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2026年4月20日月曜日

特殊作戦仕様のMV-75シャイアンIIのレンダリングが早くも登場―精鋭ナイトストーカーズは同機の受領に大きく期待している

 

「ナイト・ストーカー」仕様のMV-75シャイアンの外観を初公開

新たなレンダリングには、レーダー他のセンサー、空中給油能力など、特殊作戦に特化した機能を備えたMV-75の姿が映し出されている

TWZ

ジョセフ・トレヴィシック

2026年4月15日 午後7時19分(米国東部夏時間)公開

The U.S. Army has given us our first glimpse at what the new MV-75A Cheyenne II tiltrotor will look like in its special operations configuration.ジェイミー・ハンター

陸軍は、新型MV-75A シャイアンII ティルトローターの特殊作戦仕様の姿を初めて公開した。MV-75Aの基本仕様には、陸軍の精鋭部隊である第160特殊作戦航空連隊(通称「ナイト・ストーカーズ」)のニーズを満たすため機体改造プロセスを簡素化する機能が備わっている。

米陸軍特殊作戦航空コマンド(USASOAC)のロジャー・ウェレスキー大佐は、本日開催された全米陸軍航空協会(AAAA)の「2026ウォーファイティング・サミット」でのプレゼンテーションで、特殊作戦専用仕様のMV-75のレンダリングを公開した。本誌も同サミットに出席している。同日早朝、陸軍はチートローター機の公式愛称を「シャイアンII(Cheyenne II)」とすると発表していた。また、陸軍当局者は本イベントに先立ち、本誌含むメディアに同プログラムの最新情報を提供している。

米陸軍向けの基本仕様のMV-75A 2機のレンダリング画像。Bell

基本仕様のMV-75Aは現在も開発中であり、初飛行の時期は未定だ。陸軍は以前、第160特殊作戦航空団が運用する特殊作戦用MH-60Mブラックホークヘリコプター約半数をMV-75に置き換える計画であると述べていたが、それが現在も有効な計画であるかは不明である。

ウェレスキー大佐がAAAAで公開したレンダリングから判断すると、シャイアンIIの特殊作戦仕様は、機首部の構成においてベースライン型と最も大きく異なる。第160特殊作戦航空団のブラックホークと同様、このMV-75Aの特殊作戦型も、機首にレーダーとセンサータレットを装備し、右側から伸縮する空中給油プローブを備える。

左がMV-75Aの標準型、右が特殊作戦仕様の最近のレンダリングによる機首構成の並列比較。Bell/Jamie Hunter

レーダーは、地形追従・地形回避(TF/TA)型のAN/APQ-187サイレント・ナイト(SKR)である可能性が高い。SKRは、陸軍のMH-60MおよびMH-47Gチヌークヘリコプター、ならびに空軍のCV-22オスプレイティルトローターやMC-130JコマンドーII特殊作戦用給油・輸送機など、米国の特殊作戦用航空機でますます標準装備となりつつある。

MH-47GおよびMH-60MにAN/APQ-187サイレント・ナイト・レーダーが搭載されている様子を示す、SOCOM 

特殊作戦用MV-75のレンダリングには、レーダーの左側、機首部に前方に向けた固定式の開口部のようなものも確認できる。これは、第160特殊作戦航空団のMH-60やMH-47に現在搭載されているものと同様の、DVEPS(低視界環境操縦支援システム)、あるいはそれに類する機能が搭載されていることを示唆している可能性が高い。DVEPSは、カメラやLIDARを地形データベースと組み合わせて使用し、塵、砂、雪、霧、その他視界を遮る「視界不良」環境下での乗員の航行を支援する。

DVEPSをはじめとする諸機能がはっきり確認できる、第160特殊作戦航空団所属のMH-60M(左)およびMH-47G(右)ヘリコプターの正面図。米陸軍/ジェイミー・ハンター

TF/TAレーダーとDVEPSは、その他センサーや空中給油能力と相まって、悪天候時や夜間であっても、極低高度での地表すれすれ飛行(nap-of-the-earth)による長距離作戦を可能にする。過酷な環境下での困難な長時間の飛行ナイト・ストーカーズの真骨頂である。

