2022年7月27日水曜日

ウクライナへA-10を供与する可能性が出てきた

 

USAF / Staff. Sgt. Daniel Snider

 

 

米空軍のトップは、A-10ウォートホグをウクライナ向け供与に門戸を開いた。

 

 

ランク・ケンドール米空軍長官は、A-10地上攻撃機をウクライナに譲渡する可能性を問われ、真っ向から否定しなかった。発言は、空軍参謀長チャールズ・Q・ブラウン大将が、ウクライナ空軍はいずれソ連時代の戦闘機から移行を迫られ、次の機種は「非ロシア的なもの」になるだろうと述べた後のことであった。

 ケンドールとブラウン両名は、本日開催の年次アスペン安全保障フォーラムでコメントを発表した。会議は昨日開幕し、今週末まで開催される。今日まで、アメリカ空軍のみが、巨大なGAU-8/Aアベンジャー30mm砲と重装甲で知られる近接航空支援機A-10を運用してきた。

 「空軍が...手放すべきものは何か?」アスペンでのケンドール講演でモデレーターを務めたワシントンポストのデビッド・イグナティウスは、空軍長官に尋ねた。

 「由緒あるA-10は...我々が今最も懸念している種類の敵相手に必要なシステムではない」とケンドール長官は答えた。

 2023年度の最新の予算要求では、空軍は21機のウォートホグを退役させる権限を要求している。同機は、過去20年ほどの間、航空優勢が確保された環境での低強度戦闘作戦の支援に有用であることが証明されているものの、将来的に高度な紛争が発生した場合の有用性が疑問視されてきている。

 「A-10をウクライナに渡したらどうだろう?」ケンドールが最初の質問に回答した後、イグナティウスはこう尋ねた。

ブラウン将軍は今朝、ウクライナが興味を持ちそうな戦闘機について、その質問に答えた。ウクライナ次第だ。...旧式の米国製システムにも可能性がある」とケンドール長官は答えた。「我々は、向こうの要求が何であるか、どのようにしたら満足させられるか含め、議論を受け入れる」。

 ブラウン大将は、アスペン講演で、ウクライナ人パイロットの米国内訓練について質問され、「どの機種に乗るか推測できない」と答えていた。「ロシア製ではない」。

 先週、米下院は、2023年会計年度の年次防衛政策法案(国防権限法、NDAA)原案に、ウクライナ戦闘機パイロット向け訓練の資金援助の承認を盛り込み可決した。法案は、最終的に上院で審議中の別法案と調整された後、最終投票にかけられ、その後、ジョー・バイデン大統領のもとへ送られ、署名され成立する。

 ケンドール、ブラウン両名の今日の発言は、ウクライナへのA-10戦闘機派遣に関する3月の質問時での回答と著しく異なっている。以前の両名は明確に、派遣の可能性についての議論も、活発な計画もないと強調していた。

 ブレイキング・ディフェンスによれば、ケンドール長官は空軍協会主催航空戦シンポジウムで記者団に、「現在の計画、あるいはウクライナにA-10を提供する計画についてどんな議論があるのかさえ知らない」と語っていた。

 ロシアが2月に全面侵攻を開始して以来、A-10含む西側諸国の戦闘機をウクライナに送る案は何度も提起されてきた。これまでのところ、バイデン政権は、議員、ウクライナ政府関係者、同国軍関係者、一般市民などからの声に抵抗してきた。米当局は通常、納入が紛争をエスカレートさせ、ウクライナ国外への波及リスクを増大させる懸念を理由に挙げてきた。

 しかし、ここ数週間、精密誘導式高機動砲ロケットシステム(HIMARS)の供与や、中距離ミサイル国家改良型地対空ミサイルシステム(NASAMS)など、姿勢は着実に変わりつつある。このようなシステムをウクライナ軍に提供する可能性は、ほんの数カ月前までは全くないものと見られていた。

 月曜日に、ウクライナのオレクシイ・レズニコフ国防相は、ロイド・オースティン米国防長官と話し、アメリカ側から「とても良い知らせがあったが、詳細はもう少し後になるだろう」とツイートした。これはもちろん、アメリカ政府が今日新たにHIMARSの増派を約束したことを指しているのかもしれない。HIMARSはすでに紛争に顕著な影響を与えている。

 少し前までは、ウクライナやその他の地域にA-10を派遣する案は、ほとんど無意味な話だっただろう。議会は長年にわたり、空軍が同機を売却するのを阻止してきた。議員連からは、空軍が重要な近接航空支援能力を失うことはない保証を常に要求してきた。この長年にわたる姿勢は、現在では軟化している。下院のNDAAの現行版は、来年度にA-10を21機退役させるとの空軍提案に同意している。上院の軍事委員会も月曜日にその旨を発表した。

