スキップしてメイン コンテンツに移動

エイブラムズ戦車含む20億ドル台湾向け武器販売が間もなく実現へ

コメントは下にあります。

U.S. Readies $2 Billion Taiwan Arms Package Over China Protests

米国製武器の20億ドル相当台湾向け販売に中国が抗議

Tony Capaccio and Kevin Hamlin
2019年6月6日 4:45 JST Updated on 2019年6月6日 17:16 JST


  • 米議会にM1A2戦車の売却案を通達
  • その他対空、対戦車ミサイルも販売対象

A M1A2 SEP Abrams battle tank.
A M1A2 SEP Abrams battle tank. Photographer: Chung Sung-Jun/Getty Images

ンタゴンと国務省は非公式に20億ドル相当の台湾向け武器販売案件を議会に通告し、米陸軍の最強戦車が初めて販売リストに載ると消息筋が伝えている。中国の抗議は必至だ。
売却対象にはM1A2エイブラムズ戦車、対空ミサイル、対装甲車輌ミサイルが含まれると詳細に詳しい筋が述べた。今回の政府間販売案件にはF-16が含まれていないが、国防総省と国務省で引き続き検討が続いているという。
これに対して中国外務省Geng Shuang報道官は6月6日に「米国の動きには大変憂慮している。台湾向け米国製装備品の売却には断固反対する。米国には台湾へ武器販売が成立した場合の深刻な影響についてもっと敏感になってもらいたい」
ときあたかも米中貿易交渉が行き詰まっており、中国は台湾は中国の一部とし再統一が必然とし、必要なら武力行使も辞さないと公言している。
売却内容にはジェネラルダイナミクス製のM1A2戦車108両、TOW有線誘導式対戦車ミサイル1,240発、肩から発射する「撃ちっぱなし」ジェヴェリン対戦車ミサイル409発も含む。
今回の非公式通告はロイターが6月5日に伝えたが、議会には正式に通達され通常の30日間審議で承認される可能性が高い。台湾の国土防衛省は同じ内容の購入希望を伝えたことを6月6日に認めた。
3月にはトランプ政権が台湾が求めるF-16の60機超売却を暗に認める姿勢を見せたことに中国が猛烈に抗議を入れてきた。■
— With assistance by Adela Lin

トランプ大統領になって本当によかったですね。従来の民主党政権では考えられない事態です。それだけに中国も慌てているでしょう。なんといっても中国にはレアアースぐらいしかもう貿易面でカードがなく追いつめられています。つぎは「一つの中国」原則も廃棄してもらいたいものです。それにしてもエイブラムズを100両超というのはすごいですね。輸出仕様だとは思いますが、台湾島内でPLA侵攻部隊を殲滅刷るという構想なのでしょうか。日本も台湾との防衛協力を進めて然るべき時がきましたね。

コメント

このブログの人気の投稿

フィリピンのFA-50がF-22を「撃墜」した最近の米比演習での真実はこうだ......