レンダリングでは、シャイアンIIの特殊作戦仕様機が、第160特殊作戦航空団の現行ヘリコプターと同様に、アンテナやその他の「突起物」多数で覆われている。MH-60Mに見られるような、抗措置システムやその他の防御システムは、このレンダリングには確認できない。これらは作戦上の機密保持のため、意図的に省略された可能性が非常に高い。それでもなお、ナイトストーカーズのMV-75には、特殊作戦専用の自己防衛システムや通信機器などが詰め込まれていると予想される。

過去のベル発表のレンダリングから、基本型に搭載される予定の武装、センサー、対抗措置、通信能力に関するヒントも得られている。特殊作戦用以外のバージョンには、空中給油が可能な機体も存在する可能性がある。

特殊作戦特有の能力に加え、MV-75はMH-60Mより航続距離と速度で大幅な向上を第160ヘリコプター連隊にもたらすことになる。

「このプラットフォームに非常に期待している」とウェレスキー大佐は本日語った。「速度には期待している。搭載量にも期待しているし、航続距離にも期待している。」

「しかし、この機体で興味深く感じている点は、完全モジュラー型のオープンシステムアーキテクチャを採用し、機体上のデータ権利を維持している点です」と彼は付け加えた。「ここにいる戦闘要員の方々にとって、それが意味するのは、戦闘環境への適応能力が向上し、コストも抑えられ、スピードも上がるということです。」

モジュラー・オープン・アーキテクチャ・システムのアプローチは、既存のハードウェアへの変更を最小限に抑えつつ、将来的に新機能や改良機能をより迅速に統合できる能力に重点を置いている。前述の通り、陸軍はベースライン型MV-75Aを特殊作戦仕様に変換するプロセスを円滑化する措置を講じており、ウェレスキーも本日この点を強調した。

ベースライン型MV-75Aの別のレンダリング画像。Bell

陸軍がベースライン版のMV-75Aの配備をいつ開始するかは、現時点では不透明だ。1月、同軍は本誌に対し、プログラムを劇的に加速させるべく取り組んでおり、来年には最初の機体が作戦部隊に配備されることを目標としていると語った。当初のスケジュールでは、そのマイルストーンに到達するのは2031年と見込まれていた。

しかし、昨年本誌や他のメディアとのインタビューで、陸軍当局はMV-75Aの初飛行に関する確固たるスケジュールについて言及を避け、配備開始時期については言及しなかった。

「それは、時期が来れば起こるものです。ですから、私たちは可能な限り迅速に動いています」と、機動航空担当プログラム調達責任者のクレア・ギル陸軍少将は述べていた。「もし私が王様で、世界中の資金と技術者をすべて手に入れ、何の制約もなかったら、おそらく数ヶ月で実現できたでしょう。」

陸軍は依然としてMV-75Aへのコミットメントを維持しており、特に広大な太平洋を舞台とした将来の中国とのハイエンド戦闘において、同機が不可欠な新能力を提供すると見ている。本日のウェレスキー氏のコメントは、陸軍特殊作戦航空部隊もまた、独自の「シャイアンII」の導入を依然として強く望んでいることを明らかにしている。

その一方で「ナイト・ストーカー」の機体群に次なる主要な追加機として加わる予定の機体が、ついに公開されたわけだ。■

この記事にはジェイミー・ハンターが寄稿した。

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭から『The War Zone』チームのメンバーである。それ以前は『War Is Boring』の副編集長を務め、その署名記事は『Small Arms Review』、『Small Arms Defense Journal』、『Reuters』、『We Are the Mighty』、『Task & Purpose』など、他の出版物にも掲載されている。


First Look At What A Night Stalker MV-75 Cheyenne Will Look Like

A new rendering shows an MV-75 with special operations-specific features like a radar, other sensors, and in-flight refueling capability.