 その他政治的ハードルも消えたように見える。2003年、空軍はコロンビア空軍へのA-10機リース案に反対したが、理由の一つとして、国務省がラテンアメリカの麻薬対策作戦支援で除草剤散布用の装甲プラットフォームに改装しようとウォートホグ数機の取得を求めていた国務省の反発を懸念しためだった。

国務省の航空団は無名だが大きな組織で、A-10を使うことには何の興味もないようである。旧米軍のOV-10ブロンコを何機入手し、装甲散布機に改造した後、商業用の改良型クロップダスターに切り替えていた。

 アメリカ、ウクライナ両国の政府関係者は、A-10供与が現実的かどうか、また、ウクライナに提供する場合、どのような武器が利用できるかなど、訓練や物流の要件含む要因をどう考えるか決定を迫られる。また、A-10は機密度の高いシステムを搭載しているため、譲渡前に取り外す必要がある。

 訓練については、「過去の軍事交流プログラムのおかげで、ウクライナにA-10の操縦訓練を受けた少数のパイロットがいる」と、米欧州軍(EUCOM)のトップを務めたフィリップ・ブリードラブ元空軍大将と、元米国ウクライナ交渉特別代表のカート・フォーカーが、シンクタンク欧州政策分析センターの3月に発表した論説に書いていた。

 とはいえ、A-10がウクライナ上空に姿を現せば、高度な脅威環境での運用能力に関する議論を、良くも悪くも永久に終わらせることができよう。同時に、ウクライナにA-10を提供して、空軍上層部はA-10をきっぱり退役させることができるだろう。■

 

 

Giving A-10 Warthogs To Ukraine Isn't Off The Table | The Drive

BYJOSEPH TREVITHICKJUL 20, 2022 9:19 PM

THE WAR ZONE

 

ハインライン唯一の未訳架空戦記小説SIXTH COLUMN第12章。いよいよ完結編。アメリカをパンアジアから奪回できるのか。

 第12章

アードモアはフランクから、通信監視員に切り替えた。「大祭壇の制御盤を写してくれ!」。

 それは目に入ったが、アードモアが見たのは当直オペレーターではなかった。代わりにいたのはカルフーンだった。制御盤の上にかがみこんでいる。オペレーターは頭を右に向けて倒れていた。アードモアは、すぐ接続を切り、ドアに飛び込んだ。

 トーマスとブルックスは2位を競い、部下は絶望的に劣勢に立たされた。4番目だ。3人は最大加速度で重力シュートを駆け上がり、神殿の床に叩きつけられた。祭壇は目の前、100フィート先にあった。

 「フランクに担当させていたんですが」とトーマスが言おうとした時、カルフーンが祭壇の上のレールから頭を出した。

 「そこを動くな」

 みんな動けなくなった。ブルックスは小声で言った。「大型投射機で私たちに照準を合わせています。気をつけてください、少佐!」。

 アードモアは口の片側から言葉を漏らしながら、「わかっている」と認めた。咳払いした。「カルフーン大佐!」。

 「われは偉大なるモタ卿なり。口の利き方に気をつけよ!」

 「はい、もちろんです、モタ様。でも、汝のしもべに告ぐ、カルフーン大佐は汝の属性の一人ではあるまいか?」

 カルフーンはこのことを考えた。「時にはな」と答えた。「そうだ」。

 「ではカルフーン大佐とお話ししたいのですが」 アードモアは数歩前進した。

 「動くな!」 カルフーンは投射機の上にかがみ込んだ。「白人どもにに雷を落とすぞ、気をつけろ!」

 「気をつけてください、隊長」 トーマスがささやいた「奴はあれで全部を吹き飛ばせるんです」。

「知ってるよ」アードモアは声もなくそう答えると、言葉の綱渡りを再開した。しかし、何かがカルフーンの注意をそらした。振り向くと、急いで重い映写機を振りかざし、両手で操作している。すぐに頭を上げ

映写機を調整し直したようで、また操作部を押し込んだ。ほぼ同時に、何か重い体が彼にぶつかり、彼はレールの後ろに倒れた。

 祭壇の床の上で、彼らはカルフーンがもがいているのを見つけた。しかし、彼の腕は押さえつけられ、足は

背の低いずんぐりした茶色の男、フランク・ミツイの手足に挟まれている。フランクの目は生気のない陶器のようで筋肉は硬直していた。

 カルフーンは4人がかりで即席の拘束衣を着せられ、病室に運ばれた。「私が思うに......」トーマスは、作業員が精神病患者を下ろすのを見ながら言った。「カルフーン博士は白人を殺すように映写機を設定していた。最初の爆発はフランクを傷つけず、彼は制御をリセットするために停止しなければならなかった。それで助かったんだ」

