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F-15EX導入はロシア、中国相手では歯が立たず賢明な選択にならないのではないか



How Russia Could Easily Crush America's New F-15EX Fighter Jet

Terrible.
by David Axe 
September 19, 2019  Topic: Security  Region: Europe  Blog Brand: The Buzz  Tags: F-15 EXF-15F-32RussiaRussian Air ForceU.S. Air Force

Key point: ロシアはF-15EXを200マイル先で探知する能力がある。

ーイングの新規製造F-15EXイーグル戦闘機を導入しロッキード・マーティンF-35ステルス戦闘機の補完で使いたいとのペンタゴン提案に議論がまだ続いている。議会関係者が軍の要望を検討する中、Air Force誌が両機の比較をまとめた。

価格はおよそ80百万ドルと大差ないものの類似点はそこまでだ。F-35はステルス機だがF-15はより高高度を高速ではるか先まで飛び、より多くの兵装を搭載できる。


だが同誌の分析ではロシア製S-400防空システムはF-35は20マイルでないと探知できないがF-15EXは200マイル先で探知してしまうという。

F-35の兵装搭載量は22千ポンドで高度上限は50千フィート、トップスピードのマッハ1.6で行動半径は670マイルだが、F-15EXは29.5千ポンドを積み、高度60千フィートで戦闘行動半径は1.1千マイル、最高速度はマッハ2.5だ。F-35の運行経費は時間あたり35千ドルだが、F-15EXは27千ドルだ。

新造イーグルの利点は既存のF-15飛行隊が迅速かつ安価に機種転換できることとの説明がある。

「USAFの説明ではF-15EXは既存機種の扱いとなる。部品の7割までがF-15CやE型と互換性があり、事実上すべての地上施設、シミュレーター他支援機材がそのまま使える。

「機体価格はF-35とほぼ同じだがF-15飛行隊がF-15EXへの機種転換を数週間で完了できるのに対し、F-35ではパイロット、整備要員、支援装備の転換に数ヶ月を要す」と同誌はまとめた。
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国防総省は空軍に対しF-15EX計8機を2020年度予算要求に盛り込むよう求めている。合計で12億ドルとなる。

空軍はこれと別に136機のF-15EXを2020年代中頃までに調達するといわれている。新造イーグルは1980年代製のF-15Cを運用する9個飛行隊に導入され、米国上空で防空任務につく。

F-15EXが搭載するセンサー類・エイビオニクスはF-15Cの性能を凌駕し、旧型より兵装搭載量も多い。金属疲労の進行で旧型F-15Cは「2030年まで持たない」と空軍少将デイビッド・クラムが同誌に語っている。

しかしながらF-15EXに批判的な筋にはロッキード事業に相当依存する選挙区出身の議員も顔を揃えている。空軍は2020年度にF-35をロッキードから48機調達したいとする。これまで毎年80機から100機を導入してきた空軍は例年通りの調達規模としたいのだが予算がないという。

空軍参謀総長デイヴィッド・ゴールドフェイン大将はDefense Newsに対し、F-15EX調達でF-35の1,700機調達に影響はないと述べていた。「両機種は補完性があり、それぞれが相手をもり立てる」

だがステルス性がないF-15では「国家防衛戦略で最大の懸念となる脅威環境で生存は期待できない」とデイヴィッド・デプチュラ退役空軍中将で以前はF-15パイロットで今はミッチェル研究所を主宰し、2019年2月11日にForbesの論説欄に寄稿している。

「中国、ロシアが急速に軍事力を整備し米国の戦略的優位性を脅かしている」とデプチュラは続け、「国防総省内に費用対効果だけを旗印に旧型機の調達を主張する声がある。だがこの機体は1960年代の原設計で1970年代に生産開始された機体だ。博物館行きと言って良い機体を導入して21世紀の軍事対決に臨むのは決定的な間違いではないか」

「空軍はF-15EX導入に頑なな態度だがF-35の調達規模1,763機が減るわけではない。しかるに空軍の予算要求はこれと別の考えのようだ」と専門家も論評している。「2020年度予算要求で空軍はF-35調達を今後5年間で24機減らすとしている」■

David Axe serves as Defense Editor of the National Interest. He is the author of the graphic novels  War Fix, War Is Boring and Machete Squad. This first appeared in April 2019.
Image: Boeing.


コメント: この論争の決着は次の戦場がどこになるか次第でしょう。技術の進展で戦闘機サイズのステルス機では早晩限界を露呈するでしょうが、一方F-15では新装備の捕捉性能に追随できなくなるのも事実です。ただし、中国、ロシア以外が相手となれば話は大きく変わります。みなさんはどう思いますか。それにしてもデプチュラ元中将は自身の過去と無関係に見事なまでのロジックで意見を主張していますね。さて、日本はこの動きをどう見るべきでしょうか

コメント

  1. ぼたんのちから2019年9月20日 11:29

    米国の軍事戦略が対テロから対中露に変わり、中露本土への侵攻の困難さが記事の問題の背景にある。
    地対空ミサイルの進歩は、第4世代戦闘機の残存性を脅かすほどになった。ロシアのS-400やS-300は第4世代機の脅威であり、ロシアの防空網を突破するには犠牲が多く、この損害に米軍は耐えられないと考えている。
    よって残存性の高いステルス戦闘機に頼ることになる。
    本来ならば、F-22の数を揃え、F-35を補助として使い、ステルス戦術攻撃機を開発・配備し、F-15/F-16を第1線から引退させるべきであったのだろうが、対テロ戦争とその出費はそれを許さなかった。
    くるみをハンマーで割るような対テロ戦争の戦略の誤りとそのツケが、今でも尾を引いているようだ。
    その結果、記事のような不毛な(失礼!)議論が続くことになる。
    国防総省は、F-35のステルスの有効性を、将来、維持できないと考えているのかもしれない。あるいは、兵器搭載量の低さを問題視しているのかもしれない。
    しかし、それらの解答は既に出ているのではなかろうか。ステルス随伴機は、一つの解決策であろう。
    中距離核戦力全廃条約(INF)の廃棄と各種中距離ミサイル開発・配備もある。
    また、対空ミサイルを無力化し、ステルス破りの技術が進展すれば、兵器搭載量の大きなF-15は、F-35を超えるかなり有効な戦力になるであろう。

    返信削除
  2. >金属疲労の進行で旧型F-15Cは「2030年まで持たない」と空軍少将デイビッド・クラムが同誌に語っている。

    結局これが全てで、性能上でのF-15EX・F-35対比はあまり意味がない。
    とっくの昔に「これからの戦争はGen.5ありき」で舵が切られている。
    しかしながら、現行F-15の減勢をF-35で補うには予算が追い付かない。
    かといって、一時的にしろfleetの(戦力の)縮小なんて認められない。
    では、「繋ぎ」になにか買うしかない、ってだけだと思うのですがね。
    どもこの件、どの記事を見ても、ウダウダと・・・

    返信削除

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