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ロシア原子力巡航ミサイルの残骸をめぐり米ロがしのぎをけずる?

こんな兵器は不愉快ですね。仮にロシアの言うとおりなら迎撃不能の距離無限大兵器となりますが、命中してもしなくても放射能汚染をひきおこすではないですか。 原子力空母が横須賀にいても原子炉がそばにいると神経質になる皆さんは空とぶ原子炉に何ら抗議の声を上げないのでしょうか。こんな兵器を作ってしまうロシアのセンスには疑問を感じざるを得ません。

RUSSIAN MOD

Russia Is Hunting For Its Crashed Nuclear-Powered Cruise Missile And The U.S. Might Be Too ロシアが墜落した原子力推進巡航ミサイルを捜索中。米国も動いている?

Recovering the wreck could give the Kremlin additional information to inform future tests and would keep the design out of foreign hands. 

残骸から次回テストに役立つ情報が入手でき他国かに秘密が渡らないようにできる


BY JOSEPH TREVITHICKAUGUST 21, 2018


シアの原子力推進式核巡航ミサイル、ブレヴェストニクの試作型が2017年にバレンツ海に墜落したのを受け同国が捜索回収を始めるとの報道がある。同ミサイルの残骸は各国特に米国には構造や性能を解明する絶好の機会となる。
情報関係に詳しい匿名米政府筋の話を紹介しCNBCがロシアの動きを8月21日伝えている。ロシアは艦艇三隻を派遣しうち一隻はミサイルが搭載する原子炉の回収用というが詳細は不明だ。
ロシアはブレヴェストニクミサイルの試射を2017年11月から2018年2月にかけ四回実施した。うち最長の飛翔時間は2分間で22マイル移動したと言われ、最短は発射後数秒しか作動しなかった。同ミサイルは原子炉から推進力を得て無限の飛翔距離を有する。
同ミサイルについて口を閉ざすロシアがミサイルが他国情報機関の手に渡る前に回収したいというのは十分納得できる。
CNBCでは回収作業に投入される艦艇名称で言及はなかったが、その一隻が ヤンターYantarの可能性は高い。公式には「海洋調査船」とだがスパイ艦で特殊装備で海中18千フィートで調査回収が可能とCNBCは伝えている。
同艦はシリア沖合でSu-33、Mig-29KRの残骸回収に2017年に出動した。二機はロシア空母クズネツォフでの運用中に墜落し、このときも機体が他国の手に渡る前に回収するのが目的だった。
2018年6月にはヤンターが北海に向け英仏海峡を縦断し英海軍が随航した。写真ではSaabのSeaEve Tiger深海ロボットに似た装置が艦上に見られる。ロシアは潜水艦クルスクの沈没事故後に同装備を導入した。Tigerは3,280フィートまで潜水でき民間企業が放射能汚染箇所で使用した実績がある。
ALMAZ DESIGN BUREAU
ロシアのスパイ艦ヤンター

ミサイルの残骸や原子炉の状況は不明だ。失敗が続くが、ブレヴェストニクミサイル開発に貴重な情報がロシアに入ったはずだ。
ミサイルがバレンツ海で引き上げ可能ならロシアがまっさきに回収できるはずだ。一方、米国はテストを毎回監視しておりミサイルの着地地点をおおかた把握していると言われる。
墜落時に放射性物質が散布されれば場所特定はさらに容易になる。2017年2月に、米空軍WC-135大気圏内偵察機がバレンツ海周辺の飛行(空軍は通常の飛行任務と表現)で、放射能レベルの上昇を探知し、当時はロシアの核廃棄物集積場が発生源とされていた。
米海軍も独自に水中情報活動能力や回収能力を有し、極秘のシーウルフ級潜水艦USSジミー・カーターがある。2017年9月にロシアがブレヴェストニク試射を開始との報が出る前に、同艦はワシントン州キツァップ-バンゴー海軍基地へ海賊旗を掲げ入港しておりミッションに大成功したことを示していた。
USN
USSジミー・カーターが海賊旗を掲げて母港に帰還した。2017年9月

海底でのロシア重要装備を回収にかけては米国は実績多数を有し、1970年代には中央情報局がヒューズ・グロマー・エクスプロラーを使いソ連ゴルフII級弾道ミサイル潜水艦K-129の一部を太平洋の海底から回収している。
ロシア大統領ウラジミール・プーチンが2018年3月に自らその存在を認めた6つの最新兵器体系のひとつブレヴェストニクミサイルの本体あるいは一部でも入手できれば米情報機関には大きな一歩となり米国の同盟各国とくにNATOがロシアの強硬策や各種高性能装備の開発状況に懸念を感じているため大きな成果となる。
そうなるとヤンターが北極圏内に向かうのを注視する必要がある。
カナダのアナリスト、ステッファン・ワトキンスがロシアのアカデミク・プロマコフ地質調査船がカラ海で特徴ある高校パターンを示していることを突き止めている。カラ海はノバヤゼムリヤ半島の東側でバレンツ海はその西側である。また同半島はソ連時代の核実験場であった。
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🇷🇺 Russian seismic research vessel Akademik Primakov (MMSI:273392760) is certainly looking for something in the Kara Sea at 5kn. (Before you get too excited, it could be mapping the Arctic shelf, to aid in Russian claims to it.)https://thebarentsobserver.com/en/industry-and-energy/2017/11/advanced-seismic-vessel-finds-new-home-murmansk …
以前伝えられていたミサイル墜落場所が不正確で実はカラ海に墜落したのではとワトキンスは解説する。一方でワトキンスも推測するようにアカデミク・プリマコフは単に地図測定に出動しているのかもしれない。ロシア企業JSC Sevmorneftegeofizika が2017年に同船を購入し、北極海の大陸棚で地質探査を行っていることが知られている。■

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