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中国爆撃機の行動に神経をとがらす米国防総省の懸念は沖縄県民に共感されないのか

エンジン他装備は近代化したといはいえ原設計が1950年代のこんな旧式機にふりまわされるのであれば、中国としてもこんな安上がりな装備はないわけで、我々には大迷惑な話です。スタンドオフ攻撃の標的がグアムと並んで沖縄というのは公然たる事実で、いまだに平和を叫んで現実に目を向けない沖縄県民はこの事実をどう受け止めるのでしょうかね。ペンタゴン報告書はそのうち一部でもご紹介しないといけませんね


Chinese bombers are extremely active, and the Pentagon thinks they're training for strikes against US targets 中国爆撃機の動きが活発化しており、ペンタゴンは米軍攻撃を想定した訓練と理解

H-6 bomber China中国軍H-6爆撃機が沖縄本島と宮古島間の上空から太平洋に抜けようとした。2013年10月27日航空自衛隊が撮影し防衛省統合幕僚監部が公表。
  • 中国爆撃機の動きが急増し中国沿岸から遠隔地へ向け飛行中との国防総省報告が16日公表された。
  • ペンタゴンは中国が米軍を標的にした攻撃訓練を重ねていると見ており、同時に中国の軍事力を域内各国に誇示する狙いもある
  • 米国は中国の動きを注視し、中国軍の能力向上は新たな「大国間競争」の時代の表れとペンタゴンは主張


国爆撃機部隊の動きが活発になっており中国沿岸から遠く離れた地点まで飛行することが多くなっているのは米軍標的への攻撃を想定した訓練の一環とペンタゴンが考えていることが2018年版中国の軍事力報告書から明らかになった。
「(人民解放軍)は急速に洋上飛行爆撃機の活動範囲を広げており、重要な海洋地点での知見を獲得しつつ米軍や同盟国の各種標的への攻撃に備えている」と国防総省が議会に毎年提出する報告書で述べている。「PLAは今後も第一列島線以遠で作戦行動を増やし、グアム含む米国や同盟国側の軍事基地を西太平洋で攻撃するする能力を誇示している」
報告書ではこうした飛行は「戦略的な意図があることを近隣国に示すため」であるが、PLAは「こうしたフライトで軍事能力が伸びていることを示す」以外の意義をまだ明確に理解していないとする。
PLA爆撃機部隊は昨年十数回にわたり日本海を通過し西太平洋に進出しており、台湾を一周したり、東・南シナ海上空を飛行している。すべて発火点になりうる地点だ。2015年2016年ともに年間4回のフライトしかなく、2013年から2014年は二回のみだった。
ペンタゴン報告書では2017年8月に人民解放軍空軍(PLAAF)がはじめて沖縄以遠にH-6K爆撃機6機を派遣し活動範囲を広げたことを特記している。編隊は沖縄本島の東海岸沿いに飛んだが同地には米軍人員5万名が駐留している。
西太平洋上空への爆撃機フライトも心配を生む要因だ。「遠距離飛行型の(H-6K)機材は対地攻撃巡航ミサイル(LACM)を6発搭載し、長距離スタンドオフ精密攻撃能力をPLAに与え、グアムも射程に収めている」からだという。
台湾周辺や東・南シナ海での活動にも警戒が必要だ。中国は各地域で権益をめぐり各国と対立しているからだ。
Overwater Bomber Capabilities国防総省の2018年版中国の軍事力報告書に掲載された爆撃機の飛行範囲

中国は習近平主席がめざす世界第一級の軍事力実現の夢を実現すべく軍事力で近代化を進めており、今世紀中頃まで世界のいかなる国との交戦に勝利できることを目標とする。そのため兵力投射の手段を整備中で空母や長距離戦略爆撃機で通常・核両用の攻撃兵器を運用することを狙う。.
米国はそうした動きを逐一注視しており、ペンタゴンは「テロリズムではなく『大国間競争』が今や米国の安全保障の中心課題である」とジム・マティス国防長官も今年初めに発言していた。■

ペンタゴンの中国軍事力の現況2018年版は次のリンクでご覧になれます。

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