Joseph Trevithick

Published Apr 15, 2026 7:19 PM EDT

https://www.twz.com/air/first-look-at-what-a-night-stalker-mv-75-cheyenne-will-look-like




(米陸軍)ブラックホーク後継ティルトローターMV-75の制式名称はシャイアンIIに決定

 

米陸軍の新型ティルトローター「MV-75」は「シャイアンII」に

かつて開発に失敗した最先端の攻撃ヘリコプターに付けられた「シャイアン」の呼称が、野心的な回転翼機プログラムで復活した

TWZ

トーマス・ニューディック

2026年4月15日 午前10時24分(米国東部夏時間)公開

The Cold War-era Lockheed AH-56 Cheyenne might have been bugged my multiple issues, but there’s no doubt it was the world’s most advanced attack helicopter of its day. But so radical was the AH-56, and its revolutionary features so far ahead of their time, that it’s a very suitable moniker for the U.S. Army’s highly anticipated MV-75 tiltrotor, rolled out today, and officially named Cheyenne II.ロッキード/ベル

戦時のロッキードAH-56 シャイアンは問題を抱えていたが、当時世界最先端のヘリコプターであったことは疑いようがない。AH-56は極めて高速であり、その性能は時代を先取りしていたため、米陸軍は待望のMV-75ティルトローターにその名称を引き継ぐことを決定し、正式名称を「シャイアンII」とした。この名称は、米陸軍がヘリコプターに偉大なネイティブアメリカンの部族名を冠する伝統を引き継ぐものであり、「アパッチ」、「チヌーク」、「ラコタ」といった名機群に名を連ねることになる。

「シャイアンII」と命名されたMV-75の2機が並ぶレンダリング画像。Bell

2022年、陸軍はV-280 ヴァラー・ティルトローターをベースとしたベル案を将来型長距離攻撃機(FLRAA)」競争の勝者に選定した。今年1月、陸軍は、MV-75の導入スケジュールを数年前倒しし、当初の2031年から2027年にを配備開始すると本誌に確認した。

ベルのV-280ヴァラーはFLRAAの先駆けとして、陸軍の「統合多用途技術実証機(JMRTD)」プログラムのために開発された。Bell/Matthew Ryan

本日、テネシー州ナッシュビルで開催された全米陸軍航空協会(AAAA)の「陸軍航空戦闘サミット」で、同機が公開された。イベントに先立ち、本誌含む報道陣に対し、陸軍航空センター司令官兼拡張機動航空担当調達執行官であるクレア・A・ギル少将は、MV-75の公開を「陸軍航空、そして我々の兵士たちにとっての決定的な瞬間」であると発表した。

その他陸軍回転翼機と同様に、MV-75の名称もネイティブアメリカンの部族(より正確には2つの部族)であるシャイアン族に敬意を表したものだ。

ギル少将は次のように説明した。「この名称は単なる伝統以上のものを反映している。それはアイデンティティそのものだ。シャイアン族は400年にわたりグレートプレーンズに居住し、厳しい過酷な環境に適応しながら、極めて熟練した狩猟採集民として生きてきた。彼らの生活様式は、遊牧的なバッファロー狩りを中心に、絶え間ない移動を必要としていた。それにより、環境の要求に応え、迅速に集結し、解散し、移動した。多くの点において、迅速に組織化し、再配置し、精密に作戦を遂行するその能力がMV-75プラットフォームに反映されている。」

「あの環境での生活には、回復力と強さが求められました」とギル少将は続けた。「部族たちは、対立や泥濘、紛争を乗り越え、西進による開拓が周囲の風景を一変させる中で適応していきました。今日、シャイアン族はモンタナ州のノーザン・シャイアン族、およびオクラホマ州のシャイアン・アンド・アラパホ族によって代表されており、その遺産は、誇り高く不朽の戦士としての伝統、地盤と防衛、物資供給、そして指導力を反映している。それらの価値観には能力が求められ、今日の戦いにおいて、その能力は速度、航続距離、殺傷力、そして適応力という形で現れる。その機動性、回復力、そして規律ある強さという精神こそが、シャイアンIIという名称が象徴するものである。」

もう一方の、歴史的な「シャイアン」であるAH-56はベトナム戦争中に開発された第一世代の攻撃ヘリコプターであった。当時としては最も印象的だったのは、約4,000馬力のタービンエンジンとテールブームに搭載されたプッシャープロペラにより、時速224マイルの巡航速度を達成し、最大時速240マイルで疾走できた点である。

