2018年12月23日日曜日

★★速報 米国がF-15X調達を決定か

Ore Huiying/Bloomberg
シンガポール空軍のF-15  


Pentagon To Request $1.2 Billion for New Boeing F-15 Fighters ペンタゴンが12億ドルでボーイングにF-15新造機材発注を予算要求か

  
December 21, 2018
Roxana Tiron

ンタゴンはボーイングからF-15X戦闘機計12機調達を2020年度予算で12億ドル要求する見込み。案件に詳しい二名が情報を確認したが、公式情報ではないため匿名での情報提供だ。

導入案は2月4日公表の正式予算要求の一部となる。今回の決定はペンタゴン上層部が下し、空軍みずからの発案ではないといわれる。


最新型F-15の調達はペンタゴン最上層の決定でパット・シャナハン副長官の肝いりと言われ、空軍の決定ではないと上記筋が述べた。シャナハンは元ボーイング社役員であり、上院による人事任命承認でボーイング関連案件に関与できない条件がついている。
同じく匿名の政権関係者によればシャナハンはボーイング関連案件で何ら決定していないという。同関係者は予算要求も2月4日の正式な要求案提出前であり正式ではないという。
F-15X導入は州軍航空隊で機体維持が高負担になっているF-15Cの後継機の位置づけという。C型生産は1980年代に終了と軍用機に詳しいTealグループ副社長リチャード・アブラフィアが述べている。
ボーイングはF-15をセントルイスで生産し、スーパーホーネットも製造しているが同機は議会の大盤振る舞いの恩恵を受けてきた。

「ボーイングは新型版を韓国、シンガポール、サウジアラビア、カタールに販売して生産を維持している」とアブラフィアは解説し、装備やセンサーを新型に変えていると指摘した。
「F-15は航続距離、性能がすぐれている別格の存在」とアブラフィアは述べ、F-35共用打撃戦闘機より高速かつ搭載量が大きい。F-35は最新かつ最高価格の機材だがステルス性能でF-15より優れるとアブラフィアは解説。
F-15最新版導入で議会、ペンタゴン内のF-35支持派は予算を取られる懸念のため落ち着いていられないはずだ。

F-15C、D、E各型は1991年の砂漠の嵐作戦に投入され空対空戦での撃墜36機のうち32機はF-15の実績であり、その他地上標的も攻撃している。1994年にはボスニアに投入され、セルビアのMiG-29を三機撃墜した。不朽の自由作戦ではアフガニスタンで攻撃を加え、F-15Eはイラクの自由作戦で対地攻撃ミッションに投入された。

ペンタゴン予算案に関しボーイングは論評を避けている。■

2018年12月22日土曜日

★ステルス戦闘機にはステルス給油機が必要だ。ではその実現方法は?






Stealth Can't Fix This Problem: The 1 Challenge the F-22 and F-35 Can't Seem to Shake ステルスで解決できない問題とは。解決手段はあるのか。


by Sebastien Roblin
Key Point: Another problem with the short range of stealth and non-stealth fighters alike is the need to deploy them airbases or aircraft carriers well within range of an adversary’s ballistic and cruise missiles.
December 21, 2018  Topic: Security Blog Brand: The Buzz  Tags: F-22F-35MilitaryTechnologyWorld.


