、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は日曜日の夜の演説で述べた。「これには、侵略者の領土に緩衝地帯を設けること、すなわち、クルスク地域における我々の作戦が含まれます。ロシア軍、ロシア政府、軍産複合体、そしてロシア経済に損害を与えるものはすべて、戦争の拡大を防ぐ助けとなり、侵略に対する正当な終結、すなわちウクライナにとって正当な平和に近づくことにつながる」。

 「緩衝地帯」という表現は、ロシアのプーチン大統領が、現在停滞しているハリコフ攻勢の目標を表現するために使用した言葉である。

 一方、ウクライナ海兵隊は、侵攻の西側突出部にある別の村を占領したと発表した。

 ウクライナ海軍は月曜日にTelegramで、「ウクライナ海兵隊は、国防軍の他の部隊とともに、ロシア連邦のクルスク地域における戦闘任務の最前線に配備されている」と発表した。「海兵隊第501独立大隊の兵士たちが、ある集落に三色旗を落とす」

 これは、ウクライナ海兵隊員がロシアの三色旗を倒す動画が公開されたアパナソフカ村を指していることは明らかだ。同村は、国境の町テチキノに向かって西に押し進む場合、その進路に含まれる。

 本誌は、この主張を独自に確認することはできなかった。

 クレムリンとつながるRybar Telegramチャンネルは月曜日、ロシアにとって最も厳しい戦闘が戦場の最西端の軸線上にあるグルシュコヴォ村付近で起こっていると伝えた。 ウクライナ空軍は金曜日、クルスク州からウクライナ国境まで蛇行するセイム川にかかる3つの橋のうち最初の橋を爆撃した。

 「最も厳しい状況はグルシュコヴォ地区で展開されている」とRybarは月曜日に語った。「ウクライナ軍航空部隊は朝、セイム川を挟んだグルシコフスキー地区の最後の橋、カリジ村の橋を破壊した。そのため、住民避難とロシア軍部隊への物資供給は、ボートと十浮き橋の展開に完全に依存することになった。ウクライナ軍は、この地域での攻勢に先立ち、橋頭堡を準備する条件を整えつつある。」

 ゼレンスキー大統領の元報道官ユリア・マンデルは、橋の破壊を確認した。

 しかし、ウクライナ空軍はまだコメントを発表していない。ウクライナ空軍は、最初の橋を攻撃したと発表してから2日後の日曜日に、2本目の橋を破壊したことを確認した。

 ロシアが浮橋を建設していることは目視で確認されている。

 さらに、ウクライナがその仮設橋の少なくとも1つを攻撃したという主張もある。NASAの火災情報資源管理システム(FIRMS)が提供する視覚化データでは、その場所の東側に火災が発生しているように見える。

FIRMS


 衛星画像では、浮き橋はもはやそこにはないことが示されている。

 これらの橋は、ウクライナの空中および地上誘導兵器の幅広い射程範囲内にある。ウクライナ空軍は、JDAM-ERやハンマーなどのスタンドオフ誘導爆弾をはじめとする兵器で橋を攻撃することができ、HIMARSやM270システムから発射されるGMLRS誘導ロケットは地上から橋を攻撃できる。

 一方、ウクライナ軍は川の南側から進軍しているため、橋を攻撃する必要はない。

 ウクライナ国防戦略センター(CDS)のシンクタンクによると、ウクライナはクルスク突出部の西部への進撃に加え、東部への動きも見せている。

 「両軍はクルスク州のベリツァおよびギリ地区に予備兵を展開しており、今後1~2日の間に戦闘が起こると予想される」と、CDSは最新の電子メールによる評価で述べている。

 また、戦争研究所の最新マップによると、彼らは北にも進軍している。

 ロシアの苦境に追い打ちをかけるように、ウクライナのFPV(First Person View)ドローンが、リスクとウクライナのLgovを結ぶE38高速道路の要所でロシアの活動に絶え間なく脅威を与えている

 ウクライナ第82空挺旅団は、クルスクにおけるロシア軍に対する激しい待ち伏せの動画を公開した。一部の映像はかなり生々しい。

 また、ウクライナはクルスクの非公開地域で進軍する機械化部隊の動画も公開した。家屋一軒一軒をめぐる激しい戦闘の様子を見ることができる。

 ロシア国防省(MoD)は、侵略を阻止したと依然として主張している。

 「セヴェル軍集団の部隊が、陸軍航空部隊と砲兵部隊の支援を受け、スクリレフカとシェプトフカの南でロシア領土の奥深くに侵入しようとしている森林地帯の小規模な敵の破壊工作グループを特定し排除するための偵察および捜索活動を実施した」と国防省は述べた。「オルゴフカ、ルスコエ・ポレチョノエ、チェルカッソエ・ポレチョノエ方面に突撃部隊が攻撃を仕掛けたが撃退された。