 「そうだ。でもフランクは」

 「2回目の爆発は、彼が実際に空中にいるとき起こったに違いない。腕に触れたか?ゆで卵のように瞬時に凝固したんだ」

 しかし、ミツイの悲劇的な生涯の幕引きに浸っている暇はなく、さらに数分が過ぎた。アードモア一行が急いで事務所に戻ると、参謀長ケンディグが冷静に通信を処理していた。アードモアは、口頭で簡単な報告を求めた。

 「少佐、やつらはナッシュビルの寺院に原爆を投下しようとしました。ニアミスでしたが、市の南は壊滅状態です。ゼロアワーを設定しましたか?教区から問い合わせがありました」。

 「まだだがもうすぐだ。データがないんだったら、A回路ですぐに最終指示を出す」

 「はい、先にしてください」

 A回路の準備ができたと報告が入り、アードモアは咳払いをし急に緊張した。「20分後に行動だ、諸君。計画の要点を確認したい」と言い出した。

 偵察車両12台は、12大都市に1台ずつ割り当てられた。いや、ほとんど同じリストだが、パンアジアの軍事力が最も充実している12都市だ。偵察車による攻撃は、その地域で地上攻撃の合図となる。偵察車は例外を除いて、話している間にも、目的地上空の成層圏に待機している。

 偵察車に搭載された重投射機は、地上の軍事目標、特に兵舎や飛行場などに、可能な限りの速やかな損害を与える。神官は、ほぼ無敵の存在である。神殿の投射機同様に、地上ではほぼ不死身の神官がこれを補う。そして信徒の「部隊」が、嫌がらせや狩りをする。「疑わしきは撃て」。そして、先に撃てと。相手の白目が見えるまで待つな。基本的な武器は何千回も使える。白人を傷つけることはない。動くものはすべて撃て!

 「また、変なことがあっても警戒しないように言ってくれ。もし、不可能なことに見えたら、我々の仲間の一人が原因だ。奇跡を起こすのが我々の専門だ。

「以上、狩猟の心得だ」

 最後の注意は、ウィルキー、グラハム、シェーア、ダウナー4人の特別任務のことであった。ウィルキーは、グラハムの芸術といえる協力を得て、特殊効果に取り組んでいたのだ。戦場での任務は4人のチームを必要としたが、通常の計画には含まれていなかった。ウィルキー自身、それがどのように機能するかは知らなかったがアードモアは彼らに偵察車両一台を割り当てた。

 話している間にも、ストライカーはアードモアにローブを着せていた。ターバンを定位置に据えた。通信室とのパララジオ接続を確認し、ケンディグとトーマスに別れを告げようとした。トーマスの目つきがおかしいことに気づき、首が赤くなるのを感じた。「どうしたんだ?

行きたいんだろう、ジェフ?」

 トーマスは無言だった。アードモアは、「もちろん、俺は嫌なやつだ。わかってる。でも、パーティーに行けるのは一人しかいない。それは俺だ!」

 「勘違いされているようですが、隊長、私は殺しが好きではありません」。

 「それで?" 俺だって同じだよ。 ただ、フランク・ミツイの帳簿は俺が片付けてやる」。二人と握手をした。

 トーマスは、アードモアがパンアジア首都に到着する前に、実行の合図を出した。パイロットは、首都で戦闘が始まった後、神殿の屋根に彼を降ろした。そして、自分の任務を遂行するため、機体を切り離した。

 アードモアは周囲を見渡した。神殿近くは静かで、神殿の大きな投射機がそれを示しているのだろう。パンアジア巡洋艦が着陸中に墜落するのを見た。しかし、任務中の高速で小さな偵察車は、それに気付くことができなかった。彼は神殿の中に降りた。

 閑散としている。神殿の床に停まる二輪車のそばに、一人の男が立っていた。彼は近づいてきて、「ブライアン軍曹です」と告げた。「神官が、つまりロジャース中尉からあなたを待つようにと言われました」。

 「よし、行こう」。車に乗り込んだ。ブライアンは小さな指を唇にあてて口笛を吹いた

 「ジョエル」と叫ぶと祭壇の上から一人の男が頭を出した。「出発だ、ジョー」 その頭は消え、神殿の大きな扉が開いた。ブライアンはアードモアの横に乗り込み、尋ねた。

 「どこに行きましょうか?」

 「戦闘員が一番たくさんいるところを探してくれ、いや、パンアジア人だ、たくさんいるだろう」

 「同じことですよ」。車は広い寺院の階段を下り、右に曲がってスピードを上げた。

 通りは茂みのある小さな円形園路にぶつかった。茂みの向こうに4、5人の人影があった。茂みの奥にしゃがんでいる人影と、地面に突っ伏している人影があった。車がスピードを落とすと、アードモアはボルテックス・ライフルかピストルかわからないが、鋭い銃声を耳にした。その時、しゃがんでいた人物の一人が驚いて倒れた。

