ヘッドラインニュース9月19日号
編集の都合上、最新ニュース以外も入ります。ご了承ください。
オーストラリアがトマホーク、極超音速ミサイル導入へ
オーストラリアは長距離攻撃能力の拡充をめざし、トマホーク巡航ミサイルをホバート級駆逐艦に導入する。さらにJASSM(ER)を空軍のF/A-18、F-35Aへの導入を行う。スーパーホーネットには長距離対艦ミサイル(LRASM)を装備する。米国とは極超音速ミサイルの共同開発を続ける。陸上部隊には射程400キロの精密攻撃ミサイルを導入する。一方で国内ミサイル開発製造基盤の拡充も図る。
ロッキードがLMXT空中給油機構想を発表
ロッキード・マーティンが空中給油機LMXTを発表し、空軍がめざすつなぎ給油機KC-Yへの採用をめぐり、ボーイングのKC-46への対抗心をあらわした。LMXTはエアバスA330多用途給油輸送機を原型とし、米空軍での供用向けに改装する。9月20日予定の空軍協会イベントで詳細を発表する。(Brandon Stoker/Lockheed Martin)
ロッキードがX-59超音速機の最終製造工程を公開
Xプレーンの最新型X-59は静かな超音速技術実証機 (QueSST)と呼ばれ、同社最終組立に入っている。伝説のスカンクワークスが作業にあたっており、NASAとの共同で開発している。X-59は静かなソニックブームが地上で受け入れられるかを試す目的で運用される。データはNASAで今後の商用超音速騒音基準作りに役立てられる。現在は地上上空での超音速民間飛行は禁止されている。
Credit: Lockheed Martin
フィリピン、現行予算でF-16は2機しか調達できない
デルフィン・ロレンザナ国防長官はF-16機体価格は高すぎ、現行予算で購入できるのは2機に限られると述べた。同じ額でグリペンなら6機買えると同長官は述べた。フィリピンはMRF(多任務戦闘機)の導入を目指している。長官の真意は米国の財政支援でF-16を採用したいという点か。
Graphic: Lockheed Martin
チリ潜水艦が演習でカール・ヴィンソンを撃沈していた
チリ海軍スコルペネ級潜水艦CSカレラ(SS-22)が米海軍との演習をこの度完了した。演習にはUSSカール・ヴィンソン(CVN-70)も加わり、二カ月にわたり展開された。チリ海軍の発表では「空母打撃群への模擬攻撃を二回にわたり実施した」とある。ディーゼル電気推進式潜水艦を運用する南アメリカ諸国との演習で米海軍に対応の知見を蓄積するのが演習の目的だ。
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。