 航空部隊、砲兵部隊、地上部隊は、ボルキ、ボグダノフカ、ヴィシニョフカ、ヴィクトロフカ、コシツァ、リュビモフカ、メロヴォイ、スナゴスト、マルティノフカの西、およびコレネヴォの南東で、ウクライナ軍第22、第61、第115機甲旅団、第80空挺旅団の人員と装備に損害を与えた」と国防省は主張した。「AFU部隊の無力化作戦は進行中だ。」

 下のビデオは、ロシアのKa-52アリゲーター強襲ヘリコプターがクルスクのウクライナ軍にロケット弾を発射している様子を捉えている。

 また、国防省はウクライナの侵攻準備地域であるスームィ州の複数の標的を攻撃したとも発表した。しかし、M270多連装ロケットシステム(MLRS)を破壊したという主張は、単なる見せかけであるようだ。ロシアはMLRSを攻撃する代わりに、チェコのインフラテック社製の膨張式デコイを攻撃したと伝えられている。この主張を独自に確認することはできなかった。

 これまでに、ロシアはウクライナから約5,000人の兵士を移動させ、クルスクの防衛を支援しているとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。

 「WSJの5,000人のロシア人兵士に関する報道は、ロシア軍が8月11日時点でクルスク州の最前線に最大11個大隊を再配置したという報道と部分的に一致する」と、戦争研究所は最新の評価で述べた。

 ロシアのメディアによると、ロシアはまた、宇宙軍の特殊自動車化狙撃兵連隊を配備して対抗している。

 さらに、ロシア全土から徴集された10代の兵士たちがクルスクの防衛に駆り出されているという報告も出ている。

 クルスクで戦闘が続く中、ウクライナはドネツク州の2つの主要都市を失う寸前にある。

 「ポクロフスク方面で激しい戦闘が続いている」と、シリスキー総司令官は本日、テレグラムで述べた。「防衛軍もトレツクを守るために必要なことはすべて行っている」

 しかし、それだけでは十分ではないかもしれない。

 ロシア軍は「ポクロフスクの郊外に向かって移動している。我々には見えています。これは秘密でも何でもありません」と、ポクロフスク軍政の情報政策責任者カテリーナ・ヤンジュラは月曜日にワシントン・ポスト紙に語り、同市の運命はまだわからないと付け加えた。

 「おそらく、状況はなんらかの形で変化するでしょう。我々は、敵がポクロフスクへの接近路のどこかで立ち止まり、我々の軍が敵を撃退することを願っています」

 エコノミスト誌によると、クルスク攻撃計画は緊迫感に満ちた極秘の取り組みであった。

 「ロシア軍の防衛ラインの弱点を突くために、複数シナリオが検討された。北部のブリャンスク州への攻撃、クルスク州への攻撃、あるいはその両方を組み合わせた攻撃、またはそれ以上の攻撃である。主な目的は、ドンバス地方の包囲網から軍隊を撤退させ、今後の交渉のための切り札を作ることだった。シルスキー将軍は、この計画を極秘扱いとし、一部将官や安全保障当局者たちとのみ共有していた。大統領との話し合いも、スタッフを交えず、一対一で行っていた。軍諜報機関が偵察の多くを担当し、ウクライナの軍事情報機関であるGUR(GURは後期段階まで含まれていなかった)に任せることはほとんどなかった。

 国防総省の当局者たちは、ウクライナが侵攻を開始する前に協議は行われなかったと語ったが、ロシア外務省は米国を非難している。

 ウクライナへの1億1500万ドルの新たな軍事支援パッケージの発表の際、デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン外相は、同国が寄贈した兵器がクルスクで使用されることに異議はないと述べた。

 キエフ・インディペンデント紙によると、同外相はデンマークはウクライナによるロシア国内での軍事作戦をウクライナの防衛戦略の一部と見なしていると強調した。

 「自衛のためには侵略者の領土への進入も含まれる。その一環として攻撃側のインフラや軍事施設を標的にするのであれば、これは戦争のルールに完全に則っている」と彼は述べた。

 ラスムセンは具体的な兵器には言及しなかったが、デンマークはウクライナにF-16を提供している。

 米下院情報特別委員会のマイク・ターナー委員長(共和党、オハイオ州選出)は、バイデン政権に対し、ウクライナが米国から受け取った長距離兵器をロシア国内で使用することを許可するよう呼びかけた。

 ターナーは日曜日に放映された「Face the Nation」で、「バイデン政権による制限に対する懸念は、ウクライナが最終的にロシアに責任を問える立場にあるということだ」と述べた。「彼らは今、ロシア領内に侵入している。ウクライナを攻撃しているロシアの正当な軍事目標を長距離兵器システムで攻撃できれば、現地状況が変化する。ウクライナが保有する兵器システムを上回る兵器をロシアが生産し続け、それがウクライナにとって有利に働くという状況を、このまま続けていてはならない」。

