2022年9月8日木曜日

ウクライナ戦の最新状況 ウクライナ軍反攻、ロシアが北朝鮮から軍需品調達、ロシア兵への給与未払い、ザポリージャ原発など

 

(Vyacheslav Madiyevskyi/ Ukrinform/Future Publishing via Getty Images)


 

 

ウクライナは南部での作戦に加え、北東部で第2次攻勢を開始したようだ

 

 

待望のハリキウでの反攻が始まったのか。ロシアのテレグラム・チャンネルには、ハリキウ州のバラクリア市付近でウクライナの攻撃があったとの報告が相次いだ。

 ロイター通信によると、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領の参謀本部顧問セルヒィ・レシチェンコSerhiy Leshchenkoは、ウクライナから火曜日夜に東部ハリキウ地方での反攻について「素晴らしいニュース」の発表があると予想していると述べた。それ以上の詳細は明らかにしなかった。

 ウクライナ北東部のハリキウ州は、「ウクライナが先週、領土奪還の焦点として発表した南部ケルソン地方から最前線の端にある」という。

 レシチェンコはツイッターで、「今夜はゼレンスキー大統領から、ハリキウ地方での反攻作戦について素晴らしい知らせがあるだろう」と述べた。

 ロイター通信によると、キーウ在住の軍事アナリスト、オレー・ジュダノフOleh Zhdanovは、バラクリア制圧により、ウクライナがロシア領のイジウムIzyum市を包囲、または部分的に包囲する試みが容易になる可能性があると述べた。

 ゼレンスキー顧問のミハイロ・ポドリャクMykhailo Podolyakは、今後の展開を示唆した。

 サム・ラマニSam Ramaniは月曜日のツイートで、ハリキウを攻撃するために使われたS-300ミサイルが入ったロシア倉庫をウクライナが破壊したとゼレンスキーが報告したのを指摘した。

 「ゼレンスキーによると、ウクライナはロシアがハリキウを攻撃するためS-300ミサイルを保管していた倉庫を破壊した。ウクライナのMLRSシステムのさらなる勝利だ」。

 ウクライナ特殊部隊の兵士だと主張するタラス・ベレゾヴェッツTaras Berezovetsは、火曜日にハリキウ付近でのウクライナの反攻について希望に満ちたツイートを投稿している。

「ハリキウ付近でウクライナの反攻が始まったようだ。指をくわえて見てろ」

 国防総省の最高報道官であるパット・ライダー空軍准将Brig. Gen. Pat Ryderは、火曜日にウクライナのハリキウ地方での攻撃について尋ねられ、提供できる最新情報がないと答えた。しかし、ケルソン地域のウクライナ軍は「前進を続けており」、「数カ所の村を奪還したと承知している」と記者団に語った。

 准将はブリーフィングでそれ以上の詳細を提供することを拒否し、質問をウクライナ軍に委ねた。

 また、国防総省が最近のウクライナの攻撃を反攻と呼ぶことに消極的な理由を尋ねると、ライダー准将はそれもウクライナ側次第だと答えた。

 「これはウクライナの軍事作戦だ。ウクライナ軍の作戦の特徴や定義については、ウクライナ側に任せます。国防総省の報道官である本官が、ウクライナの作戦の特徴を説明するのは適切ではない」と述べた。

 しかし、少なくとも一人の外部のオブザーバーは、この攻撃についてそこまで遠慮していない。

 「エストニアのサイバー司令官カウポ・ローシンKaupo Rosinは、ウクライナは2ヶ月以内にドニプロ川右岸からロシアを追放できると予測している」とサム・ラマニはツイートしている。「ローシンはドンバスとクリミアの解放には数ヶ月から数年かかると予測している」。

 今回の攻防が見かけ通りならば、ウクライナは北東部と南部で2つの大きな攻防を展開し、ロシアの利得を失墜させることを目指したことになる。

 

最新情報

ウクライナ南部での攻防にも進展があったようだ。

英国国防省の地図は最新の評価で、ハリキウ付近の具体的な反撃には触れていないが、ロシアが支配するケルソン州へのウクライナの攻撃とハリキウ付近での戦闘の継続を示している。

 

英国国防省の最新地図では、ハリキウ北部だけでなく、ケルソン付近でもウクライナ攻撃が行われている。 (U.K. Defense Ministry map).

 

 ISWの最新評価によれば、ウクライナ反攻は「占領下の南ウクライナにおけるロシアの兵站管理能力を明白に低下させている」という。「ISWが以前報告したように、ウクライナ当局は、人員と装備の集中地、司令部、物流拠点への精密打撃を通じ、ウクライナ軍が南部のロシア軍物流能力を消耗させようとしている」。

 

Institute for the Study of War and AEI's Critical Threats Project

 

例えば、ISWによれば、ケルソン州占領政権の責任者であるキリル・ストレムソフKirill Stremousovが、ロシアのメディア「タス」に対し、同政権は「安全保障」の懸念からケルソン州での併合住民投票計画を一時停止したと語った。