国は巨額予算でステルスの戦闘機、爆撃機、巡航ミサイルを開発し、ステルスのスパイ無人機まで作った。ではステルス給油機は予算の無駄使いになるだろうか。
ステルス給油機構想は常軌を逸するものではない。F-35やF-22ステルス戦闘機は21世紀の航空戦力の要だが、航続距離が不足する。
一見するとF-35の後続距離800マイルは既存機種のスーパーホーネットやF-16と比べ劣っていない。だが非ステルス機は燃料タンクを主翼下につけ戦闘に向かうが、F-35が主翼下に装備をぶらせげればレーダー断面積の利点を自ら失うことになる。
ステルス、非ステルス問わず戦闘機の短距離性能から別の問題もある。敵の弾道ミサイル、巡航ミサイルの射程範囲内の基地や空母から運用する必要があることだ。第二次大戦終結以来の戦闘で高性能戦闘機といえども地上では格好の標的にしかならないことを示している。(空母艦上でも同様)大国同士の戦闘ではミサイルの雨が前方基地を襲うのは必至で、何機が無傷で残るか誰が考えても明らかだ。
幸い米戦闘機は空中給油を受けられる。だが旅客機が原型の給油機は敵戦闘機の活動範囲から遠く離れる必要がある。またロシア製R-37のような長距離ミサイルにも脆弱だ。(同ミサイルは射程250マイル)ロシア、中国のステルス戦闘機は少数だが集中配備し米軍支援機材を狙うだろう。給油機が叩き落とされれば太平洋上で帰投する燃料が足りなくなる。
ステルス機の任務が敵空域侵攻にあることを考えるとジレンマとなる。最新の地対空ミサイルの例にS-400があり、現在でも機動性の劣る機材を250マイルまで標的にしている。つまり現行の給油機各型は数百マイル後方で待機を迫られるが、その地点でもレーダーに捕捉され敵戦闘機から攻撃を受ける可能性がある。
そこでレーダー断面積の少ない給油機が解決策となる。ただしステルス戦闘機並みの低探知性は不要だ。

KC-Zがここで登場する。
米空軍はボーイング767原型のKC-46Aペガサス179機の調達を目指しKC-135、KC-10の400機は順次退役させる。航空機動軍団は比較的既存機種に近いKC-Yを2024年以降導入してからステルス給油機のKC-Z調達に移る予定だった。
ただし2016年にカールトン・エヴァートハート大将がKC-Yは取りやめ、KC-46改修型の追加調達を優先しKC-Z導入を早めることにしたとDefense Newsに述べていた。
すでにKC-Zでは各種提案が出ており、映画アベンジャーズに登場する機体そっくりの異様な機体もある。
2018年6月、ライト・パターソン空軍基地内に本拠を構える空軍研究所が「高性能空中給油機」構想をAIAA総会の席上で発表した。
ロッキードもステルス給油機構想を「高性能給油機コンセプト」(写真下)として発表しており、スターウォーズに登場してもおかしくない形状だ。ロッキードは全翼機形状でステルスを前面に打ち出し高バイパス比ターボファンを主翼上に装着しレーダー断面積を減らすとしていた。


ただし、純粋の全翼機形状でなく、空軍が先に発表していた「ブレンデッドウィンボディ」(BWB)給油機構想にヒントを受けた。BWB機は主翼と胴体が一体化されている。「ハイブリッドウィングボディ」としても知られ、純然たる全翼機ではないのは胴体部と尾部にフィンがつくためだ。
全翼機の主翼曲線は揚力を得るのに効率が高く、機体に鋭敏な角度がつかないためレーダー断面積は小さい。ただし給油機は輸送機としても使われるのでステルス給油機でも貨物搭載用の空間や荷物扉が必要だ。そのため純然たる全翼機では不十分となり、ハイブリッド形状に落ち着いた。
ステルス貨物機の利点に敵背後への特殊部隊投入がある。また接近阻止領域拒否の下にある前方基地に物資補給ができる。とはいえ貨物輸送用のステルス給油機が完全な全翼機形状給油機よりステルス性能が劣るのはやむを得ない。
ステルス給油機の調達価格を抑えるためステルス戦闘機、爆撃機のレーダー波吸収剤(RAM)に注目する必要がある。RAMで運用経費が上昇し、小型ステルス戦闘機でも整備は大変だ。ステルス給油機の機体が大きく飛行時間も年間数千時間と大幅に長いため経費は大幅に増えてしまう。費用対効果が高いRAMが登場しないと、B-2爆撃機の運行費用毎時169千ドルの再来になる。
空軍には将来の給油機の生存性を高めるべくアクティブ防御装備を搭載しミサイルを撃墜する構想もある。そう、レーザーだ。次世代レーダージャマーを敵レーダーの周波数に自動対応させれば、レーダー捕捉が困難になる。また高度の自律運用で乗員数を減らし給油時間を短時間で可能にできないかも模索されよう。

