2025年1月9日木曜日

THAADミサイル防衛システムの初の実戦使用はイスラエルだった(The War Zone)

 THAAD deployment Israel  

(U.S. Department of Defense)


2024年12月26日木曜日の夜、イスラエル上空でフーシ派の弾道ミサイルに向けて迎撃ミサイルが発射されたと関係者が確認した


メリカの誇る終末高高度防衛(THAAD)が、木曜日に初めて実戦で迎撃ミサイルを発射した。米軍関係者が本誌に語ったところによると、イスラエルに前方配備中の同システムは、イエメンでイランに支援されたフーシ派反体制派が発射した中距離弾道ミサイル(MRBM)に対して使用された。この当局者は、金曜日時点では、アメリカの迎撃ミサイルが実際にミサイルを撃ち落としたのか、イスラエルの迎撃ミサイルが撃ち落としたのかは不明だと付け加えた。アラブ首長国連邦(UAE)所属のTHAAD砲台は、2022年に同システム初の命中を達成している。

 本日未明、イスラエルでアメリカのTHAAD迎撃ミサイルが発射された様子を映したとされる動画がネット上に公開された。米陸軍が最初のTHAAD砲台を立ち上げたのは2008年で、1990年代初頭に開発された後である。

 THAAD砲台と約100人の兵士が10月にイスラエルに配備されたのは、同月初めにテヘランが行った大規模なミサイル発射に対するイスラエルの報復を前に、イスラエルの防衛を強化するためだった。イランからの反撃は実を結ばなかったが、部隊はその場にとどまっている。

 フーシ派反体制派は、イスラエルが12月19日未明にイエメンの複数の標的に対して空爆を行っている間も含め、数カ月にわたって散発的にイスラエルに向けてミサイルを発射している。


A supporter of Yemen's Iran-backed Houthi rebels fields a diorama of a U.S. warship under a Houthi missile during a demonstration in the capital Sanaa on Dec. 6, 2024.

2024年12月6日、首都サヌアでのデモで、フーシ派のミサイルの下敷きとなった米軍艦のジオラマを広げるイエメンのイラン支持フーシ派反政府勢力の支持者。 (Mohammed Hamoud/Getty Images)


金曜日、イエメンの反政府勢力は、イスラエルのベン・グリオン空港に向けミサイルを発射し、テルアビブにもドローン攻撃を仕掛けたと発表した。 イスラエル国防軍(IDF)によると、弾道ミサイルはイスラエル領空に到達する前に迎撃された。それでも、イスラエル中部の住民は破片の落下を恐れてシェルター避難を命じられ、イスラエルではテルアビブ上空に敵対的なドローンが飛来したという報告はない。

 現在イスラエルに配備されているTHAAD砲台の正確な構成は不明だが、各部隊には最大9基のトランスポーター-エレクター-ランチャーが含まれ、各8基の迎撃ミサイル、長距離AN/TPY-2 Xバンドレーダー、移動火器管制および指揮統制センター、さまざまな支援機器が搭載されている。追加の迎撃ミサイルは、戦闘配備中にランチャーに再装填することも可能だ。これは終末ミサイル防衛システムであり、短距離、中距離、中距離の弾道ミサイルが大気圏を通過して最終目標地点を目指す飛行の最終段階にあるミサイルを排除する。


2016年現在の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)砲台の一般的な構成を示すブリーフィングスライド。 (米国防総省


イスラエルにとってTHAADは、デいヴィッズスリングやアロー2システムも含む、終末期ミサイル防衛が可能な防空システムの最上位に位置する。イスラエルは最近、終末期ミサイル防衛能力を持つペイトリオット地対空ミサイル砲台を退役させた。陸上ベースの終末期迎撃能力は、SM-6ミサイルを搭載した米国のイージス艦をイスラエル沿岸に配置することで増強できる。イスラエルはまた、アロー3システムという強力なミッドコース迎撃能力を持っており、SM-3を搭載した同じ米海軍の艦船もこの能力を提供できる。

 米陸軍のTHAAD砲台7個部隊は、過去に何度も短期・長期の配備を経験している。現在イスラエルに配備されている1基に加えて、さらに2基がグアムと韓国に前方展開している。

 木曜日の迎撃は、米軍が飛来する脅威を撃退するためにシステムを発射した初のケースであったが、先に述べたように、アラブ首長国連邦(UAE)はTHAADシステムを使い、アル・ダフラ空軍基地近くの石油施設を狙っていたフーシ派の弾道ミサイルを撃ち落としている


終末高高度防衛ミサイル(THAAD)アレイ発射 www.twz.com


THAADがイスラエルに送られたのは、この10月が初めてではない米陸軍は2019年、演習のため同システムをイスラエルに派遣し、敵対国に米軍の計画をあまり知られないようにしつつ、迅速に能力を配備するテストを行っていた。

 米陸軍は、イスラエルと米国のミサイル防衛を強化するため、2012年以来、イスラエルのネゲブ砂漠にあるいわゆる「協力的安全保障拠点」であるサイト512に長距離AN/TPY-2 Xバンドレーダーを維持している。  米陸軍はまた、同じくネゲブにあるイスラエルのビスラック空軍基地で、2017年にサイト883として知られる場所の常駐を開始した。一見、サイト512からの重要なデータの流れを合理化するのを助けるように見えるが、これは現在の紛争が勃発する前から、イスラエルにおけるアメリカの防空・ミサイル防衛能力が急成長していたことを示すもうひとつの兆候である。

 木曜日の迎撃は、アメリカ陸軍にとってTHAADのマイルストーンとなったが、アメリカ陸軍の防空システムとそれを運用する兵士のひずみを再び浮き彫りにした。本誌は2023年にこの問題を詳しく調査している。

