Photo by SAM YEH/AFP via Getty Images) 大規模で強力な中国海軍に直面する台湾が新型ディーゼル電気潜水艦の建造で対応しようとしている 台 湾は、同国初の国産潜水艦の進水により、潜水艦部隊の近代化に向け重要な一歩を踏み出した。この先進的なディーゼル電気設計の潜水艦は、老朽化した潜水艦部隊で必要なオーバーホールのため、最終的に8隻を配備しようとするプログラムの一部である。 蔡英文総統は本日、南部の港湾都市・高雄で行われた海鯤ハイクン(SS-711)の進水式を主宰した。Hai Kunとは、中国神話の巨大なトビウオと言われる。 高雄のCSBC造船会社で行われた台湾初の国産潜水艦「海鯤」の進水式。写真:SAM YEH/AFP via Getty Images 写真:SAM YEH/AFP via Getty Images 蔡英文総統は式典の中で、「歴史はこの日を永遠に忘れないだろう。「かつては、国産の潜水艦は不可能と考えられていましたが、今日、私たちが設計し、建造した潜水艦が皆さんの目の前にあります。「台湾を)守るという私たちの決意の具体的な実現です」。 台湾報道によると、新型潜水艦は15億4,000万ドル(約1,500億円)の価格で、全長は約260フィート(約30メートル)、排水量は2,460~2,950トン。未確認ではあるが、海鯤は空気非依存推進(AIP)システムを搭載していると考えられており、これにより潜航時間が大幅に延び、探知が難しくなるはずだ。それ以外の点では、新型潜水艦の外観は、台湾で運用中のオランダ製の海龍 Hai Lung 級を彷彿させる。 一部のオブザーバーから新型艦の全体的な仕上げの質は、特にセイル周辺に不満が残るとの指摘もあり、おそらくクラス初号艦の事実を反映しているのだろう。ハイクンは今後、就役前試験を経て、2024年末までに中華民国海軍(ROCN)に引き渡される。 2番艦は現在建造中で、2027年に就役する予定だと伝えられている。 最終的に台湾は、ハイクン級8隻と、1980年代半ばにオランダで建造され、2016年に中間アップグレードが開始された旧型のハイルン級2隻を加えた10隻の潜水艦運用を目指している。 新型潜水艦の導入により、第二次世界大戦中にテンチ級とバラオ級潜水艦として建造されたベテランのハ...
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