 ブライアンが耳元で「あいつらはあそこのオフィスビルにいます」と怒鳴った。

 ブライアンは自分の杖から細い楔状のビームを放射するようセットし、ビルの上下にビームをあおった。ピンという音が止んだ。アジア人がまだ手をつけていないドアから飛び出してきて、通りに逃げた。アードモアはビームを切り、別のセッティングにして細い明るい光でその人物を狙った。光は男に当たり、鈍く重い音がして男は消えた。その代わりに大きな油のような雲が発生し、膨張して消えていった。

 「ジャンピング・ユダ! 今のは何ですか?」ブライアンは叫んだ。

 「コロイド爆発だ。体細胞の表面張力を解放したんだ。この日のためにとっておいたんだ」

 「しかし、何が爆発したのですか?」

 「細胞内の圧力だよ。数百ポンドにもなる。行こう」。

 次の数ブロックは、死体以外はなかった。しかし、アードモアはプロジェクターをオンにしたまま、スピードが許す限り、通リすぎる建物をくまなく観察した。その隙に本部に電話した。「報告はあるか、ジェフ?」

 「まだ何もありません、隊長。まだ何も。早すぎる」。

 ブライアンがどこに連れて行かれたかを理解する前に、開けた場所に出た。それは街のはずれにある州立大学キャンパスで、今は帝国軍兵舎に使われている。敷地に隣接する陸上競技場とゴルフ場は、空港にされていた。

 ここで初めて、アードモアは、パンアジアを撲滅しようと武装したアメリカ人が、いかに哀れなほど少数であるかはっきり認識した。右側には小競り合いの列があるようだ。アジア人の犠牲が目に見えた。その数は数千にも及び、その数はアメリカ人を飲み込むのに十分だった。畜生、どうして偵察車はここを減らさなかったんだ。災難にあったのだろうか。

 彼は、偵察車の乗組員が航空機に忙殺され、兵舎を掃除する暇がなかったと判断した。今にして思えば、都市ごとに、使える偵察車は全部使って、一団となって戦えばよかったのだ。無線が妨害されていると信じ、そのようにできた。もう手遅れなのか?今さら?そうだ。ゲージを投げて、国中で戦いが始まっていたのだ。今は戦わなければならない。

 彼はすでに、問題を揺さぶるためにスタッフとともに忙しくしていた。アジア人の列に切り込み、主効果を全開にし、満足な量の殺戮を行った。そしてコロイド爆発モードに変更した。遅くて不器用だが、士気への効果が有利になるはずだ。

 より神秘的にするためにガイドレイは省略し、キューブの深い穴で照準した。そこだ! ネズミの一匹が煙に包まれた! 射程に収めた2! 3匹!4!もう一度、何度も何度も...12体以上。

 東洋人には無理な話だった。勇敢で熟練した兵士だったが、理解できないものとは戦えなかった。分断され走り、兵舎に戻った。散り散りになったアメリカ人たちから、本物の反乱軍の雄叫びに似た歓声が上がった。人影が立ち上がりアジア人の後を追った。

 アードモアは再び本部に電話した。「A回路だ」。

数秒遅れで、「了解 」と返事が来た。

 「全将校、注目! 有機爆発をできるだけ多く使用しろ。やつらに地獄を味あわせてやれ」 彼はメッセージを繰り返し、回路を解放した。

 ブライアンに建物の近くへ行くように指示した。ブライアンは車を縁石にぶつけ、木々の間を縫うように走った。車は数フィート宙に浮き、横倒しになった。アードモアは体を起こし、立ち上がろうとした。その時、彼はどうにかして自分の杖が無事であることに気づいた。

上の扉が詰まっていた。彼は杖で切り開き、よじ登って外に出た。彼はブライアンを振り返った。「怪我はないか?」

 「大したことはありません」 ブライアンは体を震わせた。「左の鎖骨にヒビが入っただけです」。

 「ほら、手を握れるか?杖につかまるんだ」。彼を連れ出した。「君を置いていかねばならん。基本武器はあるか?」

 「はい」

 「よし、幸運を祈る」。彼はクレーターをちらっと見て、離れていった。よくぞ彼はシールドをオンにしてくれていたものだ。

 数十人のアメリカ人が建物の間を用心深く移動しながら、銃を撃っていた。アードモアは、先に撃てと言われた兵士たちに2度発砲された。いい子だ。動くものは何でも撃て動くものはすべて撃て!