 THAADを含む先進的な防空システムとそれに付随する迎撃ミサイルに対する米軍内の需要は、それ以来高まる一方だ。イスラエル防衛を含む中東での任務や、ヨーロッパ、特にウクライナでの任務が、重要な推進要因となっている。太平洋における中国の軍事的脅威に対する懸念の高まりも、新たな防空・ミサイル防衛の必要性を促している。

 クリスティン・ウォーマス陸軍長官は、イスラエルへのTHAAD配備の際、防空砲台にストレスがかかっていることを認めた。ウォーマス長官は、「防空砲兵部隊が最もストレスを受けている」と指摘し、防空砲兵部隊は最も高い運用テンポを持っていると述べた。

 それを軽減するため、統合防衛とミサイル防衛を近代化し、より多くの能力を生み出そうとしているとウォームス長官は述べた。これには、ペイトリオット・バッテリーの新しい下層防空ミサイル・センサー(LTAMDS)を陸軍の統合戦闘指揮システム(IBCS)ネットワークに統合することも含まれる。ウォームスは、この統合で「既存のペイトリオット部隊の能力を大幅に向上させ、兵士のストレスを軽減するのに役立つ」と述べた。


The test launch of a THAAD interceptor.

高高度防衛ミサイル(THAAD)の試射。 (米陸軍)


本誌は以前、LTAMDSで何がもたらされるかを説明した:

「LTAMDSは、ペイトリオットの現在のレーダーよりもはるかに遠くで、より忠実なセンシング能力を提供し、より迅速に幅広いデータを処理するように設計されている。IBCSは、さまざまなセンサーを、銃システム、レーザー、ミサイルシステム、電子戦能力などのエフェクターに接続し、防空状況全体に関するこれらすべてのデータを、オペレーターが行動可能な単一の「画像」に統合する。この組み合わせは、防空担当者が一度に多数の脅威によりよく反応し、必要に応じて撃墜する能力をはるかに高めることを意図している」。

 新技術は確かに役立つだろうが、物理的にミサイル砲台を増やすことも解決策の重要な一部となる。

 その他の米陸軍の取り組みとしては、部隊への負担を最小限にするため、「引き受けるものをできる限り選ぶ」とウォームス長官は言う。■



U.S. Army’s First Combat Use Of THAAD Missile Defense System Just Occurred In Israel

An official confirmed that the interceptor was fired at a Houthi ballistic missile Thursday night over Israel.

Howard Altman, Geoff Ziezulewicz

https://www.twz.com/land/u-s-armys-first-combat-use-of-thaad-missile-defense-system-just-occurred-in-israel



トランプ政権による対中政策の課題(Foreign Affairs)―米中間のバランスを決するといわれる2020年代末でのトランプ第二次政権の挑戦とは


ランプ次期政権の対中政策、そしてそれに対する中国の反応を予測してもあくまでも推量に過ぎない。第一期トランプ政権では、取引を重視するアプローチが、政権のアプローチと異なることが多かった。この対照的な衝動が、彼の2期目を特徴付けることになるだろう。しかし、トランプ政権のアプローチを取り巻く不確実性にもかかわらず、同政権が直面する最大の課題は明白だ。競争における重要な窓口が閉じられつつある中で米国が中国に打ち勝つ体制を整えることである。

 バイデン政権の初期に高官らが集まり、情報を突き合わせた結果、米国の対中競争で2020年代が決定的な10年間になるという結論に達した。是正措置を講じないと、米国は中国に技術的に追い抜かれ、経済的に依存し、南シナ海や台湾海峡で軍事的に敗北するリスクが高まる。

 トランプの新チームは、この「決定的な10年」の後半に米国を導いていくことになる。課題は山積みだ。トランプが選んだ国家安全保障チーム、特にマイク・ウォルツ(国家安全保障顧問)、マルコ・ルビオ(国務長官)、エリス・ステファニク(国連大使)は、課題を理解しており、中国に打ち勝つ必要性について、党派を超えて高まりつつあるコンセンサスと一致する見解もある。競争アプローチを実行する上で、最大の障害となるのは、トランプ大統領自身が取引や取引主義を好み、また習近平国家主席に媚びを売る傾向があることかもしれない。この傾向は、輸出規制の拡大や人権擁護の声高な主張など、より強硬なアプローチを取るスタッフの努力を損ないかねない。


トランプ新政権がこの課題を克服できれば、米国の競争力を向上させる機会を得ることになるだろう。決定的な10年間での格差の縮小には、ジョー・バイデン大統領の政策を基盤として、それをさらに発展させることが必要になるかもしれない。バイデン政権は、国内基盤と海外のパートナーとの関係に焦点を当て、米国の力を再構築することに重点を置いていた。このアプローチは、「投資、連携、競争」というキャッチフレーズに集約されている。この方式は、トランプ政権の「力による平和」というビジョンを実現する方法としても役立つ。しかし、米国の力を再構築するには、超党派の議会の支持と米国国民の支持を得た上で、トランプ政権が新たな取り組みを行うことも必要となる。


強さは自国から始まる

米国の対中政策に関する最も差し迫った問題のいくつかは、米国の強さの基盤となる国内政策に関する問題に帰結する。しかし、その強さの基盤は、特に冷戦終結以降、衰退している。政権は、これらの弱点を是正するために、大幅な構造改革を実施する必要がある。

