KC-46 achieves US FAA certification KC-46がFAA型式証明を取得
Pat Host, Washington, DC - IHS Jane's Defence Weekly
07 September 2018
Boeing on 4 September achieved a key milestone in the KC-46 programme when the US FAA granted the platform a supplemental type certificate. Source: Boeing
ボーイングKC-46空中給油機が米連邦航空局FAAの型式証明を取得し10月の初納入へむけ大きな一歩となった。
KC-46ペガサス空中給油機にFAAが追加型式証明supplemental type certificate (STC)を交付したと同社から9月4日発表があった。
STCでKC-46の給油機能とミッション用エイビオニクスシステムがFAAの要求水準を満たすことが証明される。今回の交付でFAA型式証明取得作業は完了した。ボーイング広報からは10月の米空軍向け一号機引き渡しに向け準備中との発表が9月6日に出た。
STC取得にむけボーイングは各種実験、地上試験、飛行試験を2015年から展開していた。飛行試験ではKC-46のブーム、ドローグ双方による給油方法がFAAの求める型式証明基準に適合することを確認した。
STCはFAA耐空証明二種類のひとつで、ボーイングは原型の767-2C機材で改正型式証明 amended type certificate (ATC)を昨年12月に受けていた。両方の型式証明で同機機能の殆どが対象となるが、軍用機能は例外で別途FAA証明を取得する必要がある。
USAFから別途軍用機型式証明military type certificate (MTC)を得る必要があり、ボーイングは今後数ヶ月での取得を予定している。同社はMTC用の飛行テストを完了しており、空中給油、防御他軍用装備のテストを7月に行った。
ボーイングによればMTCは審査中で空軍承認に向かっているという。USAF広報官ホープ・クローニン大尉からはMTC手続き完了の具体的日程は決まっていないとの発言が9月6日にあった。
STC、MTC双方のテストには6機を投入し、延べ3,500フライト時間、1,361トンの燃料の空中給油をロッキード・マーティンF-16ファイティング・ファルコン、ボーイングF/A-18ホーネット、ボーイングAV-8BハリヤーII、ボーイングC-17グローブマスターIII、ノースロップ・グラマンA-10サンダーボルトII、ボーイングKC-10エクステンダー、ボーイングKC-135ストラトタンカーの各機に行ったほか、KC-46間でも実施した。■
FAAの型式証明が必要というのは原型が民間機のためなのでしょうか、中身がよくわかっていないため理解し難い話ではあります。なんとか今年中の納入実績をボーイングは実現できそうですね。
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