 パンアジア航空機が低空飛行でキャンパスの端をゆっくり横切った。飛行機は、黄色い霧をまき散らしていた。ガスだ! ほんの一握りのアメリカ人を殺すため、自国の軍隊にもガスを浴びせたのだ。霧はゆっくりと地上に降りてきて、彼のほうに流れてきた。突然気づいた。

これは、自分にとっても他人にとっても重大なことだと。シールドは、ガスに対してほとんど防御にならない。空気を通す必要があるからだ。

 しかし、彼は自分の出番が来たとばかりに、機体の位置を確認しようとした。だが、その前に機体が揺れ、墜落してしまった。やはり、偵察車の仕事だった。よかった。

 ガスがかかってきた。迂回して走れるか?いや、息を止めて、中を走れるかもしれない。盾を頼りに走り抜けることができるかもしれない。それは無理だ。

 無意識の奥底にある答えが、「変成」だった。数秒後。杖を広い円錐形に放射するようにセットし、彼は致命的な雲に穴を開けていた。まるで演奏するように、円錐を前後に振り回した。すると、霧のような粒子は無害な酸素に変わった。

  「ジェフ!」。

 「はい、隊長」

 「ガスのトラブルは?」

 「かなりあります。で...」

 「気にするな。 これをA回線で放送しろ 杖を...」 その最も無形の武器と戦う方法を説明し続けた。

 偵察車が上空から降下し、ホバリングし、兵舎担っている寮の上を往復しはじめた。キャンパス内は急に静かになった。そのほうがいい。どうやら、パイロットは一度にたくさんをやりすぎたようだ。アードモアは急に孤独を感じた。ガスに対処する間に、戦いは終わってしまったのだ。他の街の戦闘をチェックするために、乗り物を探した。困ったものだ。このクソ戦闘の厄介なところは、まとまりがないことだ。それは仕方がない。問題の本質なのだ。

 「隊長ですか?」 トーマスからの電話だった。

 「続けてくれ、ジェフ」。

 「ウィルキーがそちらに向かっています」

 「よかった 運が良かったのかな?」

 「そうですね、でも待っててください。カンザスからの映像を見ましたが、 今はそれだけです」

 「O.K.」 彼は、再び交通機関を探した。ウィルキーが到着するとき、生きたパンアジア人たちのそばにいたかった。キャンパスから1ブロックのところに、一輪車が放置され立っていた。彼はそれを利用した。パンアジア人が宮殿近くにたくさんいることを発見した。そして、戦いはアメリカ側にあまり楽しいものではなかった。彼は杖の力を借りて、個人を選んで爆発させるのに非常に忙しかった。ウィルキーが到着したとき、彼は人物を選んで爆発させるのに非常に忙しかった。

 巨大な、信じられないような、完全な黒のガルガンチュアン男のような姿-高さ1000フィート以上-が、闊歩してきた。足が通りを埋め尽くし、ビルを闊歩していた。まるで、エンパイア・ステート・ビルディングが

が散歩しているかのようだ。

 声がする。

 その声は雷鳴のごとく、何マイルも明瞭に響いた。「立ち上がれアメリカ人!その日は近い! 弟子が来たのだ!立ち上がり、マスターを打ちのめせ!」。

 アードモアは、車中でどうやってこの騒音に耐えられるのか、また、自分たちが投影の中を飛んでいるのか、それとも上空を飛んでいるのか、不思議に思った。

 声は、パンアジア語へ変化した。その言葉を理解できなかった。大まかな流れはわかっていた。ダウナーは、軍の首領たちに復讐を誓った。自分の黄色い皮を守りたい者は、すぐに逃げたほうが賢明であると。彼は、もっと強調し、細部に気を配り、やつらの心理的弱点を熟知した上で、伝えていた。

 グロテスクでおぞましい擬似生物は、宮殿前の公園で立ち止まり、身を乗り出すと逃げ惑うアジア人に巨大な指を触れた。男は姿を消した。もう広場に汎アジア人はいなくなった。

 戦闘は何時間も散発的に続いたが、それはもはや戦闘というより害虫駆除のようだった。東洋人の一部は降伏し、多くは自らの手で死んだ。しかし、そのほとんどは、亡くなった農奴の手に殺された。トーマスからアードモアへの統合報告書は全国の掃討作戦の進展度合だったが、通信兵が中断した。「首都神官から緊急連絡です」