ただし、航空機動軍団はもっと革新的なステルスKC-Z提案も歓迎するとし、海軍のMQ-25にならい小型ステルス無人給油機の採用も検討している。■

2018年12月21日金曜日

いずも「空母化」で失うものはないか、冷静に考えよう

今年はこの話題が後半の中心になりました。伝えられるところでは自民党の強い主張で決まった方針だそうですが、形ばかりの「空母」でお茶を濁すのではなく、「あるべき姿」を想定して今後30-50年間の国防を展望した政策を政治指導部が提示できるのでしょうか。いささか不安ではありますが、「多用途」で結局一つも満足な機能を果たせないのでは困ります。練習艦となるのであれば次の「空母」が期待できますし、対潜作戦の中心をひゅうが級に任せるにしても後継艦の必要は早晩でてきそうですね。

Are Japan’s New Naval F-35s Bad For China – Or Japan?
日本がF-35を海軍作戦に導入すれば中国それとも日本に凶になるのか

This might be a bad idea. Here's why.いずもの空母改装案は悪い結果に終わるのではないか。


by Michael Peck
December 20, 2018  Topic: Security Region: Asia  Blog Brand: The Buzz Tags: JapanJapanese NavyAircraft CarriersChinaF-35B
https://nationalinterest.org/blog/buzz/are-japan%E2%80%99s-new-naval-f-35s-bad-china-%E2%80%93-or-japan-39417


本が対潜ヘリ空母をF-35B戦闘機運用可能な空母に改装する。

これで日本に有益な空母が生まれるのだろうか。それとも強力な対潜戦闘艦を失う代償に限定能力の空母が生まれるだけになるか。

「日本にこの能力が本当に必要なのでしょうか」と指摘するのはアジア安全保障の研究者コリー・ウォーレスだ。「各地に広がる島しょ部を有し飛行施設が限られる日本にとってF-35Bは意味のある機体です。一方で強力なASW兼揚陸艦を訓練空母にしてしまうリスクが生まれます」

問題の本質は海上自衛隊の「ヘリコプター駆逐艦」が小型空母の形になっていることだ。13千トンの二隻といずも級19千トン二隻がそれぞれヘリコプター飛行隊を搭載するのは対潜用であり揚陸作戦を想定するからだ。各艦を「空母」と呼ばないのは、日本の戦後憲法が攻撃兵器の保有を禁じているためで通常の米国型の空母はこれに抵触してしまう。

だが日本は空母のルビコン川を渡る覚悟のようだ。日本はF-35B計42機を導入し、いずもで運用すると発表した。短距離離陸垂直着陸型のF-35Bなら小型甲板でも運用可能だ。
海軍艦船でも何かを得れば何かが犠牲になる。日本は空母を手に入れて何を失うのか。「いずも級各艦でF-35Bなら20機を搭載可能です」と政策研究大学院大学の道下成重がNational Interestに語ってくれた。

「ただしいずも級にはスキージャンプがなく、カタパルトもありませんので、F-35Bの作戦半径は限定されます。F-35多数を搭載すれば対潜機能が使えなくなることがもっと重要で、これが同艦の本来の役割なのです。このためいずも級へのF-35B搭載は防空能力を向上し敵の勢力圏内で対潜行動を行うことにあるのでしょう」
アジア安全保障の専門家ベン・リムランドは日本が空母を整備するのは中国が領有を主張する尖閣諸島を取り巻く政策の変化が背景にあるという。「V/STOL機を導入し、改いずも級に搭載するのは日本が琉球列島で基地分散をめざすのと関連がある。離島に小型飛行施設を構築して空母と同時運用すれば有効活用できる。当然中国の作戦設定は難度が高くなるだろう」
リムランドによればF-35Bの運用が海上自衛隊になるのか航空自衛隊か不明だ。空自となれば自衛隊の統合運用の新しい例になる。「海自空自で共通の戦術リンクを採用し協調作戦運用が実現すればよいのですが」とリムランドは続け、「空自が海自艦艇の防御に当たるとすればF-35Bの一部はCAP(戦闘哨戒飛行)を空母周辺で行うのではないか」
いずも級は純粋の空母ではないため、リムランドも訓練用途を想定している。その点で旧ソ連艦を入手して就役させた遼寧、さらに、能力を高めた国産空母建造がその後に続く中国の姿とかぶらせた。■

Michael Peck is a contributing writer for the National Interest. He can be found on Twitter and Facebook.

Image: Wikimedia Commons.

