日本ではあくまでも米中両国は「貿易戦争」をしているのであって、経済問題で対立しているとの報道にとどまっていますが、米国(おそらく中国でも)では軍事対立への道、すなわち新冷戦として現状を捉えているのですね。またもや日本は空気が読めない対応に終止してしまうのでしょうか。
US Navy warships just rocked the Taiwan Strait in rare move, turning up the pressure on China米海軍艦艇が台湾海峡で波を立て中国に圧力をかけた
- 米海軍が10月22日中国の玄関口で威力を誇示すべく艦艇二隻に台湾海峡を通過させた
- 海峡を通過した駆逐艦USSカーティス・ウィルバー、巡洋艦USSアンティータムに中国艦船が追尾した
- あたかも両国で緊張が高まる中での事件のため、国際法の枠内とはいえ中国が怒りをおぼえることになりそうだ
米海軍艦艇二隻が台湾海峡を通過したと台湾国防省が月曜日発表した。
アーレイ・バーク級駆逐艦USSカーティス・ウィルバー、タイコンデロガ級巡洋艦USSアンティータムの二隻が台湾海峡を同日に航行したと米太平洋艦隊もBusiness Insiderに認めた。米海軍では7月にもUSSマスティン、USSベンフォールドの駆逐艦二隻を航行させていた。
今回は「国際法に準拠した通常の台湾海峡航行」と太平洋艦隊広報官レイチェル・マクマー少尉がBusiness Insiderに語り、ミッションの目的は「自由かつ開かれたインド太平洋」の維持が米国の国是と示す点にあるとし、「米海軍は国際法の許す範囲で今後もいかなる地点で飛行・航行・作戦を展開する」と述べた。
今回の背景に米中両国の軍が緊張を高めていることがあり、貿易から領土主張に至るまで両国の対立が強まっている。
台湾周辺で米軍が活動すると台湾独立派が勇気づくと問題視する中国は同海域で軍事力を増強しており、空母と随行艦に台湾海峡を通過させ「包囲」演習として戦闘機、爆撃機、他を参加させた演習を通年で実施している。
北京政府は台湾をあくまでも分離した自国領土とみなしており、独立宣言の動きが台湾に出れば軍事行動を辞さないと脅かしてきた。
米海軍による中国への挑戦最新版は南シナ海でにらみ合いが続く中で実行され、スプラトリー諸島近くで航行の自由作戦を実行した米海軍艦艇に中国駆逐艦が衝突寸前の「危険な」接近をした事案も発生していた。その後、米空軍が爆撃機を東シナ海南シナ海上空に複数回通過飛行させており、中国は毎回「挑発的」と決めつけていた。
今回の米海軍による台湾海峡通過に中国も艦艇複数で追尾させたが、中国艦は安全な距離をたもったままだった。■
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