America Can Thank North Korea For Iran's Capable and Growing Submarine Force
The U.S. Navy is on notice.
September 13, 2019 Topic: Security Region: Middle East Blog Brand: The Buzz Tags: IranMilitaryTechnologyWorldNavySubmarinesA2/ad
キーポイント:イラン軍の戦力は米軍に及ばないが、潜水艦は要注意だ。
米国とイラン間の緊張は高いまま、毎週のように外交面で非難の応酬が発生している。
直近では革命防衛隊のホセイン・サラミ少将が問題発言をし、米空母の「弱点」のため米軍はペルシア湾でイランに挑戦できないとイラン議会で明言した。似たような発言はイラン高官や国営報道からよく出ており、イラン軍の能力に揺るぎない信頼をおいているようだ。
だがイランの通常戦力にどこまで威力があり、米軍の攻勢を食い止める実力が本当にあるのか。
The National Interest ではこれまでイランの空軍、水上艦部隊にこの質問を投げかけてきた。今回はイランが世界第四位の戦力と自慢し通常戦力の中心たる潜水艦部隊を取り上げる。
イラン潜水艦戦力でまず目をひくのはその規模で、海軍戦力で突出している。運用可能な海防艦、フリゲート艦、駆逐艦が合計10隻を超えないのに対して潜水艦は34隻もある。大部分は小型艦あるいは「沿海域用」ディーゼル電気推進艦で20隻近くが国産のガディール級だがここに北朝鮮が建造したユーゴ級が加わる。ガディール級は小型だが攻撃能力は侮れない。533ミリ発射管をイランが運用するキロ級潜水艦同様に搭載している。ただし、ガディール級は2門、キロ級は6門だ。
イランがミニ潜水艦を中心に装備するのは同国の戦略目標を考えれば理屈に合う。イランには世界各地への兵力投射能力は不要だし、中東全域でも同様だ。逆にペルシア湾だけ、もっといえばホルムズ海峡を制圧すればよい。ディーゼル電気推進艦の航続距離が短いとはいえペルシア湾の大きさや深度からすれば十分であり、敵水上艦を待ち伏せすればよい。
最近に入りイランが国産潜水艦建造の幅を広げ始めた。新型ファテ級はガディール級とキロ級の中間となる排水量600トンで、533mm魚雷発射管に加え対艦巡航ミサイルを潜航したまま発射できると国営通信が伝えている。
イラン海軍で潜水艦部隊が最も充実している。湾岸地域でのイランの地政学面の動きを考えると、この流れは続きそうだ。本格的な交戦の場合にイラン海軍が米海軍と互角に戦う可能性は極めて低いが、潜水艦が接近阻止領域拒否(A2/AD)の先鋒となる、あるいはペルシア湾内で米軍に奇襲飽和作戦を仕掛ける場合の主役となりそうだ。■
Mark Episkopos is a frequent contributor to The National Interest and serves as research assistant at the Center for the National Interest. Mark is also a PhD student in History at American University. This article first appeared earlier this year.
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