2022年3月21日月曜日

ロシア大統領専用機など政府機材が二日間に渡り大量に飛行展開したのはロシア政府が核戦争を覚悟して政府機能を継続する訓練の一環か。各国へのシグナルでもある

 An Il-96-300PU that was involved in a recent surge of curious Russian government air activity in and around the country.

DMITRY TEREKHOV VIA WIKIMEDIA

 

ロシア上空を飛んだ政府航空機の異常な動きについて。

モスクワからロシアの戦略通信機、空中司令機、VVIP機などが大量に発進した意味とは

 

 

クライナ紛争が激しさを増した先週、ロシヤ特別飛行分遣隊に所属するロシア機の相当数が、2日にわたり同国内外を飛行した。同隊は、フラッグキャリアであるアエロフロートの一部門国営ロシヤ航空Rossiya Airlinesに所属し、空中指揮所、通信中継機、VVIP機等特殊航空機を運用する。このほかにも、ロシアでは興味をひく飛行が相次いだ。

 分遣隊所属機は定期的に飛行しており、今回のフライト自体は異例ではなかった。しかし、オンライン飛行追跡ソフトで確認できたのは、モスクワ周辺から同時に多数の飛行が行われ、多くが東方に分散する異例の事態だった。

 金曜日に、オンライン飛行追跡ソフトは、ロシヤ特別飛行分遣隊所属機のアメリカのVC-25Aエアフォースワンにあたるロシア大統領専用機IL-96-300PUと、小型ながら空中指揮所のTu-214PU含め、少なくとも6機がモスクワ地区から出発する様子を見せた。同部隊の特殊航空機IL-96-400VPUもその後、モスクワ地区を離れた。Il-96-400VPUは有事の際に核戦力の指揮統制を行う「ドゥームズデイ」機と考えられており、アメリカ空軍のE-4Bナイトウォッチに類似している。

 機体の多くは、ロシア東部へ飛行し着陸せずにモスクワ周辺へ戻っていった。そのうち1機、エアバスA319-115CJは、西のサンクトペテルブルクまで飛んで基地に戻った。

 ロシヤ特別飛行分遣隊の旅客輸送機IL-96-300の1機は、カザフスタン西部を経由して黒海沿岸のロシアのリゾート地ソチへ飛んだ。別のIL-96-300は、カザフスタンの首都ヌルスルタンに向かった。大統領専用機IL-96-300PUは、西方へ短時間移動し着陸した。Il-96-400VPU指揮機は、モスクワ周辺上空をレーストラック軌跡で飛行した。

 これと別に、FSBロシア連邦保安庁のTu-154が、モスクワ周辺からバルト海のカリニングラードに向け西に飛行した。カリニングラードは戦略的な場所でロシア軍基地多数がある。

 金曜日に観測されたロシヤ特別飛行分遣隊の飛行のタイミング、目的地、一般的な性質は、異例で、注目すべきものであった。また、同部隊の多くの航空機が前日にも興味深い展開を見せていた。

 

ANNA ZVEREVA VIA WIKIMEDIA

ロシヤ特別飛行分遣隊のIl-96-300PU大統領専用機も先週金曜日に展開した機材のひとつ。


DMITRY TEREKHOV VIA WIKIMEDIA

Il-96-400VPU


ANNA ZVEREVA VIA WIKIMEDIA

Tu-214PU 空中指揮所もロシヤ特別飛行分遣隊に所属しており、金曜日にモスクワ周辺で目撃された

 

 

 木曜日、ロシヤ特別飛行分遣隊の8機がオンラインで追跡され、IL-96-300PU、Tu-214PU、Tu-214SR通信中継機もあった。同隊所属のIL-96-300も、モスクワ周辺を離れる様子が目撃された。

 この際も、全機が東に向かい、一部がモスクワに戻る前に比較的短い地上待機をした。Tu-214SRは円形の軌跡で飛び、中継機能を果たしたようで、その後シベリアの都市オムスク空港に着陸した。

 

TOSHI AOKI/JP SPOTTERS VIA WIKIMEDIA

Tu-214SR通信中継機

 

 エアバスA319-115CJ旅客機は、木曜日金曜日に同様のフライトをした。同機はシベリアの都市ノボシビルスク空港でタッチアンドゴーをしたようだ。小型旅客機An-148-100Eは同じくシベリアのウファに飛び、空港周辺で奇妙な低高度パターンで飛行した。

 2機目のIl-96は北東に向かい、オンラインで確認できた時刻と飛行距離を合わせると、一貫して飛行していたのがわかる。

 2日間の飛行の目的は何だったのか、明らかではない。ロシヤ特別飛行分遣隊や他のロシア政府専用機の飛行パターンに詳しい筋は、今回の飛行は普通ではないと指摘している。

  同時に、各機が飛行した場所とタイミング、特にモスクワ周辺から連続出発し、その後多くが東方に分散したことが通常とは異なる。このような行動から、プーチン大統領の思惑通りに進んでいないウクライナ紛争や、ロシアと国際社会の関係に与える二次的影響と関連しているのではと考えても無理もない。