2018年12月13日木曜日

☆第6世代世代機の姿を大胆に想像してみた




The F-22 and F-35 Will Be Obsolete: What Will a Sixth-Generation Fighter Look Like? F-22やF-35を旧式化させる第6世代戦闘機はどんな形になるのか

It could be a game-changer. Here's why. 戦闘の様相を一変させる可能性がある。


by Sebastien Roblin
December 11, 2018  Topic: Security Blog Brand: The Buzz  Tags: 6th Generation FighterMilitaryTechnologyWorldF-22F-35


国が開発し配備した第5世代戦闘機F-35ライトニングなどは今日の安全保障環境の根本要素であるが、数カ国.が第6世代機開発でその先に進もうとしているのも事実だ。

研究開発のペースが進んでいるが実戦体験が背景にあるわけではなく次世代機開発に数十年間が必要との予測がある中で開発に今から着手するに越したことはない。
第6世代機開発の動きは二分でき、まず米国はステルス戦闘機を開発済みであるのに対し、第5世代機開発を断念あるいは飛ばして開発する国があり、時間節約効果とともに一気に次世代技術に飛びつこうとしている。

後者にフランス、ドイツ、英国があり第6世代機FCAS及びテンペストの開発初期段階にある。ロシアはSu-57ステルス機開発は断念し第6世代機構想MiG-41迎撃機に焦点を移そうとしている。日本は国産第6世代F-3ステルス機をめざしていたが海外設計が原型の第5世代機開発に落ち着く可能性を秘めている。

米国には現在プロジェクトが二種類あり、うち空軍の「侵攻制空戦闘機」は超長距離ステルス機でステルス爆撃機の援護機で、海軍にはFX-XXがある。ボーイングロッキード・マーティンノースロップ・グラマンが第6世代機構想をそれぞれ公表している。

三番手がインド、中国で第4、第5世代戦闘機の技術要素の確保をめざしている。

ステルス性能と視界外対応ミサイル
第6世代機は構想こそ多様だが大部分が同様の技術を採用する。第5世代機での重要性能二種類が第6世代機でも重要視される。ステルス性能と長距離ミサイルだ。費用対効果に優れる防空装備にS-400などがあり、空域を広く防衛する。そのためステルス機には「接近阻止領域拒否」の空域に進入し安全な距離から敵防空網を排除する性能が求められる。さらにステルス機は非ステルス機との空中戦で大幅に有利だ。

そのためレーダー断面積を少なくしつつレーダー吸収塗装が必要になるが第6世代機ではこれだけでは不十分だ。高性能センサー技術の前にステルス機体構造も将来脆弱になるとの声がある。またステルス機体構造の進化はエイビオニクスや兵装に比べ遅い。したがってジャミング、電子戦、赤外線による敵防空網への対策が重要性を増していくだろう。

視界外射程ミサイルがカギを握るのは現在同様だ。AIM-120Dのような高性能ミサイルは100マイル先の標的を撃破できるが、相手が機動性に富む戦闘機の場合には命中率を上げるため実際にはもっと接近する必要がある。ただし、ラムジェット推進式高速空対空ミサイルの英メテオや中国のPL-15の出現で今後の戦闘ではより遠距離で敵を狙う必要が生まれるだろう。

大威力を発揮する「X線視界」パイロット用ヘルメット
F-35は高性能ヘルメット搭載画面で先陣を切り、状況認識力を大幅に上げた。主要計器情報を同時に表示しミサイル照準もヘルメット搭載の画面上で行える。(ただしミサイルのくだりは以前に実用化済み技術である)まだ未解決問題が残るもののこうしたヘルメットが将来の戦闘機で標準装備となるのは疑いなく、操縦席計器の一部に代わりそうだ。音声指示インターフェースも戦闘機パイロットの負担軽減につながりそうだ。

機体大型化と高効率エンジンの採用
陸上基地や空母がミサイル攻撃の前に脆弱になっているため、軍用機に従来より長い飛行性能が必要だ。また搭載兵装も増やす必要がある。視程範囲内ドッグファイトは今後は減る予想の空軍が多いため、操縦性より高速域の維持と搭載ペイロード増を重視してよいとの姿勢が見える。
こうした設計上の要求は高性能適応型g変動サイクルエンジンで実現しそうだ。飛行中に作動仕様を変更し高速飛行性能をターボジェットで確保するか、高バイパス比ターボファンで燃料効率を重視した低速飛行か自由変更できるエンジンのことだ。

