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US-2にギリシアが関心示す

Japan, Greece discuss defence trade co-operation 日本がギリシアと防衛輸出協力を協議

Jon Grevatt - IHS Jane's Defence Industry

03 August 2018
  
Source: Japanese Maritime Self-Defence Force

本とギリシアが防衛装備の交易・技術で協力をめざし協議を始めた。日本製装備のギリシア向け輸出が焦点のひとつだ。
防衛装備庁担当官がJane'sに8月2日、両国が「防衛装備技術の協力の見解を実務レベルで交換した」と述べた。
7月末の日本国内報道ではギリシアが新明和工業のUS-2水陸両用捜索救難機へ関心を表明したとある。
Nikkei Asian Review 記事では日本としては同国と同機輸出の協議を開始したいとある。記事ではギリシアは「数十機」のUS-2に水タンクを装着し消火活動に投入したいとある。
ただし防衛装備庁広報官によれば両国で特定の機材や技術に関する協議はまだはじまっておらず、日本政府にはUS-2の対ギリシア輸出の「具体案はない」という。
日本はインド、インドネシアとUS-2輸出の協議をしている。タイも関心を示している。
このうち規模が最大になりそうなのがインド海軍向けで12機を16億ドルで購入する意向が出ている。日本はインドと同機販売について数年間協議中だが、インドの調達ルールが複雑なこと、インドが求める技術移転が原因で成立が遅れている。

Jane'sではインド海軍はUS-2完成機を二機輸入し、残る10機はインド国内でライセンス生産する構想があるとお伝えしている。■

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