2026年5月19日火曜日

米国がキューバへの軍事行動に踏み切る可能性は意外に高い―背景にしぶとく米国の求める改革を拒み露中と連携しようとするハバナの姿勢がある

 

キューバは、米国の石油禁輸措置などが一因で停電に悩まされており、まもなく米国の軍事行動に直面する可能性がある。

トランプがキューバ攻撃に踏み切っても驚くに値しない

米政権が経済・政治で大幅改革を行うようキューバ政権への説得に苦戦する中で方針転換が出てきた

ランプ政権は、キューバへ軍事攻撃を行うかどうかという問題について、曖昧な態度を取り続けてきた。しかし、政権内で強硬措置を講じる意向が強まってきたと伝えられている。

数ヶ月前から著しい変化だ。当時は、当局者が主に経済的・外交的圧力を用いてハバナの共産主義政権を締め上げることに注力していた。

政権内でキューバに詳しい米国政府高官によると、ドナルド・トランプ大統領と側近たちは、燃料の供給を断つなどした米国の圧力キャンペーンにもかかわらず、キューバ指導部が重要な経済・政治改革に同意していないことに苛立ちを募らせているという。そのため、彼らは軍事オプションを以前よりも真剣に検討している。

「雰囲気は間違いなく変わった」と、協議に詳しい関係者は語った。この人物も、他の関係者と同様、デリケートな問題について話すため匿名を条件とした。「当初のキューバに対する考え方は、指導部が弱く、制裁執行の強化(実質的な石油封鎖)と、ヴェネズエラやイランにおける米国の明確な軍事的勝利を組み合わせれば、キューバを脅して合意に追い込めるというものだった。しかし、イラン情勢は思わぬ方向へ進み、キューバは当初考えられていたよりはるかに手強いことが証明されている。そのため、以前と異なり、軍事行動が現実的な選択肢として浮上している。」

報道によると、米国は故フィデル・カストロ元キューバ独裁者の弟で、94歳のラウル・カストロ元大統領を起訴する方向で動いている。これを受け、1月にヴェネズエラのニコラス・マドゥロ大統領に行ったのと同様の手法で、米国がカストロの拉致作戦を実行する可能性もあるとの憶測が広まっている。

しかし、米軍の計画担当者らは、1、2人の人物を拘束する以上の幅広い選択肢を検討していると、記者は聞いている。軍事行動の範囲は、政権を威嚇して譲歩を引き出すための単発の空爆から、政権を根絶やしにする地上侵攻に至るまで多岐にわたる可能性がある。

米南方軍はここ数週間、「一連の計画策定会議」を開催した――つまり、潜在的な軍事行動に向け作戦計画の草案作成を開始した――と、米政府高官および協議に詳しい関係者が記者に語った。

差し迫った行動はない。国防総省はこの地域に十分な戦力を保有している。人口1000万人のキューバは、フロリダ州の海岸からわずか90マイル(約145キロ)の距離にある。

極めてあり得ないシナリオの一つとしてキューバ亡命者の活用がある。「当局は、亡命者には応援団や厄介者としての役割以外には何もないと判断している。『ピッグス湾事件2.0』にはしない」と、その関係者は述べた。

ホワイトハウスの当局者は、キューバがまもなく「崩壊」し、「我々は彼らを助けるためにそこにいる」というトランプの主張を記者に改めて強調した。同高官は付け加えた。「最高司令官に最大限の選択肢を与えるための準備を整えるのは国防総省の役目だ。それは大統領が決定を下したという意味ではない。」

政権高官はすでに、軍事行動に向け広報の地ならしを進めている。

マルコ・ルビオ国務長官は先週のフォックス・ニュースとのインタビューで、不吉な予感をほのめかした。「彼らに機会を与える」と、国家安全保障担当補佐官も兼任するルビオ長官は述べた。「だが、それが実現するとは思わない。これらの人物が権力を握っている限り、我々がキューバの進路を変えることはできないだろう」

先週末、Axiosは、キューバが数百機の軍用ドローンを入手したこと、そしてワシントンとハバナの間で敵対行為が勃発した場合の活用方法について協議していたと報じた。国家安全保障アナリストには、この報道を、米国によるキューバへの軍事攻撃を正当化するためのリークと見る向きがある。在ワシントンのキューバ大使館は、記者のコメント要請に応じていない。

