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中国機へのスクランブル対応方針が変更されていた。スクランブル回数は大幅減。浮いた負担分を高度訓練に回す航空自衛隊の対応は正しいと言えるか。

 この方針変更が果たして良いのかわかりませんが、たしかにこのままのペースでは早晩日本側の負担が手に負えなくなるレベルになる器具はありました。中国からすれば日本を消耗させる目的が果たせなくなるのは確実です。それだけ航空自衛隊に中国機の目的、意図が手にとるようにわかる自信があるということでしょうか。なお、スクランブル回数の総量規制などと報じている新聞社もあるようですが、誤解を与えそうな表現ですね。メディアには高い専門性のある軍事記者が必要です。

 

File photo taken in January 2018 shows a Japanese Air Self-Defense Force F-35A stealth fighter at Misawa base in Aomori Prefecture, northeastern Japan. (Kyodo) ==Kyodo

 

 

 

本政府は中国軍機へのスクランブル発進を領空侵犯の恐れが高い機体への対応に限る方針に変更していることがわかった。政府筋が3月2日に明らかにした。

 

今回の方針変更は防衛省が事後対応型をあらため、機材をF-35を使った高度訓練に振り向けるべく先取りの監視体制に切り替える動きの一環。

 

2020年度のスクランブル回数はこの新方針により大幅に減ったが、中国は新型コロナウィルス流行の中でも東シナ海での強硬な主張に変化はないと防衛省は述べている。

 

そもそもスクランブルは相手に軍事力を示威し、領空侵入を抑止するのが目的だ。航空自衛隊はF-35の導入を続けているが、同機はスクランブル対応には不向きである。

 

スクランブル回数が減ったことで、パイロット負担が軽減しているが、運用効率を引き上げるねらいもあるのだろう。空自パイロットはF-35で高度訓練の機会を増やせる。

 

日本政府が尖閣諸島国有化を宣言した2012年9月から中国の東シナ海における軍事活動が強化された。

 

2016年度に中国機へのスクランブル出動は851回だったが、2019年度は675回だった。だが、新方針により2020年度は当初9ヶ月で331回になっており、前年同期から192回減っている。

 

航空自衛隊では領空外に設定した防空識別圏内を飛行する機体の国籍、飛行経路をレーダー基地や早期警戒機が監視している。

 

脅威と判定されればジェット戦闘機が直ちに発進するが、警戒は24時間体制だ。■


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Japan scrambling jets less against China as more F-35 deployment eyed

KYODO NEWS KYODO NEWS - Mar 3, 2021 - 02:06 | All, Japan



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