 金曜日にモスクワ上空にIl-96-400VPUが出現したのは、プーチンがモスクワで大規模な戦争支持集会に参加したのと関係しているのだろう。同集会は、ロシア政府によるクリミア占領の8周年記念日に開かれた。

 他の人が指摘しているように、ロシヤ特別飛行分遣隊の動員は、戦略的訓練の様相を呈している。木曜日に航空機が飛んだシベリアは、核戦争など重大危機事態にプーチン含むロシア最高指導部が逃げ込む可能性のある地下壕群に近い。例えば、ウファはヤマンタウ山の北西約90マイルにあり、ヤマンタウ山には約400平方マイルに及ぶ完全な「複合施設」の巨大な地下都市があると言われている。

 IL-96の長距離飛行は、ロシアの指導者たちが、有事の際に軍やその他の重要な政府機関を指揮統制し続ける方法のひとつを反映している。

 さらに、金曜日に別のIL-96-300が飛行した黒海のソチは、イドコパス岬のプーチン宮殿から100マイル以内である。宮殿は、広大で厳重に警備された複合施設の一部で、地下にも重要な施設がある。

 ロシアがウクライナ侵攻を開始する前から、紛争がどのようにエスカレートし、別の場所に波及する可能性があるか、核兵器投入が現実になるかが懸念されてきた。この点に関するロシア政策の正確なニュアンスについては、専門家やオブザーバーが長く議論してきたが、クレムリンがエスカレーションさせて事態を解決する戦略を追求するとの懸念が強い。これは、限定的核攻撃によって、相手にエスカレートを恐れさせることで紛争を凍結し、第三者の介入を困難にするのを目的とする。

 プーチンはウクライナでの「特別軍事作戦」開始を発表する際、ウクライナに介入しようとするいかなる国に、核兵器の使用可能性を脅したとの解釈が多い。その後、プーチンはロシア戦略抑止力を厳戒態勢に置くと発表した。

 ロシア安全保障会議副長官で前大統領ドミトリー・メドベージェフは、金曜日、「ロシアは生意気な敵はすべて追い込む力がある」と発言し、新たな懸念を示した。

 ロシア当局は、ウクライナ政府が米国の協力で核兵器含む大量破壊兵器を開発していると非難している。全く根拠のないこうした発言は、ロシア軍がウクライナなどで核・化学・生物攻撃を起こす前触れと危惧する声もある。

 さらに、この2日間のロシヤ特別飛行分遣隊の飛行は、ロシア軍や国内の他の政府機関による飛行とあわせ実施され、相互関連しているように見えるものもあった。ソチに向かったIL-96-300にはEMERCOMの略称で呼ばれるロシア非常事態省のIL-76が同行していた。同省は、表向きは自然災害時に市民の緊急対応を監督する役割を担う。しかし、同省の航空機は、武器や人道支援物資を外国に運ぶ輸送にも使用されていた。

 オンライン飛行追跡ソフトは、木曜日にカリニングラードに向かうロシア空軍IL-76給油機2機を検知し、金曜日に戻っている。ロシア空軍とEMERCOMのIL-76とTu-134AK、Tu-154M、IL-62M旅客輸送機が木曜日から金曜日にかけてロシア南部、アルメニア、シリアを行き来している。

 木曜日にはモスクワ周辺から中東に民間ビジネスジェット機らしきものが飛ぶ様子がみつかり、アラブ首長国連邦のドバイにも向かっていた。

 報道によると、ロシアはウクライナでの軍事活動を支援するため、国内治安機関に加え国外から追加人員を確保しようとしている。これが今回の動員の理由の一部かもしれない。ロシアの半自治区チェチェン共和国当局は、追加部隊派遣を表明している。シリアの独裁者バッシャール・アル・アサド政権は、シリア部隊の編成に協力したと伝えられているが、中東での作戦を担当するアメリカ軍トップのフランク・マッケンジー海兵隊大将は金曜日に、そうした人員をウクライナに送り届ける努力は今のところ「ほとんどない」ようだと述べた。

 ジョージアのアブハジアや南オセチアのような紛争中地域に現在配備中のロシア部隊を、ウクライナへ呼び戻す過程にあるとの報告もある。先週ロシア軍機が向かったアルメニアに展開したロシア軍も含まれるかもしれない。

 また、プライベートジェットが中東に向かうのは、ロシア社会のエリート層や同国の航空部門への制裁がますます厳しくなっていることが原因の可能性がある。多数国がロシア製機材の飛行を禁止する中、飛行が可能な第三国に航空機を配置し、あるいは現地で再登録すれば有利に働くかもしれない。こうした動きは、制裁措置のためロシア政府が航空機を接収するのを回避するためであった可能性もある。

 もちろん、以上はすべて、入手情報に基づいて、飛行の理由を考えたものに過ぎない。正確な説明とは断言できない。今回のフライトの目的について、さらに情報が出る可能性はある。しかし、地政学的な現実を考えれば、モスクワから指導層を迅速に脱出させ、生存可能な場所に移送するなど、政府機能の継続訓練は思慮ぶかく実施すべきだろう。

