2018年2月3日土曜日

中国、ロシアが日本の国家主権領土を脅かす頻度が増えている

China's military is turning its aggressive South China Sea tactics on Japan 中国軍が南シナ海並みの行動を日本に向けてきた
Chinese submarine in Senkaku waters
商級(093型)原子力攻撃潜水艦が尖閣諸島沖の日本の接続水域を航行した。


中国、ロシアがそれぞれ日本の領海領空へ艦船・航空機を差し向けてきており、勢いに衰えるきざしがない。
中国の南シナ海での活動は従来から監視されており、五か国が領有権を主張する海域で対立がみられるが、東シナ海では日本との対立があるもののはるかに穏やかだった。
日中間の対立の焦点が尖閣諸島で中国が釣魚諸島と呼ぶ同地は日本が実効支配する無人島の集まりだ。
ハドソン研究所政治軍事研究センター所長リチャード・ワイツRichard Weitzは中国の狙いは「自国の主張を押し付けること」で対立する海域や空域で諸外国には中国の管制に従わさせることと解説する。
ロシアの関心は「日本国内での米軍活動の監視」だとワイツは言う。日本はロシアと千島列島をめぐる問題も抱え、そもそもは第二次大戦でソ連が占拠している問題だ。
現時点でロシアと中国が太平洋での活動で調整協議している兆候はないが、いつ変わるかわからないとワイツは注意喚起している。米国が介入しすれば両国は接近するだろう。
ロシアが国力を回復し北にあり、核武装した北朝鮮が西に、強力になる一方の中国が南西にと、日本は閉鎖感を強めている。
中国は「現状の変更」を狙う
JASDF dataA map showing the routes of Chinese (red) and Russian (yellow) aircraft. The Japanese Ministry of Defense labels the Kuril Islands (north-west corner) as part of Japan, but they are under de facto control of RussiaJapanese Ministry of Defense
中国は2018年の幕開けに尖閣諸島の接続水域侵入を実施した。
人民解放軍海軍所属の054型フリゲート艦一隻と商級原子力攻撃型潜水艦一隻が投入され以前の侵入事案とは違う形になった。
これまでの沿岸警備隊所属ではなくフリゲートはPLAN所属の軍艦であり、中国が同水域に潜水艦を送ったのは今回が初めてだ。
日本政府の集計では中国の海空の活動が2012年から急増し、それ以前はほぼゼロだとわかる。
Japan coast guard water violationsA chart from the Japanese Ministry of Foreign Affairs showing the amount of times the JCG and JMSDF were sent to intercept Chinese ships. Japanese Ministry of Foreign Affairs
防衛省によれば航空自衛隊のスクランブル出撃のうち昨年4月1日から9月30日まで中国機対応が51%だった。また中国が一層粗暴な動きを示している。
2017年8月にはH-6K爆撃機が太平洋から紀伊半島まで初めて飛行してきた。同機は核兵器運用が可能だ。この事案に日本が抗議すると中国政府は居丈高に日本に「事態に慣れろ」と言ってきた。
中国の活動が活発になってきたのは同国の軍事装備近代化の進展の裏返しだろう。「中国は既存秩序の変更をこれまでより求めているのです」(ワイツ)
国際戦略研究センター主任研究員ザック・クーパーZack Cooperは中国がこれ以上の大胆な行動をとれないとし、日米同盟とともに自衛隊が優勢なためとする。
日本が外国による攻撃を受けた場合あh米国に日本防衛の義務がある。このため中国も大規模な挑発行為の一歩手前で止めざるを得ない。「日米同盟が存在しなったら中国はもっと強硬策に出ていたはず」(クーパー)
ただしクーパーは「このまま中国が軍事近代化を進めると軍事面で日本を追い越すのは時間の問題と日米両国はみている」と言う。
それまでは中国は国境近くまで接近を続けるだろうが米国の神経はさk建てさせないはずだ。.
「現時点の中国の戦略は理屈にかなっている」とワイツはいい、中国は「戦力増強を続け日本に圧力をかけ続ける」その目標は「ゆっくり時間をかけ中国に都合の良い状況に変えていくこと」だ。
ロシアが冷戦時水準に復帰
Russian TU 95 bomber over JapanA Russian Tu-95 bomber flying near the island of Hokkaido photographed by JASDF pilots, October 29, 2017.Japanese Ministry of Defense
北ではロシアが太平洋艦隊を増強中で最新の弾道ミサイル潜水艦ボレイ級全三隻のうち二隻が太平世艦隊所属だ。
さらに攻撃型潜水艦最新鋭のヤーセン級を太平洋に回航する予定がある。同艦が完成した後でだが、ロシア海軍でもまだ二隻しかない艦だ。
空では航空自衛隊の昨年上半期スクランブルの48%がロシア機対応だった。ロシア機の平井も増えており、2017年は前年より86回増加した。
ロシアも日本近くまでTu-95/142爆撃機やIl-38スパイ機を飛ばしており、航空自衛隊が中国機同様にロシアも戦闘機を飛ばすのを目視している。
日本は防衛力整備と改憲に向かう
Japanese F 35航空自衛隊向けF-35初号機。 August 24, 2016. Lockheed Martin/Flickr
これに対して日本は防衛装備、システムの導入のペースを早める。日本政府は記録的な防衛費の増額を進めるが中心は弾道ミサイル防衛だ。
安倍晋三首相はイージスアショアミサイル防衛施設を二か所に導入すると決め、2023年までに設置するが、すでにロシアが批判している。
日本ではF-35の国内生産一号機か完成しており、重要な役割が期待される。
ただし日本国憲法は平和主義を標榜し、「専守防衛」を掲げており、この根拠が憲法第九条で戦争を国際関係の解決手段として放棄し、戦力の保有を禁じている。

