北朝鮮の先にイラン、さらに米国に公然と歯向かうロシア、中国まで控える中、スタンドオフ兵器の能力向上が必要なのですね。日本もJassm-ER導入の観測がありましたが運用機材さらにISR機能までシステムで考えないと意味がありませんね。
USAF Revives ‘Extreme Range’ Jassm Concept 米空軍の「超長距離」型Jassmコンセプト復活へ
Sep 11, 2018Steve Trimble | Aerospace Daily & Defense Report
Jassm: USAF
米空軍が十年に渡り温めてきたAGM-158共用空対地スタンドオフミサイル(Jassm)の新型版構想を復活させ、射程距離は現行型の5倍程度に伸びるとみられる。
ロッキード・マーティンが51百万ドル相当の契約交付を9月10日に受け、「超長距離』版となるJassm-XRの開発を企画、日程調整する。
契約は新型ミサイル制御装置も含み、2023年8月31日までの期間。
ロッキードの戦術ミサイル事業があるフロリダ州オーランドで超長距離型Jassm-XRのコンセプトが2004年にお披露目されていた。
.国防科学委員会(DCB)が2009年にまとめた報告書では1,000カイリ程度の射程距離を想定していた。
これに対して、現行ミサイルの射程延長版AGM-158B Jassm-ERは500カイリ超といわれる。Jassm原型は200カイリだ。ロッキードは米海軍向けにJassm-ERを開発し、長距離対艦ミサイル (LRASM)と呼称している。
Jassm-XRは大型化し射程距離も伸びており、爆撃機など大型機発射の想定とDSB報告書は述べていた。
この兵器はAGM-158Bと射程距離2,400カイリのボーイングAGM-86通常型空中発射式巡航ミサイルの間を埋める存在となる。
Jassm-XRが原型通りのステルス特性を保持できればレイセオンAGM-129核対応巡航ミサイル(2012年に空軍が退役させた)に相当する射程距離と低視認性を同時に実現することになる。
AGM-129AはボーイングB-52Hが主翼下パイロン各2箇所に合計12発搭載していた。■
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