 いずれにせよ、全機はトランスポンダを装着して飛行しており、オンラインで追跡可能であったことが注目に値する。ロシア政府が各機の動きを注目させ、ウクライナ紛争でロシアと対立する国々を含む関係方面にシグナルを送る意図があったのだ。もちろん、間接的なシグナルには誤解されるリスクが常につきまとうが、今回はそのようなリスクはかなり低い。ただし、情報収集力を有する国家にとっては話は別だ。

 今回のフライトを説明する情報をさらに探すと同時に、今後も同様の傾向が現れるか警戒の必要がある。

 

 

Let's Talk About The Flurry Of Unusual Aircraft Activity Over Russia Today

The flights included a mass launch of Russia's strategic communications, command post, and VVIP aircraft out of Moscow.

BY JOSEPH TREVITHICK MARCH 20, 2022

 


2022年3月20日日曜日

F-15JのJSI仕様改装作業をボーイングへ契約交付。電子戦装備を最新のEPAWSSへ換装。作業はセントルイスで実施。

 


Graphic: Boeing

ンタゴンは日本向けF-15ジャパン・スーパーインターセプター(JSI)事業で24.5百万ドル相当の内容非公開契約をボーイングへ交付したと2022年3月16日に発表した。

契約では海外軍事販売を利用し電子戦装備に関する初期技術作業を追加する。

F-15JのJSI仕様への改装での経費根拠として、日本発表で現有のALQ-239デジタル電子戦装備(DEWS)を新型イーグル・パッシブアクティブ警戒防御装備(EPAWSS)に交換するとしていた。

(メディア関係者の皆様へ。F15などという事実と異なる機種名称の報道はしないようお願いします。)

以下、国防総省発表の2022年3月16日付契約内容の紹介より。

ボーイングカンパニー(ミズーリ州セントルイス)に上限$24,550,000 の内容非公開契約をF-15ジャパンスーパーインターセプター改装事業に交付した。改装内容は海外軍事販売制度の要求に合致する形で電子戦装備品を初期技術作業で付与し、航空自衛隊で供用する。作業はミズーリ州セントルイスで実施し、2028年12月31日までに完了する。本契約は海外軍事販売制度のみにより日本を対象として、指名随意契約とする。海外軍事販売として$12,029,500を交付時点で交付する。オハイオ州ライトパターソン空軍基地内の空軍ライフサイクル管理センターが契約行為(FA8634-22-C-2705)を担当する。

Boeing awarded contract to add EW suite to F-15JSI – Alert 5

Posted on March 19, 2022 by alert5

 


極超音速ミサイル「キンザル」の実戦投入デビュー。ロシアの情報操作には要注意。なぜロシアは平気で嘘を言えるのか。

 MiG31 Kinzhal Ukraine

GETTY IMAGES/RUSSIAN MOD


ロシアの空中発射型極超音速弾道ミサイルがウクライナで初めて実戦使用されたようだが、腑に落ちない点がある。


 

シア国防省は3月19日未明、極超音速の空中発射弾道ミサイル「キンザル」Kinzhalがキーウ南西約300マイル地点のウクライナ軍ミサイル貯蔵施設を攻撃したとするビデオを発表した。攻撃が実際に行われていれば、キンザルで初の実戦使用であり、同時に、NATO加盟国の国境に近いウクライナ西部へのロシアの新たな攻撃となる。しかし、ロシアの主張には腑に落ちない部分があり、キンザル投入の意味は限定的だ。

 

MiG-31から発射するKh-47M2「キンザル」別名「ダガー」ミサイルについて、ロシアは通常兵器または核武装可能と主張しており、2018年のウラジミール・プーチンの過激な演説で公開したロシアの「スーパー兵器」の一つとして初登場していた。その後、他に先駆けてThe War Zoneは、キンザルの実態は空中発射用の改良型イスカンデルM戦術弾道ミサイルと特定した。

 MiG-31が高速で高高度に到達してから発射することで、キンザルは地上発射型イスカンデルより射程と速度が大きく向上する。軌道変更も可能である。このため、迎撃は困難となる。また、イスカンデルMと同じデコイ発射機能を備えているかは不明だが、これも防空網の突破に役立つ可能性がある。

 

RUSSIAN MOD

キンザルがMiG-31発射機に搭載されている

 

 キンザルには対艦能力もあると言われるが、真偽不明だ。通常型弾頭での対艦攻撃は、移動中の艦船に照準を合わせるアクティブ・レーダー・シーカーを装備した場合のみ使用可能であり、実現できていない可能性がある。今のところ、同ミサイルの在庫は限られており、MiG-31を改造した発射用機材がシリアとカリニングラードに配備されている。ミサイルの速度と射程の推定値は異なるが、マッハ5〜12、900〜1600マイルとされる。