F 03873 米陸軍 ロッキード AH-56 シャイアン 多目的攻撃ヘリコプター

驚異的な性能を誇り、先進的な機能を満載していたにもかかわらず、AH-56は失敗に終わった。技術的な問題、プログラム管理の不備、調達優先順位の変化、高コスト、そして1969年の墜落事故が重なり、プログラムは中止された。しかし、実戦配備されることはなかったものの、シャイアンは近接航空支援の概念や攻撃ヘリコプターの設計に多大な影響を与え、今日では軍事航空史において特別な位置を占めている。

一方で、AH-56とMV-75の間には、任務の違いをはじめ、多くの明白な相違点がある。両機の主契約業者も違うし、陸軍としては全く異なる結末になることを期待しているに違いない。

ギル少将は次のように続けた。「1960年代に最初に構想された当時の[AH-56]シャイアンは、技術面において画期的な飛躍を遂げたものでした。当時は、ヘリコプターの飛行原理や、その有用性、速度、航続距離を最大限に引き出す方法をまだ模索していた時期でした。そして、開発当時のシャイアンは、全く異質な機体だった。後方推進プロペラを搭載しており、それまで見たことのない速度を達成できた。現在運用している回転翼機群――実質的に1960年代、1970年代の技術だ――から、我々が取り組んでいるティルトローター技術への移行には、多くの共通点を見出すことができる。航続距離は2倍、速度は2倍、垂直離着陸が可能でありながら、航空機並みの速度で飛行します。1960年代後半のAH-56と現在のMV-75の間には、確かにそのような比喩を引くことができるでしょう。」

ロケットを発射するAH-56 シャイアン。米陸軍

変革というテーマを掘り下げ、陸軍調達・兵站・技術担当次官のブレント・G・イングラハムは、MV-75について「陸軍にとって世代を超えた能力」であり、「指揮官が戦場における距離、時間、機動について考える方法を真に根本から変える」ものだと評価した。

イングラハムはさらに次のように続けた。「これはヘリコプターの垂直離着陸能力と、航空機の速度および航続距離を融合させたものであり、より安全な距離から戦闘力を投射し、敵対的な環境の深部へ侵入し、兵士を最も必要とされる場所に、かつてない速さで送り込むことを可能にする。」

兵士にとって、これは「長距離での小隊単位の投入能力の回復、現在の『ゴールデンアワー』をはるかに超える医療後送範囲の拡大、そして戦場の様相を一変させることのできる大規模な長距離空挺作戦の実現」を意味すると、イングラハムは付け加えた。同様に重要な点として、シャイアンIIは世界中で自律展開が可能となり、危機発生時のコスト、複雑さ、および対応時間を削減できる。これは、インド太平洋地域における将来の作戦にとっても特に重要だ。同地域では、作戦拠点や目標が広大なエリアに分散し、途中での寄港地が限られる可能性が高いからだ。

ドローンを発射するMV-75のレンダリング画像。Bell

イングラハムは実戦配備に向けた極めて厳しいスケジュールについても言及した。同氏はこのプログラムを「調達における成功事例」と位置づけ、チームが「規律を守りつつ、緊急性を帯びて」動いていると説明した。

MV-75は、モジュール式かつオープンシステムのアプローチに基づいて設計されており、デジタル基盤を備えているため、プログラムの進展に伴い、適応やアップグレードが容易になる。

「つまり、新技術を迅速に統合し、新たな脅威に適応でき、コストのかかる再設計を回避できるということです」とイングラハム氏は述べた。

レッドストーン兵器廠では、没入型バーチャルプロトタイプで兵士が将来のMV-75を実際に操作する体験を受けている。米陸軍/マシュー・ライアン

イングラハムは、配備スケジュールが前倒しされていることを確認した。つまり、最初のシャイアンII部隊への配備は2030会計年度に行われる見込みだ。この目標がどれほど現実的なものなのかについては、今後の記事で詳しく取り上げる予定である。