 「ウクライナ抵抗センターも同様に、進行中の反攻のために住民投票の計画をロシア占領当局が断念したと報じている」とISWの報告書は述べている。"TASSが彼のコメントを発表した直後、ストレムソフはテレグラムに、彼の政権が住民投票の公式日程を決めていなかったので、一時停止を求めたことを否定する投稿をした。ストレムソフの発言はいずれも、反攻の影響で悪化している可能性が高い占領体制内の大混乱ぶりを示すものだ。ウクライナ軍はケルソン州のロシアの戦術・作戦レベルの能力を徐々に削るつもりで、これで占領当局の行政・官僚的能力に大きな影響を与える可能性がある。

 ケルソン国際空港内のロシア空軍基地もウクライナの攻撃を受けたようだ。

 一方、ウクライナはケルソン州のロシアの浮き橋も攻撃している。

 「南部作戦司令部によると、ウクライナ軍はダリブカとホラ・プリスタン付近の2つの浮き橋を攻撃した」とKyiv Independentのツイートが伝えている。「この地域のロシア製浮き橋全てが射程に入っている、と軍は述べている」。

 ツイッターハンドル@NLWartrackerはさらに踏み込んで、浮き橋攻撃は、近くのロシア軍倉庫への攻撃と同様、ウクライナ空軍が実行したと言っている。

 これらの目標が航空機により攻撃されたという証拠は、現時点ではない。最近、HIMARSが同様の場所への攻撃に使われた。しかし、米国が供給する対放射線ミサイルにより、これは変化している可能性があり、ウクライナ空軍は前線でもそれ以外でもより重要な役割を担っている。

 今回のウクライナ軍の攻撃は、ロシアが2月24日に開始した全面侵攻を維持できないことを示す証拠がさらに表面化したことによる。

 月曜日、ニューヨークタイムズは、ロシアが北朝鮮から数百万発の砲弾とロケット弾を購入していると報じた。

 この購入は、「世界的な制裁がサプライチェーンを厳しく制限し、モスクワが軍事物資のために亡者の国家に頼らざるを得ないことを示すもの」である。

 この開示は、「ロシアがイラン製無人機の最初の出荷を受けた数日後に行われ、アメリカ政府当局がこの内一部に操作で問題があると述べた。米国政府関係者は、ロシアがイラン、そして今度は北朝鮮に頼るという決定は、米国とヨーロッパが課した制裁と輸出規制が、モスクワの軍用物資の入手能力に打撃を与えていることの表れだと述べた」。

 この報道を受けて、@Rusi.orgのジャック・ワトリングは、ロシアの砲弾の供給状況について、以前の立場を見直した。

 ロシアが北朝鮮からの調達に走ったことについて聞かれ、ライダー准将は、ロシアが物流で問題を抱えているもう一つのサインだと言った。

 「ロシアが弾薬調達で北朝鮮に接触した兆候がある」と、准将は火曜日に記者団に語った。「現時点ではそれ以上のことは言えない。しかし、ウクライナ関連のロシア兵站維持能力で、ロシアが置かれている状況を示している。我々は、ロシアにとって物事がうまくいっていないと評価している。このため、ロシアが北朝鮮に手を差し伸べた事実は、ロシアが課題を抱えている表れだ」。

 監視団体Conflict Arms Research (CAR)は、ロシアが兵器システムに外国部品をどう使用しているかについて最新の評価報告書を発表した。

 「CAR現地調査チームは2022年7月12日から16日までウクライナに戻り、2022年2月からウクライナ当局がロシア軍から回収した装備とシステムを記録した」。

 ここには、Ka-52ヘリコプターの部品、複数の巡航ミサイル、無人航空機(UAV)、通信・ナビゲーション機器があり、すべてロシア製だ。

 「現在までにCARは、ウクライナ戦争で使用されたロシア製資材のうち、650点以上の部品モデルについて、合計144の非ロシアメーカーを特定した。これらのアイテムの多くは、ウクライナ東部で戦争が最初に始まり、欧州連合と米国がロシア連邦に最初の制裁を課した2014年以降に製造されたものだ。一部アイテムは2021年と最近に製造されている」。

 したがって、ロシア連邦の「巡航ミサイルのような高度な兵器システムを開発する能力は、非常に特殊な非ロシア技術に大きく依存している」のである。

 当誌は、ロシアの兵器システムにおける外国製部品の問題を5月に取り上げていた。

 また、ベアリング不足により、ロシアは鉄道による物資輸送に苦労していると、元スウェーデン陸軍将校のAnders Tengströmは指摘している。

 「ロシアの鉄道は止まっている。なぜかというと、摩耗したベアリングの交換ができないからだ。なぜ、交換できないのか?スウェーデンのSKFがTver(ロシア)の工場を閉鎖したからです...同工場の製品はロシア鉄道用でした」。

 ベアリング供給問題は非常に深刻で、ロシアのミハイル・ミシュティン首相 Prime Minister Mikhail Mishustinは「国防省下に装甲車両修理工場二箇所をロシア連邦に設立する法令に署名した」と親ウクライナのテレグラムは火曜日に報道した。「施設を稼働させる期限は緊急で、わずか4ヶ月で行う」。

