New Details About the F-15X That Boeing is Pitching the US Air Force ボーイングが米空軍に売り込みを図るF-15Xで新たに判明した内容
The single-seat jet is being built to shoot down enemy aircraft, pound targets on the air, and even hit ships at sea. 単座機は空対空、空対地に加え対艦攻撃も可能となる
- BY MARCUS WEISGERBERGLOBAL BUSINESS EDITORREAD BIO
JULY 25, 2018
ボーイングが米空軍に売込み中の新型F-15は単座戦闘機で対艦ミサイル含む新兵器多数を搭載する。
空軍が採用すればF-15Xは2002年以降ペンタゴンが久しぶりに調達するイーグルとなる。同年に対地攻撃対応のF-15Eストライクイーグルが導入された。一方で同盟国多数がその後も新型イーグルを導入しており、昨年も機材納入があったばかりだ。X型はそのカタールの導入機材に酷似しつつ最新技術を導入し超大国間の対決を想定するペンタゴンの国家防衛戦略構想に適応するものと内部事情に詳しい筋が説明している。ボーイングはコメントを避けている。
空軍はボーイングと新型F-15X導入が現行F-15より安上がりになるか検討中だ。協議は一年以上にわたっていると内部筋が明かした。
X型には各国導入のF-15機での改修内容が盛り込まれている。サウジアラビア、カタール、シンガポール、韓国は合わせて50億ドルを投じ性能改修を行ってきたという。米空軍のF-15との比較では新機材は飛行制御性能が向上し、ディスプレイやレーダーの改良さらに強力なエンジンでペイロードが増えている。
空対空用のF-15Cやストライクイーグルと違い、新型F-15Xは単座で大型デジタルディスプレイを採用し旧型アナログ計器に交代する。現行機が搭載する装備はそのまま使える。F-15Xではさらに対艦兵器が運用可能となり、合計29千ポンドの兵装が使える。
F-15の飛行距離、速度、ペイロードはその他の米軍機材と一線を画すものだ。「本当にこれに匹敵する機材はない」とリチャード・アブラフィア(Teal Group副社長)は評す。
搭載兵装追加で新規ミッションも可能となる。一時間当たり運用経費はF-15Xが27千ドルの予測でF-15Eより5千ドル低くなる。
現在は州軍航空隊が米本土防空用にF-15Cを運用しているが、その他のC運用飛行隊が英国、日本に駐留しており、F-15Eは主にサウスカロライナ、アイダホ、英国に展開している。
空軍は機材構成の見直しを図っており、今日の空軍の規模は歴史上最小かつ機齢が最高水準だと空軍上層部が指摘している。
F-15XはF-22ラプターやF-35共用打撃戦闘機を補完しつつ各種ミッションを実施可能という売込み文句で地対空ミサイルによる撃墜のリスクはごく少ないという。
議会内にはF-15の支持勢力が強い。出来立てほやほやの2019年国防予算認可法には配備中F-15の改修に約10憶ドルが盛り込まれている。
詳しい筋によれば改修でC型に導入される装備はX型にそのまま搭載される。今後を展望するとF-15Xは極超音速兵器搭載に最適だという。■
ボーイングは商売上手ですから内容をそのまま信じてはいけない気もしますが、その通りならかなり魅力的な機体でコストパフォーマンスも優れているようです。F-15ではSE(サイレントイーグル)が掛け声だけで終わっており、今回はいよいよ最後の提案になるのでしょうか、いきなりXというのがすごいですね。
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