無人操縦が基本仕様になる
これまで将来の空軍では無人機が中心になるといわれてきた。一方で無人機技術は大幅に進歩し、各国がパイロット不要の戦闘機開発を模索しはじめている。予算やリスク低減もあるが同時に価値観の問題もある。例として米海軍パイロット集団が圧力をかけステルス攻撃型無人機を給油機に変更させている。
第6世代機構想は有人無人双方で運用可能な選択型機材をめざしている。ただし、これでは高額な訓練費用が依然として必要となる欠点が残る。だが選択可能なら完全無人機部隊への移行による急激なショックが回避できるし、短期的には軍指導部もパイロットを犠牲にせずに高リスクミッション実施が可能となる。

陸海空宇宙の友軍とのセンサー融合
F-35の中核的技術革新としてセンサーデータをデータリンク介し友軍と共有する能力がある。これで「全体像」を生成し、ステルス機は敵を回避し友軍部隊は有利な地点に進出しミサイルを遠距離で発射しつつ自らのレーダーを作動させる必要がなくなる。

この戦術を使えば戦力増強効果になるので、センサー融合や協調交戦能力は第6世代機で標準となり、融合機能は衛星や無人機を介しさらに深化するのではないか。

サイバー戦、サイバーセキュリティ
センサー融合、有人操縦選択型とは第6世代機がデータリンクとネットワークに大きく依存することになり、その分ジャミングやネットワーク侵入に脆弱になることを意味する。地上配備の補給網ではF-35にALISがあり、効率面で大きな向上が期待できるが、地上機体もサイバー攻撃の前に脆弱となる。

そのため第6世代機のエイビオニクスは電子攻撃やサイバー攻撃からの回復力が求められる。だが同時に敵に同様の攻撃を与える能力も必要だ。例として空軍はネットワーク侵入でデータパッケージ(ウイルス)を置く能力のテストを繰り返し行っており、海軍が戦闘機に搭載する次世代ジャマーがまさしくこの性能を実現する。

人工知能
.一つ問題なのはセンサー、通信、兵装それぞれシステムが複雑化しヒトの頭脳の処理能力を超えてきたことだ。パイロットには機体操縦の必要がある。第四世代機では後席ウェポンシステム士官が助けてくれた。第5世代ステルス機はすべて単座機だ。

そこで各国の空軍がAI技術に注目し、複雑な操作を任せパイロットに必要な情報を整理したかたちで提示させようとしている。さらにAIと機械学習で無人機の管理が可能となろう。


無人機、無人機大量投入の技術
2016年10月、F/A-18スーパーホーネット2機でパーディックス無人機計103機を運用する試験がチャイナレイクで実施された。AIの助けを借り各無人機はイナゴの大群のように目標地点に殺到した。ひとつひとつは小型で安価だが大群をなすと恐ろしい兵器になることを実証してみせた。


将来戦力の予見で安価かつ消耗品扱いの無人機多数をネットワーク接続で運用すれば敵の防御が困難になるとの意見がある。ただし第6世代戦闘機では、大型かつ高性能無人機をセンサー偵察機や攻撃機あるいはおとりとして運用する可能性の方が高い。

指向性エネルギー兵器
敵無人機が大群で向かってきたら、あるいはミサイル、旧式機でも多数が対抗してくれば高性能ステルス機を圧倒する可能性がある。この対抗策として指向性エネルギー兵器 Directed Energy Weapons (DEWs) があり、電力供給さえ十分ならレーザーや高周波を迅速かつ正確に弾薬制約なしに照射できる。


米空軍ではDEWの機内搭載に3つの形式を想定している。低出力レーザーで敵センサーやシーカーを妨害・破壊する、中程度出力で空対空ミサイルを破壊し、高出力で機体や地上標的の破壊をめざすことだ。
第6世代戦闘機はまだ構想段階であり、費用規模が巨大になる予想の一方で現行の第5世代機の問題解決に忙殺されているのが現状だ。今後必要となる要素技術のレーザー・協調攻撃・無人運用はすでに開発が進んでいるものの、機体搭載にまとめるには相当の課題が残っている。


第6世代機の実用化は最短でも2030年代で、2040年代になってもおかしくない。航空戦の概念がそれまでにさらに変化する可能性もある。



Sébastien Roblin holds a Master’s Degree in Conflict Resolution from Georgetown University and served as a university instructor for the Peace Corps in China. He has also worked in education, editing, and refugee resettlement in France and the United States. He currently writes on security and military history for War Is Boring.