 ロシア情勢を扱うオンラインジャーナル「リドル・ロシア」の編集長アントン・バーバシンによれば、物資不足が十分でなければ、ロシア兵は愛情不足で標的にされているのだという。

 ウクライナのハッカーは、「魅力的な女性の偽アカウント」を使って、ロシア兵に写真を送るよう依頼した。 ウクライナ軍はその写真を使いロシア軍の位置を特定し、砲撃したとバルバシンは指摘する。

 ロシアが供給問題を抱える一方で、ウクライナもまた、少なくともかつての同盟国であったドイツからの供給に問題を抱えている。

 Kyiv Independent紙がドイツ紙Die Weltを引用して伝えたところによると、ドイツのオラフ・ショルツ首相がウクライナへのドイツ製兵器の売却を阻止したという。

 「Krauss-Maffei Wegmann (KMW) は、ウクライナにレオパード2A7戦車100台を供給し、15億5000万ユーロ相当の兵士の訓練を提供する用意があるという。しかし、Die Weltによると、ショルツ首相はこのオファーに反応しなかった」。

 しかし、他の国々はウクライナ向け武器供与にそこまで遠慮していない。

 ロシアのソーシャルネットワークVKによると、ウクライナ軍の第26砲兵旅団と第120偵察大隊へポセイドンH10と大型ポセイドンH6UAVが引き渡されたと、ウクライナ情報筋が報じているとArmyRecognition.comのウェブサイトが報じている。

 キプロスの企業Swarmly Ltd.が製造した同無人機は、Serhiy Prytulaの慈善財団が70万ユーロで購入した。

 

The Poseidon H10 drone made by Swarmly Ltd. (Swarmly Ltd. photo)

The Poseidon H6 drone, made by Swarmly Ltd. (Swarmly Ltd. photo)

 

 一方、トルコ製ドローンやチェコ製T-72主戦闘戦車のクラウドファンディングが進行中だ。

 Ukraine Nowテレグラムチャンネルによると、あるクラウドファンディングのおかげで、Bayraktar TB2ドローン3機がウクライナに到着した。お金はPeople's Bayraktarプロジェクトで集められたが、メーカーはドローンを無料でウクライナに転送することにした。

 そこで集めた資金はICEYA星座の衛星画像のデータベースへの1年間アクセス権購に使われた。

 また、兵器追跡サイト「オリックス」によると、チェコのウクライナ大使館が「T-72スカラベ」主力戦車のクラウドファンディングキャンペーンを開始した。「チェコ国防省は十分な資金が集まればウクライナへの納入を保証する」 。

 ウクライナがイランという意外な国から軍需品を調達していることを示す、さらなる証拠が出てきた。

 火曜日に投稿されたツイッターのスレッドで、ウクライナ兵器追跡者ハンドルは、ウクライナ砲兵部隊がイランのOF-462 122mm弾を使用していると、より詳細を提供した。

 戦争を通じて、双方は民間車両を戦争兵器に変えることに革新的であった。

 最新の例が、地味なラダ・ニーバだ。

 Rob Leeは、"ウクライナの9A310M1 TELAR(Buk-M1システムの一部)が9M38M1 SAMを発射している "ビデオを投稿した。

日付の入っていない同動画は、システムの4つの対空ミサイルのうちの1つがターゲットに向け発射される様子を映している。

 ウクライナニュース24のツイッターハンドルは、「至近距離でウクライナ戦車がロシア歩兵戦闘車両を破壊した」 とする動画を投稿した。

 ロシア軍にとって事態をさらに悪化させているのは、給与の不足である。

 Kyiv Independentは、英国国防省を引用し、ロシア兵は士気と規律の問題に直面しており、しばしば無給になっていると指摘した。

 「英国国防省は、戦闘疲労と高い死傷者数に加え、ロシア軍は 戦闘ボーナスが支払われていないという重大な問題に直面していると見ている」 と報告した。

 ただし、ホワイトハウスは、ロシアをテロ国家に指定していない。

 「ホワイトハウスは、ジョー・バイデン大統領がロシアをテロ支援国家に指定しない最終決定を下したと確認した」と サム・ラマニがツイートした。「バイデンの決定の主な理由は、テロ制裁が食料輸出と黒海穀物輸出取引を阻害する危険性があること。制裁が穀物や肥料の出荷を阻害しているというロシアのレトリックを考えると、テロ指定はモスクワに取引を破棄する口実を与えかねない」。

 先週、待望のザポリージャ原子力発電所(ZNPP)の視察で、国際原子力機関(IAEA)は攻撃による被害を発見し、ロシア軍車両と装備が施設内に保管されていることを確認した。

 IAEAのラファエル・マリアノ・グロッシ事務局長は、火曜日に発表された紛争地域の原子炉に関する最新の報告書の中で、「まだ原子力の緊急事態を引き起こしていないが、重要な安全機能(特に放射能の抑制と冷却)に影響を与える恐れがあるため、原子力安全とセキュリティに対する絶えざる脅威となっている」と指摘している。