このため大量の装備を整備しても実際に使用しようとすると司法面で障害に直面するとの見方もある。■

2018年2月2日金曜日

★★海上自衛隊 おやしお級潜水艦の改修工事完了

Japan outlines submarine modernisation efforts

  日本が潜水艦近代化改修の概要を明らかにした
横須賀米海軍基地内におやしお級三隻が並んでいる。Source: IHS Markit/Kelvin Wong

Kelvin Wong, Singapore - Jane's International Defence Review
01 February 2018
上自衛隊(JMSDF)が2012年開始した水中戦力増強策が順調に進んでおり目標のディーゼル電気推進式潜水艦22隻体制は2020年代初頭に実現する見込みだとJMSDF関係者が明らかにした。
 シンガポールで開催されたUndersea Defence Technology Asia seminar at the Asia Defence Expo & Conference Series (ADECS) 2018で防衛省海上幕僚部立案部門の西山孝弘一佐がおやしお級7隻の供用期間延長策がすべて完了したと発表した。
 各艦は二回目または三回目の整備時に大幅改修を受け、「最新型(そうりゅう級)にほぼ匹敵する水準」になり、耐用年数も伸びたという。
 Jane’s Fighting Ships ではJMSDFはおやしお級11隻を運用中で一号艦は1998年3月就役で毎年一隻の新造艦が2008年まで加わっている。建造は川崎重工業三菱重工業が交互に行い、最初のおやしおとみちしおはすでに訓練艦に用途変更されている。

 「技術革新があまりにも早くて潜水艦がわずか数年で陳腐化してしまう」「一方で防衛予算の制約があり、新規建造のみで十分な数の潜水艦を維持できないのが悩みだ」と西山一佐は発表した。■