 ウクライナでのキンザル攻撃で、ロシア国防総省が攻撃を撮影したとするビデオについて、疑問があるので以下に説明する。

 標的はイワノフランキフスクIvano-Frankivsk Oblast州デリヤティンDelyatynの地下ミサイル貯蔵施設とされる。地図で確認すると、同基地はカルパチア山脈の北側にあり、ウクライナのルーマニアやハンガリー国境に近い。デリアティンは、ミサイルや弾薬の貯蔵用に、地形を利用した掩蔽壕があり、民間人居住区から離れている。

 

GOOGLE MAPS

 

 The War Zoneは、ビデオと一致する商業衛星画像を使ったが、目標とされる場所は地上の大型倉庫か納屋に見える。また、ロケット燃料と爆薬が混合して起こるはずの二次的爆発がない。キンザルが基地を攻撃した可能性はあるが、映像は疑わしい。

 この目標にキンザルを使用したのは、ウクライナ防空体制がロシア軍を強力に抑止している証拠でもある。ウクライナ防空網は極めて有効に機能しており、巡航ミサイルにもある程度成功しているとはいえ、ウクライナ西部への攻撃を止めることはできない。いずれにせよ、ロシアは西方の目標に対して有人攻撃機を飛ばす気がない、あるいは飛ばせないことが明らかになった。

 しかし、キンザルのスタンドオフ射程や防空網突破設計は別として、この目標にキンザルを使う必要があったのかが不明だ。ロシアは地上発射弾道ミサイル「イスカンデルM」を使用すればよい。

 

RUSSIAN MOD

イスカンデルMがTELに搭載されている

 

 しかし、兵器庫一箇所の攻撃にここまでハイエンドの装備を使用した理由が強力な防空体制であることを考えれば、低性能のオルラン10無人航空機が攻撃目標とされる地域上空をどうやって通過して撮影できたのか、疑問がさらにわく。

 オルラン10の航続距離は通常120〜150キロメートルとされる。しかし、「オフライン・モード」を使えば、600キロメートルで作戦可能で、映像記録はできるが、リアルタイム送信はできないとされている。同型機がルーマニア北西部に墜落したとの情報が1週間以上前にあり、ウクライナに同型無人機が展開していたようだ。こうした点を考慮すると、オーラン10はベラルーシ南部からウクライナに飛来した可能性があるが、モルドバの親ロシア派分離地域トランスニストリアから発進した可能性もある。

 また、国境近くのウクライナ基地にロシアが最先端の攻撃能力を投入したのであれば、NATOへのメッセージの要素もある。先週、ロシアはポーランド国境近くの旧NATO訓練基地を攻撃していた。

 また、The War Zonがロシアのウクライナ侵攻前に予測したように、クレムリンは今回の紛争を利用して、最先端能力と兵器イノベーションを披露したいのだろう。これも戦略的メッセージとなる。

 何よりも、なぜ今この能力が投入されたのかが喫緊の課題だろう。紛争の初期段階で、指揮統制を喪失させ、防空網を破壊し、連携戦闘能力を奪うためになぜ投入されなかったのか。この疑問は、統合軍事作戦に関するロシアの総合能力とあわせ、今後大いに議論されるだろう。しかし、一方で、少数とはいえスタンドオフ兵器を使用したことは、ロシアの精密誘導兵器の在庫水準について多くを物語っている。イスカンデルMの在庫が少なくなっているのかもしれない。

 結局のところ、すべて辻褄が合わないが、現実は現実だ。このビデオに映っているのは実は通常のイスカンデルM攻撃であり、キンザルによる攻撃の可能性もあるが、そうでない証拠が出てくるかもしれない。米国政府筋もキンザルの使用を認めていることから、標的が主張とは異なる可能性がある。初期段階なので米国の評価が変わる可能性もある。

 

UPDATE: 5:20 PM PST—

 

映像で描かれているのが、ウクライナ西部でもなく、大規模軍事兵器保管場所でもないのは確かだ。ウクライナ東部で爆撃を受けた郊外だ。

 

GOOGLE MAPS

 

 Planet LabsからThe War Zone が入手した衛星画像では、ビデオに登場する農場がはっきりとわかる。映像が公開され、キンザル投入のニュース配信の1週間前の2022年3月12日時点で一部破壊されていた様子が画像で確認できた。

 

 

 

PHOTO © 2022 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED. REPRINTED BY PERMISSION

PHOTO © 2022 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED. REPRINTED BY PERMISSION

A wide-area view showing just how battered by artillery fire this area is has been. The farm is in the lower right corner.

 

 標的地点上空に無人機が存在できたのかというThe War Zoneの疑問への答えにもなる。ウクライナ東部には西部並の対空脅威はない。だがキンザルのようなミサイルがロシア領土に近いターゲットに、しかも納屋や鶏小屋と思われる標的に使用されるのか、疑問が湧く一方だ。

 こう考えると、映像ではキンザル・ミサイルが使用されている可能性は非常に低い。実際に使用されたのかはわからない。どこかに別の標的があったのかもしれないが、映像は標的ではない。■

 

We Have Questions About Russia's Claimed Kinzhal Hypersonic Missile Use In Ukraine

The apparent first use of Russia's air-launched hypersonic ballistic missile against a target in Ukraine doesn't all add up.