 ザポリージャへのIAEA支援・援助ミッション(ISAMZ)で、「チームは、特に9月3日に管理棟の地上階に避難するよう指示された際、原子力発電所の近辺で砲撃を間近に目撃した」と報告書に書かれている。

 リンダ・トーマス=グリーンフィールド国連大使はその後、原発被害はロシアにのみ責任があるとの立場を繰り返した。

 ISAMZチームは「報告された事象による」さまざまな場所で被害を観察し、うちいくつかは原子炉建屋に近い場所であった。

 

新型核燃料や放射性廃棄物の貯蔵施設などがあるZNPPの特別棟の屋上で、砲撃による被害を観察するIAEAチーム。 (Photo: IAEA)

 

 

タービン潤滑油タンク、使用済燃料運搬車用建物、新型核燃料や固体放射性廃棄物貯蔵施設などを収容する特別棟、新訓練棟、防護システムの中央警報装置用建物、放射線モニタリングシステム用コンテナなどが、使用済燃料貯蔵施設近辺で破損していることが確認された。

 ISAMZチームはまた、さまざまな建物の路面、壁、窓、およびZNPPの原子炉ユニットをつなぐ陸橋の損傷を直接観察したと報告している。

 「ISAMZは、砲撃が安全関連の構造物、システム、部品に影響を与え、安全上の重大な影響、人命の損失、人員の負傷を引き起こした可能性があることを懸念し指摘した」。

 

 

 

砲撃による6号機高架通路の被害 (Photo: IAEA)

 

「進行中の砲撃は原子力緊急事態をまだ引き起こしていないが、安全上重要な機能に影響を及ぼす可能性があり、安全上大きな意味を持つ放射性物質の影響をもたらす可能性があり、原子力の安全とセキュリティに対する恒常的な脅威のままだ」。

 今回の訪問の後、IAEAは、特に、「プラントと関連施設へのこれ以上の損害を避けるため、運転スタッフの安全のため、そして安全で確実な運転を支える物理的完全性を維持するため、サイトとその周辺での砲撃を直ちに停止すべきである」と勧告した。そのため、ZNPPの周囲に原子力安全およびセキュリティ保護区域を設定することに、すべての関係者が合意する必要がある。

 IAEAはまた、「最近の砲撃は、非常用保護装置が1基で作動し、ディーゼル発電機が稼働し、窒素酸素ステーションと補助建屋が損傷するなど、安全上の影響とプラントのシステムおよび設備への損傷をもたらした」と報告した。砲撃の継続は、その他重要なプラントシステムや機器を損傷し、環境への放射性物質の無制限の放出など、より深刻な結果につながる可能性がある。したがって、ZNPPの安全性とセキュリティを危険にさらすいかなる砲撃も回避する必要がある」としている。

 チームは、「1号機と2号機のタービンホールの1階に数台の軍用トラックを含め、ZNPPのあちこちにロシア軍の人員、車両、設備がある」ことを発見した。

 状況は厳しいが、IAEAは希望の光を見出している。

 「ISAMZを通じて、IAEAが同原子力発電所に常駐できるようになったことは、事態を安定させる上で極めて重要だ。また、IAEAは現場の状況を注意深く監視し、直接、迅速かつ信頼性の高い情報を得ることができるようになる」。

 ISAMZ専門家は、「サイトでの保障措置活動を行うだけでなく、プラント施設の物理的損傷の評価、メインおよびバックアップの安全・セキュリティシステムの機能性の判断、スタッフの労働条件の評価のために詳細かつ継続的な作業を実施する」。

 ISAMZチームの存在にもかかわらず、問題は続いているようだ。

「速報:ウクライナの電力会社Energoatomは、Zaporizhzhia原子力発電所への最後の電気ラインが切断されたと報告した」とNPRの編集/特派員Geoff Brumfielは月曜日にツイートした。

 「この原発で最後の原子炉が停止している。これは、これまでで最も深刻な状況の可能性がある」。

 4月に指摘したように、ZNPPで起こりうる惨状についての懸念は、この戦争中ずっと存在していた。

 この記事を更新し続ける。■

 

Ukraine Situation Report: Kharkiv Counter-Offensive May Have Begun

BYHOWARD ALTMANSEP 6, 2022 10:40 PM

THE WAR ZONE

 

 

Contact the author: howard@thewarzone.com

 


「Kディフェンス」武器輸出急増に見る南朝鮮独特の国家観だが、米中さらに日本とのはざまでこの国はどうなるのか

 

 

南朝鮮が新市場や機会を積極的に追求しているのは、北京が中国への経済的依存の危険性と屈辱を繰り返し南朝鮮国民に思い知らせたためだ

 

 

朝鮮は米国と長年の条約上の同盟国であり、米国は「鉄壁の関係」だと常々公言している。しかし、北京は、南朝鮮を中国の経済的展望に関与させることで、米国の軌道から外せると考えている。少なくとも一部の著名南朝鮮人は、そのような流れが進行中だと認めている。例えば、主要野党の李在明党首によれば、「我々は戦略的曖昧さを維持している。国益を第一に、独自に意思決定できる状況が来た」という。しかし、彼らが理解していないのは、地政学的な位置づけが形成されており、すべての輸出品が同じではない、ということだ。