気まぐれなトランプが何をするかを予測するのは常に無謀なため、まだ予測史上カルシへ急いで向かうのは控えたほうがよいかもしれない。

また、イランとの戦争によりガソリン価格が急騰し、支持率が低下している現状を踏まえ、トランプ政治的な側面も考慮せざるを得ない。仮にキューバへの軍事作戦を実行するとしても、その規模は、彼が「MAGA(アメリカを再び偉大に)」支持者がどこまで許容するかと判断した結果に左右されるだろう。

「ごく小規模な作戦を試みるかもしれないが、もしそう考えているなら、達成できることをまた過大評価している可能性がある」と、キューバ担当の元CIA高官ブライアン・ラテルは述べた。

しかし、ここ数週間で、政権の対キューバ姿勢がますます強硬になっていることは疑いようがない。政権内部やその周辺からは、標的を絞ったメディアリークを含む米国の動きは、キューバ指導部に対する本気の苛立ちによるものだという話を聞いている。

「キューバ当局者は、自国がどれほど経済的に機能不全に陥っているかを十分に把握していないようだ」と、ある米政府高官は述べた。彼らは米国の圧力に対し、ホテルへの海外投資を認めるといった案を提示して応じているが、彼らの真の問題は老朽化した送電網など、構造的なものにある。

また、ハバナで誰が実際に実権を握っているのか、あるいはカストロ家がどれほどの権力を保持しているのかは、必ずしも明確ではないと、同高官は付け加えた。

「体制はあまりにも硬直しており、合意形成に依存している。彼らは現実離れした世界に生きており、キューバ国民のことを全く気にかけていない」と、この米国当局者は語った。

キューバ当局者はロシアに対し、追加支援を要請していると、この米国当局者は述べた。モスクワはすでに燃料を積んだタンカー1隻を送っており、米国は3月下旬に同船の島への入港を許可し、一時的な猶予を与えた。

キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領は月曜日、X(旧Twitter)に投稿し、米国によるキューバへの軍事攻撃は「計り知れない結果をもたらす大虐殺を招く」と述べた。

これは、焦りを明らかにしているトランプ政権の一連の最近の動きに対する反応と見られる。

ドローンに関する報道やラウル・カストロ起訴の可能性に加え、以下が含まれる:キューバに対する米国の制裁拡大;先週、ジョン・ラトクリフCIA長官が同島を訪問し、ハバナに要求を行ったことの公表;米国が同島上空での監視飛行を増加させているとの報道;そして、米国による1億ドルの支援提案に付帯する条件をめぐる米キューバ間の応酬。

国防総省当局者は記者のコメント要請に応じなかったが、国務省報道官は、キューバがテロリストや米国の敵対勢力の温床であるという政権側の主張を繰り返した。

ルビオ上院議員の公的なメッセージは、政権内部の思惑の変化に伴い変化してきた。

ルビオはキューバ移民の米国生まれの子であり、抑圧的で腐敗したハバナ政権を長年にわたり嫌悪してきた。しかし、ヴェネズエラへの石油輸出停止につながったヴェネズエラ作戦直後、ルビオは政治的変革よりもキューバにおける経済的変革の重要性を強調していた。

こうしたメッセージは、当時ルビオが、突発的な政治的崩壊による混乱を最小限に抑えるため、キューバにおいて慎重かつ計画的に進めたいと考えていたことを示唆していた。(あるいは、これこそがトランプが望んだことであり、ルビオが同調したのかもしれない。政権の広報担当者は、どちらの説についても記者に明言しなかった。)

その狙いは、現政権を説得し、本格的な経済改革を行わせることだった。そうした改革には、国有資産の民営化、キューバ国民へのインターネットアクセス拡大、そして外国資本の受け入れ拡大などが含まれる。

しかし、協議に詳しい関係者によると、ハバナ政権側はこうした動きを自らの存続に対する脅威と見なしていた。政権側の見解――全く根拠のないものではない――は、キューバの経済問題の多くは、数十年にわたる米国による経済制裁やその他米国の圧力に起因しているというものだ。また、経済改革を許容することが権威主義者の権力を弱体化させる可能性には、確かに前例がある