★フランスがC-130Jを導入した理由。また、ドイツとの共同運用構想の中身。A400Mはどうするのか。

軍の運用がいよいよ単独ではなく国の枠を超えた形になってきました。これができるのはヨーロッパだけなのでしょうか。そうは思えません。



New French C-130J Not A Blow To Europe’s A400M

フランスのC-130J導入はヨーロッパ大でのA400M導入に水を差すものではない


フランス向けC-130J-30一号機受領式
 

By MURIELLE DELAPORTE on January 31, 2018 at 6:05 PM


編集人より フランス軍やNATOはじめヨーロッパの防衛問題全般をムリエル・デラポルテが記事にしてくれることになった。デラポルテはフランスの戦略や装備導入に詳しく、ワシントンとパリを往復しながらフランス語防衛専門誌Opérationnelsで編集長をしている。
「われら二国はともに最良の成果を追い求め、自由を希求し共通の意思と行動を追い求めている。C-130Jはその体現だ」フランス国防相フローレンス・パルリ、1月19日オルレアン-ビシー航空基地にて
ランス国内の観点では米国製軍用輸送機を新たに導入することは異例な事態に見える。A400Mの失敗を認めるからだ。だが今回のC-130J導入で仏独共同部隊が2021年にエヴロAFBに設置することなり、マグロン大統領とメルケル首相のめざす真のヨーロッパ防衛体制の夢の実現に一歩近づくことになる。
The A400M in low speed tests
 またフランス市場で最短の軍事装備調達になった。FMS契約からC-130J-30初号機の納入までわずか二年間というのは記録となった。C-130J-30初号機は昨年12月にロッキード・マーティンのマリエッタ工場(ジョージア)で引き渡されていた。
 契約では機材支援、予備部品、二年間保守管理遺体に米国内での10か月パイロットとロードマスター訓練も含む。特にロードマスター訓練が重要だ。
 今回の実現を築いたのは前仏防衛相ジャン-イブ・ル・ドリアンとドイツ国防相ウルスラ・フォン・デア・レイアンが2016年4月に取り交わした合意で、その後仏独二国間協力合意が軍部間で2017年10月に取り交わされた。内容は両国で部隊を合同運用し経費を負担するものだ。フランスはC-130J4機を2019年までに調達し、ドイツも同年までに同型機6機を導入する。IOC初期作戦能力獲得は2021年、FOC完全作戦能力獲得は2024年予定。
 経費負担は50百万ユーロ(61百万ドル)でそれぞれスタートし、エブロで新型機運用に必要なインフラの構築にとりかかった。ドイツ側人員が規模未定だが同基地に到着後に機材整備支援にも広げる。
 フランス国内でのドイツ軍隊員の展開はこれが初めてではなくタイガーヘリコプター乗員養成で仏独陸軍航空要員養成スクールが南仏にあるが、今回は機材の共有を超えたねらいがある。訓練にとどまらず両国混成の乗務員による共同運用をめざす。
 両国の軍組織にはそれぞれの経緯があり以前ならこのような構想は冷笑されるのが関の山だったが、二つのトレンドから構想が実現度を高めている。
  • 欧州空輸司令部(EATC)がアインドホーヴェンに2010年に設置され実績を上げている。C-130で各国が飛行時間を融通する制度で参加国が増えてきた。
  • A400Mをめぐりフランス、ドイツ間で経費分担が進み、飛行乗員の訓練がフランスで、補給支援や整備員訓練がドイツで行われている。
 A400Mがフルに機能を発揮する段階になる中でC-130Jでかつてのトランザール(C-160)の精神が復活するかが見どころだ。トランザールはフランス-ドイツ共同開発で1959年にはじまり、名称はドイツ語の“TRANSporter ALLianz” とフランス語“TRANSporteur ALLiance”からとったものだ。C-130J導入の理由もトランザールがドイツで2021年、フランスで2023年にそれぞれ退役するためだ。
 ただし両国がC-130J-30を今回採用した理由はほかにもある。
 フランス空軍では同機を以下のミッションに投入するとしている。
  • CSAR、TRAP、人質・災害退避、救難.
  • 兵力投射、空輸、海外展開
  • 補給、退避、人員物資の投下、地上給油
 KC-130Jが加わればフランス軍のヘリコプターも空中給油を米国の助けを借りずに実行できるようになる。A400Mでこの機能を期待されていたがまだ実現できない。

れぞれ長所がある機材が複数型式あれば軍事作戦上有利になり、厳しい条件での要求にこたえやすくなる。フランス空軍はサハラ-サヘル地区でここ数年作戦を展開しており、シリアやイラクでも対ゲリラ戦に従事している。A400Mならオルレアンからチャドまで30トンを6時間で搬送できるが、C-130H-30では7トン8時間だ。C-130J-30は10.5トンを7時間で運べる。■

中国が艦載早期警戒機の開発を進める理由

US stealth jets should be worried about China's new unarmed eye in the sky 米ステルス機が警戒すべき中国の非武装機材はこれだ