 

まず、背景を簡単に説明しよう。南朝鮮は貿易収支がプラスであることを非常に好む。多くの理由があるが、貧しい国からわずか一世代で経済協力開発機構(OECD)加盟国になったことに伴う、輸出主導型成長モデルの遺産が大きな理由だ。これは、南朝鮮の生活水準だけでなく、威信にとっても良いことだった。南朝鮮人は、輸出が国家の地位と密接に関係していることを理解している。南朝鮮をかつて統治し、ハイテク輸出のライバル日本との歴史的経緯から、輸出は重視されている。

 

中国日本も輸出では南朝鮮と同様に考えており、ソウルが輸出を深刻に受け止めているのを理解している。中国は南朝鮮の対中輸出をニンジンや棒として繰り返し利用し、ソウルをワシントンから遠ざけてきた。特にアメリカの終末高高度防衛(THAAD)ミサイル防衛砲台の配備後に、その傾向が顕著であった。ソウルは譲歩し、「3つのノー」を約束した。THAADを追加しない、アメリカの地域ミサイル防衛に参加しない、ワシントン、東京との3国軍事同盟を結ばない、というものだ。日本はまた、文在寅政権の親北朝鮮、親平壌、反東京の姿勢を牽制するため、南朝鮮のハイテク製造業に不可欠な資材の供給を制限してきた。南朝鮮の国民感情で、これは厳しい反応を引き起こした。

 

この地政学的ドラマにおけるアメリカの役割は、まったく異なる。世界最大の経済大国であり、中国と異なり純輸入国であり、最先端技術の供給国の米国抜きでは南朝鮮は成り立たない。米国は定期的にソウルをパニックに陥れ、その政策が南朝鮮の輸出にマイナス影響を与えることをほとんど意識していない。バッテリー完成品、半完成品、主要な投入材料を中国に頼る南朝鮮の電気自動車関連の対米輸出にとって、インフレ抑制法のバッテリー条項の脅威は、ソウルが同法に反対するためヨーロッパなどで支持者を探すのに奔走し、急遽ワシントンへ代表団を組織し、この法律を弱めるよう努めた。チップ4」構想では、米国の補助金、市場、技術を最大限に利用しつつ、米国主導の「封じ込め」に参加することで中国から報復を受けないよう、どのように参加すべきかという別の課題が提示された。ソウルの解決策は、このイニシアティブが中国の技術向上に与える影響を抑えることを約束し、北京に参加を働きかけることであった。

つまり、南朝鮮は米国の技術や市場に依存しているのを利用して、北京がソウルと同盟国を対立させる奇妙な状況になっている。北京のこれまでの成功と南朝鮮のコンプライアンスを考えれば、黄海の両側で戦略的収束が不可避というストーリーが展開されているのは驚くに当たらない。しかし、南朝鮮は武器輸出の急増で構図を複雑にしている。

 

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のデータによると、2017年から2021年にかけて、世界の武器輸出に占める南朝鮮の割合は177%増加し、他のどの主要供給国よりも多くなっている。過去9カ月間で、南朝鮮はオーストラリア、アラブ首長国連邦、エジプト、ポーランドと大規模武器輸出契約を成約させた。前任者が築いた勢いを継続しようと、ユン・ソクヨル大統領は南朝鮮を世界トップ4の兵器供給国にするのを目標に掲げている。このブームで「K-Defense」という新語が生まれ、K-POP、K-CINEMA、K-DRAMAといった注目の文化輸出品と肩を並べている。

 

この成功の多くは、南朝鮮製武器が費用対効果に優れ、タイムリーに提供されることに起因しており、南朝鮮の貿易財部門全般の競争力強化にもつながっている。また、他の主要なハイテク輸出品と同様、南朝鮮の兵器産業は米国技術にアクセスすることで利益を得ている。特に、新型戦闘機KF-21は、エンジンを米国に依存している。南朝鮮の武器供給国としての魅力は、米国技術へのアクセスと中立性を兼ね備えていることだが、米国の戦略的利益がかかっている場合には、この売り文句はあまり意味をなさない。また、ソウルが北京やモスクワの要請に応じて供給停止すれば、米国の同盟国は顧客でいられなくなろう。ソウルが武器市場のシェアを拡大し続けたいのであれば、中立という選択肢はない。

 