 米国は、中国を迅速に抑止し、必要であれば紛争で中国を打ち負かすため、防衛産業基盤の立て直しを迫られる。現状では、持続的な戦闘が1週間続いただけで米国は軍需物資をすべて使い果たし、中国の大型造船所の1つよりも少ない造船能力で、撃沈された水上艦艇の再建造に苦労することになる。トランプ政権は、2つのタイムラインでの進展に焦点を当てる必要がある。すなわち、インド太平洋地域における無人システムや巡航ミサイル、弾道ミサイルの配備を2年以内に増やすという課題と、米国の造船産業を活性化させるという5年から10年かかる課題である。存続に十分な商業部門が造船産業になく、数十年にわたって衰退している。


また、ワシントンは、サイバー攻撃から重要なインフラを保護する必要がある。中国は、米国の重要なインフラを侵害し、何百万人もの米国人が依存する水やガス、交通、通信システムなどを混乱させ、パニックを引き起こし、紛争シナリオにおける米国の意志を弱めることを狙っている。攻撃能力に投資する一方で、トランプ政権は、規制措置、サイバー防御の不十分さに対する企業の責任を問う新たな法律、および米国のネットワークへの侵入を試みる悪意のある行為者の能力を複雑化させる新たな技術的取り組みを組み合わせることで、米国の防衛力を強化する必要がある。


米国は、防衛産業基盤を立て直し、潜在的な紛争において中国を迅速に抑止し、必要であれば打ち負かす必要がある。


最後に、米国は再工業化と技術的リーダーシップに投資する必要がある。中国はすでに世界の製造業の30%以上を占めており、成功裏に技術革新を行い、将来の産業分野でますます主導権を握り、住宅市場が停滞する中で、大量の資本を製造業に再投資している。その結果、今世紀初頭に米国市場に中国製の安価な商品が溢れかえったのと同様の、第二の「チャイナショック」が起こり、米国の工業大国としての将来が脅かされ、米国が中国に依存する度合いが、中国が米国に依存する度合いを上回ることになるだろう。この問題に対処するには、関税だけでなく、製造業やハイテク産業を刺激するための産業政策、そして同盟国やパートナーとの協調も必要となる。同盟国に対し関税などの懲罰的措置を講じれば、中国が抱える過剰生産能力への対策に同盟国を巻き込みたい米国の目標を複雑化させることになる。


この国内課題を推進するためには、トランプ政権は行政府の権限だけに頼るわけにはいかない。超党派の議会からの多大な支援が必要となる。バイデン政権は、インフラ法案やCHIPS・科学法などを通じて、この方法でいくつかの主要な国内イニシアティブに着手した。トランプ政権も同じことができるはずだ。


また、トランプ政権は米国民を動員する必要もある。2001年の9.11同時多発テロ以降、歴代の大統領は中東政策について、大統領執務室からゴールデンタイムに国民向けに演説を行ってきた。しかし、中国について演説を行った大統領はいない。トランプは中国政策に関する国民への演説を検討しているのかもしれないが、中国との競争の本質をどう表現するかが、演説を行うかどうかより重要である。現実的な視点を持ちながらも扇動的にならない口調で、競争を強調しつつも必ずしも対立を意味しない表現を用い、中国との競争を米国人の利益に直接結びつけることで、トランプは政権の取り組みを支持する米国国民、市民社会、学術界、企業部門を結集することができるだろう。


数の強み

中国という課題は、規模の問題でもある。中国は人口で米国の4倍である。世界最大の工業国であり、100カ国以上で最大の貿易相手国でもある。米国が競争するには、自国も同等の規模を達成する必要がある。中国と肩を並べる最善の方法は、同盟国やパートナー国と協力することである。


米国の強さは、同国の同盟国およびパートナー国との豊かなネットワークにある。国内の構造的問題の解決に加え、トランプ政権は、経済および技術、安全保障という2つの主要分野において友好国との協調を深める必要がある。


中国ショックの再来を回避し、再工業化を促す条件を作り出すために、同盟国やパートナー国の市場を統合し、欧米の産業を保護する関税や規制のアプローチを調整する必要がある。また、技術面でのリーダーシップを維持するためには、機微技術が中国の手に渡るのを防ぐ輸出規制で協力する必要がある。


台湾海峡や南シナ海における中国の侵略を阻止するため、トランプ政権は、オーストラリアに原子力潜水艦の能力を提供する3か国間安全保障協力であるAUKUS、米国、オーストラリア、インド、日本を結びつけたクワッド、およびオーストラリア、日本、パプアニューギニア、フィリピンなどにおける米軍のプレゼンスの多様化に向けた取り組みなど、バイデン政権が同地域で成功させた協調関係を基盤として構築すべきである。後者の措置は、中国のミサイルシステムが中国近辺の米軍に及ぼすリスクを軽減し、米国がより柔軟かつ弾力的に活動することを可能にした。抑止には、武器売却や米国の能力を同盟国やパートナー国の領土内に配置することによって、非対称的な能力をそれらの国に提供することも求められる。米国は最近、フィリピンにタイフォン・ミサイルシステムを配備し、中国の侵略行為にコストを発生させている。そして最後に、中国の軍事活動に対する協調的な制裁や声明を含め、アジアにおける中国の冒険主義に対する経済的・政治的コストを高めるために、同盟国やパートナーとの協力はほぼ確実に必要となる。米国が単独で行動すれば、これらの措置のいずれも不可能である。


