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フランスが次期原子力空母建造を発表。

 フランスが新型空母建造に踏み出しました。記事によれば推進方式はこれまで未定だったということですが、どうなんでしょう。シャルルドゴール一隻の空母運用になっている事情もわかります。新型機FCASを搭載するということですが、空母運用型も最初から開発するのでしょうか。運用はいっせきだけ?それとも中断中のドゴール級二号艦を完成させ、非対称の二隻で運航する?フランスだけで運用可能なのでしょうか、わからないことが多すぎますが、大国の威信で空母を建造するようです。Defense Newsが以下伝えています。

 

Naval Group

 

マニュエル・マクロン大統領は次期原子力空母の建造を

開始し、2038年に就役し、現行のシャルル・ドゴールと交代すると12月8日に発表した。

 

新型空母はフランス史上最大の艦艇となる。フローレンス・パルリ国防大臣は将来型戦闘航空機システム(FCAS)30機を搭載し、75千トン、全長300メートル、27ノット航行可能、2千名が乗り組み、同艦はK22原子炉二基を搭載し、出力220メガワットとなると発表していた。シャルルドゴールは全長261メートル、満排水量42千トンである。

 

フランス中央部ルクルソにある原子力発電大手企業フラマトムFramatomeで演説したマクロン大統領は演説の最後の4分間で次期空母が原子力推進になると発表した。

 

主契約企業はナバルグループは直ちに声明文を発表し、大統領の決断を称賛するとともにチャンティデラトランティーク Chantiers de l’Atlantiqueテクニカトム TechnicAtomeダッソーエイビエーション Dassault Aviation等フランス主要企業と連携し建造に進むと述べた。

 

ナバルグループ会長兼CEOピエール・エリック・ポメレは「今回の発表を喜ばしく思う....フランスは原子力空母運用という主要国でも限られたサークルの一員の位置を維持できる」と述べた。またポメレはマクロン演説に関し、「技術水準の維持を約束する」今回のような大規模事業の重要性ならびに「推進系分野、高付加価値軍用装備の各分野を通じフランス技術の優位性ならびに戦略地政学上の地位を維持すること」を強調している。

 

原子力推進方式が選定されたが、未決定事項もある。カタパルトがそのひとつで、フランスはこの分野での技術蓄積がなく、これまで米製装備を輸入せざるを得なかった。シャルルドゴールは蒸気式だが、新型艦は電磁式になるだろう。

 

ナバルグループは各社と二年間の初期設計作業に入る。その際に予算不足で建造が中断したままのシャルルドゴール級二号艦の知見が活用されよう。その後詳細設計に移り、開発段階は2025年に完了し、国防省が正式発注する。設計段階だけで10.9億ドルの予算見積もりがあり、2021年にこのうち142百万ドルを充てる。■

 

この記事は以下を再構成したものです。

 

 

Macron kicks off French race to build a new nuclear-powered aircraft carrier

By: Christina Mackenzie


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