そして南朝鮮は、特に新しい大国間競争の時代に、シェアを拡大し続けたいと思うだろう。このような世界において、南朝鮮は効果的な兵器システムの生産を望んでおり、そのためには米国の技術や輸出がもたらす規模の経済へのアクセスが必要だ。ヨーロッパとアジアにおける不安増大は、ハイエンド兵器市場の成長持続を意味し、厳しい経済状況と人口減少に直面する南朝鮮がこの産業から自らを切り離すことは不可能だ。一歩一歩、自国の防衛ニーズと商業的圧力から、不本意ながら米国の意向を満たし、北京を失望させる選択に向かうことになる。この傾向が続くと予想されるため、不満を募らせた北京は、観光、娯楽、教育などのソフトターゲットで報復してくるだろう。そうなれば、中韓でデカップリングが進み、南朝鮮は西側との連携を強めるしかない。であれば、南朝鮮の武器輸出急増の意味は、ピーター・K・リーPeter K. Leeやトム・コーベンTom Corbenが最近指摘している理にかなったケースをさらに超えることになりそうだ。リーなどは、ソウルが「アメリカに対する明白な "戦略的曖昧さ"」を持ちながらも、「中国やロシアの圧力に直面する国々を武装化することで戦略的効果を生み出している」というのは全くその通りである。しかし、ソウルは将来、地域の集団的均衡への貢献を高める方向に自らを縛り付けていく可能性が高い。

 

これにはある種の皮肉がある。南朝鮮は、文元大統領の言う 「大国の中で威厳ある主権国家」になるため、軍需産業の発展を追求している。しかし、その道は南朝鮮をより米国に近づける。北京がこれを自ら招いた。南朝鮮が新市場や機会を積極的に求めているのは、北京が中国に経済的に依存する危険性や屈辱を繰り返し南朝鮮国民に思い知らされたからでもある。米国としては、「鉄壁」の同盟国を戦略的に緊密化させる必要はないと考えているのだろう。しかし、米国も同じことをしているのだ。■

 

‘K-Defense’ Arms Exports Are Tying South Korea to the United States | The National Interest

by Joel Atkinson

September 7, 2022  Topic: South Korea  Region: Asia  Blog Brand: Korea Watch  Tags: South KoreaContainmentU.S.-South Korea AllianceChinaArms ExportsGreat Power Competition

 

 

Joel Atkinson is a professor in the Graduate School of International and Area Studies (GSIAS) at Hankuk University of Foreign Studies in Seoul, South Korea, where he researches and teaches East Asian international politics. Follow him on Twitter: @Joel_P_Atkinson

 

あらためてF-15EXを考える。性能実証済み機体をあえて新造する意義。ステルス性能欠如を補う利点とは。さらにウクライナ戦からの考察は。

 

米空軍の最新戦闘機であるF-15EXが、フロリダ州エグリン空軍基地に到着した。同機は、開発試験と運用試験を合わせ試験と実戦配備される空軍初の機体となる。第40飛行試験中隊と第85試験評価中隊の隊員が、同機の試験を担当している。 (U.S. Air Force photo/1st Lt. Karissa Rodriguez)

2020年7月、アメリカ空軍はボーイングと契約し、新型F-15戦闘機をF-15EXとして導入を決定した。F-15EX構想は、そのシンプルさが際立っている。素晴らしい戦闘機があるが、今ある機体は古いので、新しく生産すればいいじゃないか

しかし、この単純明快で、直感的なプロジェクトは、残念ながら予想通り障害にぶつかっている。

F-15の歴史 

最初のF-15は1972年に飛行し、1976年に就役開始した。アメリカ空軍で最後のF-15Eストライク・イーグルは、2001年製造された。現在、約500機のイーグルが空軍に配備され、戦闘機のほぼすべての役割を担っている。

F-15プロジェクトは目を見張るような成功を収めており、それだけに空軍はF-15を廃棄したくないのだろう。さらに、1970年代以降、アメリカはF-15をイスラエルやサウジアラビア、韓国、日本などさまざまな国に製造・販売してきた。

その結果、F-15は欧米空軍の主力戦闘機となり、多数の撃墜実績をあげてきた。F-15EXプロジェクトは輸出の成功で実現した。ボーイングは、生産ラインに余裕があるため、技術の許す限り、機体を順次改良していくことができる。

 

F-15EXはそもそも何をめざしているのか

F-35があるのに、なぜ新たにF-15を作るのか?

同プロジェクトには2つの目的がある。1つ目は、空軍のレガシー機群への対応で、多数は非常に古く、低い即戦力率と高価なメンテナンスに悩まされている。老朽化した航空機は、これまで30年間遂行したのと同じ任務を未だに求められている。古い機体の新型を選択することは、複雑な問題に対する直感的な解決策だ。

第二の目的は、F-22ラプターやF-35など、空軍のステルス戦闘機群の補完だ。EXはラプターなどと異なるスキルを持ち、ステルス性の不足を生の性能と武器搭載量で補っている。F-15EXがステルス戦闘機とチーム協働する方法の1つとして、スタンドオフ長距離空対空ミサイルを搭載し、ステルス部隊の殺傷力を強化することがある。

 

進歩

このように、歴史的に「技術陳腐化」に対してアレルギーを持つ空軍は、50年前のプラットフォームで新しい機体を作ることを選択した。空軍は当初、F-15C/Dの大部分を代替し、F-15Eを削減するため、144機のF-15EXを導入する予定であった。これによって、F-15に関連する訓練、整備、組織的な手順を崩すことなく、空軍の戦闘機隊は劇的に若返り、わずかでも洗練されたものになっていただろう。他の主要な航空機が非常に長い間生き残ることができたことは認めるが、新しいB-52や新しいB-1Bの製造を提案するものはない。F-15EXプロジェクトが想定していたような長期連続生産が可能なのは、C-130のような輸送機だけだ。