BY TYLER ROGOWAY AND STETSON PAYNE MARCH 19, 2022

厳寒のノルウェーで演習中の海兵隊MV-22オスプレイが墜落。搭乗員4名が死亡。

 MV-22 Ospreys Takeoff

II MARINE EXPEDITIONARY FORCE—PUBLIC DOMAIN

 

海兵隊のMV-22Bオスプレイのティルトローターがノルウェー北部で消息を絶ち、搭乗員4名が行方不明になった。同機は、ノルウェーの厳寒の中で戦闘技術を訓練するNATOの「コールド・レスポンス」演習でノルウェーに展開していた。その後同機搭乗員の海兵隊員4名の死亡が確認された。

 

 

 ノルウェー救助機関 Hovedredningssentralen (HRS) Northern Norwayは、同機が現地時間午後6時頃、訓練後にノールランド地方のボーデ空軍基地に着陸していないと確認したと発表した。MV-22は午後6時26分に行方不明と報告された。最後の確認位置は、ボーデ南方で、北極圏と重なるノルウェー最大の山脈Saltfjellet上だった。

 

U.S. MARINE CORPS/CAPT. KATRINA HERRERA

米海兵隊第二海兵航空団所属のMV-22オスプレイがノルウェー・ハースタッドでコールドレスポンス演習に先立ち、飛行準備に入った。Feb. 19, 2022

 

 現地時間午後9時17分、ノールランドのベイアーン自治体のグロトーダレン渓谷が墜落現場らしいとわかった。しかし、悪天候のため、救助隊は現場に移動できなかった。

 

GOOGLE EARTH

事故現場付近の地形

 

 HRSは「現地気象条件は厳しく、さらなる悪化が予想される」と述べた。

 オスプレイ捜索には、ボーデから発進した救助ヘリコプターに加えノルウェー空軍(RNoAF)のP-3オライオン哨戒機も参加した。ボーデとオーランドの両空軍基地には、シーキングMk43Bと最新のAW101 Mk612救難ヘリコプター分遣隊が配備されている。

 墜落現場が特定され、地元警察と連携した地上捜索活動も行われてる。

 国防総省が公開した画像では、海兵隊中型ティルトローター飛行隊261(VMM-261)「レイジング・ブルズ」が2022年寒冷地対応演習に参加しており、同隊所属のオスプレイが事故にあった可能性を示唆している。

 演習には、NATO以外に地域パートナーのフィンランドやスウェーデン含む27カ国から、約3万人の部隊、220機の航空機、50隻の艦船が参加している。訓練は3月14日から4月1日まで行われる。

 今年は、ロシアのウクライナ侵攻に加えNATOとクレムリン間の緊張の高まりにより、コールドレスポンス演習の意味が重要になっている。

 バーバラ・バレット空軍長官(当時)は、空軍が2020年に北極圏戦略を発表した際、「北極圏は今日、世界で最も戦略的重要な地域の一つで、米空軍と宇宙軍が警戒を行う要だ」と述べていた。これは、ロシアの脅威に対抗するために、同地域でのプレゼンスを高めることが求められている。

 コールドレスポンス演習では、北極圏含む寒冷地での作戦を経験させるだけでなく、北欧でNATOとロシアが対立する際に重要な作戦地域となるノルウェーへの援軍展開も試されている。

 このような背景から、コールドレスポンス演習は陸・海・空で構成されるマルチドメイン演習として実施されている。今年は、大西洋での海上フェーズに始まり、航空作戦に焦点を当てた第2フェーズ、最後に水陸両用上陸と陸上戦闘の訓練が行われる。

 

Update 3/19/2022:

 

 悪天候の中、ノルウェー当局はボーデの南、ベイアーンのグラエタエダレンの墜落現場に今朝早く、たどり着けた。到着後、搭乗員4人全員の死亡を確認した。事故原因は引き続き調査中。遺体回収の発表はまだない。

 ノルウェーのヨナス・ガール・ストーレJonas Gahr Støre首相はツイートで、「昨夜の飛行機事故で4人の米軍隊員が死亡したとのメッセージを受け取り、大変悲しく思っている」と述べた。「家族、親族、部隊の同僚に深い哀悼の意を表する」。 ■

 

Four Marines Killed In MV-22 Osprey Crash In Norway | The Drive

 

The deadly crash occurred while the Marine MV-22 was supporting Exercise Cold Response in Norway.