 クルスク侵攻に加え、ウクライナはロシア国内のエネルギーインフラへの攻撃も継続している。

 ウクライナ無人機による攻撃があったと報告されてから3日経った今も、ロストフ州にあるロシアの国家燃料備蓄施設プロレタルスクでは火災が続いている。

 この施設は最前線から250マイル以上離れた場所にある。

 「プロレタルスクの火災は鎮火中であり、関与した人員および機器の数は増加している」と、ロストフ州知事のワシーリー・ゴルベフは月曜日にテレグラムで述べた。「プロレタルスク地区の火災の複雑さを考慮し、厳戒態勢は緊急事態に格上げされた。緊急救助部隊は現在、火災の鎮火に全力を注いでいる」

 ソーシャルメディアに投稿された動画には、中国Skywalker Technology社が開発したとされる光ファイバー制御ケーブル付きのロシア製FPVドローンのデモンストレーションが映し出されている。

 ウクライナによる妨害を回避するため、ロシアはクルスク地方でFPV(一人称視点)ドローンを制御する光ファイバーケーブルの使用を開始した。3月には、墜落したロシア製神風ドローンにこれらのケーブルが取り付けられている画像が投稿された。

 ロシアの傀儡国家ベラルーシの大統領は月曜日、またも奇妙な方法で戦争を終わらせるよう呼びかけた。

 「ウクライナはすでに『非ナチ化』段階を過ぎている。交渉を開始し、紛争を終わらせる必要がある」とベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領はロシア1のテレビ局とのインタビューで述べた。ウクライナがロシアに侵攻したことがルカシェンコを狼狽させた。ロシアはベラルーシから侵攻を開始し、そこから遠隔兵器を発射している。

 ウクライナ国内での戦闘の大半はドンバス地方で繰り広げられているが、ヘルソン州のドニエプル川沿いでも戦闘が続いている。

 ウクライナ軍が支配する川沿いにある基地は最近、ロシアの最新鋭地対空ミサイルKh-38Mの1つによる攻撃を受けた。

 また、ウクライナの無人ジェットスキーが最近、クリミア半島でロシアの小火器による攻撃を受けて破壊された。海軍専門家H・I・サットン氏、これはウクライナ製のジェットスキーUSVの第2世代型であると述べた。

 最近、イスタンブール近くのトルコ沿岸で、爆発物を満載したジェットスキーが発見された。無人機は、黒海におけるロシア海軍の活動を妨害し、複数の軍艦を沈没または損傷させることに著しい効果を発揮しているウクライナの神風ドローンボートの一環である可能性が高い。しかし、クリミアで発見されたのは今回が初めてである。

 戦争が続き、自国が侵略されている中、プーチン大統領はロシア国籍を取得できる人々の門戸を開いている。ロシア語を話せなくても、読めなくてもよい。ただ「ロシアの伝統的な精神性や道徳的価値観を共有」していればよいのだという。■


Ukraine Pushing Westward In Kursk To Create A “Buffer Zone”

After dropping multiple bridges, Ukraine's push westward, south of the Seim River, would give it more Russian territory along its border.

HOWARD ALTMAN

POSTED ON AUG 19, 2024 7:37 PM EDT

https://www.twz.com/news-features/ukraine-pushing-westward-in-kursk-to-create-a-buffer-zone



コメント

  1. ぼたんのちから2024年8月22日 9:16

    ウクライナによるロシア進攻は、まもなく防御に適した陣地を確保しながら、ロシア軍の多大な出血を強いることになる。ウクライナ国内でのロシア軍の無理攻めもまもなく萎むだろう。
    戦争は膠着状態となり、停戦や和平の交渉の気運が国際的にも盛り上がるかもしれない。ウクライナは、ロシアに一方的に侵略された状態での和平は受け入れられず、今回のロシア進攻をおこない、占領地の確保と推測することは妥当性がある。
    しかし、ウクライナの期待に反し、老いぼれバイデン政権の関与は期待できないかもしれない。今までバイデンは、戦争の継続を望んでいるように見え、真剣に和平を提案していない。それでいながら、ウクライナに対し供与兵器の制限などをつけて軍事行動を拘束し、ウクライナが戦争に負けるように仕向けている。
    そればかりか、米国はウクライナの攻勢を制止したり、ロシア側に意図的にリークしたりしたと言われている。また、最近の米露間のスパイや犯罪者の交換は、米露の奇妙な蜜月を示しているようにも見える。これではまるでロシアのスパイが老いぼれバイデン政権内に巣食っているのかもしれない。
    上記の米政権の行動や姿勢は非難されるべきことであり、米政権の現在の軍事・外交政策と組織は錯乱し、腐れ切っていると推測する。やれやれ!

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