しかし、米国が直面する戦略的・技術的環境は依然として流動的であるため、空軍は流動的で、80機に減らす可能性があると推測される。ほとんどの国にとってこれでも相当な数であるが、既存のF-15部隊を代替できず、空軍と空軍州兵でメンテナンスとサプライチェーンの大きな問題を引き起こす可能性がある。F-15EXに対する反対意見は複雑であるが、主にステルス性の欠如と空域での生存能力に疑問に焦点が当てられている。これらの問題点は、3年前に空軍がF-15EXの開発を決定したときからわかっていたことだ。

 

ウクライナ戦の影響は?

ロシア・ウクライナ戦争が米国での戦闘機取得にどのような影響を与えるかはまだわからない。その主な理由は、この戦争の意味合いがまだ完全に把握されていないからだ。レガシーな第4世代戦闘機が双方で相当数撃墜され、地上型防空ミサイルが致命的な影響を及ぼしているのは間違いない。同時に、F-15EXよりはるかに性能の劣るMiG-29などレガシー戦闘機をさらにウクライナへ譲渡または改修するのが有益であることは誰もが認めている。ロシアはステルス戦闘機(開発中のSu-57フェロン)を軍事的に有用な形で配備できないままだ。

F-35/F-15EXがウクライナ上空で活躍する姿は想像できるが、実際に配備されなければ、実戦での評価は困難だ。また、今回の紛争で、損失分を代替可能な弾力的な戦力へ関心が再び高まったかもしれない。レガシー戦闘機の追加調達にこれは良い兆候となりそうだ。しかし、教訓を導き出すには、時間と慎重な分析が必要だろう。

 

F-15EX image provided by Boeing.

F-15EXが空軍の戦闘機維持能力に対し長期的にどんな影響を与えるかは、まだ不明だ。F-15EXはF-35と同じ規模で活躍するわけではないが、それでも戦力の補強や支援で重要な役割を果たせそうだ。空軍が1年程度で何を望むか決めることができれば、それはそれで素晴らしい。しかし、この10年間、空軍の調達が海軍よりもひどかったとは言い難い。

F-15EXプロジェクト最大の利点は、失敗の可能性が極めて低いことだろう。機体は機能しており、価格も安定し、長く使えると予想される。ここまでの確実性は、防衛調達ではなかなか得られない。■

Why the Air Force Wants the F-15EX Fighter - 19FortyFive

ByRobert Farley

 

Dr. Robert Farley has taught security and diplomacy courses at the Patterson School since 2005. He received his BS from the University of Oregon in 1997, and his Ph. D. from the University of Washington in 2004. Dr. Farley is the author of Grounded: The Case for Abolishing the United States Air Force (University Press of Kentucky, 2014), the Battleship Book (Wildside, 2016), and Patents for Power: Intellectual Property Law and the Diffusion of Military Technology (University of Chicago, 2020). He has contributed extensively to a number of journals and magazines, including the National Interest, the Diplomat: APAC, World Politics Review, and the American Prospect. Dr. Farley is also a founder and senior editor of Lawyers, Guns and Money. 


2022年9月7日水曜日

動き始めたAUKUS。豪海軍乗員が新鋭英原潜で訓練。豪州向け原潜建造にむけ、人材養成へ

 

オーストラリア海軍の潜水艦乗員が英海軍に加わる。AUKUSで英豪両国の国防面手のつながりが深まっている象徴だ (Picture UK MoD/LPhot Kevin Walton)



オーストラリア海軍の乗組員が、新鋭艦HMSアンソンはじめ

とするアストゥート級英潜水艦で訓練を行う


 

英国海軍プレスリリースより


国首相は、ベン・ウォレス国防長官とともに、駐在武官リーランド大佐を代表する米国との三国間協力関係(AUKUS)を発展させ、英国=オーストラリア間の国防面での深いつながりの重要性を強調した。

 首相と閣僚は、オーストラリアの新政権発足後初めて英国を公式訪問したリチャード・マールズ副首相Deputy Prime Minister Richard Marlesを迎え、英国海軍アスチュート級潜水艦の5隻目、HMSアンソンの引渡式に出席した。

 海軍力は両国の将来の防衛関係の中心となり、今回の訪問は、統合見直しの優先事項と、インド太平洋地域の安定を促進する英国、米国、オーストラリアを結ぶAUKUSパートナーシップの重要性を補強するものだ。

 英米両国は、すでにオーストラリア海軍の原子力訓練コースに要員を受け入れており、来年はさらに多くが参加する予定だ。この訓練と交流は、AUKUS3カ国による多世代にわたる海軍のパートナーシップの始まりを意味する。