BY THOMAS NEWDICK MARCH 18, 2022

 


2022年3月19日土曜日

ホームズ教授の主張 長期戦になれば、ロシア、ウクライナそれぞれ有利不利になる。ウクライナに勝機はまだある。

  

 

クライナでどちらが優勢なのか。

 ロシアの攻勢がいつまで続くのか、成功するのかは、外交政策の専門家やコメンテーターでホットな話題となっている。無益な話題とまでは言わないが、自信過剰が目につく評価には要注意だ。戦史を紐解けば、時間経過とともに作戦が頓挫する傾向がわかる。停滞することもあれば、運が逆転することも稀ではない。勢いを持続させる、あるいは衰えた勢いを取り戻すには、熟練した軍事装備だけでは足りず、創意工夫と強い個性を持つリーダーシップが必要だ。

 

 

 ロシアはウクライナに勝利をおさめる運命ではない。実際、ロシアの攻勢は初日から失速の兆しを見せていた。劣勢でも戦闘力を最大限に発揮すれば、潜在能力を浪費する相手を打ち負かせる。

 ウクライナに勝機はある。

 軍事の天才カール・フォン・クラウゼヴィッツは、戦場のリズムを神秘的な言葉づかいで説明し、軍事的成功が政治的成功にどう関係し、役立つかを示した。提唱した考え方は「絶頂点」であり、戦争の運命が一方または両方に、劇的な方法で変化し始める点を指す。一方の敵対勢力の相対的な強さが頂点に達し、他方の敵対勢力が底を打ち回復に転じることもある。あるいは、以前は強かった競争相手が弱くなる転回点が訪れるかもしれない。

 まず、「勝利の絶頂点」だ。クラウゼヴィッツは、攻撃側が奇襲性、主導権、最初の打撃地点を選択する特権などにより、軍事バランスで最初に優位となると仮定している。しかし同時に、クラウゼヴィッツは戦術的防御こそ最強の戦争形態と考えた。そのため、攻撃側の軍事的優位は時間経過とともに頂点に達し、減少に転じる。しかし、政治的優位性(勝者に有利な交渉力)は、頂点に達した後、減少し始めるので、攻撃者が防御者に意思を押し付ける能力も減少する。

 これがクラウゼヴィッツのパラドックスだ。攻撃側は一般に、望むものを手に入れようと、勝利の頂点(軍事的優位の最大限界点)を超えても攻撃を続ける。しかし、攻撃が続けば、立場は弱くなる。戦果を得るため戦場の優位を長く保つには、名将の技が必要だ。

 政治的には、ロシアは絶頂に達しているのか。プーチン大統領が渇望していた電光石火の勝利に失敗したことで、ロシアの軍事面での定評は汚された。モスクワの脅威を恐れる国は減り、支援を求める外国人指導者は少なくなる。パワーポリティクスでは評判がすべてであり、ロシアは自らのブランドを傷つけた。

 さらに、ロシアは世界中の主権国家の敵となり、1945年サンフランシスコで確立された国連主導の世界秩序にふさわしくない存在だと露呈してしまった。ロシアは、中国に勝るとも劣らぬ無法国家だ。ウクライナで、ロシアは力技で勝つかもしれない。しかし、ロシアの政治的地位は低下し、永続的な政治的利益を得られなくなった。

 攻撃側の運命がいつ頂点に達するかで、防御側に影響が出る。ロシアは、作戦初期に勝利の絶頂点を超えてしまった可能性がある。ウクライナ軍は、ロシアと真正面での戦いを拒否し、非正規戦にもちこんでいる。弱者が強者の体力と意志を消耗させる戦略である。戦闘が長引けば長引くほど、国際的な非難が高まり、ロシア国内でも戦争への抵抗も大きくなる可能性がある。

 最終的には、妥協の和平が成立するかもしれない。

 防衛側の同盟国やパートナーも、侵略側が勝利の頂点に達するまで後押しできる。国際制裁は、侵略者の装備を時間をかけ減少させる。ウクライナの場合は対戦車兵器を提供することで、戦力均衡を保つ。ロシアの軍事優勢は部分的に衰え、モスクワが納得できる勝利を実現する能力も低下する。同盟関係の維持管理がウクライナの今後に極めて重要だ。

 クラウゼヴィッツがいう絶頂点の第二は「攻撃の絶頂点」だ。攻撃側が勝利の絶頂点を超えて、行き過ぎた行動を続けると、優位度の差は日に日に小さくなる。最終的にゼロになり、攻撃側は敵地の奥深くで弱者として戦うことになる。戦場の優位度から交渉力が生まれるならば、攻撃側の和平条件は有利でなくなる。

 兵員数の大きな格差を見れば、ロシアが攻撃の絶頂点をオーバーシュートするかは疑問だ。しかし、不可能でもない。ジョージ・ワシントンの大陸軍は、アメリカ独立戦争初期に同様のミスマッチに直面したが、巧みな同盟政治と相まって、不規則手法により、長い闘争の末にアメリカの植民者を勝たせた。毛沢東の赤軍は、国民党軍が中国共産党を絶滅寸前まで追い詰めた長征から生還した。ウクライナには状況は不利だが、生き残る可能性はある。

 つまり、戦力を大量投入せず、分散させ、侵略者に戦略的勝利を与えないようにし、影響力のある同盟国や友好国を取り込む。このような戦闘の干満の力学を、戦略理論家エドワード・ルトワックEdward Luttwakは、戦争の「逆説」論理と呼ぶ。指揮官は部隊を過剰なまで展開する傾向があり、作戦は頂点に達するまで続く。勝者が敗者となり、政治的目的を達成できなくなる可能性が生まれる。

