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今週の気になる航空宇宙関連ニュース 9月4日-10日

カール・ヴィンソン空母打撃群が南シナ海へ展開

横須賀を出港したUSSカール・ヴィンソンは巡洋艦USSレイク・シャンプレイン、駆逐艦USSチャフィー、戦闘艦USSタルサをともない、各種演習を南シナ海で展開する。


エアインディアのA319計6機をAEWに改装

インド政府はC295輸送機計56機の購入を承認した。あわせてエアインディアで使用したA319旅客機計6機を空中早期警戒機へ改修する案も承認された。C295の40機はエアバスがインド国内でタタと生産する。


イスラエルIAIがベトナム軍事衛星調達を受注

イスラエル航空宇宙工業がエアバス、タレスとの競合を経て、ベトナムの軍事衛星を受注した。


海自P-1が滑走路逸脱して着陸

9月7日、P-1が着陸時に航空自衛隊岐阜基地の滑走路を逸脱し緑地帯で停止した。機体は川崎重工で修理を受けていた。


米空軍が新型電子戦ポッド「Angry Kitten」を演習に投入

新型電子戦用ポッドはジョージアテックリサーチが開発し、ノーザンライトニング2021演習で試用された。これはデジタル無線周波数記録技術を利用し、脅威に迅速対応するもので、必要に応じジャミング信号を修正するもの。

https://www.53rdwing.af.mil/News/Article/2754024/test-milestones-reached-at-northern-lightning/


米、印で空中発射式UAVの共同開発を合意

インド空軍、米空軍が空中発射式UAVの共同開発に合意した。これは米印防衛技術通商構想の枠組みの一部となる。米空軍は空軍研究本部(AFRL)、インドは国防研究開発機関(DRDO)が担当する。

https://www.af.mil/News/Article-Display/Article/2764056/india-us-sign-air-launched-uav-co-development-project-agreement/


ACC司令官がF-15EX操縦資格を取得

米空軍航空戦闘軍団司令マーク・ケリー大将がF-15EX操縦資格を取得し、F-15EX・F-35A両機の操縦可能なパイロット二人目となった。

https://www.53rdwing.af.mil/News/Article/2764257/acc-commander-completes-f-15ex-eagle-ii-qualification/


カタール、トルコがカブール空港運用再開を支援

A technical team from Qatar arrived in Kabul, Afghanistan on Sept. 1 to help the Taliban reopen the city’s airport, AFP reports.

カタール技術チームが9月1日、カブールに到着し、タリバンを支援して空港運航の再開をめざす。

https://www.channelnewsasia.com/world/qatar-turkey-work-taliban-reopen-kabul-airport-2152851



 

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