 「繋げ」

 続けて第二声、「アードモア少佐ですか?」

 「はい、お繋ぎします」

 「皇太子を捕らえました...」

 「なんだって」

 「はい、閣下。処刑の許可をお願いします」

 「今のは何ですか、閣下?」

 「いや!聞こえただろう?本部で会う。本人に何も起こらないよう注意するんだ」

 アードモアは髭を剃り、制服に着替えてから皇太子を連れてこさせた。ついにパンアジアの支配者が目の前に立つと、顔を上げてこう言った。

 「命を救えるそちらの国民は、すべて積み込んで、元の場所に送り返す」

 「ご親切なことですな」

 「もうお分かりでしょう、そちらは科学に騙されたのです。あなた方の文化では太刀打ちできないのです。

あなた方はいつでも自分たちを全滅させることができた、ほとんど最後の最後まで」。

 東洋人は無表情なままだった。アードモアは、その冷静さが表面的なものであるように切に願い、続けた。「私があなたの仲間について言ったことは、あなたには当てはまらない。あなたを普通の犯罪者として逮捕する」と続けた。

 皇太子の眉がつり上がった。「戦争したからですか?」

 「いや、米国領土で大量殺人を命じたからだ。『教育的』教訓だ。あなたは他の犯罪者と同じように陪審員により裁かれる。そして首吊りの死刑にされることだろう。

 「以上だ。連れて行け」

 「お待ちを」

 「なんですか?」

 「宮殿で見たチェス問題を覚えておられるか?」

 「それがどうしたというのか?」

 「4手の解答をお願いできますかな?」

 「ああ、あれね」。アードモアは心の底から笑った。「何でも信じるんだね。解決策などなかったんだ。ハッタリだよ」。

 皇太子の冷たい自制心にヒビが入ったことは一瞬にして明らかだった。

 彼は裁判を受けなかった。翌朝、依頼していたチェス盤上で頭を抱えて倒れているところを発見された。

(第12章おわり)

(SIXTH COLUMN完)


以上SIXTH COLUMNはいかがでしたでしょうか。第一章からあらためてまとめておきます。いわれるほどレイシストとの印象はなかったのですが、いかがでしょうか。ウィルスなどすでに人種別に効果が異なる「生物兵器」が出現していますからね。出版のお話があればぜひ当方までご連絡ください。 なお、次のプロジェクトとして同じハインラインのSTARSHIP TROOPERSの訳出を進めます。同作は新旧翻訳版が出ていますが、自分の手でやてtみたいためです。サンプル版を近日中に掲載しますので、ご感想をぜひいただきたいです。




台北に最も近い空軍基地の拡張工事、フランカーの無人機化、PLAAFの台湾侵攻作戦への準備が着々と進んでいる模様。

 



China’s Closest Airbase To Taipei Operational Again After Major Upgrades

https://twitter.com/Aviation_Intel/status/1552014683795648512?s=20&t=jvcN4E-MAYjDIw98l7n1-Q


 

中国は老朽化したJ-6戦闘機に加え、フランカーを台湾の反対に位置する基地で無人機に改造したようだ。

 

 

星画像によると、台湾海峡をはさみ、台湾から105マイル(約135km)の中国空軍基地で、数年にわたる大規模拡張工事がほぼ完了したようだ。龍田Longtian基地は台湾の首都台北に最も近い中国飛行場で、フランカー戦闘機部隊が画像に写っている。同戦闘機は、完全に時代遅れのJ-6戦闘機に加わり、人民解放軍が将来の侵攻の初期段階で台湾の防空を圧倒するために使用する無人機に改造された可能性が非常に高くなっている。

 

独立系オープンソース情報アナリストでThe War Zone寄稿者の@detresfa_が、龍田での新たな動きを知らせてくれた。Planet Labsから入手した7月8日撮影の画像では、主滑走路南端からすぐのエプロンに、航空機硬化シェルター4つが並ぶ隣に、フランカー戦闘機が確認できる。メインタラップには、2列に並ぶJ-6の間に、もう一組のこのジェット機が見える。

 

 

PHOTO © 2022 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED. REPRINTED BY PERMISSION / DETRESFA_

 

また、フェンスや壁で囲まれた貯蔵所には、新しい土の覆いがされているように見える。detresfa_は、軍需品の貯蔵施設である可能性があると推測している。しかし、軍需品貯蔵施設は、攻撃や事故が、隣接施設への連鎖反応を引き起こさないようにするために、より間隔を空けて設置されることが多い。また、龍田のシェルターはドライブスルーのようで、ミッション前にドローンの配備準備や、航空機に積み込む軍需品やその他の貯蔵品を保護するための場所である可能性が示唆されている。

 