トランプ政権が優先事項で協力を得られるかどうかは、同盟国やパートナーに対するアプローチ次第である。欧州の指導者たちは、もっともな理由から、トランプ大統領が欧州諸国の経済に高関税を課し、ウクライナへの軍事支援を削減し、欧州に防衛費の増額を迫り、ひょっとすると米国の関与強化が中露関係を弱体化させることを期待して独自の形での米ロ和解を追求するのではないかと恐れている。政権高官は欧州諸国に対する影響力を駆使し、欧州が自国の防衛力を強化し、ウクライナへの支援を増強し、米国と協調して中国に対して輸出規制などのより厳しい経済・技術的措置を課すことを確実にするような、大西洋を挟んだ関係のより広範な再編を実現すべきである。このアプローチは、同盟関係を再編することなく同盟関係を損なうような、目先の派手な短期的譲歩のパッケージを迫るよりも賢明である。同様に、アジアにおいても、トランプ氏は初めの任期中に、同盟国から米軍を撤退させる、米軍基地の使用料を値上げする、米国の防衛義務を放棄するといった脅しをかけたが、これらは米国の実際の影響力を基盤としたものであった。しかし、この地域のアメリカの同盟国は、自国の国内政治状況に目を向けなければならないという事実を無視していた。その国内政治では、有権者が米国からの圧力に否定的な反応を示すことも多い。同盟国を政権の中国戦略に巻き込むためには、より繊細なアプローチが効果的である。


脅し、威嚇、そして約束

一方で北京はすでに次期政権に備え、対応策を講じ始めている。トランプが中国製品に60%の関税を課すという脅しをかけていることを深く懸念しており、すでに自国でも関税、輸出規制、制裁措置、そして中国で事業を展開する米国企業への取り締まりで報復する構えを見せている。中国当局が報復によってトランプからさらなる挑発行為を引き出せると考えているのであれば、トランプ1期目の貿易戦争における行動を模倣する可能性がある。しかし、報復措置がインフレの進行や主要米国企業のリスクを恐れてトランプ政権が譲歩する可能性があると中国が考えた場合、より強硬な対応に出る可能性が高くなり、場合によっては、米国の半導体メーカーであるマイクロンを標的にしたり、米国のレアアース輸出規制に対抗してレアアースの輸出規制を最近実施したりするなど、北京が予告したように、エスカレートとデスカレートを繰り返す戦術に出る可能性もある。だが、第三の可能性もある。もしトランプ大統領が就任早々60%の関税を課し、交渉には限定的な関心を示し、中国が自国の経済(および習近平の評判)に対するリスクが現実的で耐え難いものであると判断した場合、米国側の対応がどうなるかにかかわらず、北京は強硬な対応を取らざるを得ないかもしれない。


トランプ政権の関税脅威が、中国の行動変化を促す交渉戦術なのか、デカップリングを達成する交渉の余地のない米国の政策なのか、あるいはその両方の混合なのかは不明である。北京にとって最善のシナリオは、前者を期待し、報復と個人的外交を織り交ぜながら、貿易、技術、さらには麻薬対策を含む取引を推し進めることかもしれない。このような結果になる可能性を高めるために、北京はまず、イーロン・マスクのテスラなど、トランプと密接な関係にある企業に対して報復を行い、事態の沈静化を促すかもしれない。また、中国当局は、トランプを強硬派スタッフから引き離し、トランプの自己利益に訴えることも考えられる。これは、トランプ1期目における米中貿易戦争開始後の交渉でも行われた方法だ。その戦略の結果、トランプ大統領は香港のデモ参加者に対する中国の弾圧を軽視し、新疆ウイグル自治区の収容所への支持を表明し、ファーウェイとZTEに対する輸出規制の解除を提案し、さらには中国の産業政策慣行に言及しない貿易協定を受け入れることになった。こうした経緯を踏まえると、半導体輸出規制やその他の交渉の余地のない米国の政策(米国の台湾政策を含む可能性がある)について、北京と直接交渉する壮大な取引をトランプ大統領に持ちかける可能性について、特に競争的な傾向が強い政権スタッフは懸念すべきである。このような提案は拒否すべきである。


トランプ政権にとって関税に関する最善の道筋は、関税を一斉に課すのではなく、徐々に引き上げる、あるいは引き上げることをちらつかせることで「カエルをゆでる」ことかもしれない。このアプローチは、中国が強硬な対応をしたり、米国が貿易システムを混乱させている唯一の要因であると非難したりする能力を複雑にするだろう。米国企業や外国企業に時間を与え、調整する余裕を与えることになる。また、中国指導部が即座に追い詰められて報復せざるを得ない状況に追い込むのではなく、取引に向けた政治的余裕を与えることで、米国が中国から有意義な譲歩を引き出すことができるかもしれない。


貿易戦争を超えて、北京は自らを世界のリーダーとして位置づけ、米国を衰退へと向かう国として描こうとするだろう。トランプの初当選を受けて、習は7年前のダボス会議で中国をグローバライゼーションの擁護者として位置づけようとし、「資本、技術、製品、産業、人材の流れを遮断しようとする試みは...歴史の流れに逆行する」とまで宣言した。貿易戦争は、そのような機会を再び提供する。しかし、今回は、グローバル経済システムの擁護者としての立場を主張するだけでなく、習氏は、あり得ないことではあるが、中国を中東やヨーロッパで現在起きている紛争の調停役として位置づけようとしているのかもしれない。


北京は、次期政権に備えて準備を始めた

また、北京は、トランプ政権との緊張関係を解消するには、他の大国との関係改善が必要だと考えている。欧州や日本との外交関係を強化し、インドとの国境紛争の回避策を模索している。中国は、米国の同盟国やパートナーとの関係改善に努めているが、それは単に自国への圧力を軽減するためだけではなく、これらの国々がワシントンのやり方を過度に厳格だと考える場合に、それらの国々が頼れる選択肢を提供するためでもある。中国は、米国の同盟国ネットワークが地政学的な競争におけるワシントンの重要な優位性であると見ており、最初の政権同様、これらのパートナーシップを損なう第2期トランプ政権が、新たな機会を生み出すことを期待している。それゆえ、このような形でトランプは北京の手の内にはまるべきではない。