Concept art of the KJ-600 Weibo via South China Morning Post

  • KJ-600は空母運用を想定した早期警戒機
  • 同機はステルス機探知可能な電子装備を搭載するはず
  • 同機開発は中国空母が中国領土から離れてた地点での運航を想定している証拠


国が空母運用型の早期警戒機を開発中で搭載レーダーはステルス機探知能力があると軍事観測筋が指摘している。
国営メディアが初の空母搭載早期警戒機KJ-600の開発を今週認めた。この発表は米国がF-35を日本国内ほかアジア太平洋に昨年から展開して中国の防空体制に挑戦している中で行われた。
中国の軍事観測筋によればKJ-600には高性能アクティブ電子スキャンアレイAESAが搭載されF-22やF-35の探知は可能だという。
北京在住の専門家Li Jieは新型機は空中指揮統制機能も提供すると述べる。「AESAでステルス機が遠距離で探知可能となる」
また米国との兵器ギャップが埋まり中国の空母戦闘群の戦闘力が高まる期待が生まれる。(Li)
KJ-600は中国が上海で建造中の空母三号艦から運用されそうだとLiが述べる。同艦は高性能の電磁発艦システム(EMALS)を搭載し、スキージャンプ式ランプの中国空母初期二隻より高速発艦が可能となる。
米国内のウェブサイトEastern Arsenalが昨年にKJ-600について触れており、西安航空機が製造し機体重量25から30トン、双発ターボプロップ機で機体上に大型AESAレーダーを搭載するとしていた。
軍事観測筋によればKJ-600の写真はE-2ホークアイに酷似している。
これも北京の軍事専門家Zhou ChenmingによればKJ-600搭載のレーダーはE-2並みの性能だという。「KJ-600の最大の利点はレーダー、通信ともに高性能化されており、より広い周波数帯で探知し、ステルス機も一定の角度からなら探知可能だ」
現時点の中国空母戦闘群は艦載監視レーダーしかなく有効半径も地球の湾曲で制限される。
シンガポール南洋大学のS・ラジャラトナム国際研究所研究員コリン・コーCollin KohはKJ-600開発は中国が遠方で空母群運用を狙う意図があると述べる。「中国空母群が本国近辺での運航を想定するなら、陸上配備の早期警戒機の支援をあてにできるはずです」
「でも艦載早期警戒機開発をめざすということは人民解放軍海軍の空母戦闘群の運用想定が遠隔地であることを意味します。現在より効果的な早期警戒機能が必要ということですね」
中国の専門家両名はKJ-600が中国空母一号艦二号艦の供用可能性で意見が分かれる。
Liは偵察ヘリコプターがあれば十分としZhouはKC-600に使い切りロケット推進装置を使えばスキージャンプ方式でも発艦可能と見る。■
Read the original article on South China Morning Post. Copyright 2018. Follow South China Morning Post on Twitter.
上に載せたのは想像図ですが、ここまでE-2に似せる必要があるのでしょうか。自動車では平気で外国車のコピーをする国ですが、ここまでとは....ソ連時代のロシアも西側機そっくりの機体を平気で作っていましたねえ

2018年2月1日木曜日

★見えてきたF-22改修の内容。2045年まで(以降も)最強の戦闘機とするために米空軍が考えていること。

The Air Force Has a Plan to Guarantee the F-22 Dominates the Skies Until 2045 (Or Longer) 

