C-2Aグレイハウンドが最後の空母運用を完了
米海軍当局への取材や各種報道(Janesなど)によると、2026年6月25日、第40艦隊後方支援飛行隊(通称:ローハイズ)所属のC-2Aグレイハウンドが、空母「ニミッツ」で最後の着艦およびカタパルト発艦を実施した。
最終フライトには、ノーフォーク合同部隊司令官兼米第2艦隊司令官のダグ・ペリー海軍中将や報道陣も搭乗した。今回の運用をもってC-2Aによる空母着艦はすべて終了となり、同機は今年後半の完全退役に向けて残りの地上飛行を続ける予定である。これにより、約60年間にわたり米空母の兵站を支え続けた歴史に幕が下りる。
新旧の艦載輸送機:性能と特徴の比較
後継機となるティルトローター機CMV-22Bオスプレイは2021年に初期作戦能力(IOC)を達成しており、海軍は最終的に44機の調達を計画している。C-2AとCMV-22Bには異なる強みと弱みがある。
海軍高官らは、オスプレイの柔軟な運用能力(滑走路のない場所への着陸や長距離作戦への対応など)を「ゲームチェンジャー」として高く評価してきた。特にC-2Aではハードルが高かった夜間の空母着艦や空中給油能力を備えている点が、現代の分散型海上作戦において大きな強みとなっている。
移行期における課題と今後の展望
一方で、この世代交代は順風満帆だったわけではない。2023年に日本沖で発生した空軍型CV-22の墜落事故を受け、オスプレイ全機が一時飛行停止となった際には、C-2Aが急遽その穴を埋める形で任務を維持した経緯がある。
その後、機械的な改修を経て2026年1月からは飛行制限の解除が進められてきたものの、国防総省の試験部門などからは運用能力に関し厳しい指摘もなされている。
今後の見通し
抜群の安定性と実績を誇った「働き者」C-2Aが退役を迎えるいま、初期不良や制限を抱えたままCMV-22Bが、失敗の許されない空母打撃群の補給任務を単独で背負っていくことになる。新時代のロジスティクスが真価を問われるのはこれからだ。
この記事は
The C-2 Greyhound Has Made Its Last Landing Aboard A Carrier
It's truly the end of an era for naval aviation as the C-2's carrier onboard delivery role has now been turned over to the CMV-22 Osprey.
Updated Jun 29, 2026 4:50 PM EDT
https://www.twz.com/air/the-c-2-greyhound-has-trapped-aboard-a-carrier-for-the-last-time
から再構成しました。