USS Gerald Ford Delivery Delayed Due to Extensive Nuclear Propulsion, Weapons Elevator Repairs; Carrier Won’t be Ready Until October
USSジェラルド・フォードの海軍引き渡しは原子力推進系、兵装昇降機の修理でさらに延期のため10月に変更か
By: Sam LaGrone
March 26, 2019 6:14 PM
AAG装備を用いた初の空母着艦にF/A-18Fパイロット、ジェイミー・R・ストラック少佐がヴァージニア沖合を航行するUSSジェラルド・R・フォード(CVN-78)で成功した。 US Navy Photo
想定外の問題がUSSジェラルド・R・フォード(CVN-78)の補修作業で発生し艦隊編入が三ヶ月遅れて10月になると海軍当局が下院軍事委員会で明らかにした。
慣らし運転期間post-shakedown availability (PSA)中に初の海上航行で見つかった問題を解決し乗員も建造中の問題を把握するはずだった。PSAを12ヶ月とし2021年に就航予定としていた。
だが原子力推進関係ならびに高性能兵装昇降機で修理が思ったより時間がかかるためさらに遅れると海軍調達部門トップのジェイムズ・ジューツが下院軍事委員会シーパワー兵力投射小委員会で述べた。
「海上公試中に原子力推進系で問題が見つかり、試運転後調整を全て完了し昇降機を改修すると相当の時間がかかります。ということで10月は今のところすべてうまく行った場合の目標ですがその後乗員の習熟訓練が入ります」
小委員会のロブ・ウィットマン議員(共、ヴァージニア)からは自身でハンティントンインガルス工業のニューポート・ニューズ造船所を訪問し同艦の工事状況を聴取し、7月の予定が困難と聞いたと発言があった。
「現場作業員と話すと工期とくに慣らし運転後の改修に不安を感じているとわかった」(ウィットマン)
昇降機の問題は以前も指摘されており、よく知られている。フォード級では航空機発進回数をニミッツ級より25-30パーセント増やすためにも11基ある昇降機の機能が鍵をにぎる。
昇降機に信頼性上の問題が見つかり、主にソフトウェアの問題とUSNI Newsは理解している。二番目の昇降機が今月初めに納入された。
推進系問題はそれほど知られていない。2基搭載ある原子炉ではなく原子炉で生む蒸気で回す主タービン発電機の問題だ。
修理作業に詳しい筋はタービン発電機2基で修理は想定されていなかったが修理は大規模になると述べている。これは乗員が公試中に見つけた問題だ。
昨年5月、フォードが予定を早め帰港したのはPSA前に技術問題に遭遇したためだった。
「設計変更と関係する問題が推進系で発生し、帰港して海上公試前に調整の必要が生まれた」(ジューツ)
ハンティントンインガルス工業は3月26日にUSNI Newsに「現在海軍とともに空母USSジェラルド・R・フォード(CVN-78)の引き渡し新日程を調整中」と伝えてきた。■
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