トランプ政権が中国との二国間外交をどのように構築するかは依然として未知数である。最も効果的な意思疎通の手段はホワイトハウスを通じたものであり、それはバイデン政権でも同様だった。指導者レベルの外交や、米国の国家安全保障顧問と中国の外交委員会委員長との間のチャンネルは、競争の管理だけでなく、レッドラインの伝達においても極めて重要であった。バイデン政権が構築した国家安全保障局レベルのチャンネルを再開するのがトランプ政権にとって得策であろう。しかし、トランプ大統領が即興で取引をまとめる傾向にあることはよく知られているため、首脳外交では、真に競争的なアプローチを維持することがより難しくなる可能性がある。


二国間外交や関税の問題とは別に、トランプ政権はさらに強硬な中国の外交政策に直面することになるだろう。台湾海峡は、一時的な緊張緩和の期間を経て、台湾の新政権に対する中国の不信感と、台湾周辺で着実に規模が拡大している軍事演習により、緊張が高まっている。中国によるフィリピン船への継続的な嫌がらせ、フィリピン人船員数名が負傷し、米国の防衛義務の発動の引き金となる危険性もあった第2トーマス礁での事件を含め、南シナ海は危機的状況に瀕している。中国はまた、ウクライナにおけるロシアの戦争を露骨に支援しており、ロシアに防衛産業基盤のための資材を提供し、欧州の諜報機関によると、致命的な支援も行っている。


次期国家安全保障チームにとって、インド太平洋地域における中国の挑発行為に対処しながら、中東やヨーロッパでの紛争に対処することは困難を極めるだろう。新政権は、それらの紛争の引力に抵抗し、米国の強さの源の活性を優先すべきである。国家安全保障とは外交政策だけではない。トランプ陣営は、決定的な10年における鍵は、米国が海外で何をするかだけではないと肝に銘じるべきである。自国の競争力を高めるため国内で何をするかが、重要になる可能性もある。■


The Trump Administration’s China Challenge

Rebuilding American Strength Will Take Buy-In at Home and Abroad—and From Trump Himself

By Rush Doshi

November 29, 2024


https://www.foreignaffairs.com/united-states/trump-administrations-china-challenge


9発の空対空ミサイルを搭載したF/A-18の愛称が「マーダー・ホーネット」に正式に決定(The War Zone)―ミサイル搭載本数不足が実戦で痛いほど感じられたのでしょうね。実戦で戦術は鍛えられていく好例だと思います。



5発のAIM-120と4発のAIM-9Xを搭載したマーダー・ホーネットは、紅海上空で戦闘デビューを昨年果たした


The U.S. Navy is now officially using "Murder Hornet" to refer to F/A-18E/F fighters armed with five AIM-120 Advanced Medium Range Air-to-Air Missiles (AMRAAM) and four AIM-9X Sidewinder.  

USN


海軍は現在、5発のAIM-120高性能中距離空対空ミサイル(AMRAAM)と4発のAIM-9Xサイドワインダーで武装したF/A-18E/F戦闘機を公式に "マーダー・ホーネット"と呼称している。 スーパーホーネットの新しい空対空兵器構成は、昨年、紅海上空とその周辺での作戦で戦闘デビューしており、F/A-18E/Fでより多くのAIM-9Xを搭載できるようにしたクラッシュプログラムで実現したものだ。

マーダー・ホーネットの構成と戦闘投入は、海軍作戦部長(CNO)が最近発表した2024年の年頭所感に盛り込まれたハイライトのひとつだ。スタンダード・ミサイル-6(SM-6)のAIM-174B空中発射バージョンの正式なお披露目、AGM-88E高性能対放射線誘導弾(AARGM)の初の実戦使用、敵対的なドローンとの初の空対空交戦も含まれていた。本誌はまた、イエメンでMi-24ハインド攻撃ヘリコプターを破壊したAGM-88Eの発射を最初に報道した。



2024年4月19日、紅海でUSSドワイト・D・アイゼンハワーの飛行甲板から発進するマーダーホーネットを搭載したF/A-18E。 USN


すでに述べたように、F/A-18E/Fの新しい空対空ロードアウトは、まず海軍がジェット機の翼下外側のステーション(ステーション2と10)にAIM-9Xを搭載することを許可する必要があった。これまでは、スーパーホーネットの翼端は最新世代のサイドワインダーしか搭載できなかった。 海軍は、イエメンでイランに支援されたフーシ派武装勢力が発射した神風ドローンに対処するため、ジェット機により多くの弾倉を持たせるという緊急の作戦要求に応えて、これを行った。

マーダー・ホーネットのF/A-18E/Fは、2024年4月から5月にかけて、ニミッツ級空母USSドワイト・D・アイゼンハワーから紅海地域で初の作戦実施となった。 これらの航空機はまた、AN/ASQ-228高度照準前方赤外線(ATFLIR)照準ポッドと中央線480ガロン燃料タンクを搭載していた。この構成はその後、中東で活動する別の空母に配属されたスーパーホーネットでも確認されている。

2024年8月、ヨルダンのムワファク・サルティ空軍基地に着陸するUSSセオドア・ローズベルト航空団に所属するマーダー・ホーネット。 USAF


スーパーホーネットはATFLIRポッドの代わりにAIM-120を追加搭載できる。本誌が過去に次のように指摘していた、:

