
USAF A-10 Thunderbolt IIs taxi before the Air Defender 2023 military exercises on June 9, 2023, in Lechfeld, Germany. Alexander Koerner/Getty Images
A-10にAIと電子戦装備が搭載されたら?
What if the A-10 had AI & electronic-warfare gear?
機体改修し任務を追加できれば「ウォートホッグ」が維持可能となるかの検討を下院議員が空軍に求めている
https://www.defenseone.com/defense-systems/2026/06/warthog-ai-electronic-warfare/414045/?oref=d1-homepage-river
空軍のベテラン機材A-10サンダーボルトIIを、人工知能や電子戦装備、あるいは通信能力向上で強化し、現役に留められないか見極めたいと考える議員たちがあらわれた。
下院軍事委員会が提出した年次国防政策法案には、一括パッケージの一環でウォートホッグに関連する条項が含まれている。その一つは、ピート・ヘグセス国防長官、トロイ・メインク空軍長官、空軍戦闘コマンドと米中央軍(CENTCOM)の司令官らに対し、A-10の潜在能力に関する報告書を2027年1月15日までに提出するよう求めている。
アリゾナ州選出の共和党下院議員エイブラハム・ハマデ Rep. Abraham Hamadeh が提案の修正案は、「電子戦能力、デコイまたはスタンドイン効果の投下、空中給油能力の強化、デジタル通信、センサー統合、精密誘導兵器の統合、生存性の向上、オープンシステムアーキテクチャ、およびヒューマン・マシン・チームングの応用」を含むA-10機の段階的な近代化の選択肢を調査し、同プログラムの「継続的な維持管理における運用上の投資対効果を向上させる」か検証を当局に求めている。
下院軍事委員会の提案は、1977年に就役してから有用性が実証ずみのA-10の退役を阻止しようとする、数十年にわたる議会による一連の取り組みの最新の動きとなった。今年の「オペレーション・エピック・フューリー」作戦中に、イランで撃墜された米空軍兵士の救出に貢献した後、空軍指導部は一部飛行隊を2030年まで運用し続けると約束した。
この約束が、A-10の運用がデイビス・モンサン空軍基地で段階的に縮小される予定であるハマデ議員の地元にどのような影響を与えるかは不明である。
空軍参謀総長のケネス・ウィルスバック大将は先月、議員らに対し、A-10の戦闘捜索救難任務はF-15イーグルやF-35ライトニングIIで代替可能との見解を示した。下院軍事委員会のNDAA(国防権限法)は、既存または開発中のプラットフォームが、この注目度の高い任務をどのように引き継ぐかについて調査を行うよう空軍に求めており、また、将来の戦闘に向けて同機を新技術でアップグレードできるかの検討も求めている。
ハマデ議員による修正案では、「現在計画中または予定がある空軍の能力が、A-10が提供してきた主要な作戦効果——すなわち、救出任務指揮官、近接航空支援、武装監視、空中前方航空管制官、および要員回収支援任務——を再現または向上させることができるか」について分析を求めている。
また、修正案は、1990年代から現在に至るまでの同プラットフォームの任務遂行実績が、「人間と機械の連携、自律型・協調型または補助航空機、人工知能を活用した任務計画および標的指定支援、デジタル戦場通信、分散型空地統合、およびその他の新興能力」にどんな示唆を与えるかについて、空軍に調査を求めている。
アリゾナ州選出の同共和党議員による別の修正案では、空軍に対し、「自律型または半自律型航空機の統合、任務システムの開発、デジタル戦場通信、またはその他の関連能力」に関する研究のために、A-10機および装備を提供することを検討するよう求めている。これらの調査結果を詳述した空軍の報告書は、国防授権法成立からおよそ6ヶ月後に提出されることになっている。
別の議員ヴァージニア州選出のジョン・マクガイア下院議員(共和党)は、退役予定の「特定のA-10機」を他軍種へ移管する可能性を評価する修正案を盛り込んだ。
A-10に関する一連の修正案は声による採決で可決され、木曜日の夜遅くには下院軍事委員会案が44対12で可決された。A-10に関する条項は、NDAAの最終版となる前に、下院および上院議員による承認を得る必要がある。■
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