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2026年9月2日水曜日

民生電力網に頼れない―米陸軍は基地内にマイクロ原子炉を導入すべく民間5社に設置を求める―世界では原子力の重要性が改めて認識されていますが、日本では電力会社の失敗により議論そのものに蓋をしています。これでいいのでしょうか

 Fort Hood is one of five bases the Army chose as a location for a nuclear microreactor.

フォート・フッドは、陸軍が核マイクロリアクターの設置場所として選定した5つの基地のうちの1つ U.S. Army / Eric Franklin

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米陸軍が基地内にマイクロ原子炉を建設する5社を選定、新規契は約20億ドル規模

Army selects 5 companies to build nuclear microreactors on bases, under new $2 billion deal


基地内にマイクロリアクター20基のを設置する計画は、ウラン濃縮の供給不足を背景に打ち出された

  • Defence One

  • トーマス・ノヴェリーシニア・レポーター

  • 2026年8月26日 午前10:00(米国東部時間)

  • https://www.defenseone.com/business/2026/08/army-selects-5-companies-build-nuclear-microreactors-bases-under-new-2-billion-deal/415653/?oref=d1-featured-river-top

陸軍は、エナジー自立を図る一環として、米軍基地にマイクロ原子炉を建設する5社を選定したが、問題は依然としてこうしたプロジェクトが輸入濃縮ウランに大きく依存していることだ。

陸軍と国防革新ユニット(DIU)は、昨年ワシントンD.C.で開催された米国陸軍協会(AUSA)会議で「プロジェクト・ジャナス」と名付けられたこのイニシアチブを発表した。現在、当局は、陸軍基地でのマイクロ原子炉技術の構築に向け、固定価格のマイルストーンを定めた「マイルストーン型その他の取引権限(OTA)」契約を通じて、選定された5社に合計で最大22億ドルを交付している。水曜日に発表された参加企業と基地は以下の通りである:

  • アンタレス・ニュークリア(Antares Nuclear, Inc.) – ノースカロライナ州フォートブラッグ

  • BWXTアドバンスト・テクノロジーズ(BWXT Advanced Technologies, LLC) – ケンタッキー州フォートキャンベル

  • ジェネラル・アトミックス・エレクトロマグネティックシステムズ(General Atomics Electromagnetic Systems) – テキサス州フォートフッド

  • ラディアント・インダストリーズ(Radiant Industries, Inc.) – ジョージア州フォートベニング

  • ウェスティングハウス・ガバメント・サービス(Westinghouse Government Services) – ニューヨーク州フォートドラム

「国内の電力網は紛争時に潜在的なリスクにさらされる可能性があることが分かっています。また、化石燃料を必要な場所へ容易に輸送できるとは限らないことも分かっています」と、陸軍施設・エナジー・環境担当首席次官補のジェフ・ワクスマンは述べた。「現時点では、陸軍が保有するすべての重要インフラは、主にディーゼル燃料など液状化石燃料に依存している。そのため、原子力エナジーは陸軍にとってまさに画期的な転換点となるのだ」。

ジャナス・プロジェクトは、各企業からの追加の民間投資により、各基地に最大20基のマイクロ原子炉が設置される見込みだとしている。このサービス競争は、2028年までに陸軍施設へ小型原子力発電所を納入する正式プログラムへの道を開くものである。現在、米国には稼働中のマイクロ原子炉はなく、米国が濃縮しているウランは世界の供給量のごくわずかな割合に過ぎない。エナジー省と国家核安全保障局による供給量の拡大および高品位低濃縮ウラン(HALEU)の生産に向けた取り組みは、現在も進行中である。しかし、軍当局者は、サプライチェーンの問題がマイクロ原子炉計画を遅らせることはないとの楽観的な見方を維持している。

「最も進捗の早い原子炉に必要なウランを確保できるよう、十分な優先順位付けが行われると期待している」とワクスマンは述べ、マイクロ原子炉の取り組みが「おそらく、国家としての供給能力の限界を超えることになる」と認めた。

「これはまさに政府全体を挙げての取り組みだ。我々は米エナジー省や国家核安全保障局(NNSA)の関係者と非常に緊密に連携し、新たな濃縮能力の確立を目指している。また、備蓄から必要なものを供給できるよう全力を尽くし、さらに、このプログラムの後半の原子炉向けに、HALEUの一部を供給できる新たな濃縮能力を確保できることを期待している。」

11月、陸軍はマイクロリアクターの最終候補地として基地9箇所を挙げたが、アラスカ州のフォート・ウェインライト、テネシー州のホルストン陸軍弾薬工場、ワシントン州のルイス・マックコード合同基地、アラバマ州のレッドストーン兵器廠は、最終5カ所の候補から除外された。

ワクスマンは、これは企業と設置候補地との「マッチングプロセス」であると説明し、一部請負業者は、割り当てられた基地周辺の電力会社との関係から、特定の地域での作業を好む傾向があると述べた。ジャナス・プロジェクトの目標の一つは、海外の米軍基地におけるエナジー供給網の問題を軽減することだが、計画担当者らは、まず米国内でこの技術が機能することを実証したいと語った。

「最も手近な成果を狙います。導入コストが最も安く、導入が最も速く、かつ最も容易だと考えられる拠点を選びたいのです」とワクスマンは語った。「これはすでに非常に困難な課題です。これまで誰も完全に稼働する商用マイクロ原子炉を実際に建設したことがないのには理由があります。ですから、島や外国に導入しようとして、自らをさらに困難な状況に追い込むようなことはしたくありません。まずは米国内の50州で実現可能であることを実証し、それが成功すれば、将来的に他の場所への展開の可能性について検討したい」

「プロジェクト・ジャナス」は、初の軍用マイクロ原子炉計画ではない。陸軍は、国防総省の移動式原子炉プロジェクトであるプロジェクト・ペレから教訓を得ており、契約の仕組みについてはNASAの「商用軌道輸送サービス(COMTS)」プログラムを参考にしている。

陸軍による企業の選定は、アラスカ州フェアバンクス近郊のアイエルソン空軍基地に核マイクロリアクターを建設する空軍のイニシアチブにも沿っている。ワクスマンは、これらのプロジェクトにおいて各軍がどう連携しているかについて、陸軍が「そう遠くない将来」に発表を行う予定と述べた。■