イングラハムが述べたように、スピードは重要だ。それは戦闘だけでなく、調達においても同様である。

「我々は、産業界、要件策定機関、そして第101空挺師団のような作戦部隊(第101空挺師団は陸軍の主力空挺部隊であり、MV-75を最初に配備する予定)との強力なパートナーシップを通じてこれを成し遂げた。これにより、このプラットフォームが単に技術的に先進的であるだけでなく、運用開始初日から実戦に即応できることを保証した。端的に言えば、MV-75シャイアンIIこそ、『実用性の速度』で能力を提供する手段なのです。」

スピードを極めて重視する回転翼プログラムにとって、新たな名称「シャイアンII」はとりわけふさわしいものだ。超高速の今回の開発が、先代と同じ結末を迎えないことを願うばかりだ。■

トーマス・ニュディック

スタッフライター

トーマスは、軍事航空宇宙分野や紛争に関する取材経験20年以上の防衛分野のライター兼編集者です。数多くの著書を執筆し、さらに多くの書籍の編集を手掛け、世界有数の航空専門誌にも寄稿しています。2020年に『The War Zone』に参加する前は、『AirForces Monthly』の編集長を務めていました。


Army Names Its New MV-75 Tiltrotor Cheyenne II

First applied to a failed cutting-edge attack helicopter, the Cheyenne name returns for what is perhaps the Army’s most ambitious rotorcraft program yet.

Thomas Newdick

Published Apr 15, 2026 10:24 AM EDT

https://www.twz.com/air/army-names-its-new-mv-75-tiltrotor-cheyenne-ii



2026年4月6日月曜日

米陸軍参謀総長ジョージ大将の更迭 ― ヘグセス国防長官との対立が原因か。ジョージ大将は任期残し退役か。後任人事は不明。

 

ヘグセス国防長官が陸軍参謀総長ランディ・ジョージ大将を更迭

国防総省当局者は、ヘグセス長官がジョージ大将に辞任を求めたとの報道内容を認めた

Breaking Defense 

アシュリー・ロークカーリー・ウェルチ 

2026年4月2日 午後4時37分

第41代陸軍参謀総長ランディ・ジョージ陸軍大将が、2024年8月24日、ミシガン州デトロイトで開催された第146回全米州兵協会総会にて出席者に演説している。(米陸軍州兵、ザック・シーリー一等軍曹撮影)

ワシントン発 — ピート・ヘグセス国防長官は、米陸軍第41代参謀総長ランディ・ジョージ大将Army Gen. Randy Georgeを更迭した。

CBSニュースがこのニュースを最初に報じた。国防総省当局者は本誌に対し報道を認めたが、それ以上の情報は提供しなかった。

記事掲載後、国防総省のショーン・パーネル報道官はX(旧Twitter)で、「ランディ・A・ジョージ大将は、即刻効力をもって第41代陸軍参謀総長の職を退任する。国防総省は、ジョージ大将が数十年にわたり我が国に尽くしてくれたことに感謝している。彼の引退後の健やかな生活を祈っている」と述べた。

後任は現時点では明らかではないが、最近陸軍副参謀総長に就任したクリストファー・ラネーブ中将 Lt. Gen. Christopher LaNeveが有望とみられている。第82空挺師団の元司令官であるラネーブ中将は、予定より2年も早く退役したジェームズ・ミンガス大将の後任として就任した。(ジョージ大将の退任が「即時発効」となるため、正式な承認手続きが完了するまでの間、ラネーブ中将が陸軍参謀長代行を務めることになるだろう。)

特筆すべきは、ラネーブ中将がヘグセス長官の軍事補佐官を務めていたことだ。ラネーブ中将の承認後、国防長官は祝賀メッセージを投稿し、彼を「世代を代表する指導者」と呼び、「陸軍が戦士としての精神を甦らせ、現代の戦場に向けて再建し、世界中の敵を牽制することを確実にする一助となるだろう」と述べた。