月日が経つにつれ、ルビオのメッセージは変化した。彼は経済改革に加え、政治改革も強調し始めた。最近では、具体的な言及を避けつつも、「権力者たち」を排除する必要性について語っている。

これは、彼の地元であるフロリダ州のキューバ系アメリカ人活動家たちをなだめるための政治的駆け引きではないと記者は聞いている。むしろ、ルビオはハバナの政権が更生不可能であるとますます確信するようになっている。

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ここ数週間で最も興味深いのは、ルビオがキューバが米国に対して国家安全保障上の脅威をもたらすとの主張を強めている点だろう。この主張は、南米軍司令部(SOUTHCOM)が提供した示唆に富む写真に裏付けられている。

この見解は政権内の他の関係者からも繰り返し出ており、彼らはハバナがモスクワや北京と結びついていることが特別な危険要因だとし、キューバが米国の「テロ支援国家」リストに載っている点を指摘している。(アナリスト多数は、キューバが米国に脅威を与えるという考えは極端に誇張されていると述べている)。

ラトクリフ長官の最近の訪問に関する背景情報を共有したCIA当局者によると、同長官は「キューバが、敵対勢力が我々の半球で敵対的な目的を推進するための足場として機能することは許されない」と明言したという。

キューバ情勢を注視する人々に警告したい。トランプ大統領がイランで苦戦しているからといって、対キューバ軍事作戦の実行を控えると信じるべきではない。

イランでの混乱により、大統領は新たな勝利を早急に手に入れたいと焦る可能性がある。彼はキューバを容易な勝利と見なすかもしれない。

元米政府高官やアナリストらは、それが誤算となる恐れがあると警告した。「現地には真の信奉者がいる」と、キューバ担当だった元国務省高官は述べた。

もちろん、単純ではない。決してそうではない。だが、それでトランプが止められることはめったにない。■


Yes, Trump Might Really Attack Cuba

The shift comes as administration officials struggle to convince the Cuban regime to make major economic and political changes.


Cuba is mired in blackouts caused in part by a U.S. oil blockade and may soon face American military action. | AFP via Getty Images/Yamil Lage

By Nahal Toosi05/18/2026 04:55 PM EDT

https://www.politico.com/news/magazine/2026/05/18/the-odds-of-trump-attacking-cuba-are-going-up-00926317


トランプがイラン空爆を中止下の歯同盟国首脳からの要請が理由だった ―その他イランを巡る最新情報(5月18日)

 

A U.S. Air Force F-16 Fighting Falcon prepares to receive fuel from a U.S. Air Force KC-135 Stratotanker in the U.S. Central Command Area of responsibility May 11, 2026. (U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Paige Weldon)ペイジ・ウェルドン軍曹

トランプは同盟国の要請でイラン空爆を中止したと主張(更新)

大統領は空爆が明日実施される予定だったと述べているが、大げさな威嚇を行った後、土壇場で撤回したとされるトランプの数多くの事例の一つに過ぎない


ナルド・トランプ大統領は月曜日、翌日実施予定だったと主張する空爆作戦を中止したと述べた。自身のソーシャルメディアへの投稿で、トランプは、戦争終結に向けた取り組みが進展していることを受け、湾岸アラブ諸国の同盟国との協議を経てこの決定を下したと語った。

「カタールのタミーム・ビン・ハマド・アル=サーニー首長、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン・アル=サウド王子、そしてアラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ザーイド・アル=ナヒヤーン大統領から、真剣な交渉が現在行われているため、明日予定されていたイラン・イスラム共和国への軍事攻撃を延期するよう要請を受けた」とトランプは「トゥルース・ソーシャル」で宣言し、さらに「偉大な指導者であり同盟国である彼らの見解では、米国のみならず中東諸国、さらにその先にある国々にとっても極めて受け入れ可能な合意が成立するだろう」と付け加えた。

「この合意には、重要な点として、イランへの核兵器供与は一切含まれない!」と大統領は強調した。「前述の指導者たちへの敬意に基づき、私はピート・ヘグセス国防長官、ダニエル・ケイン統合参謀本部議長、および米軍に対し、イランへ明日予定されていた攻撃は行わないよう指示した。ただし、受け入れ可能な合意が成立しなかった場合には、即座にイランに対する全面的な大規模攻撃を実行できる準備をしておくよう、さらに指示した。」