 ロシア・ウクライナ戦争に関して、解説者には、ロシアの武器を揶揄したり、あるいはロシアの巨大な力に対抗するウクライナが生き残る可能性を絶望視する傾向がある。クラウゼヴィッツやワシントン、毛沢東なら、こうした早計かつ歴史の流れと異なる判断を嘲笑うだろう。おそらく、今後数週間は両当事者にとり、浮き沈みの激しい展開となるだろう。

 本当に終わるまで終りはない。

 

Yes, Ukraine Could Beat Russia - 19FortyFive

ByJames Holmes

 

A 1945 Contributing Editor, Dr. James Holmes holds the J. C. Wylie Chair of Maritime Strategy at the Naval War College and served on the faculty of the University of Georgia School of Public and International Affairs. A former U.S. Navy surface warfare officer, he was the last gunnery officer in history to fire a battleship’s big guns in anger, during the first Gulf War in 1991. He earned the Naval War College Foundation Award in 1994, signifying the top graduate in his class. His books include Red Star over the Pacific, an Atlantic Monthly Best Book of 2010 and a fixture on the Navy Professional Reading List. General James Mattis deems him “troublesome.” The views voiced here are his alone.

 


ゼレンスキー大統領は米議会に何を語ったのか。バイデン政権は相変わらず装備品供与に注力。ロシアの孤立は決定的。

 U.S. Marine Corps Cpl. Jonathan Altamirano, a fire support Marine with 1st Air Naval Gunfire Liaison Company (ANGLICO), I Marine Expeditionary Force Information Group, launches a lethal miniature aerial missile system during an exercise at Marine Corps Base Camp Pendleton, California, Sept. 2, 2020.

USMC

 

TBS系列でsuicide droneを殺人ドローンと伝えていたのは情報を歪める意図があったのでしょうか。メディア報道にはチェックが必要ですね。

 

シアのウクライナ戦は3週間経過した。ロシア軍の装甲車、非装甲車、航空機、人員の損失が拡大しており、すべての前線でロシア軍の前進は鈍化している。同時に、首都キーウ含むウクライナ都市は、これまで以上に過酷な砲撃にさらされ続け、民間人何百人が犠牲となり、何百万人が避難を余儀なくされている。

 

本日未明、ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、米国連邦議会でリモートで演説した。大統領は、自国上空の飛行禁止区域の設定、防空などの軍事支援の拡充、紛争を阻止するため新たな国際同盟の創設、ロシアへのさらなる制裁措置などを改めて訴えた。

 

ゼレンスキー演説の直後、ジョー・バイデン米大統領はウクライナに8億ドルの追加軍事支援策を発表し、議会有力議員によれば、スイッチブレード空中待機弾(自殺無人機)100機が含まれる。

 

テキサス州選出の共和党下院議員マイケル・マコールMichael McCaulは、バイデン大統領が本日未明に発表したウクライナ向け追加軍事支援パッケージに、スイッチブレードが含まれるとポリティコに語った。ホワイトハウスのプレスリリースは「戦術的無人航空機システム」と表現した。NBCニュースはバイデン政権がウクライナにスイッチブレードを送ることを検討していると以前報じていた。

 

米国政府が現在、ウクライナ当局に譲渡する予定のスイッチブレードの機種は明らかではない。米軍にあるスイッチブレード300の旧型を送ることは、新型スイッチブレード600より、簡単に実施可能な選択肢の1つだろう。

 

いずれにせよ、発射管装填タイプのスイッチブレードがウクライナ軍に有益な装備となるのは間違いない。バックパック型の携帯型滞空兵器は、兵士数名でも局所的な空中偵察が可能で、前方の偵察、障害物、待ち伏せ、ターゲットなどを発見できる。そして、極めて正確に攻撃することができる。航空監視と航空支援を分隊レベルまで「民主化」する効果が生まれる。

 

同装備は、ウクライナ軍のヒット・アンド・ラン待ち伏せ攻撃に応用できる。小型無人機で撮影された動画では、東部ハリコフでウクライナ特殊作戦部隊が肩撃ちロケットランチャーでロシアのトラックと交戦しており、こうした戦術の典型例だ。

別の動画でも無人機で撮影しており、南部の港町マリウポリでロシア支援を受けた分離主義者が運用するT-64BV戦車が対装甲兵器の攻撃を受けており、ウクライナ各地で続く街頭戦闘の例となっている。

 

バイデン政権の追加援助には、肩撃ちの地対空ミサイル「スティンガー」、対戦車誘導弾「ジャベリン」、無誘導対人兵器「AT4」なども含まれる。

 

マコール議員はさらに、ウクライナへのS-300地対空ミサイルシステム移転を米国政府が不特定の同盟国と打診中とポリティコに語った。国防総省は問題の同盟国がNATO加盟国のスロバキアであるとの報道について、肯定も否定もしなかった。オースチン米国防長官は明日スロバキアを訪問する予定で、「長官はスロバキアにもウクライナに提供可能な支援について話をすると考えてよい」と、米国防当局高官は本日記者団に語った。

