カリブ海で米軍に破壊された麻薬密輸船と疑われるボート。国防総省写真
ピート・ヘグセス国防長官は米軍が麻薬密輸船と疑われる船に対し 4 回目の攻撃を実施し、米国南部軍管轄の公海上で 4 人が死亡したと金曜日、発表した。
ヘグセス国防長官は、金曜日午後、ソーシャルメディア X に、攻撃の様子を収めたビデオを含む投稿で、この攻撃を明らかにした。ヴェネズエラ近海で発生したこの攻撃は、トランプ政権が「米国に麻薬を密輸する麻薬密売組織」と表現する組織への一連の攻撃の最新の事例となった。
「今朝早く、トランプ大統領の命令により、米国南部軍管轄区域内で、指定テロ組織と関係のある麻薬密輸船に対する、致死的な武力攻撃を指示しました」と、ヘグセスは X に記した。「この攻撃により、船上にいた麻薬テロリスト 4 名が死亡し、作戦中に米軍の負傷者は出ませんでした」。
トランプ政権は、9月初めにホワイトハウスでの記者会見でトランプ大統領が最初に発表した一連の攻撃について、法的根拠をほとんど示していない。政権は攻撃を米国法典第10編に基づく軍事的な自衛作戦と位置付けている。だが両党の議員は、この攻撃の合法性に疑問を投げかけている。
トランプ政権は最近、議員らに対し、容疑者の麻薬密売人を「非合法戦闘員」と見なしていると伝えたと、ニューヨーク・タイムズ紙が今週報じた。同紙は議会への覚書を引用し、政権が麻薬カルテルを「非国家武装集団」と位置付け、「米国に対する武力攻撃」を実行していると説明したと伝えた。
麻薬密輸船と疑われる船舶に対する4回の攻撃は全て、ヴェネズエラ近海で活動中の船艇が対象だった。トランプ大統領は前回9月19日の攻撃をSNSで発表している。
国防総省が「各攻撃で船上の者を殺害した」と主張するこれらの攻撃について、法律専門家や議員らは国際法違反の疑いがあると疑問を呈している。■
U.S. Conducts Fourth Strike on Suspected Drug Boat
October 3, 2025 4:52 PM
https://news.usni.org/2025/10/03/u-s-strikes-fourth-strike-on-suspected-drug-boat
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