 「本日は、自由民主主義秩序、特にインド洋において増大する脅威に立ち向かうため、英国とオーストラリアの準えで重要な節目となる」。

 ベン・ウォレス国防相は、「我々は防衛計画を進展させただけでなく、マールズ大臣が最新の攻撃型潜水艦の就役式に参加し、今後数年間で両国の共有能力を発展させるため、オーストラリア海軍の潜水艦乗員が乗り込む」と述べた。

 HMSアンソンは、最も高性能な潜水艦で、英国が13億ポンドを投じ建造した。国内外で英国の国益を守るHMSアンソンは、最大38本のスピアフィッシュ魚雷とブロックVトマホーク陸上攻撃ミサイルを搭載し、射程距離1,000マイルまでのの目標に対処する。

 HMSアンソンの完成は、英国産業の強さと世界をリードする原子力技術を実証するもので、米国、英国、オーストラリアの3カ国によるAUKUS防衛・安全保障パートナーシップの実現に活用される。

 11年以上をかけ、BAEシステムズのバロウ・イン・ファーネス工場で建造されたHMSアンソンには、英国内の1万人以上のエンジニア、科学者、技術者等が携わった。ロールス・ロイス製原子炉を搭載し、25年間無補給で運用される。

 全長97メートルのHMSアンソンは、オリンピックプール2個分の長さがあり、バロー・イン・ファーネスからスコットランドのファスレーン基地と同じ240キロメートルのケーブルが張り巡らされている。

 HMSアンソンは今後数週間バローに留まり、原子力潜水艦を構成する数々の複雑なシステムの最終チェックと厳しいテストを受けたあと、ファスレーンのクライド海軍基地へ出航し、海上試運転の準備を行う。■


Australian Submariners To Train On Royal Navy Newly Commissioned HMS Anson

Naval News Staff  05 Sep 2022


https://www.navalnews.com/naval-news/2022/09/australian-submariners-to-train-on-royal-navy-newly-commissioned-hms-anson/


防衛省が新型イージス艦二隻(各排水量2万トン)の建造計画を公表。調達を加速化し、一号艦を5年で就役させる。

 


JS Maya(DDG-179) in Port of Kobe, Japan on Nov. 23, 2020. JMSDF Photo

 


衛省が弾道ミサイル防衛艦2隻の建造を提案した。第二次世界大戦以降、日本で最大の艦艇となる。

 防衛省は、イージス艦2隻の設計費用とエンジンを、23年度予算要求で、予算編成時点で具体的費用が決まっていない100項目に入れた。防衛省は来年度予算として、2022年度予算の384億ドルを上回る397億ドル支出を要求している。

 ミサイルの破片が地上に落下するリスクを踏まえ、2020年にキャンセルされた陸上イージス・アショアの代わりに2隻は建造されると、USNI Newsは当時報じていた。

 共同通信によると、河野太郎防衛相(当時)は「配備に必要な費用と時間を考慮し、プロセスを停止する」と記者団に述べていた。

 「当面の間、イージス駆逐艦によるミサイル防衛能力を維持する」と述べていた。

 新造イージス駆逐艦は、排水量約2万トン、全長約690フィート、幅約130フィートの見込みで、海上自衛隊で最大かとなる。これに対し、いずも型駆逐艦は排水量19800トン(満載時27000トン)、全長800フィート、ビーム124フィート、現時点で日本最大の駆逐艦はまや型で、排水量8200トン、ビーム22.2メートルである。

 乗員は110人で、日本周辺での長期駐留を可能にするため、居住区を充実させる。防衛省は、1番艦を2027年に、2番艦を2028年に就役させるよう働きかけているとUSNI Newsは伝えている。

 浜田靖一現防衛大臣は、金曜日の記者会見で、2隻の新しい艦船が日本の現在の8隻のイージス駆逐艦のBMD任務の負担を軽減し、日本南西部への海洋侵略に対する抑止力として自由に行動できるようになると述べた。

 海上自衛隊のイージス駆逐艦は現在、「まや」型2隻、「あたご」型2隻、「こんごう」型4隻の合計8隻である。 また、北朝鮮が弾道ミサイルの運用能力を向上させ、複数同時発射や軌道の高度化などを進めていることから、既存艦船より高い迎撃能力を持つ新しい艦船が必要であるとも述べた。

 浜田防衛相は、駆逐艦2隻は荒天下での作戦行動を可能にする十分な大きさと、長期展開を可能にする乗組員居住区の強化が必要であると述べた。はまた、極超音速滑空兵器を迎撃する能力も艦船の能力も含まれるだろうと述べた。

 浜田大臣は、2隻の駆逐艦を通常より早く就役させるため、取得プロセスを加速していることを確認した。

 「5年以内に防衛力を抜本的に強化する極めて重要な取り組みだと考えています」と述べた。■

 

 

Japan to Build Two 20,000-ton Missile Defense Warships, Indian Carrier Commissions - USNI News

By: Dzirhan Mahadzir

September 6, 2022 4:43 PM

 

 

大きさでいえば、これは駆逐艦と言うより巡洋艦ですね。国内世論を考慮して防衛省はそれでも護衛艦DDGと呼称するのでしょうか。記事でインド海軍の新英空母ヴィクラント就役についても述べていますが、既報のため割愛しました。