@detresfa_ が教えてくれた硬化航空機用シェルターは、現在進行中の作業や屋根に新しくコーティングが施されている様子から、まだ使用できる状態ではないようだ。貯蔵シェルターは、過去2年ほどで建設された龍田での重要な新施設多数の1つだ。作業の全容は下の注釈付き画像でわかる。

 

PHOTO © 2021 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED. REPRINTED BY PERMISSION / DETRESFA_

 

 

2019年の龍田基地を見れば、拡張工事の大きさがわかる。oogle Earth

 

フランカーとJ-6が駐機していることから、龍田では現在、通常またはそれに近い運用が再開されていることがわかる。フランカーが恒久的に駐留しているかは不明だが、J-6は他の衛星画像から少なくとも20年以上前から同基地に駐留しているのがわかる。

 

J-6s visible on Longtian's man ramp in 2018. Google Earth

 

2009年の衛星写真ではJ-6が龍田基地に確認されていた。Google Earth

 

 

瀋陽J-6はソ連時代のMiG-19から派生し、1960年代にPLAAFが導入し、1990年代に第一線から姿を消した。その後、中国軍は同機を無人機に改造し、J-6Wと呼ぶこともある。

 

 

2010年珠海航空ショーに登場したJ-6 Alert5 via Wikimedia

 

しかし、PLAAFは同機を今も保有し、さらに多くを迅速に改造する能力を有しており、敵の防空、特に台湾の防空を混乱させ圧倒する囮として使用することが広く理解されている。そうすることで、貴重なミサイルを減らし、攻撃されやすい戦闘機を温存しておける。J-6Wに爆薬を搭載し、粗悪な巡航ミサイルとして使用することもできる。使い捨ての電子戦ペイロードは、台湾の防空隊のレーダー画像を混乱させる可能性がある。米国のQFシリーズのフルスケール航空標的(FSAT)と同様の意味で再使用可能だが、紛争の初期段階では、片道ミッションで発射されだろう。この戦術は、射程が短く、非常に複雑でターゲットが密集した海峡両岸戦では大きな意味がある。

 

こう考えれば、台湾に隣接する大陸部の軍事活動の大部分を管轄するPLA東部戦区司令部が、2021年10月にJ-6Wの1機の写真を場所不明の基地で公開していることが興味深い。ネット上のオープンソース・インテリジェンス・マニアが撮影場所を特定しようとし、龍田を指摘する声もあったが、分析はまだ結論が出ていない。

 

また、主滑走路南端に隣接する航空機用硬化シェルターと関連エプロンは、野外警戒パッドに代わり設置されたようだが、現在は単なる誘導路に姿を変えていることも指摘する価値がある。ソ連のMiG-21から派生したJ-7戦闘機は、龍田の他の場所と同様に、以前の駐機パッドに見られた。PLAAFはJ-7を着実に第一線から撤退させており、龍田に残っているかどうかは不明。数機は無人機に改装されたと言われる。

 

 

J-7 戦闘機が龍田基地主滑走路の南端に駐機していた。2018年。Google Earth

 

興味深いのは、2021年6月17日、台湾国防部が、J-7の4機、J-16の2機、中国のフランカー派生機、Y-8電子戦機が台湾の防空識別圏(ADIZ)を南西端で飛行追跡したと発表したことだ。台湾当局は、発表の一部としてJ-7のファイル写真を公開したが有人か無人かについては明言しなかった。また、これらの航空機が大陸のどこから飛行していたのか、手がかりはない。記録された飛行経路は、龍田より南の基地を指しているように思えるが、確かなことは言えない。

 

2020年9月以降、台湾軍はADIZ内でのPLA航空活動について定期的に公表しており、現在は毎日のように、台北当局や米国など国際的パートナーを威嚇する大規模な武力行使が行われている。J-7がこのような飛行に参加したのは昨年6月が唯一の例だ。

 

2020年の龍田施設拡張工事の開始前には、ロシア製のMi-8/Mi-17型ヘリも同基地で確認されていた。

 

 

Mi-8/Mi-17ヘリコプターがJ-7戦闘機とともに龍田で見られた。2019年 Google Earth

 

 

拡張後の龍田空軍基地は、各種航空機の受け入れができるようになり、全体として航空機多数の運用が可能になった可能性が高い。主滑走路両脇に新設の広大なランプなど、拡張後の施設には、常時駐機するタイプの航空機に加え、各種作戦の支援用に一時的に駐機する機材も多数収容できそうだ。

 

龍田は台湾に最も近い人民解放軍空軍基地で、台湾の首都台北に最も近い。当然のことながら、総統府ビル含む台北の知名度の高い目標の奪取や破壊は、中国軍が侵攻した場合の最優先事項である。

 

