PARIS: C-2, P-1 underpin big Japanese presence
川崎重工のC-2戦略輸送機がパリショーにデビューし、P-1哨戒機と地上展示されている。
2機は外観もミッションも異なるが設計上で共通点が多く、主翼やコックピット窓を共有している。
2機は日本の力の入れようを象徴しており、防衛装備庁の後藤雅人プロジェクト統括官(航空担当)以下自衛隊からは65名が参加している。

Max Kingsley-Jones / FlightGlobal
後藤によればエアバス・ディフェンス&スペースのA400Mとほぼ同寸のC-2で大変だったのは高速長距離飛行性能の実現で戦術戦略両面で性能を発揮させることだったという。
今回がパリ航空ショー初出展だが、ドバイ航空ショーには2017年に、オーストラリアのアヴァロン航空ショーでは今年2月に出展ずみだ。C-2をP-1と並べて展示するのは機体への関心を高めると言うより日本の技術力を誇示し今後の共同開発につなぐためと後藤は述べた。
またC-2は航空自衛隊でミッションの完全実施が認められ、貨物空中投下から人員輸送まで、空中給油を受け、低空飛行、編隊飛行ができるようになったと後藤は説明。
現在C-2は8機が日本で供用中でここには試作用2機は含まない。最終的に予算が許せば航空自衛隊は30機を調達するという。
試作型C-2の一機は信号情報収集(SIGINT)機LRXに改修されている。後藤によればあくまでも実験用だが結果次第で同機のSIGINT型に道が開くという。.
星海将補によればP-1は海上自衛隊で優れた実績を示しており、航続距離が伸び、センサー性能はロッキード・マーティンP-3を超えているという。現在21機が供用中でこれも予算が許せば最大70機の調達をもくろんでいるという。
C-2はジェネラル・エレクトリックCF6ターボファンエンジン双発でP-1はIHI製F7エンジン4基を搭載する。
後藤からは日本がめざす三菱F-2戦闘機の後継機、F-3または未来型戦闘機について言及があった。
日本は同機の実現に向け最善の選択肢を検討中だと後藤は強調。選択肢は完全国産化、共同開発案、既存機種の改良発展型の3つだという。ただし、日本としては主導権を握っていたいと考えており、事業は「可能な限り早く」開始させたいとする。■
17 JUNE, 2019
SOURCE: FLIGHTGLOBAL.COM
BY: GREG WALDRON
PARIS
川崎重工のC-2戦略輸送機がパリショーにデビューし、P-1哨戒機と地上展示されている。
2機は外観もミッションも異なるが設計上で共通点が多く、主翼やコックピット窓を共有している。
2機は日本の力の入れようを象徴しており、防衛装備庁の後藤雅人プロジェクト統括官(航空担当)以下自衛隊からは65名が参加している。
Max Kingsley-Jones / FlightGlobal
後藤によればエアバス・ディフェンス&スペースのA400Mとほぼ同寸のC-2で大変だったのは高速長距離飛行性能の実現で戦術戦略両面で性能を発揮させることだったという。
今回がパリ航空ショー初出展だが、ドバイ航空ショーには2017年に、オーストラリアのアヴァロン航空ショーでは今年2月に出展ずみだ。C-2をP-1と並べて展示するのは機体への関心を高めると言うより日本の技術力を誇示し今後の共同開発につなぐためと後藤は述べた。
またC-2は航空自衛隊でミッションの完全実施が認められ、貨物空中投下から人員輸送まで、空中給油を受け、低空飛行、編隊飛行ができるようになったと後藤は説明。
現在C-2は8機が日本で供用中でここには試作用2機は含まない。最終的に予算が許せば航空自衛隊は30機を調達するという。
試作型C-2の一機は信号情報収集(SIGINT)機LRXに改修されている。後藤によればあくまでも実験用だが結果次第で同機のSIGINT型に道が開くという。.
星海将補によればP-1は海上自衛隊で優れた実績を示しており、航続距離が伸び、センサー性能はロッキード・マーティンP-3を超えているという。現在21機が供用中でこれも予算が許せば最大70機の調達をもくろんでいるという。
C-2はジェネラル・エレクトリックCF6ターボファンエンジン双発でP-1はIHI製F7エンジン4基を搭載する。
後藤からは日本がめざす三菱F-2戦闘機の後継機、F-3または未来型戦闘機について言及があった。
日本は同機の実現に向け最善の選択肢を検討中だと後藤は強調。選択肢は完全国産化、共同開発案、既存機種の改良発展型の3つだという。ただし、日本としては主導権を握っていたいと考えており、事業は「可能な限り早く」開始させたいとする。■
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