2026年6月21日日曜日

英国による影の船団への乗船検査直後にロシア艦が英仏海峡で民間船を警告射撃―影の船団がロシアの経済を支えているためロシア海軍も必死です。逆ギレしたロシアは要注意ですが、海軍はかなり悲惨な状態のようです

 

影の船団への乗船検査直後にロシアフリゲート艦が英仏海峡で民間船に警告射撃していた

Russian Frigate Opens Fire With Warning Shots in the English Channel

https://theaviationist.com/2026/06/16/russian-frigate-opens-fire-with-warning-shots-in-the-english-channel/

Russian Warship Warning Shot English Channel

写真:ロシアのフリゲート艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(手前)を監視するRFAタイドフォース(背景)。(画像提供:Crown Copyright 2026)

ワイト島の南約20海里の公海上で軍艦アドミラル・グリゴロヴィチの近くを民間ヨットが航行していた。英国夏時間(BST)11時40分頃に発生したと報じられている

国がロシアの「影の船団」所属とされる船舶へ初の乗船検査を実施して数日後に発生した。フリゲート艦アドミラル・グリゴロヴィチは、NATO加盟国の近くを通過する船舶を護衛する任務をロシア海軍から命じられていたとみられている。同艦は、乗船検査に直接介入してはいないものの、その存在自体が、ロシア関連の貨物船を拿捕しようとする計画に対して、間違いなく一定の抑止力となっている。

BBCニュースによると、両事件の発生時期は近いものの、英国政府は現時点では、この新たな出来事を2026年6月14日の「スミルトス」乗船検査とは関連付けないと見ている。

警告射撃は、フリゲート艦が民間ヨットに対して「音声による警告」を行った後に発射されたとされている。ロシア側は、その民間ヨットが40フィートの帆船『Bright Future』であったと主張している。公式声明によると、警告射撃や照明弾、音声による警告は、国際的に認められたVHF周波数での無線呼びかけに対し、民間船が進路を変更しなかった後にのみ行われたという。

ヨットからの初期の報告では、事件はロシア軍艦から約500ヤードの地点で発生したとされていたが、ロシア側の公式声明では距離を150メートル(164ヤード)としている。また、声明では、当時ヨットは帆ではなくエンジンを使用していたとされており、これが事実であれば、乗組員は船の速度や進路を細かく制御できたことになる。スカイニュースによる未確認の情報によると、フリゲート艦自体に技術的な問題があり、機動性が制限されていたという。

イギリス海軍の哨戒艦HMS マージーHMS タインは、英国領海周辺での通常任務の一環でアドミラル・グリゴロヴィチを監視していた。哨戒艦は事件を目撃したとされ、その後、HMS タインブライト・フューチャーへ小艇を派遣し、乗組員の安全を確認するとともに、事件に関する彼らの見解を記録したものとみられる。ヨットの乗船者や船体に負傷者や損傷は報告されておらず、警告射撃は――ほとんどの軍隊の手順通り――船舶から十分に離れた場所を狙って行われたとされる。

2025年10月28日、スコットランド沖でHMS「タイン」が確認された。(画像提供:LPhot Daniel Bladen/Crown Copyright 2025)

英国国防省は、現在もこの事件の調査を続けているため、これまでのところ限定的なコメントにとどまっている。

アドミラル・グリゴロヴィチとは

プロジェクト11356R型フリゲートで、同級初号艦であるアドミラル・グリゴロヴィチは、2016年3月にロシア海軍に就役した。排水量4000トン級で名目上は黒海艦隊に配属されているが、アドミラル・グリゴロヴィチは、ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まってから、黒海に戻っていない。その結果、同艦は地中海や大西洋でNATO艦艇の尾行で常連となっている。

同級艦は、そのサイズにしては充実した武装を備えており、100mm AK-190主砲、防空ミサイル用垂直発射システム(VLS)セル24基、巡航ミサイル用VLSセル8基、AK-630近接防御兵器システム(CIWS)2基、そして特徴的なRBU-6000「スメルチ-2」対潜ロケット発射装置を誇っている。

ロシアに加え、インドも同級艦を2隻運用している。これらは当初ロシアでの使用を目的としていたが、2014年以降、ウクライナが動力源となるガスタービンの供給を停止した。ロシア製の代替品も検討されたが、未完成艦の2隻はインドに売却された。インドはウクライナ製のガスタービンを入手することに成功し、これらはロシアの造船所で艦艇に搭載された。■

著者:カイ・グリート

カイは、英国コーンウォールを拠点とする航空愛好家であり、フリーランスの写真家兼ライターである。ファルマス大学で報道・編集写真学の学士号(優等)を取得している。その写真作品は、国内外で認知された数多くの組織やニュース媒体で紹介されており、2022年にはコーンウォールの歴史に焦点を当てた書籍を自費出版した。航空のあらゆる側面に加え、軍事作戦・歴史、国際関係、政治、諜報、宇宙分野にも情熱を注いでいる。

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