米空軍はF-22を2045年(以降も)空の支配者とすべく改修策を実行する





January 31, 2018


空軍は「アジャイルソフトウェア開発」をF-22ラプターに応用して新型センサー、レーダー、エイビオニクス、高性能兵器等の迅速導入を図る。
ラプターアジャイル性能実現事業Raptor Agile Capability Release (RACR)と呼ぶこの搭載戦略は空軍長官ヘザー・ウィルソン自らが率いて新型ハードウェアソフトウェア改修を迅速に実現し、F-22の優位性を維持するのが目的だ。
F-22では新ソフトウェア3.2B改修に向かっており、戦闘攻撃能力の引き上げを狙い、「AIM-120D及びAIM-9Xの搭載で戦力を向上させる」と空軍広報官エミリー・グラボウスキ大尉 Capt. Emily Grabowskiが語る。
空軍は新装備を3.2B改修テストで試射しておりエグリン、ネリス、ヒル、ティンダルの各空軍基地で評価作業中だ。
空具開発部門は具体的な脅威対象を実名であげていないが、もちろんロシアの防空体制の向上、ロシアと中国の第五世代戦闘機開発が念頭にある。
「迅速に進めてラプターが将来遭遇するであろう脅威に対抗できるようにします。契約形態を変えてリスクを受け入れた形で空軍が求める優先事項に対応していきます。性能は漸増させていきます」とロッキードでF-22を担当するケン・マーチャントKen Merchant副社長は語る。
グラボウスキ大尉はテスト評価段階は今年夏に完了すると述べている。
「新ソフトウェア、ハードウェアを兵装システムに統合する挑戦では大掛かりなテストが必要です。コードも50万行を超え、ハードウェアをサポートして初めて航空機に投入できるのです」(グラボウスキ)
3.2BでF-22はAIM-120DおよびAIM-9X空対空ミサイル運用が可能となり、同時に対地標的照準技術が向上する。現時点のF-22が搭載するのはAIM-9Xブロック1でソフトウェア改修でAIM-9Xブロック2運用が可能となる。
レイセオンのAIM-9X開発陣によればブロック2で信管が再設計されデジタル点火安全装置が付くことで地上での取扱いとともに飛行中の安全が高まる。ブロック2では電子装置も改良され発射後のルックオン機能でデータリンクで視程外交戦も可能となると同社は説明。
AIM-120Dの発射も可能となる。これは視程外運用可能な高性能中距離空対空ミサイル(AMRAAM)で全天候昼夜問わず発射できる「打ちっぱなし」ミサイルでアクティブレーダー誘導方式だとレイセオン資料でわかる。
AIM-120Dは従来のAMRAAMより射程が伸び、GPS誘導、慣性測距装置、双方向データリンクが付くとこれもレイセオン資料が説明している。
マーチャントはアジャイルソフトウェアアプローチはF-22の「最初に探知し、最初に発射し、最初に撃墜する」技術の維持が目的と述べた。
新型システムや技術が利用可能になった段階で順次導入していけばこれまでのような多年度開発と異なり、「オープンアーキテクチャア」戦略の中核部分になると空軍、ロッキード双方の開発部門が強調している。開発部門もコンピュータコードの追加で迅速さが求められているとマーチャントは述べる。「新ソフトウェアは直ちに機体に投入されアジャイルな民生ソフトウェア環境に応用されます」
流れの加速化で2024年予定のF-22中間改修の道が開く。80年代90年代製のポンプ、バルブ、機体を近代化し適正に機能するようにするのが目的だ。
すべてはF-22が2045年さらにその後も優勢でいられるようにするためだ。
さらにF-22と他機種との相互運用性を引き上げる重要な役割がアジャイルソフトウェア改修に期待される。LINK16データリンクでF-22から標的情報を無線を使わずに他機種に送ることが中心だとマーチャント、ブラボウスキ両名が語る。
「こちらの暗号が破られれば交信内容が傍受されます。LINK 16送信なら音声を使わずに情報共有ができます」(マーチャント)F-22に TACLink 16が搭載されればF-22からF-35、 F-16、 F-15等への送受信が可能となるとグラボウスキは説明。
F-22は2005年に作戦投入可能となり、多用途戦闘機としてステルス性能を生かしてレーダー探知を逃れマッハ2飛行を「スーパークルーズ」で実現する。スーパークルーズはアフターバーナーなしで実現する超音速飛行で、F-22のエンジン推力と機体空力特性あっての性能だ。

F-22はプラット&ホイットニーF119-PW-100ターボファンエンジン双発でアフターバーナーも備える。全翼幅44フィートで最大離陸重量は83千ポンド超。■

速報 SM-3ブロックIIA迎撃実験に失敗 



失敗をあざ笑うような報道が出かねませんが、実験は実験です。ただ、SM-3ミサイルが日米共同開発であること、発射したのがイージスアショアであることなど背景をちゃんと報道しているのでしょうか。素人には難しすぎると判断しているとすれば嘆かわしいことです。