しかし、Axiosの記者バラク・ラヴィッドが指摘したように、「トランプは戦争が始まって以来、期限を延長し、イランへの計画された攻撃を少なくとも6回は延期してきた。」

したがって、この最新の声明に何らかの根拠があるのか、それとも問題を先送りするためのまた別の試みなのかは、まだ不明である。

戦争に関するトランプの最新の主張は、事態の展開が絶えず変化していることを浮き彫りにしている。同日早朝、Axios、イランが戦争終結に向けた合意案の改訂版を提示したと報じた。「しかしホワイトハウスは、これが有意義な改善とは見なせず、合意には不十分であると考えている」と、米政府高官および事情に詳しい情報筋を引用して伝えた。

争点は、イランの核開発の行方、特に濃縮ウランの備蓄だ。トランプ大統領の最終要求は、イランが核開発計画を一切放棄し、すでに保有している濃縮ウランも引き渡すことである。一方、イランはウラン濃縮の権利を有しており、既存の物質を一切引き渡すつもりはないと主張している。また、テヘランによる海峡支配、弾道ミサイルやドローンの保有、そして代理勢力への支援も、その他の争点となっている。

米当局者によると、トランプ大統領は戦争を終結させるための合意を望んでいるが、「イランが大統領の要求の大部分を拒否し、核計画に関して実質的な譲歩を拒んでいる」ため、戦争再開も検討している、とAxiosは付け加えた。「米当局者2名によると、トランプ大統領は火曜日にシチュエーションルームで国家安全保障チームのトップを招集し、軍事オプションを協議する見込みだ」

Axiosは、イランが姿勢を変えない場合、米国は「爆弾を通じて」交渉を続けざるを得ないとある米政府高官が述べたと報じた。

一方、イラン外務省のエスマイル・バガエイ報道官は月曜日、記者団に対し、同国の「核濃縮は『既存の』権利である」と述べ、テヘランが姿勢を軟化させるつもりはないことを示唆した。それでもバガエイは、パキスタンの仲介を通じて米国との交渉が依然として続いていることも説明した。

これらの一連の動きは、米国とイスラエルがイランへの攻撃再開に向け、これまでで最も激しい準備を進めており、早ければ今週にも実行される可能性があるという報道を背景に起きている。中東の当局者2人が金曜日にニューヨーク・タイムズ に語った。

こうした月曜日の応酬は、トランプ大統領がテヘランに対し「イランにとって、時計の針は刻々と進んでいる。早急に動き出したほうがよい。さもないと、彼らには何も残らないだろう。時間は命だ!」と新たな警告を発した翌日に起きた。

トランプ氏による新たな脅威を受けて、イランは必要であれば米国やイスラエルに対する防衛態勢を整えていると主張している。

イランの国営メディア『IRIB』がX(旧Twitter)に投稿した内容によると、イラン外務省のエスマイル・バガエイ報道官は、「もし再びイランに侵略が行われた場合、イラン軍は敵に対して新たな#サプライズを用意している」と警告した。「敵の矛盾した行動や脅威は、我々を混乱させたり怖がらせたりすることはない」

米国とイランの間の強硬な言い合いには、明らかにある程度の虚勢も含まれている。双方が、相手の要求に屈したように見られず前進する道を探っているからだ。交渉の進展を理由に攻撃を控えているというトランプ氏の主張も、その一例かもしれない。しかし、こうした見せかけの駆け引きに費やす時間はやがて尽き、今週がその転換点となる可能性がある。

更新:午後5時53分(米国東部夏時間) –

新たな衛星画像により、米・イスラエルによるイラン海軍への爆撃作戦によって、イラン艦船3隻が損傷を受けたことが明らかになった。

5月17日付のシャヒード・バホナル港の衛星画像には、イラン海軍の前方基地艦IRIS マクランが、甲板に大きな穴が開き、その他にも甚大な損傷を受けている様子が写っている。