「アドバンスト・ターゲティング・ポッドは、目視範囲を超えた距離で目標を識別できるため、現代の戦術戦闘機の防空兵器として非常に重要な要素である。これは、人口密度の高い複雑な空域で特に重要であり、敵味方の識別を迅速に行い、交戦規定内に収まるよりもずっと前に、自信を持って目標に発砲することができる。ATFLIRの赤外線センサーとTVセンサーはスーパーホーネットのレーダーにスレーブすることができ、その逆も可能である。

「ポッドはまた、交戦中かどうかにかかわらず、空中目標に関する重要な情報を収集することができる。 また、一部のポッドには、ステルスターゲットの探知が可能な準赤外線サーチ&トラックモードも搭載されている」。

ATFLIRポッドは、敵の空中目標を夜間に視覚的に識別するため特に重要である。

9基のミサイルを搭載するマーダー・ホーネットのコンフィギュレーションでは、主翼下のパイロンが2本空く。同時に、これらのステーションにドロップタンクを追加しないことは、同機が適切なダッシュ速度と機動性を維持するのに役立つ。 追加のタンクがなければ、スーパーホーネットの航続距離と滞空時間も短くなり、空母打撃群に近いエリアでの防空や艦隊防衛任務に特に適した構成になる。

また、マーダー・ホーネットのセンターライン・ドロップ・タンクは、将来、赤外線捜索・追跡(IRST)システムを組み込んだものに置き換えることができるが、搭載燃料も減る。IRSTは、スーパーホーネットに、航空機やその他の空中目標、特にステルス性の高いものを長距離で発見・追跡する能力を大幅に向上させる。

スーパーホーネットの製造元ボーイングは、過去に12発のAIM-120と2発のAIM-9Xという重装備の空対空仕様を宣伝していたが、海軍機がその構成で飛行することを許可されているかは不明だ。旧型レガシー・ホーネットは、最大10発のAMRAAMと2発のサイドワインダーを搭載できる。

カナダへの売り込みに失敗したが、ボーイングが公表していた14発の空対空ミサイルで武装し、IRSTを装備したドロップタンクをセンターラインに搭載したスーパーホーネットのレンダリング。 Boeing

12発の空対空ミサイルを搭載したレガシー・ホーネット. USN


「マーダー・ホーネット」という言葉は、昨年、グレー・フラッグ2024演習で航空試験評価飛行隊ナイン(VX-9)に配属されたF/A-18Fに搭載された、さらに重い空対空ミサイルを指す言葉としても使われていた。 VX-9はAIM-174Bを4発、AIM-120を3発、AIM-9Xを1発搭載していた。

海軍のスーパーホーネットは、フーシ派に対する紅海とその周辺での米軍の作戦で非常に活発な活動を続けている。 1年以上経った現在も、イエメンの武装勢力は、この地域の商業船や外国の軍艦、さらにはイスラエルの標的に対して、神風ドローンやその他の攻撃を続けている。

昨年、USSドワイト・D・アイゼンハワー航空団のF/A-18Eスーパーホーネットに見られたドローンのキルマーク。. USN/The War Zone


一般的に、戦術戦闘機により大きな兵装運用能力を与えることは、様々なドローンによってもたらされる脅威が大きくなっていることを考えると、ますます重要になってきている。 米空軍の新しいF-15EXイーグルIIが典型的な例である。空軍のF-15Eストライク・イーグルは、大量の武器も搭載できるが、2024年4月にイスラエルに向かうイランの無人機を撃墜した際に、ミサイルがすぐに足りなくなることが目立った。

「マーダー・ホーネット」は以前、2019年に米国でアジア発の巨大スズメバチが出現したことを受けて、より広く米国で語彙に入っていた。米国当局は12月、侵略的なスズメバチを国内で根絶したと宣言した。

全体として、アメリカにおけるアジア発のオオスズメバチとは異なり、海軍のマーダー・ホーネットは紅海や中東、そして潜在的に他の場所でも姿を現し続けるようだ。


Murder Hornet Nickname For F/A-18s Equipped With Nine Air-To-Air Missiles Now Official

The Murder Hornet configuration that includes five AIM-120s and four AIM-9Xs made its combat debut over the Red Sea last year.

Joseph Trevithick

Joseph Trevithick

https://www.twz.com/air/murder-hornet-nickname-for-f-a-18s-equipped-with-nine-air-to-air-missiles-now-official


2025年1月8日水曜日

中国のH-20ステルス爆撃機が初飛行した?(19fortyfive)―画像毎に形状が異なり、願望の詰まったフェイク画像にしか見えないのですが、あたかも完成したと見せかけるいかさま作戦もありえますね。


H-20 Stealth Bomber

H-20爆撃機? 画像クレジット: クリエイティブ・コモンズ

The main image is from Chinese State TV years ago. 


西安H-20ステルス爆撃機の処女飛行について、ソーシャルメディアに出回っているビデオに煽られて憶測が浮上してきた。

-しかし、疑わしい映像、中国国営メディアからの確証の欠如、H-20の運用準備にはまだ数年かかるという国防総省の評価などから、その真偽について疑問が残る。

-もし本物なら、H-20は6,000マイルの航続距離で威力を発揮し、グアムや日本の米軍基地を脅かすことができる。

-核攻撃と通常攻撃双方に設計されたH-20は、太平洋におけるゲームチェンジャーとなる可能性がある。しかし、公式に確認されるまでは、この爆撃機の初飛行は未確認のままであり、偽物の可能性が高い。


H-20 Bomber

H-20 Bomber. Image Credit: X Screenshot.


中国の新型ステルス爆撃機H-20は初飛行したのだろうか?

