China is about to finish the J-20's fifth-generation engine, and will soon begin mass producing the aircraft 中国はJ-20に第5世代戦闘機にふさわしいエンジンを完成させ、機体の本格生産に移りそうだ
Minnie Chan,
- 中国のJ-20ステルス戦闘機用の新型エンジンが今年末までに本生産開始か
- WS-15エンジン開発が遅れていたのはブレイド部分の過熱等の問題が原因だった
- ただし問題は大部分解決済みで、本生産準備が整った
J-20ステルス戦闘機を名実ともに世界クラスに押し上げる新型エンジンの本生産が今年末までに準備完了となる。
WS-15エンジンは最新の単結晶タービンブレイドを使い、これまで開発中と伝えられてきたが、中国技術陣は本格生産への以降に苦慮していた。
ただし問題の本質は最高速度域でのブレイド過熱問題ですでに解決済みで高い歩留まりでの生産が視野に入ったとサウス・チャイナ・モーニング・ポストが伝えている。
中国がかねてからステルス戦闘機の実戦配備を急いでいるのは米国がF-22、F-35の配備をアジア太平洋で進めていることも意識してのことで米国との緊張も高まっていることが背景にある。
WS-15エンジンのJ-20への搭載の準備が年末までに完了する、と消息筋は述べている。
ただし「小さな問題」が残ったままだが、エンジンが「機体に搭載され稼働すれば」解決可能と同筋は述べる。
北京在住の軍事問題専門家Zhou Chenmingによれば中国は200機ないし300機のF-35をアジア太平洋で2025年までに展開すると見ており、「中国にもそれにに匹敵する規模のJ-20が必要だ、200機は最低必要だろう」と述べる。
別の軍事筋によればWS-15エンジンの技術問題はJ-20の本格生産開始前に解決が必要だと言う。
「現在J-20は20機配備中だがとても十分とは言えない」と同筋は述べ、「国産エンジンがJ-20の大量生産前に必要だ。これだけの高水準技術を供してくれる国はないので」
上記筋はそれぞれ国営中国中央テレビCCTVが4月に伝えた製造元の成都航空宇宙が同機生産で四番目のラインを2019年にも開設するとの報道の裏付けともなる。
CCTVは先月も中国空軍がJ-20パイロット養成課程を強化したと伝えていた。
人民解放軍からはJ-20が今年2月に戦闘配置されたと発表があり、その他第四世代機のJ-10、J-10やH-6K戦略爆撃機と共に運用中としていた。5月には台湾封じ込めの演習に同機も投入されていた。
ポスト紙では2月にJ-20には「つなぎ」エンジンが搭載されているとの記事があった。
軍事筋の一つからは今年末に開催される珠海の国際航空宇宙展示会で同機が一般公開されるのではとの指摘がある。展示会は隔年開催で今年は11月5日から11日開かれる。■
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