F-35 passes 300th delivery milestoneF-35納入が300機の大台に
Gareth Jennings, London - IHS Jane's Defence Weekly
12 June 2018
通算300号機のF-35は米空軍向けのA型だった。ユタ州ヒル空軍基地に向かった。300機生産完了まで7年を要したが、製造工程の改良で次の300機は2年半で納入が完了する。Source: Lockheed Martin
通算300号機の生産仕様型F-35ライトニングII共用打撃戦闘機(JSF)が6月11日にロッキード・マーティンおよび共用事業推進室(JPO)により納入された。
今回の達成はテキサス州フォートワース工場での出来事で生産仕様型の生産がはじまった2011年5月から7年かかったことになる。同機はフォートワース以外にイタリアと日本にある最終組み立て・点検(FACO)施設からも納入されている。
300号機は通常離着陸 (CTOL)方式のF-35Aで米空軍向けとなった。これまでF-35Aは197機、短距離離陸垂直着陸(STOVL)型のF-35Bが75機、空母運用型のF-35Cは28機が米国および各国向けに納入されている。
ロッキードによればF-35の修正作業はこの5年で75%削減された一方で製造に要する時間は2015年から約20%短縮されている。このため次の300機納入は2020年末に完了する。
年間納入66機を達成した2017年にロッキード・マーティンは2018年の目標は91機としていた。完全な量産体制になる2023年にはこれが160機になる。 Jane’s All the World’s Aircraft: Development & Productionが記しているようにF-35の総受注3,170機になっている。
ロッキード・マーティンとJPOはロット11で交渉中で低率初期生産 (LRIP) はこれで終了する。同社はロット11で141機を生産する予定。■
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