偽写真やビデオを作成できる、広く利用可能で無料の人工知能ツールが普及しているため、ネット上で見られるものには懐疑的にならざるを得ない。だからこそ我々は、中国の新しい西安H-20ステルス爆撃機のテスト飛行の証拠だとする最近ソーシャルメディアにあらわれた映像画像は半信半疑で受け止めるべきだ。


H-20爆撃機の動画が本物なら大きな機体だ。

共有されているビデオでは、H-20は大きな全翼機形状で、一部の中国のソーシャルメディア観察者は、それがステルス爆撃機であると確信していた。

 H-20とされる機体には、J-16戦闘機らしき機体が続いて映っていた。 メディアの報道によると、H-20は「傾斜した垂直尾翼を持つ顕著な尾翼」があるという。

 J-16とH-20の寸法を比較すれば、新型爆撃機の全長は100フィート以上あり、世界最大級のステルス爆撃機となる。

 中国軍は昨年WeChatで、H-20は2025年1月1日に登場すると自慢していた。 ということは、H-20の動画は本物かもしれない。

 しかし、ソーシャルメディア・ユーザーなら誰でも、その情報を鵜呑みにして、爆撃機の偽ビデオを作成できただろう。

 現時点では、このビデオは本物ではないというのが最も可能性の高い答えだ。


H-20 Bomber Image

H-20爆撃機の画像。 画像クレジット X Screeenshot.


同機には惹きつける点が多い

H-20は、そのステルス性、航続距離、核兵器や精密誘導弾の発射能力で、この地域を支配することができる。

 アメリカ空軍のステルス爆撃機B-2スピリットや新型のB-21レイダーとの比較することができるが、もしこのビデオが本物なら、H-20はこれら2機よりも大きい可能性がある。

 ただし、このビデオがフェイクだと考える理由のひとつは、防衛アナリストの中には、H-20が2030年代まで定期的に飛行することはないと考えている人がいることだ。 また、共有されているビデオ映像のアングルが非常に少ない。 また、中国国営メディアの各機関からは、このような飛行機が空を飛んだと天に向かって歌うような雑音も聞こえてこない。

また、最近のJ-36ステルス戦闘機の飛行のように、ソーシャルメディアに出回っている静止画はほとんどなく、映像の中に奇妙な旗が掲げられていることについて、奇妙に見え、映像と一致しない点があるとコメントする人もいる。

 ペンタゴンの包括的な中国レビューによると、H-20は数年間準備できないとのことだ。

 米国防総省が発表した最新の中国軍事力報告書は、中国軍のハードウェアと様々な能力に関する最高のレビューのひとつだが、H-20についてはあまり触れていない。 アナリストたちは、H-20をJH-XXプログラムの発展型と評している。

H-20 Stealth Bomber. Image Credit: Artist Rendering Chinese Internet.

H-20爆撃機。 画像出典:Xスクリーンショット。


 「PLAAFは、新しいH-20ステルス戦略爆撃機の開発によって、兵力当社能力を拡張しようとしている。「PLAAFは、地域と世界の標的を攻撃するために、新しい中・長距離ステルス爆撃機を開発している」。


日本とグアムが長距離H-20の危険にさらされる

報告書は、H-20がデビューするのは2030年にはいる前だと説明している。H-20の航続距離は6,000マイルを超え、日本やグアムの空軍基地にあるアメリカの軍事目標に、通常攻撃や核攻撃で到達することができる。

 H-20のステルス性能は過大評価されている可能性があり、B-2やB-21ほどレーダーを回避できない。航続距離も誇張されているかもしれない。 しかし、この爆撃機が第一列島線の標的を攻撃できたとしても、それは人民解放軍空軍(PLAAF)にとって実用的な追加となるだろう。

 H-20は、情報、監視、偵察データを収集する能力を持ち、電子戦の役割に従事することができる。また、1機以上の「忠実なウィングマン」無人機を繋ぐ「ドローン母船」となる可能性もある。


予定より5~10年早い?

もしこの映像が何らかの形で信憑性が高いとしたら、PLAAFがH-20の開発をかなり進めている証拠となるだろう。

 PLAAFの将軍たちはH-20に長い間期待を寄せており、ある将軍は2024年にH-20が間もなく登場すると主張した。「ただ待ってくれ」とPLAAFの副司令官である王偉中将は言った。

 残念ながら、筆者はこのビデオが本物だとは思わない。 もし新型爆撃機が処女飛行をしたら、もっと多くの将軍や中国のレガシーメディアが電波を爆発させ、新型爆撃機の前触れを喧伝しただろう。 公式の飛行確認がない以上、本当に飛んだのだろうか。


アジアで最高の爆撃機となるのか

とはいえ、PLAAFは長距離かつ核能力を持つステルス戦闘機を作るという野心を持っている。 それは東アジアで最高の爆撃機になるだろう。

 H-20はまた、この地域の米軍基地を攻撃し、滑走路を破壊し、電子戦能力で防空網に見えなくなる。 そのため、アメリカや台湾と衝突した場合、初日から高い効果を発揮するだろう。


H-20爆撃機はまだ飛行していない...今のところは。

新型爆撃機については、公式に承認され、確認された映像が公開されるのを待ちたい。 もし最近飛行したのであれば、アメリカの諜報機関を驚かせ、アメリカが中国の軍事装備品の進展に関し正しい情報に通じていないことを示すことになる。 とはいえ、現時点では、映像はフェイクに見える。■


Written ByBrent M. Eastwood

Now serving as 1945s Defense and National Security Editor, Brent M. Eastwood, PhD, is the author of Humans, Machines, and Data: Future Trends in Warfare. He is an Emerging Threats expert and former U.S. Army Infantry officer.


Did China’s H-20 Stealth Bomber Just Make Its First Flight?