また、画像には、イラン革命防衛隊(IRGC)海軍の前方基地艦IRIS シャヒド・マハダヴィが沈没した様子が映っている。

5月12日付の衛星画像には、ペルシャ湾に展開していたイラン海軍の前方基地艦「IRIS コルデスタンも写っており、空爆により軽度から中程度の損傷を受けている。

イスラエルの『N12』ニュースがX(旧Twitter)で報じたところによると、現在ベン・グリオン空港に展開している数十機の米空軍給油機は、少なくとも今年末までイスラエルに留まる見込みだ。

同メディアは、「米軍そのものではなく、これらの航空機の存在がベン・グリオン空港で重大な運用上の困難を引き起こしている。空港内のほぼあらゆる場所に駐機されているためだ」と付け加えた。

【その他最新情報】


イランは保険料の名目で通行料を聴衆すべく政府機関ペルシア湾海峡庁を立ち上げ

月曜日、イラン最高国家安全保障会議は、新たに設立されたイ「ペルシャ湾海峡庁(PGSA)」が、同海峡における作戦や最新動向に関する「リアルタイムの更新情報」を提供すると発表した。同海峡は、平時において世界の石油・ガスの約20%が通過する重要な要衝である。

PGSAに関するこの発表は、イランが「ホルムズ海峡を通過しようとする海運会社向けに、ビットコインを裏付けとした保険サービスを開始した」というニュースに続くものである。ブルームバーグ・ニュースが報じたところによると、準公式ファルス通信が、イラン経済・財務省から入手した文書があると主張している。

「ホルムズ・セーフ」と名付けられたこのサービスについて、ブルームバーグは「イラン政府は、イスラム共和国に100億ドル以上の収益をもたらす可能性があると述べている」と指摘し、ファルス通信がサービスの実施時期や仕組みの詳細を明らかにしていないと付け加えた。

この取り組みは、ホルムズ海峡の通過に課す料金を「通行料」と呼ぶことを回避する手段であると広く見られている。

「イラン政権は、海上保険契約を装って通行料制度を導入しており、ホルムズ海峡に対するイランの支配を正常化・強固にする取り組みの一環として、ペルシャ湾の船舶に対し引き続き報奨や脅迫を行使している」と、戦争研究所(Institute for the Study of War)は指摘した。「この制度は、『海上保険契約』という枠組みで提示することで、露骨な『通行料』より受け入れられやすいように設計されているようだ。保険とはイランによる攻撃から船舶を保護するものである」

ホワイトハウスの当局者は「大統領が述べたように、同海峡は国際水域であり、我々はイランが同海峡で通行料を徴収したり、海峡を通る交通を支配しようとする違法な体制を常態化させたりすることを許さない」と語った。

同海峡での活動強化とPGSAは月曜日にX(旧Twitter)のアカウントを開設した。

「ペルシャ湾海峡庁(PGSA)は、ホルムズ海峡の通過および航行を管理する、イラン・イスラム共和国の法的実体かつ代表機関である」とPGSAは主張している。「以前、イラン・イスラム共和国の軍および当局によって定められたホルムズ海峡の境界内での航行は、これらの機関との完全な調整を条件とし、許可なしでの通過は違法とみなされる。」

イランは、ホルムズ海峡地域の作戦指揮権を、イラン海軍とイスラム革命防衛隊(IRGC)海軍の間で分担している。

「マクラン沿岸からホルムズ海峡まではイラン海軍が、ホルムズ海峡とペルシャ湾はIRGC海軍が管轄している」と、イラン国営のニュースメディア『IRIB』がX上で発表した。

イランは原油生産を減産か

米国による港湾封鎖が続いているにもかかわらず、イランは依然としてタンカーへの原油積み込みを行っている。「(現時点では)ハルグ島ではないが」と、Bloombergのコモディティ・エナジー担当コラムニスト、ハビエル・ブラスはXで報じた。「代わりに、ホルムズ海峡の外側(だが米海軍の封鎖ライン内)にある代替ターミナル、ジャスクでタンカー積み込みを行っている。」

TankerTrackers.comはXへの投稿で、「実際には米海軍の封鎖圏内に稼働可能な空タンカーが多数存在するが、イランはすでに石油生産量を消費量および陸上での在庫積み増しに合わせるように減らしている。現時点では、貯蔵状況は深刻ではないようだ」と述べた。

