こういう時は海洋法を根拠にするわけですか。世界で最も警戒されるのが中国人だというのも仕方ないですね。日本への警告? 神経戦にもちこもうというわけですか。そう簡単に海洋国家日本はくじけないでしょう。演習後のいせDDH-182は中国艦を監視していたのですね、ご苦労様です。
誘導ミサイル駆逐艦寧波(艦番号139)、太原(131)、誘導ミサイルフリゲート南通(601)の三隻が隊列を組んで東シナ海で演習を展開した。2021年1月末撮影。 Photo:China Military Online
人民解放軍海軍(PLAN)部隊が大隅海峡から太平洋へ展開したとの報道が5月31日に出たが、専門家からは全く正常な動きであり、PLANの海洋作戦能力向上を示すものとのコメントが出ている。
PLA艦艇は今年になり対馬海峡、宮古海峡とあわせ日本周辺海峡三か所を利用し太平洋方面に展開したと専門家は指摘。こうした移動は通常の動きながら、日本へ警告の意味があると解説している。日本は釣魚諸島や台湾問題などを通じ中国への敵意を強めて西側諸国との共同演習に加わっているが、演習が中国を狙ったものであるのは明らかだ。
海上自衛隊はPLAN部隊を見つけ、052D誘導ミサイル駆逐艦太原Taiyuan、054A誘導ミサイルフリゲート艦湘潭Xiangtan、093A型総合補給艦巢湖Chaohuの三隻が大隅海峡から太平洋に5月31日移動するのを確認しており、統合幕僚監部が翌日公表した。
太原
湘潭
巢湖
(上記はいずれも統合幕僚監部発表のもの)
こうした運用はすべて通常のものであり、PLANが外洋海軍を目指し着実に運用能力を引き上げている現状を反映している。各海峡は国際水路であり、日本の領海、領空を何ら侵犯したものではないという。
一方、日本のヘリコプター空母いせが四日間にわたるUSSロナルド・レーガンとの沖縄東方での共同訓練を終えた。日本はあわせて米、仏、豪各国との共同訓練を東シナ海で展開し、中国を封じ込める狙いとともに魚釣島や台湾のような問題を騒ぎ立てる狙いがあるとの見方が中国にある。
日本周辺でPLA艦艇の動きが頻繁になっているのはあくまでも訓練であり、特定国を狙う意図はない。戦闘対応能力を鍛えるという最重要な目的のためと中国軍事専門家でテレビ解説者のSong Zhongpingが環球時報に語ってくれた。
ただし、中国に悪意を示す国があれば、中国軍はこうした演習を利用して敵への対応を訓練するはずだとSongは語っている。■
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By Liu Xuanzun
Published: Jun 02, 2021 08:16 PM
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