ジョージ大将は、伝統的に4年の任期とされるこの役職を、予定より1年半近く早く退任することになる。彼は2023年秋に就任していた。

在任期間は短かったものの、ジョージ大将の抱える課題は山積みだった。彼は、陸軍が直面する兵員募集の危機を乗り切る手助けをし、「Transformation in Contact」イニシアチブで新技術をより迅速に部隊に導入しようと試み、数多くの兵器開発プログラムを打ち切り、陸軍の調達担当要員に対する大規模な刷新を監督した。

そして過去1年間、ジョージは、ヘグセスと対立していると報じられている陸軍第26代文民長官ダニエル・ドリスコルと緊密に連携し、これら多岐にわたる変革に取り組んできた。ドリスコルとヘグセスの間の内部の力学の結果として、数ヶ月にわたり、ジョージが解任されるとの噂が流れていた。

ウェストポイント卒業後、ジョージは1988年に歩兵将校として任官し、第101空挺師団の一員として「デザート・シールド/デザート・ストーム」作戦に派遣された。その後35年以上にわたり、彼は「イラクの自由作戦」にも従軍し、「不朽の自由作戦」の一環としてアフガニスタンに派遣された。彼の解任は、米国が再び中東での紛争、今回はイランとの対立に巻き込まれている最中に起きた。

陸軍参謀総長という軍最高位のポストに就く前、彼は当時のロイド・オースティン国防長官の上級軍事補佐官を務め、その後陸軍副参謀総長となった。

相次ぐ解任の最新事例

ヘグセスはジョージ大将を更迭する理由を詳述しなかったものの、多様性を支持する「 woke(社会正義に熱心な)」将軍や、アフガニスタンからの米軍撤退に関連する命令を実行した者たちを国防総省から一掃すると公約している。情報筋によると、オースティンや元統合参謀本部議長マーク・ミリー将軍と関係ある将官たちも、解任の標的となりやすいと見なされている。

今年に入り、最初に更迭されたのは沿岸警備隊司令官のリンダ・フェイガン提督、統合参謀本部議長のCQ・ブラウン大将、海軍作戦部長のリサ・フランチェッティ提督、空軍副参謀総長のジェームズ・スライフ大将、国防情報局(DIA)局長のジェフリー・クルース中将、国家安全保障局(NSA)兼サイバーコマンド司令官のティモシー・ハウ大将らであった。

昨年、軍高官の解任はワシントンで大きな政治的話題となり、ロイド・オースティン、ウィリアム・ペリー、チャック・ヘーゲル、レオン・パネッタ、そしてトランプ政権初代国防長官のジム・マティスという5人の元国防長官が議員側に公開書簡を送り、解任に「強い懸念」を表明した。

「我々は、トランプ氏がこれらの無謀な行動について責任を問われ、米国議会が憲法上の監督責任を十分に行使するよう強く求めるために筆を執った」と彼らは記し、大統領が解任の正当な理由を示していないことを指摘した。

「トランプ氏による解任は、政権が軍を政治化しようとしていること、および大統領の権力に対する法的制約を取り除こうとしていることについて、懸念すべき疑問を投げかけている」と、元国防長官らは後に付け加えた。「したがって、私たちも、多くの米国民――多くの軍人を含む――と同様に、これらの指導者たちが純粋に党派的な理由で解任されていると結論づけざるを得ない」

このまま放置すれば、入隊希望者が軍務を敬遠するようになり、すでに軍服に身を包んでいる者たちも、報復を恐れて「権力に真実を語る」ことを躊躇するようになるだろうと彼らは警告した。■


Hegseth fires Army’s top officer, Gen. Randy George

A Defense Department official confirmed a report that George has been asked to step down by Hegseth.

By Ashley Roque and Carley Welch on April 02, 2026 4:37 pm

https://breakingdefense.com/2026/04/hegseth-fires-armys-top-officer-gen-randy-george/


2026年3月30日月曜日

ブラッドレー歩兵戦闘車両の後継車種開発は順調と米陸軍は豪語している ― 陸軍変革イニシアチブとはなにか

 An M2A3 Bradley Infantry Fighting Vehicle uses a twin-tube, turret-mounted launcher to fire an anti-tank missile, Feb. 25, 2026, on Novo Selo Training Area, Bulgaria.