By

Brent M. Eastwood

https://www.19fortyfive.com/2025/01/did-chinas-h-20-stealth-bomber-just-make-its-first-flight/


日本は第二次世界大戦後最も複雑な安全保障環境に直面している、と軍首脳が警告(USNI News)―国民は自衛隊トップのメッセージに関心を寄せず、大いなる後悔をした2025年にならないといいですね、メディアには軍事担当記者がやはり必要ですね

 



本の軍事責任者たちが、日本が第二次世界大戦以来最も厳しく複雑な安全保障環境に直面していると警告している。

 軍首脳は新年のメッセージで、2025年に同盟国や志を同じくする国々との協力を強化するとともに、日本軍の抑止力と対応能力を強化することを誓った。 

 「この1年を振り返ると、残念ながら国際社会はさらに分裂し、状況は悪化の一途をたどった。国際社会は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持できるかどうかの瀬戸際に立たされている」と、日本の最高軍事責任者である吉田圭秀統合幕僚長は新年メッセージの中で述べた。

 ロシアによるウクライナ侵攻は3年目を迎え、戦争を継続する能力を持つロシアが、膠着した前線を押し上げている、と吉田統幕長は述べた。一方、中東では、ガザにおけるハマスとイスラエルの対立が、レバノンのヒズボラやイランにまで広がり、ガザの深刻な人道的状況にもかかわらず、停戦のめどは立っていない。

 また、インド太平洋地域では、2008年8月以降、中国による南シナ海でのフィリピンの船舶や航空機に対する危険行為が年々激化しており、2022年8月以降、中国は台湾を威嚇するために台湾海峡で頻繁に演習を行っている。また、空母「遼寧」を含む中国艦船の日本領海通過や中国測量船の領海侵犯に加え、中国軍機やロシア軍機による日本領空侵犯も取り上げた。

 これに対し、自衛隊の三軍は警戒監視活動を実施し、「探知による抑止力」を発揮したと吉田統幕長は述べた。

 ロシアと北朝鮮の同盟関係は急速に強化され、北朝鮮はウクライナに部隊を派遣したほか、短距離弾道ミサイルなども戦争に参加させたと吉田統幕長は述べた。その見返りに北朝鮮はロシアから軍事技術を獲得しているといわれ、朝鮮半島にさまざまな影響を及ぼすことが懸念されている。 「ヨーロッパ、中東、インド太平洋の情勢は相互に関連しており、ますます複雑化、不確実化、不安定化している」と日本の最高軍事責任者は述べた。

 統合幕僚監部は2025年に日本軍の統合作戦態勢を強化し、3月に統合作戦司令部を設置し、2025年度末から「スタンドオフ防衛能力(反撃能力)」を配備し、共同演習などを通じて領域横断的な作戦能力を向上させると吉田統幕長は述べた。また、日本はパートナーや志を同じくする国々との協力を強化するとも述べた。

 陸上自衛隊の森下泰臣陸上幕僚長、海上自衛隊の齋藤 聡海上幕僚長、航空自衛隊の内倉浩昭航空幕僚長もそれぞれ年頭所感で、日本の安全保障状況について同様の見解を述べた。

 航空自衛隊は、中ロ両軍の爆撃機による2日間の共同飛行に加え、両国の軍用機による一連の領空侵犯を観測した、と内倉航空幕僚長は述べた。

 北朝鮮の断続的な弾道ミサイル発射など、日本の安全保障を脅かし、重大な懸念を抱かせる活動も繰り返し観測された。

 「航空自衛隊の各部隊は、これらの活動に対し、冷静かつ的確な判断と毅然とした態度で対応してきた」と述べた。

 三幕僚長とも、日本軍の抑止力と対処能力を強化することを誓った。

 「防衛力整備計画の3年目となる今年、陸上自衛隊は、さまざまな事態に対応できるよう、部隊の即応性を高めるとともに、防衛力を抜本的に強化する取り組みを着実に推進していく」と森下陸幕長は述べた。

 「対外的には、同盟国や同志との関係を一層深めていく。また、欧州の安全保障とインド太平洋地域の安全保障は一体との認識の下、インド太平洋地域への他国海軍の展開を歓迎し、支援体制の構築を推進していく」と斎藤海幕長は述べた。

 斎藤海幕長からは海上自衛隊が2024年中に起こした事件について謝罪があった。SH-60Kヘリコプター2機の空中衝突による喪失、掃海艇JSうつくしま(MSC-686)の損失、機密情報の誤った取り扱い、手当の不正受給など、「国民の期待と信頼を著しく損なう不祥事」があった。さらに、海上自衛隊をより強く、より誠実な組織にするため、現在調査を行っていると付け加えた。

 内倉航空幕僚長は防衛力整備計画の一環として、航空自衛隊はF-35Bの新部隊創設を含む防衛力の抜本的強化を推進していくと述べた。

「防衛協力や交流を通じて抑止力や対処能力を強化する一方、相互運用性を強化し、同盟国や志を同じくする国同士の統合を促進する」と航空自衛隊トップは述べた。■

ジルハン・マハジール

マレーシアのクアラルンプールを拠点とするフリーランスの防衛ジャーナリスト、アナリスト。 1998年以来、Defence Review Asia、Jane's Defence Weekly、Navy International、International Defence Review、Asian Defence Journal、Defence Helicopter、Asian Military Review、Asia-Pacific Defence Reporterなどに寄稿。

Japan Facing Most Complex Security Environment Since World War II, Warn Military Leaders

Dzirhan Mahadzir

January 6, 2025 4:34 PM

https://news.usni.org/2025/01/06/japan-facing-most-complex-security-environment-since-world-war-ii-warn-military-leaders