2026年6月30日火曜日

沖縄駐留海兵隊に対艦・対ドローン装備品が配備され海兵沿岸連隊の戦力増が進んでいる

 

沖縄駐留海兵隊に対艦・対ドローン装備品が配備された

縄に駐留する米海兵隊に、敵艦船を撃破するため新たな火力が追加された。第3海兵師団は21日夜、第12海兵沿岸連隊(MLR)が海兵隊の最新兵器「海軍・海兵隊遠征艦船阻止システム(NMESIS)」および「海兵隊防空統合システム(MADIS)」を受領したと発表した。MLRは、敵が近接する「紛争状態にある沿岸環境(すなわち島嶼地域)」での戦闘を想定して組織された新しい部隊編成で実戦において、約2000名の兵員で構成される第12海兵沿岸連隊は、島嶼戦における前方展開部隊としての役割を担う。敵の偵察に対抗しつつ、周辺海域を航行・通過しようとする敵軍艦を撃破するに足る火力を備えている。

これら2つの兵器プラットフォームの配備は、対中国を念頭に置いた太平洋地域の軍隊再編の一環である。NMESISは、統合軽戦術車両(JLTV)に搭載された遠隔操作式のプラットフォームで、海軍ストライク・ミサイル(NSM)を発射する。射程は約115マイル(約185キロメートル)に及び、沿岸からの対艦能力として高い効果を発揮する。日本への同システムの配備は、国家間の衝突(特に大規模な島嶼戦)に主眼を置いた海兵隊の「フォース・デザイン(部隊構造改革)イニシアチブ」で以前から計画されていた。

一方で、MADISはこれを補完する防御措置として機能する。この地対空兵器システムは、低空飛行する航空機やドローンを撃破することを目的としている。

戦略国際問題研究所(CSIS)のシニアアドバイザーで、退役海兵隊大佐のマーク・カンシアンは、今回の配備によって第12海兵沿岸連隊の能力が大幅に強化されると指摘する。カンシアン氏はTask & Purposeに対し、「NMESISの現地配備は、海兵沿岸連隊の骨格となる極めて重要な意味がある」と語った。「最も重要な対艦ミサイルと、防空を担う部分の2つが鍵となる」。

米国は東アジア周辺で軍事力を強化しており、新型戦闘機の日本派遣、在韓米軍の航空飛行隊の増強、南シナ海周辺でのパートナー国との大規模な共同演習などを展開している。カンシアンによると、地対艦ミサイルNMESISの配備は、米軍に「高い機動性と隠蔽性」という独自の強みをもたらすという。同氏は、水上艦艇が非常に脆弱であるのに対し、NMESISやMADISは脅威を察知した際に迅速かつ比較的容易に移動できる点がメリットとなると主張する。

カンシアンは、中国との衝突が発生した場合に、これらの対艦兵器を台湾やフィリピンの近くへいかに迅速に移動できるかが極めて重要な課題だと指摘する。沖縄の地理的・戦略的価値は高いとはいえ、競合海域における国同士の本格的な戦闘で役立てるためには、兵器を速やかに再展開する必要があるという。

ハワイの第3海兵沿岸連隊には2024年末に両システムが初めて配備されており、過去には演習のために一時的に日本へ持ち込まれたこともある(昨年秋の共同演習「レゾリュート・ドラゴン25」など)。演習の大部分は、沿岸防衛のために同システムを島嶼部へ迅速に展開する訓練に費やされた。これは、部隊が火砲やミサイル防空システムを迅速に積み込み、輸送し、実戦配備する、近年の米軍の訓練傾向を反映したものである。

直近では、第3海兵沿岸連隊が今春、フィリピンでの共同演習「バリカタン2026」にMADISとNMESISを投入した。そこでは海兵隊員が陸軍および空軍の要員と連携し、NMESISシステムを輸送船や貨物機に迅速に積み込み、空路および海路での再展開の手順を訓練した。■


上記記事はTask & PurposeのMarines in Okinawa receive anti-ship and counter-drone weapons systems/Nicholas Slayton/Published Jun 23, 2026 7:00 AM EDTをもとに再構成したものです。



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