2026年2月25日、ブルガリアのノヴォ・セロ演習場にて、M2A3ブラッドレー歩兵戦闘車が、砲塔に搭載された2連装発射装置を用いて対戦車ミサイルを発射している。米陸軍/SPC. ブランディ・フリッツェル

ブラッドレー後継車の計画は順調(米陸軍調達部門)

陸軍変革イニシアチブ開始から1年、次世代歩兵戦闘車、ドローン市場などの現況を語った

Defemse One

メガン・マイヤーズ

2026年3月24日

アラバマ州ハンツビル発—ブラッドレー戦闘車両の後継選定で変更の動きがるとの噂があるが、米陸軍はXM-30の選定結果を来年初頭に発表する予定だ。

陸軍調達・兵站・技術担当次官補ブレット・イングラハムBrett Ingrahamは火曜日、AUSAグローバル・フォース・シンポジウムで記者団に対し、7月に2社の競合企業がトランスフォーメーション・イン・コンタクト旅団Transformation-in-Contact brigadesに試作車を納入し、兵士が車両の走行性能や、戦闘で最大の効果を発揮させるシステムについてフィードバックを行う予定だと語った。

「夏には試作車がどのように展開され、どれほど機能するかを見るのが楽しみだ」と、イングラハムは語った。同次官補は、2027年のデトロイト・オートショーでのデビューにおいて、1社が選ばれるのか、それともラインメタルジェネラル・ダイナミクスの両方のバージョンが並んで披露されるのかという質問に対し、このように答えた。

新型機械化歩兵戦闘車は、陸軍が1980年代から取り組んできた「ブラッドレー」の代替に向けた6度目の試みとなる。イングラハムは、今夏の試験を経て生産開始までには約1年かかる可能性があると付け加えた。

「ですから、間違いなく来年1月には展示会場に並ぶでしょう」と彼は述べた。「間違いなく、というのも、6月には展示会場に並んでいる可能性があるからです」

これはまた、ピート・ヘグセス国防長官が約1年前に陸軍に提示した、新技術の導入、旧式装備の廃棄、組織改革などを網羅した「陸軍変革イニシアチブ」で大きな成果となるだろう。

「旧式システムの廃止によって得られた成果、そしてそれらを『即応態勢』と『近代化』という2つの分野に再投資できたことについて、我々は非常に楽観視している。つまり、すべての資金が再投資された」と、陸軍次官のマイク・オバダルArmy Undersecretary Mike Obadalは述べた。

これには、M-10ブッカー軽戦車の計画中止、AH-64Dアパッチヘリコプターの段階的廃止に向けた戦闘航空旅団再編、そして各師団およびそれ以上の部隊へのドローン配備を加速させる小型無人航空システム向けオンラインマーケットプレイスの設立などが含まれている。

「新しいデジタルストアフロントにより、信頼性高い最先端技術を兵士や同盟国により迅速に提供できるようになります」とイングラハムは述べた。「 「ここにはおよそ30のシステムが掲載され、日々増加しています。掲載企業とは基本的な発注契約を締結済みです。」

このイニシアチブの大部分は順調に進んでいるが、つまずきもあった。例えば、陸軍が共同軽戦術車両(JLTV)プログラムを終了する提案に対し、議会から抵抗が示されている。

陸軍が変革イニシアチブに沿ってさらなる変更を図ろうとする中、議会とのこうした摩擦は今後も続く見込みだ。

「我々は継続的に予算全体を見直し、陳腐化したシステムや維持が経済的に不合理となったシステムについて、どこで効率化を図れるかを判断しています。そのためには、議会との継続的かつ一貫した対話が必要です」とオバダルは述べた。■

Bradley replacement is still on track, says Army acquisitions boss

A year into the Army Transformation Initiative, the next infantry combat vehicle, a drone marketplace, and more.

BY MEGHANN MYERS

STAFF REPORTER

MARCH 24, 2026

https://www.defenseone.com/defense-systems/2026/03/bradley-replacement-still-track-says-army-acquisitions-boss/412339/?oref=d1-homepage-river