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米海軍が自律運用無人潜水艇4隻をボーイングから調達する狙いとは



The U.S. Navy Just Bought Four Giant, Robot Submarines from Boeing 

米海軍が巨大無人潜水艇四隻をボーイングから調達

Orca could help to fill a yawning gap in the American submarine fleet. In December 2016, the U.S. Navy announced it needed 66 nuclear-powered attack subs, or SSNs, to meet regional commanders' needs.
米潜水艦不足を補う一助になろう。2016年12月y時点で米海軍はSSNが61隻必要と試算していた。
February 15, 2019  Topic: Security  Blog Brand: The Buzz  Tags: NavyMilitaryTechnologyWorldU.S. NavySubmarines
海軍がボーイングに四隻の大型自動潜航艇を発注したのは今後は従来型の有人潜水艦と並行して無人艇多数を運用する動きの一歩だ。
4隻のオーカ大型無人水中移動体XLUUVsを43百万ドルで注文したタイミングは海軍が旧式艦にかわる新型艦建造に苦労している中でのことだ。
「オーカXLUUV事業にボーイングのエコーヴォイジャー無人ディーゼル電気推進潜航艇で採用となった」とUSNI Newsのベン・ワーナーが説明している。
「全長51フィートの潜航艇は母船の支援をうけなずに6,500カイリまで自律航行できると海軍は説明」とワーナーが述べている。.
「海軍はオーカXLUUVを機雷処理、対潜戦、対水上艦戦、電子戦や攻撃ミッションに最終的に投入する」と海軍の開発部門は説明している。
オーカはオープンアーキテクチャの設計で、「モジュラー方式建造で中核部が航法誘導、操艦、状況認識、通信、配電、推進力、ミッションセンサーを搭載する部分となる」と海軍が説明したとSeapowerが伝えている「オーカXLUUVは今後の技術開発に応じて費用対効果に優れた形で改修できるインターフェースがあり、将来の脅威変化に対応する」
オーカは米潜水艦部隊の大幅な戦力不足を補う効果もある。2016年12月に米海軍はSSN攻撃型原子力潜水艦が66隻必要だと試算していたが、2019年頭で51隻しかない。
米海軍はヴァージニア級攻撃型潜水艦を年間2隻のペースで調達中で、攻撃型潜水艦不足を緩和させたいとする。だが攻撃型潜水艦部隊は2028年に42隻まで減衰する見込みだ。ロサンジェルス級各艦が退役するためだ。
「それだけの建造はできず、不足分を補う形での就役もできないのが現状」と海軍作戦副部長ビル・マーツ中将が米上院で説明した。
米潜水艦は敵対相手の艦より高性能だがあまりにも隻数が足りないので、たとえば中国が台湾侵攻を開始しても迅速に対応できない。
2013年時点なら西太平洋に8隻は攻撃型潜水艦を短時間のうちに展開できたとセシル・ヘイニー大将(太平洋艦隊潜水艦部隊司令官、当時)は述べていた。
米潜水艦は平均で全長400フィート、排水量6千トンで浅海域や通行量が多い台湾海峡のような海域では取り回しが大変だ。
2019年初めの時点で、中国はディーゼル推進攻撃型潜水艦SSKを50隻ほど、原子力推進攻撃型潜水艦を6隻保有し、2020年に更に増えると米国防情報局が2019年2月に報告している。
人民解放軍海軍PLANには最新の大気非依存型AIP搭載艦として元級17隻がある。全長250フィートで排水量2,500トンと推定される。
「PLAN潜水艦の艦長は元級の浅海域運用能力を活用してSSKを海中地形に隠し待ち伏せし、高度技術を駆使したSSNに不利な場所での戦いを強いてくる可能性がある。こうした地点だと音響特性からみて防御側に有利になる」とヘンリー・ホルストが米海軍協会への投稿で説明している。
オーカは元級よりさらに小さい。米海軍が自律運用艦の指揮統制能力をさらに引き上げるべく、人工知能、センサー、兵装の運用能力を向上させれば理論上はオーカは浅海域で有力な戦闘手段となる。
Boeing Echo Voyager. Boeing Co. photo.
米海軍は水上艦でもロボット艦の導入を検討中だ。建造費は大幅に下がり、消耗品扱いとなる無人水上戦闘艦艇なら海軍は必要な隻数を急速に確保でき、ハイテク対抗勢力に全く新しい戦術で挑める。
「無人水上艦が普及すれば必要な戦力を低コストで実現dけいる」とジョン・ニーグレイ少将(無人小型戦闘艦部門長)がBreaking Defenseに語っている。同じことは水中艦にもあてはまるはずだ。■

David Axe serves as Defense Editor of the National Interest. He is the author of the graphic novels   War Fix , War Is Boring  and Machete Squad .

コメント

  1. 「潜航艇は母船の支援をうけなずに6,500カイリまで自律航行できる」
    これは予め海底の地形を入力すると共に、センサーで感知した情報を元に自律的に行動するということかな。日本ではこういう研究開発は既にやっているのかな?
    島国で主に行動する領域が日本近海である自衛隊にとっては、地形データや海流などの情報が限定されること、かつ、飽和攻撃をしかける中国に対して、隊員の残存性や防御面で効果がある非常に現実的な方法だと思う。是非取り組んで欲しい。

    返信削除
  2. 最初は頭のXは試作のXかと思っていたら、サイズのXだったんですね。
    自立の航行は、わかるのですが、どこまで自立で戦闘出来るんでしょうね。
    MQ-9リーパーは、目標選定と攻撃は人間による指示で自立戦闘はしていません。
    実用化された無人自立戦闘システムは、まだ存在していませんが、ブレイクスルーでもあったのかな。考えにくいけど。
    潜水艦だと直接指示はむずかしいので、遠隔制御ではなくどうなるんでしょうね。
    そこが興味深いのと、本当に使い物になるのか?疑問です。

    返信削除

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