Image: Screenshot. U.S. Air Force.

2018年12月8日土曜日

F-35追加調達で日本の空軍力はどうなるのか


Japan Is Going All In on the F-35 


日本がF-35増備を決定

And it has to do with China.
狙いは中国だ
December 7, 2018  Topic: Security  Region: Asia  Blog Brand: The Buzz  Tags: ChinaJapanMilitaryTechnologyWorldF-35
本がF-35ステルス戦闘機の追加調達を決定した。
与党自民党と連立政権に加わる公明党が2018年12月5日にロッキード・マーティンF-35の99機調達で合意し、1980年代導入のボーイングF-15の同数の機材と交代させる。
日本は先にF-35を42機を総額70億ドルで発注しており、通常離着陸型のF-35Aで73機残るF-4Eと交代させる。
三菱重工業がF-35をライセンス生産している。同社はF-4、F-15も同様に生産しF-16から発展したF-2も82機生産した。
追加調達99機は現有で今後の大型改修に耐えられない一番古いF-15Jの201機と置き換える。残る102機のF-15Jは多段階性能向上(MSIP)仕様の機材で米空軍の後期型F-15Cとほぼ同じ機材だ。
日本はMSIP対応のF-15Jのうち88機で改修を終えておりLink16データリンクを搭載した。2018年末に防衛省は5億ドルを確保しMSIP対象機材全機に新型レーダー他性能改修を実施する。
F-15Jは7飛行隊で第一線防空任務に投入されている。ここにF-35が99機導入されると3ないし4飛行隊の編成が可能となり、残りをMSIP仕様のF-15Jが担当することになる。
ただし99機には垂直着陸型F-35Bが含まれると関係者は述べる。日本政府はいずも級ヘリコプター空母の改装でF-35B運用可能な小型空母の実現を狙っている。
F-35追加調達で日本の空軍力整備の方向がわかる。中国やロシアが引き続き戦力を整備する中で世界第五位の実力を有する日本は優秀な機材を揃える必要がある。
ただし疑問が一点残る。1990年代から残るF-2「支援戦闘機」が想定する海上攻撃任務を引き継ぐ機材はどれか。航空宇宙産業基盤の維持のため日本はライセンス生産を続けたいところだ。
だが日本は国産戦闘機の開発実績がある。F-1支援戦闘機であり、F-2が1990年代末に後継機となった。防衛技術研究開発本部はX-2ステルス戦闘機実証機を研究目的で2014年から2016年にかけて飛行させた。日本はX-2をもとに主力戦闘機開発を狙っていた。
だが高額な開発費用に対して100機程度の生産にとどまるため実施に踏み切れず、2018年に防衛省は海外メーカーの参加による共同開発を求める動きに出た。
ロッキード・マーティンはF-22とF-35の改良型を、ボーイングはF-15発展型、BEAシステムズからは英国がすすめるテンペストを提示していると伝えられる。自民党、公明党合同会議の席上で党幹部はF-2後継機を次の中期防衛整備計画に盛り込まないと述べている。
戦闘機を複数機種配備すれば日本の空軍戦力の整備計画が大きく変わることになる。F-35は対地攻撃が主で制空任務は二次的のためステルス性能を活かすと搭載できる対空ミサイルは六本しかない。
これに対しF-15は標準8発搭載だ。F-15にかわりF-35を配備すると航空自衛隊の運用ミサイル本数 "magazine depth" が減る。
ミサイル数は中国が日本の二倍の機数を運用していることを考えると重要な要素だ。
東京で今年11月に開催の国際航空宇宙展でF-15発展形をボーイングが展示し、空対空ミサイル18発の搭載を示したのは偶然の一致ではあるまい。F-35でミサイル搭載量が減るがF-15改装でミサイル本数を増やして相殺する意図が日本にあるのではないか。
いずれにせよF-35で日本の攻撃力は大きく高まる。■

David Axe edits  War Is Boring  . He is the author of the new graphic novels MACHETE SQUAD and THE STAN.