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US-2販売の目処は立たないが、日印の防衛産業協力は深化へ

インド向けUS-2の販売はここ数年話題にこそなっていますが、なかなか実現しませんね。

India and Japan deepen industrial engagement日印防衛産業協力が深化へ

Jon Grevatt - IHS Jane's Defence Industry
21 August 2018
インドは日本との防衛産業協力の強化策を検討中だ。ただしインドの新明和US-2捜索救難飛行艇導入は進展を示していない。Source: Japan Maritime Self-Defense Force
  • 日印両国が防衛産業の開発製造面の協力拡大を打ち出した
  • インドのUS-2調達で進展がないが両国はUGV開発で共同事業を開始
衛技術と生産での協力拡大で日印両国が合意した。ニューデリーで8月20日開かれたシタラマン国防相と小野寺防衛相の会談でのことでインド国防省(MoD) は一連の防衛産業関連事業が両国間で進展中と述べている。
ただしインド海軍が長期に渡り検討中の新明和工業US-2救難飛行艇の調達では解決策が見えないままだ。
防衛装備・技術面での協力をめぐり、MoD傘下の国防研究開発機構(DRDO)と日本の防衛装備庁(ALTA)で共同作業部会が組織されたのもその一環だ。
同作業部会は初の協力案件となる無人地上車両(UGVs)やロボット開発に取り組んでいる。
MoDによれば日本の防衛産業企業の代表団が2017年9月に開催された防衛産業フォーラム第一回目のフォローとしてインド国防産業数社を訪問している。同フォーラムは日本企業とインド産業界の交流を目指して開催された。
動きについてMoDは「両大臣は両国の努力が防衛産業間の相互理解更には将来の二国間事業につながるとの抱負を示した」と述べている。MoDによればシタラマン大臣は日本企業数社にインド南北に防衛産業回廊の生成をめざしたインド側事業への参加を求めた。
防衛産業でのつながりは深まったとはいえ、MoD発表の声明文ではインドがめざすUS-2調達についてはお座なりの言及しかない。■

コメント: 国内産業基盤は温存したい、多額の開発費で生まれた高度技術をみすみす安売りしたくない、という日本側の事情はわかりますが、インドもしたたかです。国産化すれば機体価格も下がるとインド入っているのかもしれませんが、おそらく逆でしょう。US-2はインド洋では宝の持ち腐れになるのかもしれません。であれば劣化版の「US-3」をインド出資を招き製作するのはどうでしょうか。

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