今回退役対象となった第一陣の最初の機体が配属先のサウスダコタ州エルスワースAFBを
出発した。(US Air Force)
米空軍でロックウェルB-1Bランサー戦略爆撃機の削減が始まり、ノースロップ・グラマンB-21レイダーの導入に向けた準備が進んでいる。
B-1Bの第一期退役機材17機が2月17日、配属先のエルスワース空軍基地(サウスダコタ州)を出発した。
米空軍は同型機合計62機を運用中なので、対象機の退役が完了すると45機の戦力となる。ただし、今回対象の17機中、4機は必要に応じ再復帰できる状態に保存される。
「長年活躍してきた同機を退役させるのはB-21レイダー運用を始めるため」とグローバル打撃軍団 (AFGSC)司令ティム・レイ大将が述べている。「ここ20年間酷使されてきたB-1で疲労摩耗が目立っており、原状復帰させようとすれば機体整備は各機数百万ドルにつく。しかもこれは判明している事象のみの対応だ。今後は退役を加速していく」
米空軍が認める通り、B-1はここ20年間連続して戦闘投入された影響が機体構造面で現れている。現時点でB-1Bの機体再整備には一機につき10-30百万ドルかかるとされるが、実施の場合、B-21導入段階と重なる。
今回対象となるのは機体寿命に余裕がない機材で、レイ大将は「B-1削減は近い将来の戦力増強につながる一歩」と強調している。■
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19 FEBRUARY 2021 by Gareth Jennings
AFGSC paving way for B-21, begins retirement of B-1 aircraft
By Air Force Global Strike Command Public Affairs / Published February 17, 2021
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