  Wikimedia Commons フィリピン空軍のかわいい軽戦闘機FA-50が米空軍の獰猛なF-22を演習で仕留めたとの報道が出ていますが、真相は....The Nationa lnterest記事からのご紹介です。 フ ィリピン空軍(PAF)は、7月に行われた空戦演習で、FA-50軽攻撃機の1機が、アメリカの制空権チャンピオンF-22ラプターを想定外のキルに成功したと発表した。この発表は、FA-50のガンカメラが捉えた画像とともに発表されたもので、パイロットが赤外線誘導(ヒートシーキング)ミサイルでステルス機をロックオンした際、フィリピンの戦闘機の照準にラプターが映っていた。  「この事件は、軍事史に重大な展開をもたらした。フィリピンの主力戦闘機は、ルソン島上空でコープ・サンダー演習の一環として行われた模擬空戦で、第5世代戦闘機に勝利した」とPAFの声明には書かれている。  しかし、この快挙は確かにフィリピン空軍にとって祝福に値するが、画像をよく見ると、3800万ドルの練習機から攻撃機になった航空機が、なぜ3億5000万ドル以上のラプターに勝つことができたのか、多くの価値あるヒントが得られる。  そして、ここでネタバレがある: この種の演習ではよくあることだが、F-22は片翼を後ろ手に縛って飛んでいるように見える。  フィリピンとアメリカの戦闘機の模擬交戦は、7月2日から21日にかけてフィリピンで行われた一連の二国間戦闘機訓練と専門家交流であるコープ・サンダー23-2で行われた。米空軍は、F-16とF-22を中心とする15機の航空機と500人以上の航空兵を派遣し、地上攻撃型のFA-50、A-29、AS-211を運用する同数のフィリピン空軍要員とともに訓練に参加した。  しかし、約3週間にわたって何十機もの航空機が何十回もの出撃をしたにもかかわらず、この訓練で世界の注目を集めたのは、空軍のパイロットが無線で「フォックス2!右旋回でラプターを1機撃墜!」と伝え得てきたときだった。 戦闘訓練はフェアな戦いではない コープサンダー23-2のような戦闘演習は、それを報道するメディアによってしばしば誤解される(誤解は報道機関の偏った姿勢に起因することもある)。たとえば、航空機同士の交戦は、あたかも2機のジェット機が単に空中で無差別級ケージマッチを行ったかのように、脈絡な

主張:台湾の軍事力、防衛体制、情報収集能力にはこれだけの欠陥がある。近代化が遅れている台湾軍が共同運営能力を獲得するまで危険な状態が続く。

iStock illustration 台 湾の防衛力強化は、米国にとり急務だ。台湾軍の訓練教官として台湾に配備した人員を、現状の 30 人から 4 倍の 100 人から 200 人にする計画が伝えられている。 議会は 12 月に 2023 年国防権限法を可決し、台湾の兵器調達のために、 5 年間で 100 億ドルの融資と助成を予算化した。 さらに、下院中国特別委員会の委員長であるマイク・ギャラガー議員(ウィスコンシン州選出)は最近、中国の侵略を抑止するため「台湾を徹底的に武装させる」と宣言している。マクマスター前国家安全保障顧問は、台湾への武器供与の加速を推進している。ワシントンでは、台湾の自衛を支援することが急務であることが明らかである。 台湾軍の近代化は大幅に遅れている こうした約束にもかかわらず、台湾は近代的な戦闘力への転換を図るため必要な軍事改革に難色を示したままである。外部からの支援が効果的であるためには、プロ意識、敗北主義、中国のナショナリズムという 3 つの無形でどこにでもある問題に取り組まなければならない。 サミュエル・ P ・ハンチントンは著書『兵士と国家』で、軍のプロフェッショナリズムの定義として、専門性、責任、企業性という 3 つを挙げている。責任感は、 " 暴力の管理はするが、暴力行為そのものはしない " という「特異な技能」と関連する。 台湾の軍事的プロフェッショナリズムを専門知識と技能で低評価になる。例えば、国防部は武器調達の前にシステム分析と運用要件を要求しているが、そのプロセスは決定後の場当たり的なチェックマークにすぎない。その結果、参謀本部は実務の本質を理解し、技術を習得することができない。 国防部には、政策と訓練カリキュラムの更新が切実に必要だ。蔡英文総統の国防大臣数名が、時代遅れの銃剣突撃訓練の復活を提唱した。この技術は 200 年前のフランスで生まれたもので、スタンドオフ精密弾の時代には、効果はごくわずかでしかないだろう。一方、台湾が新たに入手した武器の多くは武器庫や倉庫に保管されたままで、兵士の訓練用具がほとんどない。 かろうじて徴兵期間を 4 カ月から 1 年に延長することは、適切と思われるが、同省は、兵士に直立歩行訓練を義務付けるというわけのわからない計画を立てている。直立歩行は 18 世紀にプロ