以前報じた通り、封鎖の主な目的の一つは、石油貯蔵能力への脅威を含め、イランに経済的打撃を与えることにある。

パキスタンがサウジアラビア防衛に部隊派遣

パキスタンは、報道によると不安定な停戦状態下にあるサウジアラビアの防衛を支援するため、数千人の兵士、戦闘機、防空システムを同国に展開した。

ロイター通信によると、パキスタンが相互援助協定に基づき提供した装備には中国製兵器も含まれている。同国は「約16機の飛行隊をフル編成で展開」しており、大半は4月上旬にサウジアラビアへ派遣されたJF-17サンダー戦闘機である。また、パキスタンは「ドローン2個飛行隊」も派遣したとロイターは報じ、イスラマバードはさらに兵士を増派し、中国製のHQ-9長距離地対空ミサイルシステムも送る可能性があると付け加えた。

同メディアは、これらの装備はパキスタン人要員によって運用され、サウジアラビアが資金を提供していると指摘した。これが配備に関するものなのか、それともハードウェアそのものに関するものなのか、その正確な意味は依然として不明である。

今年初め、当サイトは、同戦闘機に関する協議が進められており、その代金はイスラマバードがサウジアラビアから借り入れた数十億ドルの融資の一部を充当して支払われる可能性があることを報じた。しかし、当時、戦争勃発直前の段階では、特に重要な時期に米国との亀裂を招く恐れがあることを考慮すると、サウジアラビアがサンダーのような軽量戦闘機を本当に欲しがっているのかさえ不明だった。過去数ヶ月間、サウジアラビアには米国製のF-35が提案されており(詳細はこちらを参照)、同国はF-15SAやタイフーンといった先進的な戦闘機を運用している。

JF-17は中国の成都航空機工業(CAIC)とパキスタン航空複合体(PAC)が共同開発し、最初の試作機は2003年に初飛行を果たした。同機は、ロシア設計のRD-93ターボファンエンジン1基を搭載している。これは、双発のMiG-29フルクラムに搭載されているRD-33の改良型。おそらく、JF-17はドローンや巡航ミサイルによる攻撃からサウジアラビアの空域を守る役割を果たすことになるだろうが、現時点ではその点についても完全には明らかではない。

Pakistan's Air Force fighter JF-17 fighter jets fly past during the multinational naval exercise AMAN-25 in the Arabian Sea near Pakistan's port city of Karachi on February 10, 2025, as more than 50 countries participating with ships and observers. (Photo by Asif HASSAN / AFP) (Photo by ASIF HASSAN/AFP via Getty Images)2025年2月10日、パキスタンの港湾都市カラチ近郊のアラビア海で行われた多国籍海軍演習「AMAN-25」において、パキスタン空軍のJF-17戦闘機が飛行する様子。(写真:Asif HASSAN / AFP) ASIF HASSAN

イラン代理勢力が引き続き各国を攻撃中、UAE原子炉も標的に

停戦が不安定な状況において、イラン代理勢力がアラブ湾岸諸国へ攻撃を行っている可能性がある。日曜日、アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアの両国は、ドローン攻撃を受けたと発表した。UAE当局者は、攻撃はイランまたはその代理勢力により行われたと述べた一方、サウジアラビア側は、イラクから発射されたドローンによる攻撃を受けたと主張した。

UAE国防省は、同国に向けて発射された3機のドローンのうち1機が、バラカ原子力発電所の内周フェンスの外側にある発電機を直撃したと発表した。同省によると、他の2機のドローンは迎撃されたという。

同国防省はX(旧Twitter)での声明で、ドローンが「西方国境方面から国内に侵入した」と述べたが、責任の所在については言及しなかった。UAE当局はその後、これを更新し、ドローンは「イランまたはその代理組織によって発射された」ものであり、当局者が「危険な事態の悪化」と呼ぶ事態であると述べた。イエメンのフーシ派反政府勢力はUAEの南西部で活動しており、イランが支援する複数の民兵組織は同国の北西に位置するイラクで活動している。

UAE国防省は、「いかなる脅威にも対応する万全の準備を整えており、主権、安全保障、安定を守り、国益と成果を保護する形で、国の安全を損なういかなる試みにも断固として立ち向かう」と強調した。