龍田での工事は、完成前であっても、台湾海峡での軍事航空作戦能力を劇的に拡大する中国共産党の幅広い努力の一例だ。台湾に近い少なくともPLAAF基地二箇所では、近年、同様の工事が行われている。2021年3月、The War Zoneは、衛星画像で

示された巨大で全く新しい軍用ヘリポートの建設さを報告した。

 

龍田基地は台北に極めて近い場所にある。.Google Maps / DETRESFA_

 

とはいえ、台湾との紛争時に大規模作戦を行うために、基地が改造されたことは明らかだ。地対空ミサイル防衛の強化もその一部だ。

 

米軍のハイレベルなウォーゲームやシンクタンクが米政府関係者と行ったウォーゲームでは、将来の台湾防衛シナリオにおいて航空戦力、特に無人機が絶対不可欠であることが毎回示されている。高度な自律性を持ち、ネットワーク化された高性能無人機群を持ち込むことができれば、紛争で米軍にとって決定的な要因となる可能性は十分ある。龍田とJ-6Wの改造機群は、台湾海峡とその周辺での将来の戦闘を視野に入れ、各種無人航空機を作戦に統合するPLAの広範な取り組みを強調している。

 

龍田におけるフランカーの存在は、現在のコア・ミッションを超えて、将来の有人・無人チームの支援につながる可能性がある。それはまた、中国が将来どのように戦うつもりなのかで重要な側面となる。台湾侵攻について言えば、旧式戦闘機を無人機に改造することが絶対的な意味を持つが、中国は無人化技術で大きく飛躍を遂げており、囮として機能する専用システムを開発し、互いに作用し多数の「群がる」システムも開発し続けている。こうした能力は、改造された余剰戦闘機の代替となれるが、無人機改造に取って代わるものではなく、並行して採用されると思われる。少なくとも当面の間は、粗悪な無人航空機が、専用のデコイドローンやその他のシステムに取って代わられることはないだろう。

 

龍田基地のような基地に、改造された余剰戦闘機と一緒に、そのような機能の一部を配備するかもしれない。さらに高度でステルス性の高い戦術無人戦闘機も、戦略的な立地の基地を本拠地とすることになるかもしれない。

何が起こるかわからないが、今のところ、同基地のアップグレードと現在の機材が、その目的を十分に物語っている。

 

 

ステルスUCAV[利劍」は中国が開発を進めるステルス戦術無人機各種の一つ。AP image

 

 

米国政府や台湾の政府関係者は近年、中国共産党が少なくとも2027年までに台湾への軍事介入を成功させる自信をもつようになると繰り返し警告している。もちろん、現時点では、中国軍が今後5年以内にそのような作戦を実行する確固としたスケジュールで動いている具体的な証拠はない。

 

しかし、台湾の地政学的・経済的問題をめぐり、中国と米国をはじめとする諸外国と緊張が高まっているときに、こうした事態が発生した。中国当局者の発言も、一層激しいレトリックを使うようになってきた。

 

中国外交部の汪文斌Wang Wenbin報道官は最近、ナンシー・ペロシ下院議長(民、カリフォーニア)の台湾訪問が予定されていることについて、「米国が独自の道を進むと主張すれば、中国は断固として対応し強い対抗措置を取り、有言実行する」と具体的に発言している。さらに、ホワイトハウスと米軍関係者は、ペロシが搭乗する米軍機が中国軍機から挑戦を受ける、あるいはもっと悪い事態も想定し、訪問を中止するよう求めているとの報道もある。

 

ポリティコは今月初め、米空軍の特殊作戦用MC-130機が、紛争中の南シナ海上空を飛行中に不特定の中国戦闘機と「安全でない」「プロらしくない」やり取りをしたと報じた。オーストラリアとカナダ政府は、自国の哨戒機と中国戦闘機との間で起きた同様の事故について公表しており、これに続く形となった。

 

さらに先週、米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦「ベンフォールド」が台湾海峡を航行し、いわゆる航行の自由を守るためのパトロール(FONOP)を行い、中国当局から異例の鋭い非難を浴びた。ベンフォールドは、1週間内で台湾海峡を通過した3隻目の米軍艦になった。

 

現在の地政学的状況がどのように変化しようとも、龍田飛行場の大幅改良は、この地域のその他飛行場と同様に、台湾海峡と周辺での将来の作戦を支援する準備が整っていつつある姿を示しているようだ。■

 

 

China’s Closest Airbase To Taipei Operational Again After Major Upgrades

BYDETRESFA_, JOSEPH TREVITHICK, TYLER ROGOWAYJUL 26, 2022 4:25 PM

THE WAR ZONE

https://www.thedrive.com/the-war-zone/chinas-closest-airbase-to-taipei-operational-again-after-major-upgrades