サウジアラビア防空のため、米駆逐艦が現地到着
アーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USSニッツェがペルシア湾北端に到着した。直近に発生した前例のない石油施設への大規模攻撃の再発に備えるもの。米軍はサウジアラビア、アラブ首長国連邦の防空体制強化のため新たな装備派遣等を検討中。攻撃を受けたアブカイク付近に展開するサウジアラビア防空体制は今回の襲撃への対応力不足を露呈している。
MQ-25A無人艦載給油機が初飛行に成功
9月19日、MQ-25Aスティングレイがイリノイ州ミッドアメリカ・セントルイス空港で初飛行に成功したと米海軍とボーイングが発表。契約交付から一年後の初飛行はタキシー、離陸含めFAA基準の自律運行で実施された。今後テストを繰り返し、初期作戦能力獲得を2024年に予定。
トライトン大型海上偵察機がグアムへ展開、太平洋の情勢をにらむ
MQ-4Cトライトン2機がグアムに移動し、インド太平洋での海上監視偵察機能を強化すると米海軍が発表。とくに中国が南シナ海で展開する「SAMの長城」に対抗する。MQ-4Cからフルモーション映像をP-8や地上局へ配信する効果は実証済み。とくにP-8は対潜対抗措置に専念しながらトライトンが高高度ISRを担当する。
サウジアラビアの米軍向け未払金が181百万ドルへ
イエメン空爆作戦でサウジアラビアが米軍が提供した空中級支援の対価を支払っていないことが明らかになった。トランプ大統領は同盟国にも応分の負担を求める主義で、現在模索中の対イラン多国間軍事組織でも米国が一手に費用負担することはないと強調。議会ではジャーナリストのカショギ氏殺害事件やイエメンでの民間人を狙った攻撃をめぐりサウジアラビアへの批判が高まっていることもあり、今回の見場以来事実の発覚で一気に態度が硬化しそうだ。
KC-46の稼働開始まで3年かかるとの航空機動軍団司令官の見解
技術問題が未解決のまま、新たな問題も発覚している同機の動向についてマリアン・ミラー大将は「このままでは戦闘地区に送り出せない」とし、KC-10エクステンダーやKC-135ストラトタンカーの退役を先送りしたいとする。KC-46では給油中の映像を伝えるシステムのソフトウェアの不具合等が見つかっている。
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