国際原子力機関(IAEA)はX(旧Twitter)への投稿で、この事件に対し「深刻な懸念」を表明し、原子力安全を脅かす軍事活動は容認できないと述べた。同機関の事務局長は、「原子力事故の危険を回避するため、あらゆる原子力発電所付近での最大限の軍事的自制を求める」との呼びかけを繰り返した。

パキスタンは月曜日、UAEの原子力発電所へのドローン攻撃を「強く非難」した。

パキスタン外務省はXへの投稿で、「原子力施設に対するいかなる意図的な攻撃も、国際人道法、国連憲章、および国際原子力機関(IAEA)の規約や決議に明記された原子力安全・保安の基本原則を含む、国際法に対する重大な違反を構成する」と述べた。「いかなる状況下においても、原子力施設を標的にしてはならない。このような無謀な行動は、人命、環境、そして地域および世界の平和と安全に対し、壊滅的で取り返しのつかない結果をもたらす可能性がある。」パキスタンのこの非難は、停戦がますます危うくなる中、停滞しつつある和平プロセスを維持しようとする最中に発せられた。

サウジアラビアも日曜日、ドローンによる攻撃を受けたと発表したものの、発射元については言及しなかった。

サウジアラビア国防省はX(旧Twitter)で、同省公式報道官のトゥルキ・アル・マリキ少将が「日曜日の朝…イラク領空からサウジアラビア領空に侵入したドローン3機を撃墜した」と述べたことを明らかにした。アル=マリキ少将は、「国防省は適切な時期と場所で対応する権利を留保しており、王国の主権、安全保障、および領土内の市民や居住者の安全を侵害しようとするいかなる試みに対しても、必要なすべての作戦措置を講じ、実施する」と断言した。

イラクには、同国内の米国および同盟国の施設を攻撃している、イランと関連する代理組織が存在する。

月曜日、イランのアッバス・アラグチ外相は、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン外相と電話会談を行った。イラン外務省によると、両者は停戦開始以来7回目となる今回の電話会談で、進行中の外交プロセスおよび地域の最新情勢に関する諸問題について協議した。

イスラエルはイラク国内に航空機地を確保していた

ニューヨーク・タイムズは、イスラエルがイランに対する空爆作戦を支援するため、イラクに少なくとも2か所目の基地を設立したと報じている。以前にも指摘した通り、最初の基地の存在はウォール・ストリート・ジャーナルによって報じられていた

同紙の記事によると、今回報じられた基地は現在の紛争以前に設置されたもので、昨年のイスラエルとイランの間の12日間戦争の際に使用されていたという。同紙はまた、基地の秘密保持を図る中で、あるベドウィンの羊飼いが基地に偶然立ち入り、ヘリコプターの銃撃を受けて死亡したと報じている。

この『タイムズ』紙の報道は、我々が以前報じたイスラエルが12日戦争中にイラクに施設を構築した可能性が高いという内容と一致する。当時、我々は将来的に同様の事態が再び起こり得ると予測していた。

以前にも指摘した通り、イスラエルは今回の紛争において、ジャーナルが報じたこの基地を利用して、部隊や装備を配置し、必要に応じて撃墜されたパイロットのための戦闘捜索救難活動を行っていた。

レバノン政府との停戦合意が成立しているにもかかわらず、イスラエルは同国南部で軍事的な存在感を強めているヒズボラの目標への攻撃を続けている。■

ハワード・アルトマン

シニア・スタッフライター

ハワードは『The War Zone』のシニア・スタッフライターであり、『Military Times』の元シニア・マネージング・エディターである。それ以前は、『Tampa Bay Times』のシニア・ライターとして軍事問題を担当していた。ハワードの記事は、『Yahoo News』、『RealClearDefense』、『Air Force Times』など、様々な媒体に掲載されている。


Trump Claims He Called Off Imminent Iran Bombing Campaign At Behest Of Allies (Updated)

The president says the strikes were set for tomorrow, but it's one of many times Trump made grand threats then supposedly pulled back at the last moment.

