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本国沿岸から米本土を脅かす新型SSBNが登場し、中国の核抑止力は2030年代に拡大する予想。 

 


中国人民解放軍は、新型核武装弾道ミサイル潜水艦の建造を急ピッチで進めているとWarrior Mavenが伝えています。

人民解放軍海軍は、096型核弾道ミサイル潜水艦の建造を迅速に進めている。

核武装弾道ミサイル潜水艦SSBNは、破滅的な報復的第2撃核攻撃力を確保するため、海中に密かに潜み「戦略的抑止」の概念的バックボーンを形成している。やや逆説的だが、完全な破壊を保証することで核戦争を抑止し、防止するというものである。

米国防総省の年次中国報告書によれば、中国海軍は現在、JL-2およびJL-3小型発射核兵器で武装した普級SSBN(核武装弾道ミサイル潜水艦)を少なくとも6隻運用している。国防総省の評価書は、「中華人民共和国の軍事と安全保障の発展」と呼ばれ、JL-2ミサイルは4,000マイル近く、JL-3ミサイルは5,400マイルの射程があると説明している。中国が米国を核攻撃の危険にさらす能力は何年も前から存在している。

「SSBN6隻により、PLANは海上での抑止力を常時維持する能力を有している。射程距離が約3,900NMであるため、JL-2搭載した普級は、アメリカ大陸の西半分(およびハワイとアラスカ)のを威嚇するためには太平洋中部で、アメリカ東海岸の標的を威嚇するためにはハワイ東側で活動しなければならないだろう」とペンタゴンの報告書は述べている。

国防総省の分析の文章は、JL-3ミサイルの登場で、進化する中国の核の脅威の軌跡をカタログ化している。国防総省の評価では、JL-3は、PLANに米国を核攻撃できる範囲を大幅に拡大すると説明している。

「中国の情報筋は、JL-3の射程は5,400NM以上であり、このミサイルで武装した普級は、中国の沿岸海域からアメリカ大陸の一部を攻撃できると主張している」。例えば、上海はロサンゼルスから10,434km離れているため、5,400マイルを飛翔できるミサイルは、中国の沿岸海域からアメリカ本土を脅かすことができる。

PLAN096型対米海軍コロンビア級

普級含む従来のSSBNより096型は「静か」である可能性が高いという専門家の意見を複数のメディアが引用しているが、詳細はほとんど明らかになっていない。というのも、米海軍のコロンビア級SSBNは、史上「最も静かな」潜水艦になると考えられているからだ。コロンビア級の「ステルス性」を実現する具体的な技術については、保安上の理由で明らかにされていないが、米海軍は新型原子力潜水艦が「電気駆動」推進になると公言している、

海軍の開発者は、電気駆動推進技術でも原子炉に依存して熱を発生させ、タービンを動かす蒸気を作り出すと説明している。しかし、発電された電気は、減速ギアではなく電気モーターに送られ、プロペラを回転させる。コロンビア・クラスはまた、より静かな「X」字型の艦尾となり、音響シグネチャーを下げ、機動性を改善する。

PLANの新型096型が電気駆動推進を使うか不明だ。また、ロシアの潜水艦で広く使われている空気非依存型推進など、静音化技術を活用する可能性もある。最終的に核武装弾道ミサイル潜水艦12隻の運用をめざす米海軍と同数のSSBNを中国が運用する可能性を示唆しており、大きな課題を提起しているといえよう。■

New Nuclear-Armed Chinese Submarine Will Threaten US Mainland From Chinese Coast - Warrior Maven


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