Breaking News

Another US Navy ballistic missile intercept reportedly fails in Hawaii

米海軍弾道ミサイル迎撃実験に再び失敗、ハワイで


 By: David B. Larter    


WASHINGTON — ハワイのイージスアショア施設から発射したSM-3ブロックIIAは弾道ミサイル迎撃に失敗したとCNNが報道した。
 事実ならレイセオン製ミサイルで二回目の失敗となる。北朝鮮が核ミサイルでの米本土攻撃能力を着々と整備する中、対応が停滞する。
 ミサイル防衛庁広報官マーク・ライトはコメントを拒んでいる。
 「ミサイル防衛庁及び米海軍がイージスアショアミサイル防衛テスト施設(AAMDTC)から実弾発射テストをスタンダード-ミサイル(SM-3ブロックIIAをハワイ・カウアイの太平洋ミサイル発射施設から31日午前に行った」とだけライトは述べた。
 実験失敗を最初に伝えたのはCNNだった。北朝鮮情勢を考慮して詳しく口外しないよう当局が決めたという。
Officials: US missile defense test failed in Hawaii early Weds. Pentagon not publicly acknowledging key ballistic missile defense test failure & officials tell @barbarastarrcnn there is a decision to not talk about it, in part because of sensitivities surrounding North Korea.
 失敗の原因についてはミサイル本体以外の要素があることに注意すべきだ。標的捕捉・管制用レーダーもあり、海軍のイージスシステムも失敗の原因だった可能性もある。
 SM-3ブロックIIAは6月にも失敗しており、この時は駆逐艦ジョン・ポール・ジョーンズ乗員が間違ってミサイルの自爆スイッチを入れてしまった。

 昨年2月の試射ではミサイルは弾道ミサイル標的捕捉に成功している。ミサイルは日米共同開発でレイセオンが製造し北朝鮮等のミサイル脅威の高まりに対応するものだ。■

USSフィッツジェラルドの大修理は本国で工期2年間

 



Navy Destroyer Damaged in Collision Will Take 2 Years to Fix (But Will Get Massive Upgrade) 衝突で損傷を受けた海軍駆逐艦の修理に二年間必要(だが大幅改修も同時に受ける)





January 24, 2018


昨年民間商船との衝突事故で損傷したアーレイ・バーク級駆逐艦USSフィッツジェラルド(DDG-62)はミシシッピ州パスカグーラで修理に入る。横須賀から大型運搬船MVトランシェルフに乗せられパスカグーラに1月19日に到着した。


「フィッツジェラルドはパスカグーラ港で運搬船から降ろされ、海面に移動する」と海軍海上システムズ本部(NAVSEA)が説明している。「その後ハンティントン・インガルス工業造船所内に移す」


修理には相当の工期が必要となるので海軍は乾ドック内で同艦の近代化改修も行う。「復帰作業が広範囲で複雑なため修理期間を活用して船体機械電気関係、指揮統制通信コンピュータ情報関連、戦闘システム関連に加え電子戦装備、レーダー、配電、ガスタービン発電、空調で修理交換を行う」とNAVSEAは述べ、「2019年度に予定されていた改修を今回実施する」


工期はほぼ二年間となる。「2018年に陸上施設で作業を進め、2019年上半期までかかる見込みでその後テスト公試をしてすべての作動を確認し作戦能力を認定する」「復元改修作業の工期は24か月と見ている」(NAVSEA)
ここまでの時間がかかるのは同艦の受けた損傷が大きかったためだ。2017年6月7日、日本近海でフィリピン船籍ACXクリスタルと衝突した。同艦乗員7名が死亡し、フィッツジェラルド右舷上部と喫水線下が大きく損傷した。事故の遠因として乗員が過労気味なうえ艦上訓練に問題があったとされ、艦長は責任を問われている。


海軍は訓練内容の改善とともに乗員の過剰な任務の緩和をはかるが、改善効果が出るのは相当先なので当面の対策も必要だ。■
Dave Majumdar is the defense editor for The National Interest. You can follow him on Twitter: @davemajumdar.

報道はありませんが、本件の補償問題はどうなったんでしょうね。海軍法務部が統一軍法典で処理するのでしょうか。それとも民事交渉? フィリピン船籍ですが日本郵船がからんでいますね。