米国から見れば貿易赤字解消に即効効果があるのは軍事装備品の販売です。しかし日本にとって米製装備依存が高まると国内の防衛産業の基盤がそれだけ弱まってしまいます。ただでさえ日本の防衛産業はやる気を失いかねないので長い目で見て痛い効果を生みそうです。韓国軍には「国民感情」に流されず北朝鮮の監視警戒を続けてもらいたいものです。
U.S. Sending Billions Worth of P-8s, E-2Ds To Asian Allies
米国はP-8,E-2D数十億ドル相当をアジア同盟諸国へ提供
Japan and South Korea are getting new generations of sub-hunting and intelligence-gathering aircraft as China, North Korea, and Russia continue to push more assets into the waters of the Pacific.
日本、韓国が新世代対潜哨戒機、情報収集機を導入し、中国・北朝鮮・ロシアが引き続き太平洋で軍事力増強を続ける状況に対応
By PAUL MCLEARYon September 13, 2018 at 6:15 PM
US Navy P-8 Poseidon
米国務省が総額26億ドルでP-8Aポセイドン対潜哨戒偵察機6機、ペイトリオット弾道ミサイル迎撃兵器64本の韓国向け販売を承認した。米同盟国側が米製軍事装備の強化で中国に対抗する姿勢の一環であり、同時に北朝鮮へも警戒を怠らない動きにもなる。
このうちボーイング製ポセイドンは対潜哨戒をしながら偵察任務を広範囲な海洋上で行なえ、韓国軍には北朝鮮潜水艦追跡能力で新次元を提供sルウ。2010年に北朝鮮小型潜水艇が韓国海軍コルベット艦天安を沈め、46名の生命を奪った事案が発生している。
Navy E-2D Advanced Hawkeye
中国はこれまでより高性能潜水艦の展開をすすめており、一部はインド洋まで遠征している。「中国潜水艦部隊の近代化は依然として高優先順位事業」とペンタゴンが直近で公表した中国軍事力評価で指摘している。
ロシアも新世代潜水艦を送り込んでおり、ロシア国営通信TASSによれば「ステルス」潜水艦二隻が太平洋艦隊に今後二年のうちに編入され、6隻あるヴァルシャヴャンカ級ディーゼル電気推進式潜水艦(改キロ級)の初号艦が太平洋に配備される。
日本も海外装備の調達に大金を支払おうとしている。今週月曜日、ペンタゴンから31億ドルでノースロップ・グラマンE-2Dアドバンストホークアイ位空中早期警戒統制機合計9機の日本向け販売が発表された。
安倍晋三首相のもとで日本は大幅な軍事力増強に乗り出しており、中国が急速に通常兵力を近代化していること、北朝鮮の弾道核ミサイル脅威を真剣に受け止めている。
日本は旧型E-2Cホークアイを運用中だが新型機は大幅な性能向上で、F-35共用打撃戦闘機との併用で日本周囲での水中、空中の情報収集力が増強される。
安倍政権は先月に記録的な480億ドル軍事予算を要求したところで米製軍事装備品に数十億ドルを手当している。
今週初めには海上自衛隊艦船がハワイ沖合で模擬弾道ミサイル迎撃に成功しており、日米両国の関係者から日本の能力向上は確実に進んでいるとの評価を得た。日本艦がイージス弾道ミサイル防衛システムで弾道ミサイル迎撃に成功したのはこれが二回目で初回は2017年2月のことだった。6月の二回目テストは失敗したが、海軍は飛翔中の爆発は人的ミスが原因としていた。■
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