 

米国防省高官によると、クレムリンは総軍事力の約75%をウクライナ戦に投入している。また、ロシア軍は現在、ウクライナに少なくとも弾道ミサイルと巡航ミサイル980発を発射した。

 

ウクライナ当局は、南部メリトポリ市の市長イワン・フェデロフIvan Federovの所在を同国軍が突き止め、解放できたとしている。フェドロフ市長は、ロシア軍が同市を占領して3月11日に拉致されたと伝えられている。

 

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領の米議会演説は、短いものの熱がこもっていた。9.11テロ事件、日本の真珠湾攻撃、キング牧師の「I Have A Dream」演説など引用し、紛争を生々しい映像で示した。

 

ゼレンスキーは、これまで訴えてきた自国上空の飛行禁止区域の設定を再び求めた。彼は、ウクライナの人々は、ヨーロッパでこの80年間誰も見たことがない空からの「恐怖」にさらされている、と述べた。

 

米国はじめNATO加盟国は、自国軍をロシア軍と対峙させ、深刻な紛争の火種になりかねない作戦をきっぱりと拒否している。

 

ウクライナ大統領は、飛行禁止区域設定が不可能なら、追加防空装備が必要だと述べた。特に、ソ連が設計した長距離地対空ミサイルシステム「S-300」を希望すると明らかにした。S-300PやS-300V(NATO名称はSA-10、SA-12)を指しているかは定かでない。ウクライナ軍は該当システムの派生型を運用している。

 

米国政府は、ソ連時代の各種防空システムをウクライナへ移転する際、同国軍で運用中の装備品に焦点を当てて検討すると述べている。今日、CNNは、アメリカ当局とその他NATO加盟国が、9K33 Osa (SA-8), S-300 (SA-10), S-300V (SA-12), 9K34 Strela-3 (SA-14)の 地対空ミサイルシステム含む追加軍事支援を準備していると報じた。マコール下院議員を引用したCNN報道では、S-300が送付済みとあったが、これは誤報と判明している。

 

ゼレンスキーは、既存の国際機関では自国の紛争を食い止められないと指摘し、「U24」との新しい国際同盟を呼びかけた。U24(united for peace)とは、「紛争を即座に止める力と意識を持つ国々が、24時間以内に介入する」とのウクライナ大統領の構想だ。

 

ウクライナ大統領は演説で、ロシア制裁のさらなる強化を求めた。彼は、米国企業から「ロシア人が1銭も受け取らないようにしたい」と述べ、米国企業が 「我々の血で溢れた」ロシア市場を完全に放棄するよう懇願した。

 

「バイデン大統領、あなたは一国のリーダーです。あなたが世界のリーダーであることを望みます」とゼレンスキーは演説の最後に言った。"世界のリーダーとは、平和のリーダーということです」。

 

国家安全保障補佐官ジェイク・サリバンは本日、ロシア安全保障会議のニコライ・パトルシェフNikolay Patrushev長官と会談し、ここ数週間で最高レベルの両政府間交流が実現した。サリバンは、ウクライナ紛争に関してロシアに懲罰的なコストを課し、ウクライナ当局に軍事的およびその他の支援を提供する米国政府のコミットメントを改めて表明した。米財務省と司法省は本日、ロシアのオリガルヒへの制裁を執行するため特別タスクフォースを立ち上げたとそれぞれ発表した。

 

ロシアのプーチン大統領は本日、テレビ演説を行い、ウクライナの「特別軍事作戦」は計画通りに進んでおり、これまでのところ「成功」していると主張した。また、ウクライナがロシアに対する脅威の「踏み台」になるのを防ぐためと称し、侵攻を開始した理由に関する長年の主張を繰り返した。また、ウクライナと国際的なパートナーについて、根拠のない主張を繰り返した。たとえば、キーウ政府は米国支援により核兵器や生物兵器を開発している、などというものだ。

 

今日、紛争を終結させるためにウクライナ当局への要求をクレムリンが、軟化させているという報道が出た。フィナンシャル・タイムズ紙によると、現在、キーウ政府が中立の立場を正式に採用し、ロシアの重要条件のひとつであった軍事力制限を設けるという15項目を中心に交渉が行われているとある。議論されているモデルは、ウクライナがオーストリアやスウェーデンのような中立的な政策を採用することを意味する。

 

ウクライナでの戦闘は、現在も続いている。しかし、ロシア軍は実質的な利益を上げるのに苦労し続けており、人員や物資の損失が拡大している。

 

一方でウクライナの一般市民は、ロシアの占領下にある地域を含め、暴力の脅威にさらされている。

 

ロシア政府は欧州評議会から排除され、国際的な孤立が続いている。■

 

Ukraine Will Get Switchblade Suicide Drones As Part Of New US Aid Package Lawmaker Says

A new $800 million U.S. aid package for Ukraine includes drones, air defenses, anti-armor weapons, and more.

BY JOSEPH TREVITHICK MARCH 16, 2022