Howard Altman

Updated May 18, 2026 6:09 PM EDT

https://www.twz.com/news-features/trump-claims-he-called-off-immanent-iran-bombing-campaign-at-behest-of-allies


2026年5月18日月曜日

インドネシアに「もがみ」級フリゲートを防衛省がトップセールス中。潜水艦にも同国が感心示す。防衛装備品輸出での知見を高めていく日本。

 Indonesia Confirms Mogami Frigates and Submarine Offers from Japan

横須賀の「くまの」艦上で会談するインドネシアと日本の防衛相(2025年)。防衛省。

日本が「もがみ」級フリゲート・潜水艦をインドネシアへ提案中

  • Naval News

  • 2026年5月14日公開

  • ファウザン・マルフティ

日本政府は、武器輸出規制の緩和および地域の地政学的状況を背景に、ジャカルタとの安全保障協力を深化させようとしており、インドネシアに「もがみ級」フリゲートおよび潜水艦の提供を提案している。

4月11日、インドネシア海軍(TNI AL)のムハンマド・アリ海軍大将 Admiral Muhammad Aliは、日本がインドネシアに対し「もがみ」級フリゲートおよび潜水艦の提供を提案していることを確認した。同大将によると、提案は小泉進次郎防衛大臣とシャフリー・ジャムスディンSjafrie Sjamsoeddin国防相との最近の会談で伝えられた。

アリ提督によれば提案はインドネシア国防省が協議・検討中で、最終決定は同省によって下される。

なお、小泉大臣は5月3日と4日にインドネシアを訪問し、シャフリー大臣と両国の海上抑止力強化を目的とした装備・技術パートナーシップを含む新たな防衛協力協定に署名した

調印式において、小泉大臣は日本の武器輸出規制を緩和する最近の決定について説明し、一方、シャフリー大臣は、日本が改定した武器移転枠組みの中で、実務的な協力を模索する用意があることを表明した。

改定された枠組みにより、インドネシアを含む既存の防衛技術協定を結んでいるパートナー国への、軍艦やミサイルを含む致死性軍事装備の輸出が可能となる。

Naval Newsによるコメント

インドネシアへの「もがみ級」フリゲート艦の売却の可能性に関する報道は、少なくとも2021年、ジャカルタと東京が「防衛装備品・技術移転に関する協定」に署名して以来、何度も流れている。それ以来、日本はインドネシアの軍や政府の高官に同級艦を積極的に紹介してきた。

注目すべきは、もがみ級フリゲート少なくとも2隻がインドネシアに寄港している点だ。JSくまの(FFM-2)は2023年に、JSやはぎ(FFM-5)は2025年に寄港した。

さらに、2025年に別々の日程で横須賀を訪問した際、シャフリー国防相とアリ海軍大将がJSくまのに乗艦しており、これは日本がインドネシアに対し「もがみ級」を推進することに強い関心を持っていることをさらに示している。

横須賀で2隻の「おやしお」級潜水艦の前でポーズをとるインドネシア海軍関係者(2025年)。TNI AL提供の写真。

潜水艦の提案に関しては、具体的にどの型が提案されているかについて公式発表はない。しかし、本誌取材によると、インドネシアは中古の大鮫級潜水艦の取得に関心を正式に表明しているという。横須賀訪問中、アリ提督は同級6番艦である「なるしお」(SS-595)に乗艦した。

一方、シャフリー国防相は「たいげい」型潜水艦の「じんげい」(SS-515)に乗艦した。

横須賀の「じんげい」に搭乗するインドネシアと日本の国防相(2025年)。インドネシア国防省提供の写真。

日本がインドネシアに対し「もがみ級」フリゲート艦の販売を推進しているのは、同設計が国際的に注目を集めているためだ。2025年8月、オーストラリアは改もがみ級をオーストラリア海軍の次期汎用フリゲート艦計画で優先プラットフォームに選定したほか、ニュージーランドも英国の「タイプ31」と並び、次期フリゲート艦要件として同艦を検討中である。

また、最近の報道によると、米国防総省が米海軍に対し、日本および韓国の造船所や海軍艦艇の設計を調査するよう要請したことから、もがみ級への関心は米国にも広がる可能性がある。■

ファウザン・マルフティ

ファウザン・マルフティ氏は、インドネシアのジャカルタを拠点とする防衛アナリストである。軍事、近代化、外交に強い関心を持つ同氏は、インドネシアの防衛情勢について数多くの記事を執筆している。また、インドネシアの防衛関連事項を議論することに焦点を当てた英語圏向けのTwitterアカウントも運営している。


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