韓国の高高度無人偵察機グローバルホークが慶尚南道サシェオン空軍基地で移動中。 June 22, 2020. (Yonhap)
韓国は米国から購入したRQ-4グローバルホーク偵察機のうち2機に欠陥部品があることを確認したと関係者が10月21日に明かした。
1機の着陸装置でオイル漏れが発見され、別の1機ではコアコントロールセンサー関連の問題が検出されたと、匿名条件の関係者が報道陣に語った。▼国防筋によると、韓国軍当局は、この問題について、製造元ノースロップ・グラマンと協議中だという。
韓国は2011年、RQ-4ブロック30グローバルホーク4機の導入で9,659億ウォン(8億4700万米ドル)相当の契約に署名した。初号機は昨年12月に到着し、二号機の納入は9月に完了した。▼納入時に欠陥があったのか、運用中に発生したのか確認されていない。▼韓国軍は準備作業を経て、来年後半から配備開始したいとする。▼「目標時期までに通常運用への移行には問題はない」と空軍関係者は述べたが、詳細は明かさなかった。■
この記事は以下を再構成したものです。
Defect found in Global Hawk drones bought from US: official
All News 22:31 October 21, 2020
>1機の着陸装置でオイル漏れが発見され
返信削除ショック・ストラットか?脚格納用のアクチュエータか?
いずれにせよ、大した話ちゃうやん、米軍の飛行機なんていつも何か漏れてる、と思ったのですが。
この記事を読んだ機会に、ネット上でRQ-4の降着装置を観察してみたのですが。
普通(?)、降着装置って、降ろしたときは関節がオーバーセンターしてロックするじゃないですか。
RQ-4も、前脚はそのように見えるのですが、主脚は、単純にアクチュエータが伸び切っておしまい、のように見える・・・。
地上展示機の写真を見たのですが、前脚は関節に安全ピンが挿入されてますが、主脚は、アクチュエータのシリンダーから延びたロッド全体を覆うように、赤い安全カバーが被せてあるんですよね。(地上でアクチュエータが縮まないように)
これはつまり、主脚にはダウン・ロック機構が無く、アクチュエータのロッド伸縮のみが、脚の展開・格納に直結しているということでしょうか。
だとすると、主脚格納用アクチュエータからのオイル漏れは、結構重大な事象なのかもしれません。
しっかし、いくら無人機とはいえ、そんな構造の降着装置、あるのかな?写真じゃわからないだけで、アクチュエータの内部にロック機構があるのかな??
知ってる人、いませんか。