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令和3年度防衛予算要求をDefense Newsはこう伝えています。

  

The Japan Maritime Self-Defense Force's helicopter carrier Kaga, right, and the Izumo are seen in Yokohama, south of Tokyo. (Yoshitaka Sugawara/Kyodo News via AP)

 

本の防衛予算はここ数年の傾向を受け次年度も増額され、中国の装備近代化とあわせ核兵器を保有する北朝鮮のミサイル開発をにらむ。

 

防衛省の次年度予算要求は550億ドル規模で、増額要求は8年連続の前年比8パーセント増で記録更新の規模となる。

 

義偉政権で初の防衛予算となる。前任の安倍晋三を継承し、防衛分野で日本の国際関与を強化する。

 

予算要求にロッキード・マーティンF-35共用打撃戦闘機の追加調達があるのは想定どおりだ。防衛省は3.1億ドルでF-35Aを4機、2.5億ドルでF-35Bを2機調達したいとする。

 

日本はF-35Aを105機、F-35Bを42機調達する予定で、米国を除き最大のF-35運用国になる。F-35Bはヘリコプター駆逐艦いずもに搭載するため、2.2億ドルで、排気熱に耐える飛行甲板の強化と、前部構造の改修を進める。

 

The Japan Air Self-Defense Force's F-35A jets prepare to land at Misawa Air Base in Misawa, northern Japan, on Aug. 1, 2019. (Kyodo News via AP)The Japan Air Self-Defense Force's F-35A jets prepare to land at Misawa Air Base in Misawa, northern Japan, on Aug. 1, 2019. (Kyodo News via AP)

 

例年同様に防空ミサイル防衛能力の整備予算が盛り込んだ。3.7億ドルでペイトリオット高性能版-3のミサイル部分強化型を追加調達する。日本は地上配備イージスアショアの整備を白紙撤回したばかりで現在は別の選択肢を模索している。

 

予算要求では国内防衛産業向けに調達・研究両面で事業が想定され、6.44億ドルで川崎P-1対潜哨戒機3機、4.88億ドルでC-2輸送機を同社から2機調達する。

 

陸上自衛隊関連では1.8億ドルで16式車輪走行軌道戦闘車両25台を調達する。海上自衛隊は9.4億ドルでフリゲート艦2隻、6.5億ドルで新型攻撃型潜水艦一号艦を建造する。

 

次世代ステルス戦闘機の研究開発も5.6億ドルに増やし、別に1.1億ドルでレーダー、ミッションシステム統合などサブシステム開発を進める。

 

極超音速ミサイル開発に2.2億ドルを計上し、C-2原型の長距離スタンドオフ電子戦機材を1.4億ドルで開発す機内装備の調達に67百万ドルを要求。

 

宇宙サイバー空間部隊の研究運用、電子戦部隊新設にも予算を配分する。電子戦部隊は陸上自衛隊朝霞駐屯地に配備し、その他駐屯地にも2022年3月までに要員を配備完了する。沖縄含む南西部に重点をおき中国の海空での活動をにらむ。

 

こうした部隊は通信やGPS機能の妨害を狙う電磁攻撃の阻止が狙いだ。防衛省は66百万ドルでRC-2偵察機を調達し、2.18億ドルで敵無人機等による電磁攻撃の監視装備で研究を進める。

 

日本は宇宙作戦隊を航空自衛隊内部に今年5月に創設し、2023年から本格運用する。同隊は敵攻撃やデブリから日本の衛星群を守る監視活動が任務だ。同時に衛星の航法通信機能を地上各部隊に活用させる。監視衛星の設計打ち上げや米国との共通装備調達に6.8億ドルを要求した。

 

予算要求は財務省が査定中で、次年度予算は年末に発表の運びだ。■

 

この記事は以下を再構成したものです。

 

Japan reveals record-high budget request eyeing hypersonic tech, F-35s and more

By: Mike Yeo

Mari Yamaguchi of The Associated Press contributed to this report.


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